JPS5870228A - フイルム検版装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来、印刷用刷版を作成する場合には原稿から色分解し
たフィルムを各色毎に一枚の透明なフィルムに貼り込ん
でゆき、数種の原稿からの色分解フィルムな各色毎に一
枚の透明なフィルムに所定のレイアウトに従って貼り込
んだものを原版フィルムとして用いることは良（知られ
ている。この場合において、貼り込まれた色分解フィル
ムの画像が各色間で見当が合っているか否かを確認する
必要がある。こ、のよ５な確認をする方法としては、例
えば、キ、アカ、アイ、スミの４色の場合には、この中
の１版を基準とし、その上に他の１版の原版フィルムを
重ね合わせて見当を確認し、残りの版についても同様に
して前記基準となる版の上に重ねて見当の確認をする方
法が知られている。

このような場合には、基準となる原版フィルムと他の原
版フィルムが両方ともポジ又＆炙ネガであるために見当
が合っているか否かの確認がしにくいという欠点がある
。

このような欠点を除去した方法としては、例えばキ、ア
カ、アイ、スミの４色の場合には、その中の１版の原版
フィルムから、その反対画像を有するフィルムを作成し
、そのフィルムを基準となるマスター版として他の原版
フィルムを重ね合わせて前記と同様にして見当の確認を
する方法がある。この場合には、基準となるマスター版
と他の原版フィルムとがポジーネガの状態にあるために
、見当の確認は簡単であるが、マスター版を作るための
フィルムが余分に必要であるために、価格及び時間的な
面からの不都合さが新たに生ずる。

本発明は、このような従来法にみられた欠点又は不都合
さを解消して、原版フィルムの見当が各色間で合ってい
るか否かを瞬時に確認することのできる新規な装置を提
供しようとするものである。

すなわち、本発明の装置によれば、テレビカメラを利用
し、カラーのモニターテレビ上で重ね合わされた画像に
より各色間の見当が合っているか否かを確認で、きる。

本発明によれば見当の確認が極めて容易に行なわれ、平
網との掛は合せ、文字等のダブり等のチェックにも大き
な成果を挙げることができる。

更に本発明によれば、原版フィルムの原版フィルム保持
板への保持が確実に行なえると共に、保持手段の検版作
業への悪影響が少ないフィルム検版装置が提供される。

以下、本発明について図面を参照しながら更に詳細に説
明する。

第１図は、本発明のフィルム検版装置の概略説明図であ
り、Ｙ（キ）、Ｍ（アカ）、Ｃ（アイ）、１３　Ｌ　（
スミ）の４色を用いた典型的なカラー印刷を行なう場合
の例を示している。

第１図においては、原版フィルム保持板（１）の上にＹ
、Ｍ、Ｃ，、ＢＩＪに対応する原版フィルム（２）（３
）（’１１　（５１が載置されている。この場合におい
て、これらの原版フィルムは保持板（１）上の所定の位
置に載置する必要があるが、これは、パンチシステムを
利用する方法や基準線を保持板（１）に施しておき、こ
れに合わせる方法等適宜の手段を選択して利用すれば良
く、どのような方法を採用するかは特に限定されるもの
ではない。原版フィルム保持板（１）上に載置された原
版フィルムはカールしたりすることもあり必ずしもフラ
ットであるとは限らず、また操作途中において原版フィ
ルムが位置ずれを起こしてしまうこともあるので、これ
を防止するようにしておくことは当然のことである。

ところで、カール防止又は位置ずれ防止のためには以下
の手段が考えられる。例えば原版フィルム保持板（１１
の一例を説明する第２図の如く原版フィルム保持板（１
１に排気孔（６）をあけておき、原版フィルムを載置し
た後にこの排気孔（６）から真空ポンプ（図示せず）か
ら排気を行なうようにすることが考えられる。この場合
に排気孔（６）の形状や、位置等は原版フィルムを良好
に保持できるものである必要があり、そのためては第２
図の如く多数の孔を必要とする。しかしこのような多数
の排気孔の存在は後述する検版作業の実施において透過
光源を利用する場合に孔の影ができたりして不都合であ
る。

