JPS5871842A - 長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法 - Google Patents

長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法

Info

Publication number
JPS5871842A
JPS5871842A JP16715481A JP16715481A JPS5871842A JP S5871842 A JPS5871842 A JP S5871842A JP 16715481 A JP16715481 A JP 16715481A JP 16715481 A JP16715481 A JP 16715481A JP S5871842 A JPS5871842 A JP S5871842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cheese
bacteria
soft cheese
lactobacillus bulgaricus
fermentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16715481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0151978B2 (ja
Inventor
Yoshiro Yamamoto
山本 良郎
Toshitaka Kobayashi
敏孝 小林
Yutaka Suginaka
杉中 豊
Satoshi Chihara
聡 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiji Milk Products Co Ltd filed Critical Meiji Milk Products Co Ltd
Priority to JP16715481A priority Critical patent/JPS5871842A/ja
Publication of JPS5871842A publication Critical patent/JPS5871842A/ja
Publication of JPH0151978B2 publication Critical patent/JPH0151978B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明け、合成保存料を用いることなく長期間保存でき
る非熟成軟責チーズの製造法に関するものである。
更に詳細には、本発明は、何らの安定剤も添加すること
なく、高温殺菌可能で、長期間保存できる、非4熟成軟
貴チーズの製造法KBするものである。
一般に、クリームチーズ、ニューシャチルチーズ、クワ
ルクなどは、水分が多く、やわらかい組織をもっている
九めに総称して、非熟成軟質チーズといわれている。軟
質チーズは水分50〜80チで熟成させた通常のチーズ
の水分35〜40%に比べて、著しく、水分が多いが、
組織もやわらかく、美味であるために、近年、好んで食
されるようになってき友。
非熟成軟債チーズは、一般に乳質原料を加熱殺菌し、各
程乳酸菌スターターを添加して5〜20時間発酵させ、
pHを4.5〜5.0とし、得られたカードを攪拌し、
加熱し、ホエーを濾過、分離し、カードを冷却すること
Kよって製造されている。
しかし、その後の熟成は、はとんど行われず、直ちに市
場に出て、消費されている、そのために水分は、50〜
80%の11で#1とんど失われず、従って、きわめて
腐敗、離水しやすいということになる。
従来、軟質チーズの保存性を高めるために、得られたチ
ーズ原液もしくは、カードを加熱殺菌したのであるが、
軟質チーズ中の蛋白質が変性を受けやすく、完全に加熱
殺菌しようとすると、蛋白変性による離水と味の劣化t
−’tねいてしまったのである。そこで、加熱殺菌前に
/−!クチン、グアーガム等の安定剤を添加して蛋白の
安定化をはかつていたのである。
本発明者らは、殺菌剤や、安定剤を全く使用することな
く、長期保存できる良品質の非熟成軟質チーズを製造す
る方法を求めて研究した結果、乳酸菌忙よる発酵を、−
約47〜4.3まで行うことが蛋白の加熱変性防止に最
も効果があ)、そしてその乳酸菌にはラクトバチルス・
ブルガリクスが・有効で6〕、かつラクトバチルス・ブ
ルガリクスとストレプトコッカス・サーモフィラスの混
合菌が更に好ましいものである仁とがわかった。
本発明は、乳質原料にラクトバチルス・ブルガリクスの
培養物を添加し、発酵せしめ、pHを約47〜4.3と
し、次いで加熱殺菌するととt−特徴とする長期保存可
能な非熟成軟質チーズの製造法てToシ、そして、本発
明は、乳JJIIIA料にラクトバチルス・ブルガリク
スとストレプトコッカス・サーモフィラスのi養物を添
加し、発酵せしめ、−を約47〜4.3とし、次いで加
熱殺菌する仁とをIft#像とする長期保存可能な非熟
成軟質チーズの製造法である。
本発明の特色は、乳質原料をラクトバチルス−ブルガリ
クス、又はラクトバチルス命ブルガリクスとストレプト
コッカス・サーモフィラスで発酵させ、filを約5.
