JPH08234624A - 電子写真感光体用リファイナー及びリファイニング方法 - Google Patents
電子写真感光体用リファイナー及びリファイニング方法Info
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- JPH08234624A JPH08234624A JP4179895A JP4179895A JPH08234624A JP H08234624 A JPH08234624 A JP H08234624A JP 4179895 A JP4179895 A JP 4179895A JP 4179895 A JP4179895 A JP 4179895A JP H08234624 A JPH08234624 A JP H08234624A
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- Japan
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- water
- surfactant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光体表面にクラック、フキムラを生じず、
リファイナーの分散安定性がよい、そして感光体クリー
ニングブレードのめくれ等の生じないリファイナー、及
びリファイニング方法を提供する。 【構成】 研磨材を水、水可溶性有機溶媒及び界面活性
剤に懸濁したことを特徴とする電子写真感光体用リファ
イナー及びそれを用いたリファイニング方法。
リファイナーの分散安定性がよい、そして感光体クリー
ニングブレードのめくれ等の生じないリファイナー、及
びリファイニング方法を提供する。 【構成】 研磨材を水、水可溶性有機溶媒及び界面活性
剤に懸濁したことを特徴とする電子写真感光体用リファ
イナー及びそれを用いたリファイニング方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、繰り返し使用する電子
写真感光体のリファイナー及びそのリファイニング方法
に関する。
写真感光体のリファイナー及びそのリファイニング方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真用感光体を用いての複写あるい
はプリント工程を繰り返すと、現像剤の清掃が完全に行
われないため、次第に樹脂被膜が感光体表面に形成さ
れ、所定の感光特性が得られなくなり、画質の低下を来
す。そのほかに複写、プリント工程においては、感光体
表面に電荷を与えるためのコロナ放電、除電のための光
の照射による感光体表面の変質、吸湿性物質あるいはア
ルカリ性物質の付着、紙粉の付着等が発生し、これも画
質の低下原因となる。
はプリント工程を繰り返すと、現像剤の清掃が完全に行
われないため、次第に樹脂被膜が感光体表面に形成さ
れ、所定の感光特性が得られなくなり、画質の低下を来
す。そのほかに複写、プリント工程においては、感光体
表面に電荷を与えるためのコロナ放電、除電のための光
の照射による感光体表面の変質、吸湿性物質あるいはア
ルカリ性物質の付着、紙粉の付着等が発生し、これも画
質の低下原因となる。
【０００３】感光体表面へのこのような画質の低下の原
因となる付着物、あるいは変質表面層等を研磨材を用い
て研磨し、除去することにより、感光体を再生し、良質
な画像が得られるようにすることが行われている。
因となる付着物、あるいは変質表面層等を研磨材を用い
て研磨し、除去することにより、感光体を再生し、良質
な画像が得られるようにすることが行われている。
【０００４】従来、電子写真感光体用リファイナーとし
ては、揮発性の溶剤を分散媒として、その中に酸化セリ
ウム、アルミナ、酸化チタンなどの研磨材を添加したも
のが用いられてきた。例えば、特開昭58-83881号のノニ
オン系界面活性剤を含有したもの、特開昭57-182376号
のアルコール及びケロシンを含む研磨材を分散させたも
の、特開昭56-84782号等の２種類の研磨材を混合したも
のが開発されている。
ては、揮発性の溶剤を分散媒として、その中に酸化セリ
ウム、アルミナ、酸化チタンなどの研磨材を添加したも
のが用いられてきた。例えば、特開昭58-83881号のノニ
オン系界面活性剤を含有したもの、特開昭57-182376号
のアルコール及びケロシンを含む研磨材を分散させたも
の、特開昭56-84782号等の２種類の研磨材を混合したも
のが開発されている。
【０００５】しかし、従来のリファイナーは可燃性、有
害性の溶剤を使用したものであり作業者の取扱い及び保
管上の問題があった。さらにこれらの溶剤を有機感光体
に使用した場合に、リファイニング後に溶剤が感光層に
残留し、有機感光体膜のクラックを引き起こすという問
題があった。
害性の溶剤を使用したものであり作業者の取扱い及び保
管上の問題があった。さらにこれらの溶剤を有機感光体
に使用した場合に、リファイニング後に溶剤が感光層に
