JPS587111Y2 - 液封式真空ポンプにおける空気エゼクタ−の自動起動装置 - Google Patents
液封式真空ポンプにおける空気エゼクタ−の自動起動装置Info
- Publication number
- JPS587111Y2 JPS587111Y2 JP282976U JP282976U JPS587111Y2 JP S587111 Y2 JPS587111 Y2 JP S587111Y2 JP 282976 U JP282976 U JP 282976U JP 282976 U JP282976 U JP 282976U JP S587111 Y2 JPS587111 Y2 JP S587111Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air ejector
- vacuum pump
- liquid ring
- ring vacuum
- starting device
- Prior art date
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は液封式真空ポンプに関するもので、更に詳説す
れば、前記ポンプに装備される空気エゼクタ−の起動手
段に関するものである。
れば、前記ポンプに装備される空気エゼクタ−の起動手
段に関するものである。
従来の空気エゼクタ−付液封式真空ポンプ(以下ポンプ
という)の性能をグラフによって例示すると第1図に示
す通りで、図において曲線A−B−Cは封液の最高温度
におけるポンプの排気性能を示し、曲線A−B1−B2
−C1は封液温度が低い場合の排気性能を示し、且つ曲
線B −B2− Dは空気エゼクタ−を働かせた場合の
排気性能曲線である。
という)の性能をグラフによって例示すると第1図に示
す通りで、図において曲線A−B−Cは封液の最高温度
におけるポンプの排気性能を示し、曲線A−B1−B2
−C1は封液温度が低い場合の排気性能を示し、且つ曲
線B −B2− Dは空気エゼクタ−を働かせた場合の
排気性能曲線である。
通常空気エゼクタ−は封液の最高使用温度におけるポン
プの排気性能を基準として設計される。
プの排気性能を基準として設計される。
従って空気エゼクタ−を自動的に働かせる為には、第1
図のB点の圧力を設定した真空スイッチの信号により自
動的に空気エゼクタ−用自動弁を開き、空気エゼクタ−
を作動させている。
図のB点の圧力を設定した真空スイッチの信号により自
動的に空気エゼクタ−用自動弁を開き、空気エゼクタ−
を作動させている。
仮に封液温度を低い場合で運転していると、最も有効な
排気順序としてはA−B、−B2−Dの性能によるべき
ことはいうまでもない。
排気順序としてはA−B、−B2−Dの性能によるべき
ことはいうまでもない。
然るに自動的に空気エゼクタ−が働くと、実際は曲線A
−B1−B−B2−Dの性能で排気されることになり、
B、 −B −82に囲まれた面積部分に相当する排気
速度が有効に利用されていないという欠陥を従来のもの
は蔵していた(液封式真空ポンプの排気特性は封液温度
により変化し第1図におけるC、 C,は夫々の封液温
度における到達圧力を示し、その値は2段形液封式真空
ポンプにおいては封液温度の蒸気圧+2Torr〜3T
orrである)。
−B1−B−B2−Dの性能で排気されることになり、
B、 −B −82に囲まれた面積部分に相当する排気
速度が有効に利用されていないという欠陥を従来のもの
は蔵していた(液封式真空ポンプの排気特性は封液温度
により変化し第1図におけるC、 C,は夫々の封液温
度における到達圧力を示し、その値は2段形液封式真空
ポンプにおいては封液温度の蒸気圧+2Torr〜3T
orrである)。
本考案は前記の欠陥を解消し、可及的にポンプの排気特
性を有効に利用し、然も空気エゼクタ−を最も望ましい
B2点より作動させようとするもので、その排気性能曲
線を第1図のA−B1−B2−Dに示すものに出来得る
限り接近せしめようとするものである。
性を有効に利用し、然も空気エゼクタ−を最も望ましい
B2点より作動させようとするもので、その排気性能曲
線を第1図のA−B1−B2−Dに示すものに出来得る
限り接近せしめようとするものである。
以下図面について実施例を説明する。
第4図は本考案装置が用いられた真空排気装置系統図で
