JPS587138Y2 - ベアリング押え装置 - Google Patents
ベアリング押え装置Info
- Publication number
- JPS587138Y2 JPS587138Y2 JP17121180U JP17121180U JPS587138Y2 JP S587138 Y2 JPS587138 Y2 JP S587138Y2 JP 17121180 U JP17121180 U JP 17121180U JP 17121180 U JP17121180 U JP 17121180U JP S587138 Y2 JPS587138 Y2 JP S587138Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- holding
- holding device
- bearing holding
- holding plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、軸受部等に配設されるベアリングをベアリン
グ保持部に固定支持するためのベアリング押え装置に関
するものである。
グ保持部に固定支持するためのベアリング押え装置に関
するものである。
従来、軸受部等に使用されるフランジタイプベアリング
Cを支持するには、第1図に示すようにベアリング支持
部Aにベアリング嵌合穴Bを穿設し、この穴Bにベアリ
ングCの外周を嵌合するようにしていたが、上記穴Bの
精度を正確に出すことは難かしく相対嵌合するベアリン
グCとの適確な嵌合状態を得ることは困難であった。
Cを支持するには、第1図に示すようにベアリング支持
部Aにベアリング嵌合穴Bを穿設し、この穴Bにベアリ
ングCの外周を嵌合するようにしていたが、上記穴Bの
精度を正確に出すことは難かしく相対嵌合するベアリン
グCとの適確な嵌合状態を得ることは困難であった。
そして、ベアリング外径よりも上記嵌合穴Bが大きすぎ
るとアウターリングの保持が不安定となり、また穴Bが
小さすぎるとベアリングの嵌合ができず、無理に嵌合す
るとベアリングの外周側に配設されたアウターリングが
内径方向に縮径されるように変形され円滑な回動が阻害
される原因となる。
るとアウターリングの保持が不安定となり、また穴Bが
小さすぎるとベアリングの嵌合ができず、無理に嵌合す
るとベアリングの外周側に配設されたアウターリングが
内径方向に縮径されるように変形され円滑な回動が阻害
される原因となる。
特に回転軸の軸支位置や軸支状態に厳密な寸法製度が要
求される機器の場合にはベアリングの固定支持状態が安
定するとともにこのような固定に伴なう上記各リングの
変形状態の発生は十分に回避しなければならない。
求される機器の場合にはベアリングの固定支持状態が安
定するとともにこのような固定に伴なう上記各リングの
変形状態の発生は十分に回避しなければならない。
また、上述のようにベアリング嵌合穴Bにベアリングを
嵌合する方法では、常に取付方向は軸方向に限定され、
したがって軸受部の設計上及び組付工程上に種々の制約
を招く原因となっている。
嵌合する方法では、常に取付方向は軸方向に限定され、
したがって軸受部の設計上及び組付工程上に種々の制約
を招く原因となっている。
本考案はこのようなベアリングの固定に伴なう諸般の実
情に鑑み考案したものであり、回転軸の軸受部等に使用
されるベアリングを支持部材に固定装着する場合に常に
安定したベアリングの固定状態が得られるようにしたベ
アリング押え装置を提供しようとするものである。
情に鑑み考案したものであり、回転軸の軸受部等に使用
されるベアリングを支持部材に固定装着する場合に常に
安定したベアリングの固定状態が得られるようにしたベ
アリング押え装置を提供しようとするものである。
さらに、本考案は構成が簡単で製造加工が容易であり、
しかも着脱操作等の取扱いが容易なベアリング押え装置
を提供しようとするものである。
しかも着脱操作等の取扱いが容易なベアリング押え装置
を提供しようとするものである。
すなわち、本考案のベアリング押え装置は回転軸の軸受
ベアリングを上方が開放されたV字状のベアリング受内
に配装し、その上方部よりベアリング押え板で固定支持
するようにし、上記ベアリング押え板は中途部にベアリ
ングの外形に対応する彎曲部を有するとともに、両端に