残留し、有機感光体膜のクラックを引き起こすという問
題があった。
【０００６】これらの欠点のないリファイアーの開発が
望まれるが、研磨材粒子を単に水に分散させた場合には
拭き残しが発生したり、リファイナーの保存寿命が短く
すぐに沈澱してしまうといった問題点が発生した。
望まれるが、研磨材粒子を単に水に分散させた場合には
拭き残しが発生したり、リファイナーの保存寿命が短く
すぐに沈澱してしまうといった問題点が発生した。
【０００７】又、特開昭55-53381号の如く、研磨材を水
溶性ポリマー中に分散させた例もあるが、拭き取り後、
水溶性ポリマーが残留し、かえって電子写真性能が悪化
するという問題を有している。
溶性ポリマー中に分散させた例もあるが、拭き取り後、
水溶性ポリマーが残留し、かえって電子写真性能が悪化
するという問題を有している。
【０００８】さらに感光体にすべり性の悪いリファイナ
ーが残留した場合にはブレードメクレが発生してしまう
といった問題点があった。
ーが残留した場合にはブレードメクレが発生してしまう
といった問題点があった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のごとき
問題点のない電子写真感光体用リファイナー、及びリフ
ァイニング方法を開発することにある。すなわち、感光
体表面にクラック、フキムラを生じない、リファイナー
の分散安定性がよい、そして感光体クリーニングブレー
ドのめくれ等の生じないリファイナー、及びリファイニ
ング方法を開発することにある。
問題点のない電子写真感光体用リファイナー、及びリフ
ァイニング方法を開発することにある。すなわち、感光
体表面にクラック、フキムラを生じない、リファイナー
の分散安定性がよい、そして感光体クリーニングブレー
ドのめくれ等の生じないリファイナー、及びリファイニ
ング方法を開発することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成の何れかを採ることによって達成される。
成の何れかを採ることによって達成される。
【００１１】（１） 研磨材を水、水可溶性有機溶媒及
び界面活性剤に懸濁したことを特徴とする電子写真感光
体用リファイナー。
び界面活性剤に懸濁したことを特徴とする電子写真感光
体用リファイナー。
【００１２】（２） 水の含有量がリファイナー全量に
対して２〜８０重量％であることを特徴とする（１）記
載の電子写真感光体用リファイナー。
対して２〜８０重量％であることを特徴とする（１）記
載の電子写真感光体用リファイナー。
【００１３】（３） 水可溶性有機溶媒が水酸基を有す
る有機溶媒であることを特徴とする（１）記載の電子写
真感光体用リファイナー。
る有機溶媒であることを特徴とする（１）記載の電子写
真感光体用リファイナー。
【００１４】（４） 研磨材の主成分が、酸化アルミニ
ュウム又は酸化ケイ素を含むことを特徴とする（１）又
は（２）記載の電子写真感光体用リファイナー。
ュウム又は酸化ケイ素を含むことを特徴とする（１）又
は（２）記載の電子写真感光体用リファイナー。
【００１５】（５） 界面活性剤がノニオン界面活性剤
であることを特徴とする（１）、（２）又は（３）記載
の電子写真感光体用リファイナー。
であることを特徴とする（１）、（２）又は（３）記載
の電子写真感光体用リファイナー。
【００１６】（６） 研磨材を水、水可溶性有機溶媒及
び界面活性剤に懸濁してなるリファイナーにより電子写
真感光体表面を研磨し、拭き取ることを特徴とする電子
写真感光体のリファイニング方法。
び界面活性剤に懸濁してなるリファイナーにより電子写
真感光体表面を研磨し、拭き取ることを特徴とする電子
写真感光体のリファイニング方法。
【００１７】
【作用】本発明をより具体的に説明すると、本発明は水
と水溶性有機溶媒と界面活性剤との３者の共存が必須で
ある。その１成分である水が含まれない場合、水溶性酸
化物等の除去が不完全となり拭き取りムラが顕著にな
る。又、水可溶性有機溶媒が含まれてない場合、有機溶
媒可溶の老廃物、樹脂物の除去が不完全となり画質改善
効果が小さくなる。さらに、界面活性剤が含まれない場
合、分散粒子の安定性が悪く、沈殿しやすくなり、又、
文字ぼけが直らない。これら３者の混合により、水可溶
性、有機溶媒可溶性老廃物の除去が完全となり、画像も
初期のものにもどるほどに回復するほかに、ブレードめ
くれも皆無となった。本発明に用いられる研磨材として
は、特開昭57-8277号公報第７欄記載の無機質固型研磨
粒子あるいは特開昭57-8278号公報第７欄〜第１３欄記
載の有機質固型研磨粒子が任意に用いられるが、好まし
くは酸化アルミニウム又は酸化ケイ素が良い。酸化アル
ミニウムとしてはα、β、γ、δ、ζ、θ、ｋ，ｘ、ρ
等で知られるアルミナ粒子が使用可能であり、その他コ
ランダム、エメリー等が含まれる。酸化ケイ素にはキー
タイト、石英、ケイ砂、ケイソウ土、ホワイトカーボ
エ、クリストバライト、シリカガラス、水晶、トリジマ