、図において1は被排気漕、2はバルブ、3は空気エゼ
クタ−14は真空スイッチ5の信号により駆動空気の通
路を開く空気エゼクタ−用自動弁、5は設定圧力を感知
して作動し、自動弁4に信号を送る真空スイッチ等の感
知手段、6は逆止弁、7は液封式真空ポンプ、8は気液
分離溝、5aは真空計、7aはポンプ駆動モータである
。
、図において1は被排気漕、2はバルブ、3は空気エゼ
クタ−14は真空スイッチ5の信号により駆動空気の通
路を開く空気エゼクタ−用自動弁、5は設定圧力を感知
して作動し、自動弁4に信号を送る真空スイッチ等の感
知手段、6は逆止弁、7は液封式真空ポンプ、8は気液
分離溝、5aは真空計、7aはポンプ駆動モータである
。
本考案の特徴は前記のように空気エゼクタ−3を自動的
に働かす場合に従来と異なり、真空スイッチ5がONに
なってから最も適当な時限後空気エゼクタ−を作動させ
て液封式真空ポンプの排気性能を効率的に利用し、機能
を向上させようとするものである。
に働かす場合に従来と異なり、真空スイッチ5がONに
なってから最も適当な時限後空気エゼクタ−を作動させ
て液封式真空ポンプの排気性能を効率的に利用し、機能
を向上させようとするものである。
第2図は前記の目的を達成するための本考案装置の要部
をなす電気回路図(図中■は空気エゼクタ−用自動弁の
コイル、Tはタイマーのコイル、Rはリレーのコイル、
又SLRはスパークレスリレーで真空スイッチの接点■
O8がONで接点aがON)、第3図は本考案装置の作
用説明用の液封式真空ポンプの排気性能曲線図である。
をなす電気回路図(図中■は空気エゼクタ−用自動弁の
コイル、Tはタイマーのコイル、Rはリレーのコイル、
又SLRはスパークレスリレーで真空スイッチの接点■
O8がONで接点aがON)、第3図は本考案装置の作
用説明用の液封式真空ポンプの排気性能曲線図である。
第2図の電気回路図において、4は空気エゼクタ−用自
動弁のコイル、5は真空スイッチのa接点、9はスパー
クレスリレー(その接点は接点5ONでON)、10は
可変タイマーのコイル、11は可変タイマーの接点、1
2はリレーRのコイルである。
動弁のコイル、5は真空スイッチのa接点、9はスパー
クレスリレー(その接点は接点5ONでON)、10は
可変タイマーのコイル、11は可変タイマーの接点、1
2はリレーRのコイルである。
上記信号回路の動作を第3図の排気性能曲線図と対照し
乍ら説明すると、今第3図のB1点において真空スイッ
チ5がONになれば、可変タイマー10が通電され、一
定の時限後、可変タイマーの接点11がONになる。
乍ら説明すると、今第3図のB1点において真空スイッ
チ5がONになれば、可変タイマー10が通電され、一
定の時限後、可変タイマーの接点11がONになる。
可変タイマー10に通電された後、可変タイマーの接点
11がONになるまでの可変タイマー10の設定時間は
液封式真空ポンプ7の封液の温度に応じOから一定遅延
時間の範囲で任意に調節して設定可能である。
11がONになるまでの可変タイマー10の設定時間は
液封式真空ポンプ7の封液の温度に応じOから一定遅延
時間の範囲で任意に調節して設定可能である。
可変タイマーの接点11がONになり、リレーコイル1
2が励磁されてリレーRがONになり、自動弁のコイル
4が通電されて第4図の自動弁4が開き、空気エゼクタ
−3が作動する。
2が励磁されてリレーRがONになり、自動弁のコイル
4が通電されて第4図の自動弁4が開き、空気エゼクタ
−3が作動する。
この状態においてタイマー10において設定された時限
後の被排気槽1内の圧力がB2点に達していたとすれば
、排気特性曲線はB1−B2で最も効率的に排気が行わ
れたことになる。
後の被排気槽1内の圧力がB2点に達していたとすれば
、排気特性曲線はB1−B2で最も効率的に排気が行わ
れたことになる。
又タイマーの設定時間が短か過ぎた場合で被排気漕1内
の圧力がB1点で空気エゼクタ−3が作動したとすれば
、面積B1−B−b−blが有効に排気された面積であ
り、面積b1−b−82がタイマー設定の効果がなかっ
た面積である。
の圧力がB1点で空気エゼクタ−3が作動したとすれば
、面積B1−B−b−blが有効に排気された面積であ
り、面積b1−b−82がタイマー設定の効果がなかっ
た面積である。
可変タイマー10の設定時間が長過ぎると、曲線B1.
