JPH046700Y2 - - Google Patents

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JPH046700Y2
JPH046700Y2 JP16792587U JP16792587U JPH046700Y2 JP H046700 Y2 JPH046700 Y2 JP H046700Y2 JP 16792587 U JP16792587 U JP 16792587U JP 16792587 U JP16792587 U JP 16792587U JP H046700 Y2 JPH046700 Y2 JP H046700Y2
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eraser
rubber
molded
porosity
binder
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JP16792587U
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JPH0172860U (ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 文具として用いられる消しゴムの使用時の黒色
汚れを除去する消しゴムクリーナーに関するもの
である。 (従来の技術) 消しゴムは使用時、消し屑が少く、良く消える
事に主眼がおかれ、それに適合したゴム質のもの
が用いられている。従来の消ゴムは使用時屑が多
く好まれなくなり、現在は石けん消ゴムとするタ
イプのものが、多く市販されている。このタイプ
の消ゴムは、消す際、消ゴムに汚れが付着し易
く、再度の使用時に紙を汚してしまう問題があ
る。特にパラフイン紙など薄くてつやのある丈夫
な紙ほど汚れは著しい。 従来この問題の解決方法は使用時、紙等にこす
り付け、使用面をきれいにしてから消す習慣が一
般的に行われている。この問題から消ゴム自体の
改善もなされ、ゴム質の改善も行われているが、
大変高価な製品となり経済性に問題がある。 また消ゴムの黒色汚れを取る方策として種々の
試みが行われ、その目的の文具も市販されてい
る。例えば実開62−45185に示される金属にヤス
リ面をつけたもの等がある。つまりヤスリで、消
ゴムの汚れをこすり取る方法である。このヤスリ
面を使う事でまづ問題となるのは、こすりつける
方向が限定されること。ヤスリ面の製法から平坦
面のヤスリ形状に限定され易いこと。 消ゴムの使用状態では通常丸く減耗して行くの
で、平坦面の場合、汚れ残しがどうしてもあり、
角度を変えて数回、こする事になつてしまう。実
開58−136073に示される紙ヤスリ類は砥粒が一層
であることで、砥粒が使用時脱落してしまう能力
が落ちる。また網目の消ゴムクリーナーの実開61
−150196、実開59−133171では網自体がゴムの研
削に関し、本考案の成形体からなるものに較べ、
研削能力において劣るところに問題があり、脆く
てさくい特性を持つ消ゴムに限られる。 (考案が解決しようとする問題点) 消ゴムの汚れは、紙に転写し、用紙を汚すの
で、効果的に手早く、汚れを除去することが出来
なかつた。 (問題点を解決するための手段) よつて、本考案は、炭化珪素、酸化アルミニウ
ム、エメリー、ガーネツト、ムライト、磁器質
粉、珪石、金属粉、ガラス粉等の無機質粒子を無
機質結合剤又は有機質結合剤で成形、焼結又は焼
成し、気孔率30〜60%、骨材平均径420μ〜80μで
構成されることを特徴とする消ゴムクリーナーと
したものである。 (実施例) 本考案から成る消ゴムクリーナーは以下のよう
な製法によつて作成される。第1図のような金型
を準備し、骨材粒子に結合剤を混入する。さらに
気孔調整剤として木屑等を加え、デキストリンな
どの有機バインダーと、湿潤剤として水を加え、
混合、成形、乾燥、焼結又は焼成の工程を経て、
成形体はケースに納められて使用に供せられる
か、又はそのまま使用も出来る。 焼結温度は主に骨材粒子の耐火度に適した温
度、結合剤の融点を観察して選定される。例えば
炭化珪素質、酸化アルミニウム質、ムライト質の
骨材では1200〜1300℃位の焼成温度が選定され、
結合剤として磁器を構成する材料が適する。又、
珪石、ガーネツト、エメリー等の骨材は500〜
1000℃位の焼成温度で、結合剤はガラス質の低融
点のものが選ばれる。又、磁器質等で作られてい
る骨材もこれに準じる。金属粉の場合は自己焼結
法では粒子が高い表面張力で丸くなるので好まし
い方法でない。有機質のボンド、例えばベークラ
イトレジン、エポキシ等、各種プラスチツクによ
る材料を結合剤とする焼成体が好ましい。この有
機質結合剤は金属粉焼結に限らず炭化珪素等、本
考案に提示す骨材への適応は可能なことは言うま
でもない。 実施例一覧表として以下に示す。
