JPS5870837A - メタノール改質用触媒の製造方法 - Google Patents

メタノール改質用触媒の製造方法

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JPS5870837A
JPS5870837A JP56167014A JP16701481A JPS5870837A JP S5870837 A JPS5870837 A JP S5870837A JP 56167014 A JP56167014 A JP 56167014A JP 16701481 A JP16701481 A JP 16701481A JP S5870837 A JPS5870837 A JP S5870837A
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Goji Masuda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ある。
従来白金触媒はメタノール改質用等に広く使用されてお
り、通常少くとも表面が活性アルミナから成る担体を、
そのまままたは助触媒を含有させた後、白金化合物、例
えば塩化白金酸の水溶液またはこれにチオ硫酸アンモニ
ウムを添加した溶液に浸漬し、担体に白金化合物を含浸
し、乾燥し、空気、水素或いは水蒸気雰囲気中でIIs
o〜600″Cの温度で焼成することにより製造されて
いる。
このような製造方法で得られた白金触媒は、白金の触媒
としての有効性および白金の担持効率を考慮して白金の
担持量は通常0,/ − /.0重量%であり、この触
媒をメタノール改質用触媒として用いる場合には、低温
活性が不充分である。このため担体に多量の白金を担持
させ活性を向上させることが提案されている。然しこの
ように多量の白金を担持した触媒を製造する場合には、
白金の担持効率が悪くなるだけでなく、白金の分散状態
がよくなくなり、このためメタノールの改質反応に対し
て、担持させた白金が有効に作用していないという問題
点があった。
本発明者は、このような従来の問題点を解決すべく種々
研究を行った結果、担体に白金化合物を含浸、乾燥し、
次いで焼成し、更に例えば水素化ホウ素ナトリウム( 
SBH )水溶液、ヒドラジン水溶液またはホルマリン
に浸漬するようにして還元剤と接触させ、あるいは逆に
還元剤と接触して還元した後焼成することにより二段階
で白金化合物を還元することにより、予期せぬことには
白金の分散状態および結晶゛の微細化が達成され、白金
の担持量を増すことなく活性を向上させることができ前
記問題点が解決されることを確かめ本発明を達成するに
至った。
従って本発明は少くとも表面が活性アルミナから成る担
体に白金化合物を含浸し、これら白金化合物を焼成およ
び還元剤により二段階の還元を行うことを特徴とする白
金触媒の製造方法に関するものである。
本発明の方法においては、先ず担体に白金化合物を含浸
して白金化合物を担体に担持させるが、この方法は白金
触媒の製造方法において従来用いられている方法なら如
何なる方法でもよい。そして得られた白金化合物を担持
した担体を前述のように二段階に還元する。還元剤を用
いて還元する場合には焼成後の担体又は白金化合物を担
持した担体をSBH水溶液、ヒドラジン水溶液またはホ
ルマリンに浸漬し、乾燥する。このようにして得られた
白金触媒は同量の白金量を担持した触媒より活性が著し
く向上する。この理由は二段階の還元処理を行うことに
より担体上の白金の結晶が処理前より細かくなり、メタ
ノールの改質反応に対して白金が一層有効につかわれる
ようになった丸めと考えられる。
本発明を次の実施例、比較例および試験例につき説明す
る。
実施例1 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径3鴎)に、該粒子it当り白金37を含む塩化白金酸
水溶液にチオ硫酸アンモニウムをPt:S−1:2とな
るように添加した溶液を流動含浸法により含浸させ、次
いで空気中において自然乾燥した後、これを電磁波振動
通気乾燥機にセットし、触媒粒子11当り100″Cの
熱風をλNm3/minで下方より通気しつつ、コtI
30 MHzの電磁波で出カフKWにて加熱し、5分間