取付固定部を有する帯状の押え部と、この押え部と並行
するようにスリットを介して補強部を一体的に有するこ
とを特徴とするものである。
ベアリングを上方が開放されたV字状のベアリング受内
に配装し、その上方部よりベアリング押え板で固定支持
するようにし、上記ベアリング押え板は中途部にベアリ
ングの外形に対応する彎曲部を有するとともに、両端に
取付固定部を有する帯状の押え部と、この押え部と並行
するようにスリットを介して補強部を一体的に有するこ
とを特徴とするものである。
以下、本考案の構成を第2図以下の各図に示す例につい
て説明する。
て説明する。
なお、この実施例は、光学式ビデオディスクプレーヤの
光学系ブロックをビデオディスクのトラックに対してリ
ニヤトラッキングさせるための上記光学系ブロック移動
用の回転軸に適用した場合の例を示すものである。
光学系ブロックをビデオディスクのトラックに対してリ
ニヤトラッキングさせるための上記光学系ブロック移動
用の回転軸に適用した場合の例を示すものである。
1は光学系ブロック2を移動自在に支持するための基台
であり、図示しないメカシャーシに固定配設されたガイ
ドレール3,4に沿って矢印A−B方向に移動自在とな
っており、上記光学系ブロック2の光学ピックアップ部
5をビデオディスク6の下面側において該ディスク6の
内周トラック6Aから外周トラック6Bに亘りリニヤト
ラッキングさせ得るようになっている。
であり、図示しないメカシャーシに固定配設されたガイ
ドレール3,4に沿って矢印A−B方向に移動自在とな
っており、上記光学系ブロック2の光学ピックアップ部
5をビデオディスク6の下面側において該ディスク6の
内周トラック6Aから外周トラック6Bに亘りリニヤト
ラッキングさせ得るようになっている。
そして、上記基台1を移動させるにはメカシャーシ側に
設ケた回転送りネジ軸7に対して該基台1側に設けた半
円状雌ネジ8を螺合させ、このネジ軸7が軸端ホイール
ギヤ9,10を介してモータ11より伝達される駆動力
により回転されることにより、上記半円状ネジ8が上記
ネジ軸7に沿って移動されることにより行なわれるもの
である。
設ケた回転送りネジ軸7に対して該基台1側に設けた半
円状雌ネジ8を螺合させ、このネジ軸7が軸端ホイール
ギヤ9,10を介してモータ11より伝達される駆動力
により回転されることにより、上記半円状ネジ8が上記
ネジ軸7に沿って移動されることにより行なわれるもの
である。
なお、この場合、上記光学系ブロック2が正確に安定し
た軽快な移動をするためには上記回転送りネジ軸7は軽
快に回動されなければならない。
た軽快な移動をするためには上記回転送りネジ軸7は軽
快に回動されなければならない。
そのため、このネジ軸7は両端部7A、7B附近をベア
リング12.13を介してメカシャーシ側に設けたベア
リング受部14に回動自在に支持されている。
リング12.13を介してメカシャーシ側に設けたベア
リング受部14に回動自在に支持されている。
なお、との受部14は、第4図乃至第6図に示すように
上記ベアリング12.13を上方より容易に組付は得る
ように上方が開口するV字状を成すように傾斜面14A
、14Bが形成されている。
上記ベアリング12.13を上方より容易に組付は得る
ように上方が開口するV字状を成すように傾斜面14A
、14Bが形成されている。
これら傾斜面14A、14Bに対しては、上記ベアリン
グ12.13はその外周の2点Pl、P2において係合
保持された状態に収容される。
グ12.13はその外周の2点Pl、P2において係合
保持された状態に収容される。
また、上記ベアリング12.13の上方側からは本考案
のスプリング押え板15がその彎曲部15Aをベアリン
グ12,13の上方外周に適合させるように被冠し、こ
の押え板15の両端に設けた平板状の固定部15B、1
5Cを前記ベアリング受部14の上端面14C,14D
上に重ね合せ、そのネジ挿通係合穴15F、15Gにお
いて止めネジ16A、16Bにより上記上端面14C9
14Dに固定して支持している。
のスプリング押え板15がその彎曲部15Aをベアリン
グ12,13の上方外周に適合させるように被冠し、こ
の押え板15の両端に設けた平板状の固定部15B、1
5Cを前記ベアリング受部14の上端面14C,14D