.7〜4.3とする点にある。
従来の非熟成軟負チーズの発酵は−4,5〜5.0ど筐
夛であったので、本発明の−47〜4.3の発酵はかな
り酸度の高い発酵になるもので、発酵終了時の酸味は強
く、従来の−4,5〜5.0の酸度よ)はかな夛高いも
のとな、っている。
しかし、このように高い酸度にしたために、その後高温
殺菌しても、蛋白変性が起らぬように保膿されたものと
みられる。
従来の非熟成軟彌チーズでは、発酵の−が4.5〜5.
0ど1夛であるために、殺菌では、せいぜい62℃2分
間の処理で、それ以上の神熱は蛋白変性が起ってし1う
ので、より高い加熱はできず、殺菌が不十分であシ、製
品は冷蔵してもせいぜい1〜3週間位が賞味期間とされ
ていた。
これに対して、本発明による非熟成軟賀チーズでは、発
酵の−が3.7〜4.3であるために、70〜100℃
、好ましくは70〜85℃まで殺菌が可能とな夛、例え
ば72℃2分間の殺−で、残存菌数ゼロにまですること
ができ冷蔵すれば、長期間保存できるようKなる。
また、本発明の方法によれば、高温殺lit後も蛋白質
が安定であるために1表品を長期保存しても、離水せず
、商品価値を減することもない。
本発明Kj?ける乳Jja料としては、全乳、脱脂乳、
脱脂強化全乳、還元乳等がある。
これら乳質原料は、例えば、90℃5分保持して殺菌さ
れ、20〜45℃程度まで冷却される。
別にラクトバチルス・ブルガリクスをストレプトコッカ
ス・サーモフィラスと併用する場合は、各別に滅菌した
脱脂乳−’q−30t::24時間培養して同時に添加
するスターターとするが、両者を滅菌し次脱脂乳に混合
接糧して50℃、24時間培養し、これをスタ゛−ター
として用意するスターターは、乳質原料に対して、rl
、5〜5.0−程度が添加される。
この際、やや硬い非熟成軟質チーズt−m造する場合は
、少量のレンネット全添加しておくとよい。
発酵は、20〜45℃(好ましくは42℃)で。
5〜20時間行われ、発#液の…=&7〜4.3の間で
あれば、任意の時間に停止させる。
発酵終了後、カードを攪拌し、流動性のあるチーズt−
原液とし、70℃以上、例えば72℃、2分程度で殺菌
する。ここで殺菌せずに製品化後殺菌してもよい。殺菌
温度は70〜100℃程度でTofi、70℃の下では
、残存菌がみられるようになって好ましくなく、また1
00℃を超えると蛋白変性が起シはじめるので好ましく
ない。また殺菌時間は、70℃て3分位で十分であシ、
温度が上昇するKしたがって時間は、短くてよく、10
0℃であればごくわずかの間加熱すれば殺菌の目的全達
成する。
殺菌したチーズ原液は、布p過又は遠心分離によってホ
エーを分離し、カードを採シ、これを冷却して製品とす
るものである。カードとした後殺菌金行うこともできる
本発明の方法によって、合成保存料、安定剤を全く使用
することなく、クリームチーズ、ニューシャチルチーズ
、クワルクなどの非熟成軟質チーズを装造することを可
能とし、かつ長期保存可能な非熟成軟質チーズを得るこ
とができるのである。
次に本発明の試験例及び実施例を示す 試験例を 供試菌 A、ラクトバチルス ブルガリクス  out8163
B、ストレプトコッカス サーモフィラス out81
62C,ストレプトコッカス ラクチス out915
1D、ストレプトコッカス クレモリス  out81
64スターター羨造: 5つの滅菌脱脂乳に、それぞれ、h*単独接種、A菌と
B菌混合接種、C菌とD菌混合接程を行い、30℃で2
0時間培養し、各スターターとした。
試験 法: 。
90℃5分で殺菌したJ82脂乳100−を入れたフラ
スコ3ケに各スターター2−づつを添加し、発酵温度は
、七nぞれの菌の至適発酵温度で、ム薗、ム菌とB菌の
混合菌の場合は、42℃で、C菌とD菌の混合菌は22
℃−で゛20時間培養し、その間、2時間おきに−を#
j定した。
その結果は第1図に示される。こ仁でaはム菌、bはム
菌、B菌混合菌、CはC菌、D菌の混合菌を示す。この
図から、A菌とム菌、B菌混合菌を用いたものは−がす
みやかに降下して、−5,7〜五8にまで下るが、一般
に非熟成軟質チーズの製造釦用いられて−るC菌、D菌
混合it用いたものは、pH4,5まで下るのがやっと
であることが分る。
試験例2゜ スターター添加時に、試j11!1と全く陶様にして、
レンネツ) 0.3mgづつを添加、無添加とし、16
時間後の−を測定した。
その結果は次の表に示される通シ酸度の進行には変りが
見られなかった。
試験例3゜ 試験例103つのスターターにより、各軟質チーズta
造し、それぞれを40〜110℃で2分間加熱し、試料
を15℃で10日間保存して、熱安定性試験を行った。
その結果は第2図に示される。ここで1は離水、凝集が
激しく、製品品質として、不適を示し、2は離水、凝集
がやや起シ、わずかに問題を残すことを示し、3は離水
、凝集が起らず、製品品質として、好ましいことt示し
ている。
第2図から、A菌、B菌混合菌が最も好筐しい熱安定性
を示し、ム曹単独は、好ましい熱安定性を示すことがわ
かる。
一方、一般の非熱性軟質チーズに用いられるC菌、DI
I混合混合用いたものは、62℃以上の加熱では、熱安
定性がなくなることがわかる。
試験例4゜ 試験例3において、発酵16時間後のチーズ原液中の乳
酸菌数とP)i’t iIJ定し、次に各製品を62℃