で完全に乾燥し、含水率をlチにし念。しかる後この乾
燥した触媒粒子を水蒸気中soo”cで2時間加熱処理
し、冷却後さらにヒドラジン1重量%水溶液に浸漬させ
た後乾燥することにより触媒を製造し、触媒Aとした。
触媒の白金゛担持量はo3重量%であった。
比較例1 実施例1において含浸績アルミナ粒子を電磁波振動通気
乾燥機にセットし、同様の条件下で完全に乾燥した。し
かる後実施例1と同様に加熱処理し、ヒドラジン水溶液
に浸漬せずに触媒を製造し、触媒Bとした。
実施例2 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径3關)に、該粒子/l当り白金3.09を含む塩化白
金酸水溶液にチオ硫酸アンモニウムをPt:S−1:2
となるように添加し九溶液を流動含浸法により含浸させ
、実施例1と同様な方法で乾燥、加熱処理を行ない、さ
らに水素化ホウ素ナトリウムC3BH)0.1重量%水
溶液に浸漬した後、乾燥し、触媒を製造し、触媒0とし
た。
又、同量の担体に同量の塩化白金酸とチオ硫酸アンモニ
ウムを含む溶液を含浸した後、SBHO,1重量%水溶
液で処理してから水蒸気中soo’cで2時間加熱処理
して触媒を製造し、触媒C′とした。
触媒の白金担持量は触媒C、O/共にO0a重量%であ
った。
比較例2 実施例2における含浸績アルミナ粒子を比較例1と同様
な方法で加熱処理し、5BHo、を重量%水溶液による
還元を行わずに触媒を製造し、触媒りとした。
同様に塩化白金酸とチオ硫酸アンモニウムの水溶液に浸
漬した担体を焼成することなく SBHo、i重量%水
溶液に浸漬した後、乾燥し、触媒を製造し、触媒D’と
した。
実施例3 フランス国ローヌプーラン社襄の活性アルミナ粒子(粒
径3關)に、アルミナ粒子/l当り塩化バナジウム(v
at4) 3t、s yliLl水m液tt流動含浸法
により含浸させsoo”cで6時間空気焼成を行い担体
にバナジウムの酸化物を金属バナジウム量として1重量
%になるように担持させた。しかる後実施例2と同様な
方法で含浸、乾燥、熱処理、浸漬、乾燥を行い触媒を製
造し、触媒Eとした。
比較例3 実施例3の含浸漬アルミナ粒子を比較例1と同様の方法
で加熱処理し、SBHO,1重量%水溶液に浸漬処理す
ることなく触媒を製造し、触媒Fとした。
実施例4 フランス国ローヌプーラン社展の活性アルミナ粒子(粒
径3■)に、アルミナ粒子/j当り塩化マンガン(Mn
0t2・pa2o ) J/、09溶した水溶液ヲm動
含浸法により含浸させ、SOO″Cで6時間空気焼成を
行い担体にマンガンの酸化物を金属マンガン量として1
重量優になるように担持させた。しかる後乾燥させ、実
施例2と同様な方法で白金の含浸、乾燥、熱処理を行い
、さらにホルマリン1重量%水溶液に浸漬した後、乾燥
を行い触媒を製造し、触媒Gとした。
比較例4 実施例4における含浸漬アルミナ粒子を比較例1と同様
な方法で加熱処理し、ホルマリン1重量%水溶液に浸漬
せずに触媒を製造し、触媒Hとした。
実施例5 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径j wa )に、アルミナ粒子/l当り硝酸イツトリ
ウム(Y(No3)2・4H20〕コr、tg溶した水
溶液を流動含浸法で含浸させ、500℃で6時間空気焼
成を行って担体にイツトリウムの酸化物を金属イツトリ
ウムとして1重量饅付着させ友。しかる後実施例2と同
様な方法で、白金の含浸、乾燥、熱処理およびE3BH
O,1重量%水溶液への浸漬、乾燥を行い、触媒を製造
し、触媒工とした。
比較例5 実施例5における含浸筒ア、yミナ粒子を比較例1と同
様な方法で加熱処理し、SBHO,1重量%水溶液に浸
漬せずに触媒を製造し、触媒Jとし九。
実施例6 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径3關)に、アルミナ粒子l!当り硝酸シルコニk (
ZrO(N03)2’JH20) /219溶した水溶
液を流動含浸法で含浸させ、500″Cで6時間空気焼
成を行ってジルコ・ニウムの酸化物を金属ジルコニウム
換算で1重量%付着させた。しかる後実施例2と同様な
方法で白金の含浸、乾燥、熱処理、5BHO01重量%