イト等が含まれこの中でケイソウ土が好ましい。研磨材
の含有量は全リファイナーに対して、１〜50ｗｔ％好ま
しくは５〜40ｗｔ％である。本発明で用いられる水可溶
性有機溶媒は使用される研磨材あるいは界面活性剤の種
類や量あるいは水の量によって、各種の水可溶性有機溶
媒を用いることができるが、好ましくは水に対する溶解
度（20℃、ｗｔ％）が５％以上のものが良い。更に好ま
しくは10％以上のものが良い。例えばケトン類としては
アセトン、メチルエチルケトン、エーテル類としてはテ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコール
ジエチルエーテル、モノプロピレングリコールメチルエ
ーテル、エステル類としては、酢酸メチル、アセト酢酸
メチル、酢酸ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、乳酸エチル、ＯＨ基含有の有機溶媒としてはメチル
アルコール、エチルアルコール、ｎ−ブチルアルコー
ル、アリルアルコール、ｎ−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、ｔｅｒｔ−ブチルアルコール、エ
チレングリコール、１，２−プロピレングリコール、
１，３−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、
２，４−ペンテングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
グリセリン、ジアセトンアルコール、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテルその他の溶媒としてはアセト
ニトリル等が挙げられるが、好ましくはＯＨ基含有の有
機溶媒が良い。水と水可溶性有機溶媒の比率は１／100
〜100／１が良く、好ましくは５／100〜100／５が良
い。水の含量は全リファイナーに対して２〜80ｗｔ％が
良く、更に好ましくは５〜75％である。界面活性剤の種
類としてはアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤等が単独あ
るいは混合して用いられる。この中分散系の粒子安定
性、放置安定性、又は凍結安定性等の面からノニオン系
界面活性剤が好ましい。例えば、 １．多価アルコールの部分的脂肪酸エステル ２．脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物 ３．脂肪酸のエチレンオキサイド付加物 ４．脂肪族アミノ化合物または脂肪族酢酸アミドのエチ
レンオキサイド付加物 ５．アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物 ６．アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物 ７．多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレン
オキサイド付加物 ８．ポリエチレングリコール 等があり、更に好ましくは脂肪族アルコールのエチレン
オキサイド付加物が良い。界面活性剤の添加量は全リフ
ァイナーに対し0.1〜20％、好ましくは0.5〜10％であ
る。
と水溶性有機溶媒と界面活性剤との３者の共存が必須で
ある。その１成分である水が含まれない場合、水溶性酸
化物等の除去が不完全となり拭き取りムラが顕著にな
る。又、水可溶性有機溶媒が含まれてない場合、有機溶
媒可溶の老廃物、樹脂物の除去が不完全となり画質改善
効果が小さくなる。さらに、界面活性剤が含まれない場
合、分散粒子の安定性が悪く、沈殿しやすくなり、又、
文字ぼけが直らない。これら３者の混合により、水可溶
性、有機溶媒可溶性老廃物の除去が完全となり、画像も
初期のものにもどるほどに回復するほかに、ブレードめ
くれも皆無となった。本発明に用いられる研磨材として
は、特開昭57-8277号公報第７欄記載の無機質固型研磨
粒子あるいは特開昭57-8278号公報第７欄〜第１３欄記
載の有機質固型研磨粒子が任意に用いられるが、好まし
くは酸化アルミニウム又は酸化ケイ素が良い。酸化アル
ミニウムとしてはα、β、γ、δ、ζ、θ、ｋ，ｘ、ρ
等で知られるアルミナ粒子が使用可能であり、その他コ
ランダム、エメリー等が含まれる。酸化ケイ素にはキー
タイト、石英、ケイ砂、ケイソウ土、ホワイトカーボ
エ、クリストバライト、シリカガラス、水晶、トリジマ
イト等が含まれこの中でケイソウ土が好ましい。研磨材
の含有量は全リファイナーに対して、１〜50ｗｔ％好ま
しくは５〜40ｗｔ％である。本発明で用いられる水可溶
性有機溶媒は使用される研磨材あるいは界面活性剤の種
類や量あるいは水の量によって、各種の水可溶性有機溶
媒を用いることができるが、好ましくは水に対する溶解
度（20℃、ｗｔ％）が５％以上のものが良い。更に好ま
しくは10％以上のものが良い。例えばケトン類としては