上に重ね合せ、そのネジ挿通係合穴15F、15Gにお
いて止めネジ16A、16Bにより上記上端面14C9
14Dに固定して支持している。
なお、上記押え板15は第7図乃至第9図に示すように
長さ方向に上記彎曲部15Aとの間にスリン)15Dを
介して平板状の補強部15Eが上記固定部15B。
長さ方向に上記彎曲部15Aとの間にスリン)15Dを
介して平板状の補強部15Eが上記固定部15B。
15C間に一体連設されている。
したがって、この補強部15Eにより上記固定部15B
、15C間の間隔は一定に保持され、上記彎曲部15A
が伸縮変形を生ずることなく、常にベアリングの外周形
に対応した形状を維持できるものである。
、15C間の間隔は一定に保持され、上記彎曲部15A
が伸縮変形を生ずることなく、常にベアリングの外周形
に対応した形状を維持できるものである。
なお、上記押え板15を形成するには、たとえば第10
図Aに示すように帯板状の金属板15′を、第10図B
に示す如く中央部に長さ方向のスリット15D及び固定
部のネジ挿通穴15F 、 15Gを打抜き形成上、さ
らに第10図Cに示す如く上記スリット15Dの一倶1
部分15A′を彎曲状に加圧加工することにより容易に
形成することができる。
図Aに示すように帯板状の金属板15′を、第10図B
に示す如く中央部に長さ方向のスリット15D及び固定
部のネジ挿通穴15F 、 15Gを打抜き形成上、さ
らに第10図Cに示す如く上記スリット15Dの一倶1
部分15A′を彎曲状に加圧加工することにより容易に
形成することができる。
なか、プレス金型の形状を工夫すれば、−回の打抜折曲
工程により上記第10図Cに示す如き形状に加工成形す
ることも可能である。
工程により上記第10図Cに示す如き形状に加工成形す
ることも可能である。
上記構成のベアリング押え装置に依れば、先ずベアリン
グ受14は上方が開口するV字状に形成されているので
、ベアリング12.13をこのベアリング受14に上方
より適合するだけで上記傾斜面14A、14Bによりベ
アリング12.13は常に所固の設置位装置に保持され
、しかもこのベアリング12.13の上方より押え板1
5の彎曲部15Aをベアリング12.13の上方外周に
適合させて固定すれば、ベアリング12.13は正確に
所定の位置に固定配設されるものである。
グ受14は上方が開口するV字状に形成されているので
、ベアリング12.13をこのベアリング受14に上方
より適合するだけで上記傾斜面14A、14Bによりベ
アリング12.13は常に所固の設置位装置に保持され
、しかもこのベアリング12.13の上方より押え板1
5の彎曲部15Aをベアリング12.13の上方外周に
適合させて固定すれば、ベアリング12.13は正確に
所定の位置に固定配設されるものである。
しかも、この押え板15は単に帯状板の中途部が彎曲さ
れているだけに止どまらず平板状の補強部15Eの存在
によって常に所定の彎曲状態が維持されるものであり、
ベアリング12.13に対して常に正確に適合し得るも
のである。
れているだけに止どまらず平板状の補強部15Eの存在
によって常に所定の彎曲状態が維持されるものであり、
ベアリング12.13に対して常に正確に適合し得るも
のである。
上述の如く、本考案のベアリング押え装置に督いては、
ベアリング受へのベアリングの装置はベアリングの外径
方向より行なうことができ、しかも取付固定状態は安定
し、ベアリングに対する不必要な変形力を与えることな
く滑動状態の保障された信頼性の高い支持状態が得られ
る。
ベアリング受へのベアリングの装置はベアリングの外径
方向より行なうことができ、しかも取付固定状態は安定
し、ベアリングに対する不必要な変形力を与えることな
く滑動状態の保障された信頼性の高い支持状態が得られ
る。
特にベアリング受と適合使用されるベアリング押え板は
平板金属板の加圧成形により容易に製造でき、しかも彎
曲部の彎曲状態は補強部により安定した状態に維持され
るものであるから固定時に必要以上にベアリングを外周
側から押圧しすぎることがない。
平板金属板の加圧成形により容易に製造でき、しかも彎
曲部の彎曲状態は補強部により安定した状態に維持され
るものであるから固定時に必要以上にベアリングを外周
側から押圧しすぎることがない。
したがって、本考案は所期の目的を十分に達成できるも