水溶液への浸漬、乾燥を行い触媒を製造し、触媒にとし
た。
比較例6 実施例6における含浸漬アルミナ粒子を比較例2と同様
な方法で加熱処理し、5BHO,1重量%水溶液に浸漬
せず触媒を製造し、触媒りとした。
実施例7 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径j m )に、アルミナ粒子/l当り6[プラセオジ
ム(Pr(NO3)3)コo、s g溶した水溶液を流
動含浸法で含浸させ、200″Cで6時間空気焼成を行
ってプラセオジムの酸化物を金属プラセオジム量として
1重量%付着するようにした。しかる後実施例2と同様
な方法で白金の含浸、乾燥、熱処理を行い、きらK S
BHO,1重量%水溶液に浸漬した後、乾燥して触媒を
製造し、触媒Mとした。
比較例7 実施例7において含浸漬アルミナ粒子を比較例2と同様
な方法で加熱処理し、SBHO,を重量%水溶液に浸漬
せずに触媒を製造し、触媒Nとした。
実施例8 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径3闘〕にアルミナ粒子l!当シ硝酸ネオジム(Nd 
(No3) ) /j、/ g溶した水溶液を流動含浸
法で含浸させ、jOO″Cで6時間空気焼成を行ってネ
オジムの酸化物を金属ネオジム量として1重量%付着さ
せた。しかる後実施例2と同様な方法で白金の含浸、乾
燥、熱処理を行い、さらにヒドラジン1重量%水溶液に
浸漬した後、乾燥し、触媒を製造し、触媒Oとした。
比較例8 実施例8において含浸漬アルミナ粒子を比較例2と同様
の方法で加熱処理し、とドラジン1重量%水溶液に浸漬
せずに触媒を製造し、触媒Pとし虎。
実施例9 フランス国ロー゛ヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(
粒径J m )に、アルミナ粒子/l当り硝酸ランタン
(La (NO3)3 ・t H2O、l 2/、J 
’i溶した水溶液を流動含浸法で含浸させ、200″C
で6時間空気焼成を行ってランタンの酸化物を金属ラン
タン量として1重量%となるよう付着させた。しかる後
、実施例2と同様な方法で、白金の含浸、乾燥、熱処理
を行い、さらにSBHO,1重量%水溶液に浸漬した後
乾燥し、触媒を製造し、触媒Qとした。
比較例9 実施例9において含浸機アルミナ粒子を比較例2と同様
な方法で加熱処理し、SBHO,1重量%水溶液に浸漬
せずに触媒を製造し、触媒Rとした。
実施例10 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径J w )に、アルミナ粒子it当り硝酸セリウム(
Oe (NO3)3”6H20) 2/、0 にl溶し
た水溶液を流動含浸法で含浸させ、joo″Cで6時間
空気焼成を行って担体にセリウムの酸化物を金属セリウ
ム量として1重量%となるよう付着させた。
しかる後、実施例2と同様な方法で、白金の含浸、乾燥
、熱処理を行い、さらに5BHO,/重量−水溶液に浸
漬した後、乾燥し、触媒を製造し、触媒Sとした。
比較例10 実施例1○において含浸機アルミナ粒子を比較例2と同
様な方法で加熱処理し、SBH001重量%水溶液に浸
漬せずに触媒を製造し、触媒Tとした。
実施例11 フランス国ローヌブーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径Jm)に実施例9と同様にして硝酸ランタンを流動含
浸法により含浸し、200″Cで6時間空気焼成を行っ
てランタンの酸化物を金属ランタン量として1重量%と
なるよう付着させた。しかる後実施例2と同様な方法で
白金の含浸、乾燥、熱処理を行い、さらにヒドラジン/
重量%水溶液に浸漬した後、乾燥し、触媒を製造し、触
媒Uとした。
比較例11 実施例11におけて含浸機アルミナ粒子を比較例2と同
様な方法で加熱処理し、ヒドラジン/重量%水溶液に浸
漬せずに触媒を製造し、触媒Vとした。
実施例12 フランス国ローヌプーラン社製の活性アルミナ粒子(粒
径3朋)に実施例10と同様に硝酸セリウムを流動含浸
法により含浸させ、soo”cで3時間空気焼成を行っ
て担体にセリウムの酸化物を金属セリウム量として7重
量%になるように付着させた。しかる後実施例2と同様