B2 、CI上にお、・て被排気漕1内の圧力がB2よ
りも低下しても空気エゼクタ−3が作動せず、曲線B2
C上に沿って排気されるから、空気エゼクタ−3を作動
させた場合の排気曲線B2Dよりも排気速度が遅くなる
。
B2 、CI上にお、・て被排気漕1内の圧力がB2よ
りも低下しても空気エゼクタ−3が作動せず、曲線B2
C上に沿って排気されるから、空気エゼクタ−3を作動
させた場合の排気曲線B2Dよりも排気速度が遅くなる
。
従って前記面積b1−b−B2をより小さくし、丁度B
2点において空気エゼクタ−3を作動開始するのが最も
能率がよく、このためには可変タイマーを用いて自動弁
4の開口時期を調整すれば、その目的を達成できること
は明瞭である。
2点において空気エゼクタ−3を作動開始するのが最も
能率がよく、このためには可変タイマーを用いて自動弁
4の開口時期を調整すれば、その目的を達成できること
は明瞭である。
又液封式真空ポンプ7の封液の温度が高く、その排気曲
線がABCで表わされる場合は、上記可変タイマー10
の設定時間をOに設定して真空スイッチ5の作動後直ち
に空気エゼクタ−3を作動開始させる必要がある。
線がABCで表わされる場合は、上記可変タイマー10
の設定時間をOに設定して真空スイッチ5の作動後直ち
に空気エゼクタ−3を作動開始させる必要がある。
可変タイマー10の設定時間は液封式真空ポンプ7の封
液の温度に応じて手動により調節して設定することもで
きるし、又公知の方法により、その封液の成度を自動的
に測定し、それに応じて自動的に可変タイマー10の設
定時間を調節するようにすることも可能である。
液の温度に応じて手動により調節して設定することもで
きるし、又公知の方法により、その封液の成度を自動的
に測定し、それに応じて自動的に可変タイマー10の設
定時間を調節するようにすることも可能である。
本考案は前記説明のように、設定排気圧力を感知して作
動する真空スイッチからの信号が、真空ポンプの排気性
能を最も有効に利用すべき時点において、空気エゼクタ
−の自動弁を開かせるようにすることより、更に種々の
排気仕様に応じ、空気エゼクタ−の最適作動時期を確保
し得るようにしたことにより、液封式真空ポンプの性能
を著しく向上させる効果を持つものである。
動する真空スイッチからの信号が、真空ポンプの排気性
能を最も有効に利用すべき時点において、空気エゼクタ
−の自動弁を開かせるようにすることより、更に種々の
排気仕様に応じ、空気エゼクタ−の最適作動時期を確保
し得るようにしたことにより、液封式真空ポンプの性能
を著しく向上させる効果を持つものである。
第1図は従来の液封式真空ポンプの排気性能曲線図、第
2図は本考案装置の電気回路図、第3図は本考案装置の
作用説明用排気性能曲線図、第4図は本考案装置を用い
た真空排気装置の系統図。 符号説明、1・・・・・・被排気漕、2・・・・・・バ
ルブ、3・・・・・・空気エゼクタ−14・・・・・・
空気エゼクタ−自動弁(回路図ではコイル)、5・・・
・・・真空スイッチ(回路図ではa接点)、5aは真空
計、6・・・・・・逆止弁、7・・・・・・液封式真空
ポンプ、7a・・・・・・液封式真空ポンプ駆動モータ
、8・・・・・・気液分離漕、9・・・・・・スパーク
レスリレー、10・・−・・・可変タイマーのコイル、
11・・・・・・可変タイマーのa接点、12・・・・
・・リレーRのコイル。
2図は本考案装置の電気回路図、第3図は本考案装置の
作用説明用排気性能曲線図、第4図は本考案装置を用い
た真空排気装置の系統図。 符号説明、1・・・・・・被排気漕、2・・・・・・バ
ルブ、3・・・・・・空気エゼクタ−14・・・・・・
空気エゼクタ−自動弁(回路図ではコイル)、5・・・
・・・真空スイッチ(回路図ではa接点)、5aは真空
計、6・・・・・・逆止弁、7・・・・・・液封式真空
ポンプ、7a・・・・・・液封式真空ポンプ駆動モータ
、8・・・・・・気液分離漕、9・・・・・・スパーク
レスリレー、10・・−・・・可変タイマーのコイル、
11・・・・・・可変タイマーのa接点、12・・・・
・・リレーRのコイル。
Claims (1)
- 被排気漕と配管接続された空気エゼクタ−付液封式真空
ポンプにおいて、設定された圧力によって作動すべき真
空スイッチ等の感知手段と該感知手段の信号によって作
動すべき空気エゼクタ−用自動弁の間に、前記信号の到
達時期を任意に調整し得るように感知手段と自動弁間の
信号回路に可変タイマーを介装したことを特徴とする液
封式真空ポンプにおける空気エゼクタ−の自動起動装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP282976U JPS587111Y2 (ja) | 1976-01-13 | 1976-01-13 | 液封式真空ポンプにおける空気エゼクタ−の自動起動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP282976U JPS587111Y2 (ja) | 1976-01-13 | 1976-01-13 | 液封式真空ポンプにおける空気エゼクタ−の自動起動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5295115U JPS5295115U (ja) | 1977-07-16 |
JPS587111Y2 true JPS587111Y2 (ja) | 1983-02-07 |
Family
ID=28463480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP282976U Expired JPS587111Y2 (ja) | 1976-01-13 | 1976-01-13 | 液封式真空ポンプにおける空気エゼクタ−の自動起動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587111Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021161661A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 新明和工業株式会社 | 吸引車 |
-
1976
- 1976-01-13 JP JP282976U patent/JPS587111Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021161661A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 新明和工業株式会社 | 吸引車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5295115U (ja) | 1977-07-16 |
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