のである。
のである。
また、本考案の装置は構造が簡単で製造及び組立が容易
であり量産性に適し、またベアリングの取外しも押え板
を離脱することにより容易に行ない得るので補修や点検
等のサービス性も向上するものである。
であり量産性に適し、またベアリングの取外しも押え板
を離脱することにより容易に行ない得るので補修や点検
等のサービス性も向上するものである。
第1図は従来例を示す概略斜視図である。
第2図乃至第8図は本考案の一実施例を示すものであり
、第2図は本考案を適用した外観斜視図、第3図は同じ
く側断面図である。 第4図は要部を拡大して示す分解斜視図、第5図は同じ
く正面図、第6図は同じく側面図である。 第7図はベアリング押え板の平面図、第8図は同じく正
面図、第9図は同じく側面図である。 第10図は押え板の製造工程の一例を工程順にA、B
、Cとして示す斜視図である。 7・・・・・・回転軸としてのネジ軸、12,13・・
・・・・ベアリング、14・・・・・・ベアリング受、
14A。 14B・・・・・・傾斜面、15・・・・・・ベアリン
グ押え板、15A・・・・・・彎曲部、15B、15C
・・・・・・取付固定部、15D・・・・・・スリット
、15E・・・・・・補強部。
、第2図は本考案を適用した外観斜視図、第3図は同じ
く側断面図である。 第4図は要部を拡大して示す分解斜視図、第5図は同じ
く正面図、第6図は同じく側面図である。 第7図はベアリング押え板の平面図、第8図は同じく正
面図、第9図は同じく側面図である。 第10図は押え板の製造工程の一例を工程順にA、B
、Cとして示す斜視図である。 7・・・・・・回転軸としてのネジ軸、12,13・・
・・・・ベアリング、14・・・・・・ベアリング受、
14A。 14B・・・・・・傾斜面、15・・・・・・ベアリン
グ押え板、15A・・・・・・彎曲部、15B、15C
・・・・・・取付固定部、15D・・・・・・スリット
、15E・・・・・・補強部。
Claims (1)
- 回転軸の軸受ベアリングを上方が開放された■溝状のベ
アリング受内に配装し、その上方部よりベアリング押え
板で固定支持するようにし、上記ベアリング押え板は中
途部にベアリングの外形に対応する彎曲部を有するとと
もに両端に取付固定部を有する帯状の押え部と、この押
え部と並行するようにスリットを介して補強部を一体的
に有することを特徴とするベアリング押え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17121180U JPS587138Y2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | ベアリング押え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17121180U JPS587138Y2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | ベアリング押え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5793624U JPS5793624U (ja) | 1982-06-09 |
JPS587138Y2 true JPS587138Y2 (ja) | 1983-02-08 |
Family
ID=29529575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17121180U Expired JPS587138Y2 (ja) | 1980-11-29 | 1980-11-29 | ベアリング押え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587138Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-11-29 JP JP17121180U patent/JPS587138Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5793624U (ja) | 1982-06-09 |
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