その他には、例えば原版フィルムを原版フィルム保持板
上に載置した後にその上に更に透明フィルムや透明ガラ
スの如き透明なシート状のもので被覆する方法が考えら
れる。しかしながら、後述するテレビカメラによる撮影
における拡大倍率な非常に高くする必要がある場合（例
えば約６０〜８０倍）があるため、原版フィルム保持方
式としては真空密着方式によるのが好ましい。

本発明の装置によれば、真空密着方式によって原版フィ
ルムを密着させ、しかも原版フィルムを密着するために
必要とされる多数の排気孔を必要とせず、密着手段の検
版作業への悪影響を低減させることができる。

なお、原版フィルムを原版フィルム保持板に載置するに
は第１図の如く横に一列に並べる方法に限定されるもの
ではなく、田の字に並べる方法等どのような並べがたで
もよく、並べ方に制限はないので、必要に応じて最も利
用し易い方法を選択することかでと、後述のテレビカメ
ラの位置の相違による画像のずれが生じないようにあら
かじめ調整しておけば也い。

第３図は本発明の装置の原版フィルム保持板（１）の−
例であって原版フィルムを田の字形に配列させる場合の
例である。第３図に示す例においてはそれぞれの原版フ
ィルムは、所定の配列位置（２３）（２１１（２！ｉ）
　（２６１に載置される。

これらの配列位置には排気溝Ｃ７）が施こされており、
第３図の例の場合には田の字形に溝が施こされている。

更にこの排気溝（２力に連接して排気孔（２８）が施こ
されている。

第４図は配列位置（２３）の部分を更に詳細に表わした
図面であり、第５図は第４図のＡ　　ｔ’−線に浴った
画面説明図である。

第４図、第５図から理解されるように、排気溝罰にはい
（つかの排気孔（２８）が連接して形成されており、更
にこれらの排気孔は排気管−によっ−て連絡しており、
排気口（３Ｑ）から排気される。

以上の如（、本発明の装置によれば、排気溝と排気孔と
の組み合わせによって原版フィルムを密着させる性能が
向上すると共に、溝を適当な位置に形成することにより
、検版作業への悪影響を減少させることができる。

排気溝を田の字形に形成する如く、中央部にも排気溝を
施こすことにより原版フィルム中央部の密着性も良（な
る。

排気溝と連接する排気孔の位置は、検版作業への影響が
少ない周辺部に施こす事が好ましい。また排気孔の数は
図に示される如く５個程度で充分であるが、これより多
（ても少なくても良い。このように排気溝が施こされた
原版フィルム保持板（１）の所定の配列位置に原版フィ
ルムを載置するが、この場合排気溝を覆うように重ねる
。原版フィルムが小さい場合等の如（排気溝を原版フィ
ルムで完全には覆うことができない場合には、原版フィ
ルムの上に排気溝を覆うことのできる透明フィルム等を
重ねればよい。

排気溝の幅は１ＷＩ７１１程度、深さは１Ｔａｎ程度で
充分であり、排気孔の一犬とさは直径５欄程度で充分で
ある。しかしながら、これらの数値に限定されるもので
ないことは当然である。

こうして原版フィルムを所定の配列位置に載置した後に
真空ポンプによって排気して原版フィルムを原版フィル
ム保持に密着させ、しかる後に検版作業を行なうことに
なる。

本発明の装置においては原版フィルム保持板（１）上に
載置された原版フィルムを撮影するためのテレビカメラ
（７１（８）　（９）　（１０１を備えている。

これらのテレビカメラの位置は所定の位置にセットして
各々のテレビカメラからの電気信号を合成して画像をモ
ニターテレビに表示させるためのものであるので、各々
のテレビカメラ間の相対的位置を変動させた場合には、
それに番わせて、原版フィルムを載置する位置を変動さ
せることも必要となる。あるいはその逆に原版フィルム
を載置する位置を変動させた場合にはそれに合わせてテ
レビカメラの位置も変動させることは言うまでも無い。