2分加熱後と82℃2分加熱後の乳酸菌数t−掬定した
結果は次の表に示される。
この表及び第2図から、本発明の方法では、82℃で、
完全殺菌し、しかも品質は安定化にあるが、一般の非熟
性軟貴チーズに用いられるC菌、D菌混合曹によるもの
は、品質の安定な限度の62℃2分の殺菌で未だ五2X
10”の生菌が残っているのがわかる。
実施例t ラクトバチルスφブルガリクスot+t8161を滅菌
脱脂乳に接種し、30℃24時間静置培養し、スタータ
ーとした。
得られたスタータ−2oom11全乳に添加し、42℃
で20時間靜置場養した。培養物を攪拌し、チーズ原液
とした。チーズ原液の一一五8であった。
このチーズJlilt−72℃で2分間加熱殺菌した。
殺菌チーズ原液は遠心分離機によってホエーを除去し、
カード21t−得た。
カードt1i’jつ小分けして包装し、15℃で24時
間放置しても、生菌によって変電したものではなく、ま
た、ホエーの分離も認められなかった。
実施例2 ラクトバチルス・ブルガリクス・ut8165とストレ
プトコッカス・サーモフィラスout8162を滅菌脱
脂乳忙混合接種し、50℃24時間静置培養し、スター
ターとした。
得らレタスfi−1−200dtli元乳1(1に添加
し%42℃で20時間靜置場養した。培養物を攪拌し、
チーズ原液とした。チーズ原液の−m五75であった。
このチーズ原液を75℃で2分間加熱殺菌した。
このチーズ原sr布濾過によってホエーを除き、カード
5..37t−得た。
得られたカードを200−づつ小分は包装し、再び80
℃で1分間殺菌した。
得られた製品′ft15℃に24日放置しても、生菌に
よる変質もなく、ホエーの分離もなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、試験例jKンいて各供試菌を培養して…ti
ml定した図で;第2図は、試験例3に訃いて各製品の
安定性を比較した図である。 a・・・ム菌単独、b・・・A曹、B菌混合菌、C・・
・C薗、D菌混合菌、1・・・離京、凝集の激しい部分
、2・・・離京、凝集がやや起る部分、3・・・離水、
凝集のない部分 代理人 弁理士  戸 1)親 男 第1図 02.4681012141618ZI発酵時間(時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  乳質原料にラクトバチルス・ブルガリクスの
    培養物を添加し、発酵せしめ、−を約3.7〜4.3と
    し、次いで加熱殺菌すること1*像とする長期保存可能
    な非熟成軟質チーズの製造法。
  2. (2)乳lJ&原料にラクトバチルス・ブルガリクスと
    ストレプトコッカス・サーモフィラスの培養物を添加し
    、発酵せしめ、PM′5.7〜4.3とし、−次いで加
    熱殺菌することtq#徴とする長期保存可能な非熟成軟
    質チーズの製造法。
  3. (3)加熱殺菌が70〜100℃の加熱温度によるもの
    である特許請求の範曲第1項及び第2項の方法。
JP16715481A 1981-10-21 1981-10-21 長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法 Granted JPS5871842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16715481A JPS5871842A (ja) 1981-10-21 1981-10-21 長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16715481A JPS5871842A (ja) 1981-10-21 1981-10-21 長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5871842A true JPS5871842A (ja) 1983-04-28
JPH0151978B2 JPH0151978B2 (ja) 1989-11-07

Family

ID=15844418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16715481A Granted JPS5871842A (ja) 1981-10-21 1981-10-21 長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5871842A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05241381A (ja) * 1991-07-03 1993-09-21 Ogawa Kk 複写機を用いた着色部分を有する積層体及びその製造方法
WO2010061877A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 明治乳業株式会社 ミネラル吸収改善剤およびミネラル吸収改善方法
WO2011027443A1 (ja) * 2009-09-03 2011-03-10 高梨乳業株式会社 殺菌タイプフレッシュチーズの製造方法