アセトン、メチルエチルケトン、エーテル類としてはテ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコール
ジエチルエーテル、モノプロピレングリコールメチルエ
ーテル、エステル類としては、酢酸メチル、アセト酢酸
メチル、酢酸ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、乳酸エチル、ＯＨ基含有の有機溶媒としてはメチル
アルコール、エチルアルコール、ｎ−ブチルアルコー
ル、アリルアルコール、ｎ−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、ｔｅｒｔ−ブチルアルコール、エ
チレングリコール、１，２−プロピレングリコール、
１，３−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、
２，４−ペンテングリコール、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
グリセリン、ジアセトンアルコール、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテルその他の溶媒としてはアセト
ニトリル等が挙げられるが、好ましくはＯＨ基含有の有
機溶媒が良い。水と水可溶性有機溶媒の比率は１／100
〜100／１が良く、好ましくは５／100〜100／５が良
い。水の含量は全リファイナーに対して２〜80ｗｔ％が
良く、更に好ましくは５〜75％である。界面活性剤の種
類としてはアニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤等が単独あ
るいは混合して用いられる。この中分散系の粒子安定
性、放置安定性、又は凍結安定性等の面からノニオン系
界面活性剤が好ましい。例えば、 １．多価アルコールの部分的脂肪酸エステル ２．脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物 ３．脂肪酸のエチレンオキサイド付加物 ４．脂肪族アミノ化合物または脂肪族酢酸アミドのエチ
レンオキサイド付加物 ５．アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物 ６．アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物 ７．多価アルコールの部分的脂肪酸エステルのエチレン
オキサイド付加物 ８．ポリエチレングリコール 等があり、更に好ましくは脂肪族アルコールのエチレン
オキサイド付加物が良い。界面活性剤の添加量は全リフ
ァイナーに対し0.1〜20％、好ましくは0.5〜10％であ
る。
【００１８】本発明のリファイナーには香料、防腐剤、
酸化防止剤等の添加剤を入れてもよい。本発明のリファ
イナーは、感光体としては酸化亜鉛、Ｓｅ−Ｔｌ系、Ｓ
ｅ−Ａｓ系、アモルファスシリコン等の無機光導電体を
用いた電子写真感光体に使用できるが、従来リファイナ
ーの適用しにくかった有機光導電体を使用した電子写真
感光体にも好適に使用できる。
酸化防止剤等の添加剤を入れてもよい。本発明のリファ
イナーは、感光体としては酸化亜鉛、Ｓｅ−Ｔｌ系、Ｓ
ｅ−Ａｓ系、アモルファスシリコン等の無機光導電体を
用いた電子写真感光体に使用できるが、従来リファイナ
ーの適用しにくかった有機光導電体を使用した電子写真
感光体にも好適に使用できる。
【００１９】本発明のリファイニング方法は従来から知
られている任意の方法が使用できるがその一例を示す
と、まずドラム状電子写真感光体表面をパットで乾拭き
し、その後、リファイナーをパッドにつけて該ドラム表
面を拭き、研磨し、最後にリファイナーを乾拭きで拭き
取る方法である。最初の乾拭きは除いてもよく、最後の
乾拭きのかわりにブレード等によりリファイナーをかき
取ってもよい。又、リファイニングの後に他の溶剤を使
ってドラム表面を拭き取ってもかまわない。本発明で用
いられるパッドは紙、脱脂綿、化学センイあるいは不織
布で作られたものであり、好ましくは不織布がゴミ、繊
維くず等の発生が少ない為好ましい。
られている任意の方法が使用できるがその一例を示す
と、まずドラム状電子写真感光体表面をパットで乾拭き
し、その後、リファイナーをパッドにつけて該ドラム表
面を拭き、研磨し、最後にリファイナーを乾拭きで拭き
取る方法である。最初の乾拭きは除いてもよく、最後の
乾拭きのかわりにブレード等によりリファイナーをかき
取ってもよい。又、リファイニングの後に他の溶剤を使
ってドラム表面を拭き取ってもかまわない。本発明で用
いられるパッドは紙、脱脂綿、化学センイあるいは不織
布で作られたものであり、好ましくは不織布がゴミ、繊
維くず等の発生が少ない為好ましい。
【００２０】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【００２１】表１，２で示される各種研磨剤、溶剤、