＋　　　　−ｔ　　　　　　　　　　　　　　　言これ
らのテレビカメラ（力（８１（９１（＋０１により原版
フィルム（２１（３１（４１（５１の画像が撮影される
がテレビカメラ（７）（８）（！１）（Ｉｌｌ）　Ｋ　
取’）　付ケチアル、ｘ、　−ムｖ　ン、ｆ：　（７ｊ
（８ｆ（９１（＋Ｏｒにより所望の大きさに拡大するこ
とが可能である。

あるいは倍率の異なるレンズを準備しておいて、所望の
倍率のレンズを使用するようにしてもよい。

ズームレンズ（７１（８ｊ　（９ｊ　（１（Ｉｆを通っ
た所望の大きさに拡大された原版フィルムからの画像情
報を含んだ光はテレビカメラｆ７）　（８）　（９）　
（１０）中に備えられている光電変換素子により電気信
号に変換される。光電変換素子としてはビジコン等周知
のものでよ（、テレビカメラ自体も従来公知のもので良
い。電気信号に変換された画像信号Ｙ、Ｍ、Ｃ，ＢＬは
電気信号処理装置圓に入力される。電気信号処理装置（
１１）には、白と黒のレベルを調整する調整器０湯を通
って白と黒のレベルが調整された後マトリックス（１３
）に入り、ここでＹ、Ｍ、Ｃ，ＢＬの各々の信号の増巾
、同期及びＹ、Ｍ、Ｃ１１３■７の信号からテレピの三
原色であるＲ（赤）、Ｇ（緑）、１３　（青）への変換
等の処理が行なわれる。

こうしてＲ，Ｇ、Ｈに変換された信号はモニターテレビ
（１４）上に人力され、モニターテレビの画面に各色の
原版フィルムの画像がカラーに合成表示される。

こうして４色の原版フィルムの画像が合成表示されたモ
ニターテレビ画面の画像により見当がずれているか否か
等の確認は瞬時にしてできる。すなわち、ある版の色が
ずれている場合にはその版の色がずれてモニターテレビ
上に映し出され、これにより見当が合っているか否かの
確認は極めて容易に瞬時にして行なうことができる。

また網点の検査をする場合には、２０倍以上に拡大する
ことが望ましいが、このような場合には高拡大になるた
めに、モニターテレビ（挿上に映出される範囲は原版フ
ィルムの極（一部に限定される。このような欠点を解決
するためには原版フィルム保、持板（１１をＸ、Ｙ方向
に移動可能となるようにしておけば良い。すなわち、第
２図の如く原版フィルム保持板を、枠（！■にある方向
（例えばＸ方向）に摺動可能に取り付け、この枠（１５
）を更に別の枠（＋６）ＩｃＸ方向と直角の方向（Ｙ方
向）に摺動可能に取り付ける如き構成とする等その他適
宜の手段を任意に採用することができる。

また原版フィルム保持板（１）をＸ、Ｙ方向に移動させ
ないで、テレビカメラ（力（Ｆｔ）　（９）　（１０）
を、各テレビカメラ間の相対的位置関係を変えないでそ
れぞれが一緒になってＸ、Ｙ方向に移動できるようにし
てもよい。テレビカメラなＸ、Ｙ方向に移動可能とする
には、原版フィルム保持板の前記移動手段と同様な原理
で行なうことができる。なお原版フィルム保持板やテレ
ビカメラのＸ、Ｙ方向への移動は前記の如き手段に限定
されるものではなく、例えばドラフター（商品名）の如
き万能製図器で採用されている方式等任意の手段を適宜
選択採用することができる。また原版フィルム保持板と
テレビカメラの両方が移動できるようにしても良い。