【表】 成形体は第4図のようにゴム、プラスチツク、
材料等のシート、ネツト、不織布、等にしたもの
を使用面以外をシールするか、もしくは成形体の
外側底部に接着する。これは使用時のすべり止め
のためと机等にキズをつけないためである。又、
カバン等に入れて持ち運ぶ際にはフタ付が清潔さ
を保つ上で有効である。 (作用) 次に作用を述べる。 本考案は消ゴムのように軟かい物質にも研削砥
石の如く研削材の焼結物がその「研削」に極めて
効果的に作用するを発見した事に端を発する。 有効な砥粒は炭化珪素α−アルミナが優れ、硬
度の硬いもの程、効果が大きい。ゴムの如き軟い
ものになぜそのような事が言えるのか、詳細は不
明だが、硬い骨材ほど、粒子の製造時、衝撃的な
破砕のされ方をともない鋭い切刃で粒子形状が作
られ、ゴムのひつかき除去を容易にしているもの
と考えられる。また鋭い切刃の粒子で作られた消
ゴムクリーナーはゴム屑の除去にも、ネバリ付が
少い。エメリー、ガーネツト、ムライト粉、珪石
等も上記に似た性能を示す。磁器質粉、金属粉、
ガラス粉も鋭角な粒子形状を有するものであれば
本考案の使用粒子材料として供することが出来
る。 (考案の効果) 粒子の集合体である成形物は製造上、任意の形
で成形、焼結出来るので、汚れ落としに適した形
状に低コストで生産出来ること、紙ヤスリと異
り、粒子が多屑に積み重なつているので、使用寿
命が長い。本考案からなる消ゴムクリーナーは砥
粒としての粒子は鋭い切刃を有するものが好まし
い。又、ゴム屑の付着が少ない粒子径、気孔率が
存在し、かつ実用性と経済性が求められる。 成形体骨材は粒子径が大きい程、ゴムの除去は
容易になるが、消ゴム自体の損傷が大きくなるこ
と。 又、ゴム屑が気孔に入り込んで取りにくくなる
こと。 粒子径が小さ過ぎると汚れを落すのに時間がか
かつてしまう。粒子径範囲は骨材の平均粒径、
420μ〜80μが適当な範囲であるが好ましくは350μ
〜100μの範囲である。又、気孔率は大きい程、
ゴムを削り易いが、要点は気孔にゴム屑が入り込
んで抜け落ちなくなる事がないようにすること
で、骨材粒度が粗い場合は気孔率が小さく、細い
場合は大きく選定することが好ましい。気孔率の
範囲は30〜60%が適切である。30%より小さいと
密成形となり、ブレス成形では過大なパワーを必
要とする事、60%より大きな気孔率は焼結体の強
度が充分、発現しないためである。 本考案で作られた消ゴムクリーナーは1〜2回
の往復で消ゴムの汚れは楽に落すことが出来る。
又、この消ゴムクリーナーをモーターに取り付け
れば有用なデザイナー、設計者等プロ用文具とな
る。形状は粒子の集合体で成形されているので自
由度は大きく、平坦面や、曲率面、及び消ゴム形
状に合せたクリーナーとしても有利な形状に成形
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る成形品のプレス状態を
表わす断面図、第2図は、成形品斜図、第3図は
成形品断面図、第4図はケースに入れた成形品の
斜視図である。 1……配合物、2,2A,2B……金型、3…
…成形品、4……ゴム、プラスチツク等によるケ
ース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 炭化珪素、酸化アルミニウム、エメリー、ガー
    ネツト、ムライト、磁器質粉、珪石、金属粉、ガ
    ラス粉等の無機質粒子を無機質結合剤又は有機質
    結合剤で成形、焼結又は焼成し、気孔率30〜60
    %、骨材平均粒子径420μ〜80μで構成されること
    を特徴とする消ゴムクリーナー。
JP16792587U 1987-11-04 1987-11-04 Expired JPH046700Y2 (ja)

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JP16792587U JPH046700Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04

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JP16792587U JPH046700Y2 (ja) 1987-11-04 1987-11-04

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JPH0172860U JPH0172860U (ja) 1989-05-16
JPH046700Y2 true JPH046700Y2 (ja) 1992-02-24

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JPH0172860U (ja) 1989-05-16

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