JPS5870266A - 電子写真感光体用クリ−ニング材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真感光体の表面研摩に用いられるクリー
ニング材に関する。

長期使用等により表面に傷のついた電子写真感光体は表
面研摩により修復して再使用される。

この修復法は具体的には１）酸化セリウム、酸化アルミ
ニウム等の研摩剤を、必要あれば分散剤と共に予め有機
溶剤中に分散したクリーニング材を脱脂綿に含浸するか
、或いはｂ）特別にクリーニング材として作成せず、単
に研摩剤及び溶剤を脱脂綿に付着含浸させ、これで感光
体表面を研摩して行なわれている。しかしいずれの方′
法も研摩能力の点で未だ改善の必要がある上、研摩後の
残存研摩剤による目詰りが着干生じ、むしろ画＊特性が
悪化するという問題があった。

研摩能力に関しては研摩剤の粒径を大きくすれば向上す
るが、反面、研摩面が粗くなり、時には傷の発生も見ら
れ、自ずとその粒径は限定せざるを得す、このため両方
法とも研摩能力に限界があった。一方、目詰りに関して
は特にｂ）の方法は直接研摩剤を使用するため、この研
摩剤が空気中の水分を吸着して感光体表面番こ付着し易
い状態になっているので、いったん傷の中に入った研摩
剤粒子は乾燥し難く、研摩終了後も傷の中に残り易い。

こうして目詰りを起こした感光体を用いると、表面の残
存研摩側粒子によって異常画像を生じるという現象が起
こる。

本発明の目的は前述のようなりリーニング材に結着剤を
併用することにより、研摩能力を改善すると共に、目詰
りを防止した電子写真感光体用クリーニング材を提供す
ることである。

即ち本発明のクリーニング材は研摩剤、結着剤及び有機
溶剤を主成分とすることを特徴としている。

本発明で使用される結着剤は研摩の際、研摩剤を感光体
表面ｌこ密着させてその摩擦抵抗を上げることにより、
研摩能力を高めることができる。即ちクリーニング材中
で結着剤は研摩剤粒子の周囲に層状に付着しているので
、研摩剤が感光体表面に付着した時はその密着性は高才
ることになる。このため、研摩の際は感光体表面との摩
擦抵抗が増大し、その結果、研摩剤本来の研摩効果以上
の効果が得られる。また研摩剤は結着剤層に覆われてい
る上、有機溶剤中に分散されているので、空気中の水分
を吸着し難く、従って感光体表面から容易に脱離するこ
とができるので、目詰りを起こすことはない。なお研摩
剤の結着剤層は研摩剤に強く結着しているので、研摩終
了後、研摩剤と共に脱離し、感光体表面に残存すること
はない。

研摩剤の具体例としては通常使用されている酸化セリウ
ム、酸化アルミニウム、カーボランダム、酸化クロム、
酸化ジルコニウム郷が挙げられる。

なお研摩剤の粒径は０．４〜８μ程度が適当である。

結着剤の具体例としてはエポキシ樹脂、ポリウレタン、
シリコン樹脂、ポリエステル、ブチラール樹脂等が挙げ
られる。これら結着剤の使用量は研摩剤１重量部に対し
０．０１〜０．１重量部程度が適当である。この使用量
が上限を越えると、研摩剤が感光体表面に付着して非常
に取り難くなり、時には溶剤で拭いても完全に取れずに
汚染物として残存する結果、感光体の感光特性を低下さ
せる原因となる。−芳、下限未満では研摩剤の感光体表
面への密着性が悪くなり、その研摩能力が低下して所期
の目的を達成できなくなる。

有機溶剤としては結着剤の種類によって例えば酢酸ブチ
ル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、トル
エン、ｎ−ヘキサン、イソプロピルアルコール又はそれ
らの混合物が適宜選択使用される。

本発明では以上の成分の他、従来と同様、分散性向上の
ため、分散剤を使用することができる。

次に本発明を実施例によって説明する。なお％は重量％
である。

実施例！ 粒径０．１〜０．６μの酸化セリウム粉末１５１１゜エ
ポキシ樹脂のｌＯ％酢酸ブチル〜酢酸エチル混合溶媒（
容量比１：１）溶液５−、メチルエチルケトン３０ｍ／
及びアセトン１０１を混合した後、５分間超音波分散を
行なってクリーニング材を作成した。

実施例２ 実施例１と同じ酸化セリウム粉末１５９、ポリウレタン
の１０％トルエン溶液ｓ＊Ｊ、ｎ−ヘキサン２０１及び
アセトン３０１を用いて実施例１と同様にしてクリーニ
ング剤を作成した。

実施例３ 実施例１と同じ酸化セリウム粉末２５１１シリコン樹脂
の１０％トルエン溶液１０１、アセトン３５１１１１及
びｎ−ヘキサン２５１を用いて実施例１と同様にしてク
リーニング材を作成した。

実施例４ 実施例１と同じ酸化セリウム粉末３０ＩＩ、ポリエステ
ルの１０％メチルエチルケトン〜トルエン混合溶媒（容
量比４：６）溶液ｘｏｄ及びイソプロピルアルコール５
０１を用いて実施例、１と同様にしてクリーニング材を
作成した。

比較例 実施例１と同じ酸化セリウム粉末１０５１及びイソプロ
ピルアルコール３０−を用いて実施例１と同様にしてク
リーニング材を作成した。

次に以上のようにして作成した各クリーニング材をよく
振って研摩材が溶液中に充分に分散したことを確認した
後、脱脂綿に適量含浸させ、これを感光体表面の傷部分
に当てその上から指で少し力を入れて傷部分に対し円を
描くように研摩を行なった。研摩後、脱脂綿でクリーニ
ング材を拭取ると同時に、完全に残査を取るためイソプ
ロピルアルコールを含浸させた脱脂綿で感光体表面をき
れいに仕上げる。傷の大きさによっては上記操作を２〜
３回繰返す。以上の結果を下表に示す。

なお同表には研摩後の感光体の画像特性及び静電特性を
付記した。

（以下余白） −Ｎ　　　　　　　　　　ｃＱ　　　　　寸毫　　※　
　　　　　　　※　　　　　秦以上の結果から明らかな
ように本発明のクリーニング材は比較品よりも数倍、研
摩能力があり、しかも目詰りを起こさないので、静電特
性を殆んど低下させることなく、画儂特性を顕著に改善
することができる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　研摩剤、結着剤及び有機溶剤を主成分とする電子
   写真感光体用クリーニング材。