このようにして原版フィルム保持板及び／又はテレビカ
メラが移動可能としておくことにより、高倍率であって
も任意の位置の４色の見当を開時にして確認することが
できる０ 第１図においては、原版フィルムに対してテレビカメラ
とは反対側に光源部（１′７）を有しており、光源部α
ηからの光は原版フィルム（２１（３１（４）（５１を
通過してそれぞれテレビカメラ（７）　（８ｉ　（９）
　（１０）に入るようになっている。この場合に、拡大
倍率が大きくて部分的に撮影する場合には、光はそ゛の
部分にお℃・て有効であれば良く、また余分な部分に光
が照射されて散乱され笈モニターが見難くなるのを防止
するには、必要な部分だけを残して他は遮光するような
遮光板Ｈを設けるのが望ましい。

なお、テレビカメラを移動させる場合に番ま光源部０７
）に収容されている光源Ｑ９　（２（）　（２１）（２
３もテレビカメラと一緒に移動することが望ましく、こ
の場合には遮光板（壇も一緒に移動するようにしておけ
＆了よ（）。

また第１図は透過光を利用する場合につ（・ての説明図
であるが、必ずしも透過光である必要があるわけではな
く、反射光を利用しても良（・。反射光を利用するには
、例えば原版フィルム保持板の原版フィルム載置表面を
白色その他にしておけ＆了良く、光源部の位置も当然反
射光源用の位置とするのは当然である。

本発明においてはモニターテレビ画面上で見当を確認す
るのであるが、Ｙは見難℃・色であり。

Ｂ　Ｌは他の色を消してしまうので見当確認をするには
好ましい色とは言えない。この問題を解決するため、各
々の色相と濃度は個々に独立して変化出来るように調整
ボリュームを設けることが好ましい。

なお本発明においては、原版フィルムとしてポジ型のも
のでもネガ型のものでも使用できるように切り換えスイ
ッチを設けてお（ことによりどちらの原版フィルムでも
検版できるようにしてお（ことが好ましい。この切り換
えの詳細については既に公知であるので−ここではこれ
以上述べな（為。

また原版フィルムとして連続調の分解フィルムであって
も網分解されたフィルムであってもどちらでも使用でき
るように切り換えられるようにすることも可能であり、
そのような技術も既によく知られているのでこれ以上は
説明しない。

本発明は以上の如くして見当の確認が簡易化、迅速化さ
れ、フィルム検版の能率向上及び精度向上が得られ、ま
た見当精度向上により校正刷の能率向上が計れると共に
校正時の見当不良による刷直しが減少するので材料費の
節減を４計ることができる。

また校正刷の能率が向上し、印刷に於ける見当不良が減
少するので印刷の能率向上も計ることができる。

また校正刷の能率が向上し、印刷に於ける見当不良が減
少するので印刷の能率向上も計ることができる。

従来原版フィルムの見当についてはレタソチャーまかせ
で旭るため、校正刷りや本刷りでの見当不良のトラブル
は絶えなかったが、本発明によれば安価な装置で迅速な
検版が可能になり、見当不良によるトラブルは激減する
と共に、平網の掛合せや、文字等のダブリのチェツク等
にも大きな効果を示す。

更に本発明によれば、排気溝と排気孔とを組み合わせて
原版フィルムを原版フィルム保持板に確実に密着させる
ことができ、更に透過光を用いる場合においても原版フ
ィルム検版作業への悪影響を減少させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフィルム検版装置の概略説明図であり
、第２図は原版フィルム保持板の一例の説明図であり、
第６図は本発明の原版フィルム保持板の一例の説明図で
あり、第４図は第３図の一部分の拡大説明図であり、第
５図は第４図のＡ−へ線に清った断面説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数枚の印刷用原版フィルムを保持するための原
   版フィルム保持板と、該保持板上に保持された各原版フ
   ィルムの画像を撮影するための複数個のテレビカメラと
   、該複数個のテレビカメラから（電気信号を原版フィル
   ムの各色に対応させてモニターテレビに合成表示させる
   ための電気信号処理装置と、該電気信号処理装置にて処
   理された電気信号に基づいて各原版フィルムの画像を表
   示するためのモニターテレビとから成り、前記原版フィ
   ルム保持板には原版フィルムを真空密着するための排気
   溝と該排気溝に連設する排気孔とが形成されていること
   を特徴とするフィルム検版装置。