WO2012117450A1 (en) 2011-03-03 2012-09-07 Takanashi Milk Products Co., Ltd. Method for producing pasteurized fresh cheese
JPWO2016121904A1 (ja) * 2015-01-29 2017-12-14 株式会社明治 酸味を改良したクリームチーズおよびその製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3018255B2 (ja) * 1991-02-28 2000-03-13 雪印乳業株式会社 殺菌フレッシュチーズの製造法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05241381A (ja) * 1991-07-03 1993-09-21 Ogawa Kk 複写機を用いた着色部分を有する積層体及びその製造方法
WO2010061877A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 明治乳業株式会社 ミネラル吸収改善剤およびミネラル吸収改善方法
JP5971893B2 (ja) * 2008-11-28 2016-08-17 株式会社明治 ミネラル吸収改善剤
WO2011027443A1 (ja) * 2009-09-03 2011-03-10 高梨乳業株式会社 殺菌タイプフレッシュチーズの製造方法
JP5502872B2 (ja) * 2009-09-03 2014-05-28 高梨乳業株式会社 殺菌タイプフレッシュチーズの製造方法
WO2012117450A1 (en) 2011-03-03 2012-09-07 Takanashi Milk Products Co., Ltd. Method for producing pasteurized fresh cheese
JPWO2016121904A1 (ja) * 2015-01-29 2017-12-14 株式会社明治 酸味を改良したクリームチーズおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0151978B2 (ja) 1989-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2295349C (en) Process for incorporating whey protein into cheese
US4416905A (en) Method of preparing cultured dairy products
RU2402220C2 (ru) Ферментированные молочные продукты и способы их получения
US5080913A (en) Process for preparing low fat cheese
US5547691A (en) Method of producing cheese and product thereof
CA2367222C (en) Improved process for mozzarella cheese
US3048490A (en) Aroma process for dairy products and the resulting product
US4216243A (en) Yogurt beverage and method for manufacture thereof
JPH03206839A (ja) 粉乳を原料とするチーズ様食品及び熟成型チーズの製造方法
US3235387A (en) Method for producing sour cream dressing
JP4580138B2 (ja) 殺菌済み軟質ナチュラルチーズ及びその製造方法
NO155082B (no) Fremgangsmaate ved fremstilling av aromaholdige naeringsmiddelprodukter.
US5098721A (en) Starter compositions for producing fermented milk products
JPS5871842A (ja) 長期保存可能な非熟成軟質チ−ズの製造法
US3297451A (en) Citrate treatment of cheese with high temperature treatment
US6103277A (en) Method of producing a cheese and preparing same for distribution
JP4177951B2 (ja) 新規フレッシュチーズ
JP3299068B2 (ja) 乳酸菌スターター用培養基およびこれを用いたチーズの製造方法
JPH0488946A (ja) チーズ類の製造方法
JPH0142656B2 (ja)
JPS6137049A (ja) ケフイアの製造法
JPH11103772A (ja) フレッシュチーズ
JPH1132675A (ja) チーズ及びその製造方法
US3840669A (en) Preparation of white pickled cheese
RU2793341C2 (ru) Способ производства мягкого творога