水、界面活性剤及びその他必要に応じて添加剤を所定重
量部加えた後、５分間超音波分散を行い、本発明のリフ
ァイナーサンプルNo.1〜No.6及び比較のリファイナーサ
ンプルNo.1〜No.3を作製した。得られたサンプルを下記
評価項目に従って評価した。リファイニング方法は前述
した方法に従った。
水、界面活性剤及びその他必要に応じて添加剤を所定重
量部加えた後、５分間超音波分散を行い、本発明のリフ
ァイナーサンプルNo.1〜No.6及び比較のリファイナーサ
ンプルNo.1〜No.3を作製した。得られたサンプルを下記
評価項目に従って評価した。リファイニング方法は前述
した方法に従った。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【表２】
【００２４】界面活性剤 Ａ ポリオキシエチレンラウリルエーテル 界面活性剤 Ｂ ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル 界面活性剤 Ｃ グリセロールモノステアレート 界面活性剤 Ｄ アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム 界面活性剤 Ｅ ポリエチレングリコールモノラウレート 酸化防止剤 Ａ ２，６−ｄｉ−ｔ−ブチル−ｐ−クレゾール Ａ．リファイニング性テスト Konica 9028 （コニカ（株）社製、半導体レーザー光源
搭載、有機光導電体使用感光体、反転現像法採用機）用
感光体表面に紙粉を付着させ、文字にじみが発生したド
ラムをサンプルNo.1〜No.6,比較サンプルNo.1〜3の各種
リファイナーでリファイニングした後、30℃ 80ＲＨ％
で実写し、文字チリの有無を確認した。
搭載、有機光導電体使用感光体、反転現像法採用機）用
感光体表面に紙粉を付着させ、文字にじみが発生したド
ラムをサンプルNo.1〜No.6,比較サンプルNo.1〜3の各種
リファイナーでリファイニングした後、30℃ 80ＲＨ％
で実写し、文字チリの有無を確認した。
【００２５】Ｂ．クラックテスト 前述した各種リファイナーをKonica 9028用感光体表面
に１ml付着させ、５cm径の円状にうすくのばし40℃、90
％の環境下に10日間放置し、感光層のクラックの発生の
有無を観察した。
に１ml付着させ、５cm径の円状にうすくのばし40℃、90
％の環境下に10日間放置し、感光層のクラックの発生の
有無を観察した。
【００２６】Ｃ．ハーフトーンムラテスト（フキムラテ
スト） Konica 9028用感光体の表面を前述した各種リファイナ
ーを用いてリファイニングを行ったものを、複写機に装
着し、これを半導体レーザー連続点灯時間の20％の時間
で露光したグレー部について初期〜1000コピーの画像出
しを行い、初期コピーのムラ有無、コピー枚数の増加に
従ってムラの消失の有無等を観察した。
スト） Konica 9028用感光体の表面を前述した各種リファイナ
ーを用いてリファイニングを行ったものを、複写機に装
着し、これを半導体レーザー連続点灯時間の20％の時間
で露光したグレー部について初期〜1000コピーの画像出
しを行い、初期コピーのムラ有無、コピー枚数の増加に
従ってムラの消失の有無等を観察した。
【００２７】Ｄ．放置安定性テスト（分散安定性テス
ト） 各種リファイナーを密封下40℃に10日間放置し、更に０
℃で６時間放置し、室温に戻したものについて分散性を
目視観察した。
ト） 各種リファイナーを密封下40℃に10日間放置し、更に０
℃で６時間放置し、室温に戻したものについて分散性を
目視観察した。
【００２８】Ｅ．ブレードめくれテスト Konica U-BIX 4155（コニカ（株）社製）。感光体表面
を前述した各種リファイナーでリファイニングした後、
30℃ 80ＲＨ％で、5000コピーの連続実写を行いブレー
ドめくれの有無を観察した。
を前述した各種リファイナーでリファイニングした後、
30℃ 80ＲＨ％で、5000コピーの連続実写を行いブレー
ドめくれの有無を観察した。
【００２９】Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅのいずれのテストにお
いても評価結果は下記の如くにして表示した。
いても評価結果は下記の如くにして表示した。
【００３０】◎優良（実用的に全く問題なし。) ○良好（実用的に問題なし。） △やや問題有（実用に適さない。） × 問題有 （実用にならない。） 評価結果
【００３１】
【表３】
【００３２】本発明のリファイナーは表３に示す如く、
リファイニング性テスト、クラックテスト、フキムラテ
スト分散安定性テスト及び、ブレードめくり等いづれに
於いても良好な性能を示す。又、溶剤系リファイナーと
異なり、危険性が少なく安全である。
リファイニング性テスト、クラックテスト、フキムラテ
スト分散安定性テスト及び、ブレードめくり等いづれに
於いても良好な性能を示す。又、溶剤系リファイナーと
異なり、危険性が少なく安全である。
【００３３】