な方法で白金の含浸、乾燥、熱処理を行い、更にヒドラ
ジン1重量%水溶液に浸漬した後、乾燥し、触媒を製造
し、触媒Wとした。
比較例12 実施例12において含浸機アルミナ粒子を比較例2と同
様な方法で加熱処理し、ヒドラジン/を量チ水溶液に浸
漬せずに触媒を製造し、触媒Xとした。
試験例 (1)実施例1〜12、比較例1−12でつくった触媒
A−Xにつき、次の方法により貴金属表面積を測定し、
得た結果を第1表に示す。表面積は00の吸着法により
測定した。
12)  次に触媒A−Xにつき耐久前の活性および触
媒を電気炉中qoo”cで200時間空気雰囲気にて加
熱耐久後の活性を評価し、得た結果を第2表に示す。改
質ガスの組成分析はガスクロマトグラフによって行なっ
た。
即ち工業用メタノールtoo %を蒸発器(エバポレー
タ)を用い触媒床温度を31O℃としその時のメタノー
ルの分解率(H2濃度)をガスクロマトグラフによって
測定した。評価触媒量10−1評価空間速度2100h
r−’である。
また第1図に触媒A、Hのメタノール改質性能を水素濃
度で示し、第2図に触媒Q、Hのメタノール改質性能を
水素濃度で示す。第1図において線lは触媒Aの耐久前
の性能、線コは触媒Bの耐久前の性能、線3は触媒Aの
耐久後の性能、線グは触媒Bの耐久後の性能を示し、第
2図においてHsは触媒Qの耐久前の性能、線6は触媒
Rの耐久前の性能、線7は触媒Qの耐久後の性能、線r
は触媒Rの耐久後の性能を示す。
以上の(1)および(2)の試験結果より本発明の方法
で得られた触媒A、G、O’、E、G、1.に、M、O
Q、S、U、WはSBH、ヒドラジンまたはホルマリン
による還元処理を行っていない比較例の触媒B。
D 、 D’、 F 、 H、J 、 L 、 N 、
 P 、 R、T 、 V 、 Xより白金の分散がよ
く、メタノール改質性能が著しく同上していることがわ
かる。また媒触0 、 O’、 D 。
D′に関する第1表および第2表の結果から加熱焼成後
還元剤で還元処理した本発明の方法でつくった触媒Cは
、還元剤で還元処理後加熱処理した触媒C′よりも性能
が良く、これら触媒a、c’は加熱焼成を行わず還元剤
のみで還元処理した触媒D/および加熱焼成のみ゛を行
った比較例の触媒りより白金の分散およびメタノール改
質性能が優れていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は触媒AおよびBの耐久前および耐久後の性能を
水素濃度により表わした線図、第2図は触媒QおよびR
の同様の線図である。 特許出願人 日産自動車株式会社 第1図 PI史賃某床2A度(で)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 少くとも表面が活性アルミナから成る担体に白金
    化合物を含浸し、次いで焼成および還元剤と接触させる
    ことによる二段階の還元を行うことを特徴とする白金触
    媒の製造方法。 2 還元は先に焼成してから還元剤と接触させるように
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の白金
    触媒の製造方法。
JP56167014A 1981-10-21 1981-10-21 メタノール改質用触媒の製造方法 Granted JPS5870837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515693A (ja) * 2005-11-14 2009-04-16 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 還元剤の存在下に異方性金属ナノ粒子をベースとする触媒の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009515693A (ja) * 2005-11-14 2009-04-16 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 還元剤の存在下に異方性金属ナノ粒子をベースとする触媒の製造方法

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