【発明の効果】本発明により、感光体表面にクラック、
フキムラを生じず、リファイナーの分散安定性がよい、
そして感光体クリーニングブレードのめくれ等の生じな
いリファイナー、及びリファイニング方法を提供するこ
とが出来る。
フキムラを生じず、リファイナーの分散安定性がよい、
そして感光体クリーニングブレードのめくれ等の生じな
いリファイナー、及びリファイニング方法を提供するこ
とが出来る。
Claims (6)
- 【請求項１】 研磨材を水、水可溶性有機溶媒及び界面
活性剤からなる分散媒に懸濁したことを特徴とする電子
写真感光体用リファイナー。 - 【請求項２】 水の含有量がリファイナー全量に対して
２〜８０重量％であることを特徴とする請求項１記載の
電子写真感光体用リファイナー。 - 【請求項３】 水可溶性有機溶媒が水酸基を有する有機
溶媒であることを特徴とする請求項１記載の電子写真感
光体用リファイナー。 - 【請求項４】 研磨材の主成分が、酸化アルミニュウム
又は酸化ケイ素を含むことを特徴とする請求項１又は２
記載の電子写真感光体用リファイナー。 - 【請求項５】 界面活性剤がノニオン界面活性剤である
ことを特徴とする請求項１、２又は３記載の電子写真感
光体用リファイナー。 - 【請求項６】 研磨材を水、水可溶性有機溶媒及び界面
活性剤に懸濁してなるリファイナーにより電子写真感光
体表面を研磨し、拭き取ることを特徴とする電子写真感
光体のリファイニング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4179895A JPH08234624A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 電子写真感光体用リファイナー及びリファイニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4179895A JPH08234624A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 電子写真感光体用リファイナー及びリファイニング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08234624A true JPH08234624A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12618363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4179895A Pending JPH08234624A (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | 電子写真感光体用リファイナー及びリファイニング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08234624A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1243973A1 (en) | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Ricoh Company | Photoreceptor regenerating apparatus and image forming apparatus using regenerated photoreceptor and method of regenerating photoreceptor |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP4179895A patent/JPH08234624A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1243973A1 (en) | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Ricoh Company | Photoreceptor regenerating apparatus and image forming apparatus using regenerated photoreceptor and method of regenerating photoreceptor |
| US6763208B2 (en) | 2001-03-22 | 2004-07-13 | Ricoh Company, Ltd. | Photoreceptor regenerating apparatus and image forming apparatus using regenerated photoreceptor and method of regenerating photoreceptor |
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