JPS586957A - 高力耐熱アルミ合金 - Google Patents
高力耐熱アルミ合金Info
- Publication number
- JPS586957A JPS586957A JP10540981A JP10540981A JPS586957A JP S586957 A JPS586957 A JP S586957A JP 10540981 A JP10540981 A JP 10540981A JP 10540981 A JP10540981 A JP 10540981A JP S586957 A JPS586957 A JP S586957A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength
- alloy
- heat resistance
- electric conductivity
- corrosion resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高力耐熱アルミ合金に関するものである。
従来一般に用いられている架空送配電用アルミルミニウ
ム合金(イ号ア合金、5005合金、62o1△ 合金など)K分けられる。耐熱アルミニウム合金は、そ
の許容使用温度を150’Cに上昇させて電流容量の増
加を計ったものであり、近年大容量送電用導体として使
用されている。
ム合金(イ号ア合金、5005合金、62o1△ 合金など)K分けられる。耐熱アルミニウム合金は、そ
の許容使用温度を150’Cに上昇させて電流容量の増
加を計ったものであり、近年大容量送電用導体として使
用されている。
また高力アルミ合金は、その高い強度を利用して架空地
線、長径間送電線、AAACに利用されている。
線、長径間送電線、AAACに利用されている。
しかし、耐熱アルミ合金は通常のH−uに約0.1%以
下のZrを添加したものでアシ、その強度はH−Mと同
程度であり、十分な強度を有しているとはいえず、また
高力アルミ合金は、Al−Mg −8l系あるいFiA
M −M g系であシ、耐熱性がH−Mと同程度である
という欠点を有していた。
下のZrを添加したものでアシ、その強度はH−Mと同
程度であり、十分な強度を有しているとはいえず、また
高力アルミ合金は、Al−Mg −8l系あるいFiA
M −M g系であシ、耐熱性がH−Mと同程度である
という欠点を有していた。
さらに、その多くはM−Fe−Zrを主成分としてそれ
に添加元素を加えた形の合金であり、耐食性のすぐれた
ものではなかった。とくに本合金のようなアルミ合金を
使用する場所は、海峡横断部のように腐食環境のきびし
い場所が多く、耐食性が要求されている。
に添加元素を加えた形の合金であり、耐食性のすぐれた
ものではなかった。とくに本合金のようなアルミ合金を
使用する場所は、海峡横断部のように腐食環境のきびし
い場所が多く、耐食性が要求されている。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し耐熱
アルミ合金並みの耐熱性と5005合金なみの強度と導
電率を有し、さらにHAlと同等の耐食性をもつアルミ
合金を提供することである。
アルミ合金並みの耐熱性と5005合金なみの強度と導
電率を有し、さらにHAlと同等の耐食性をもつアルミ
合金を提供することである。
すなわち本発明の要旨は、AE−Fe−Z給金に新しく
添加元素としてMgを添加し、その添加量をきびしく規
制した点にある。
添加元素としてMgを添加し、その添加量をきびしく規
制した点にある。
本発明においては、Feを0.3〜0.6%の範囲で添
加する。
加する。
0.6%以下では、強度の上昇が十分でなく、0.6%
以上では導電率の低下が著しく、また伸線加工性が悪く
なるため除外される。
以上では導電率の低下が著しく、また伸線加工性が悪く
なるため除外される。
またZrは0.05〜0.15%の範囲で添加される。
0.05%以下では、耐熱性の改善の効果が少なく、0
.15%以上では、導電率の低下が著しく、また鋳造性
が悪くなる。
.15%以上では、導電率の低下が著しく、また鋳造性
が悪くなる。
さらにこれにMgが0.24〜0.5 %の範囲で添加
される。0.24%以下では強度の上昇が十分でなく0
;5%以上では導電率の低下および耐熱性の低下が著し
い。また曲げ回数が非常に低下する。
される。0.24%以下では強度の上昇が十分でなく0
;5%以上では導電率の低下および耐熱性の低下が著し
い。また曲げ回数が非常に低下する。
さらにFeとMgの添加には次の制限条件が付加される
。
。
Fθ+Mgが0,7%以下では強度の上昇が十分でなく
、F e 十M gが1.0%以上では導電率の低下と
耐熱性の低下が著しい。
、F e 十M gが1.0%以上では導電率の低下と
耐熱性の低下が著しい。
F e 7M gが2以上となると、耐食性が低下する
。
。
AZ −F e −Z r合金においては、Feは、大
部分M −F e化合物の形で晶出しており、これが耐
食性を低下させている。我々はM −F e −M g
合金の詳細な実験により、F e / M gが2以下
であればこの耐食性に有害なAl −F e系の化合物
の晶出が著しく減少し、耐食性が向上することを発見し
た。
部分M −F e化合物の形で晶出しており、これが耐
食性を低下させている。我々はM −F e −M g
合金の詳細な実験により、F e / M gが2以下
であればこの耐食性に有害なAl −F e系の化合物
の晶出が著しく減少し、耐食性が向上することを発見し
た。
実施例1゜
表1に示す組成の合金三溶解し、3096の鋳型に鋳造
後、鍛造、冷間伸線により6.0りの線に加工し引張強
さ、導電率、耐熱性、耐食性を調査した。耐食性は5%
HcL水溶液に浸漬してH2ガスの発生量を調べた。こ
のガス発生量をRAMのガス発生量に対する比で示した
。このガス発生量が小さなほど耐食性は良好である。
後、鍛造、冷間伸線により6.0りの線に加工し引張強
さ、導電率、耐熱性、耐食性を調査した。耐食性は5%
HcL水溶液に浸漬してH2ガスの発生量を調べた。こ
のガス発生量をRAMのガス発生量に対する比で示した
。このガス発生量が小さなほど耐食性は良好である。
合金1と11の比較によI)Feは0.6%以上でなけ
れば強度が不足し、9と20の比較によ5Feは0.6
%以上では導電率が低下することが判る。
れば強度が不足し、9と20の比較によ5Feは0.6
%以上では導電率が低下することが判る。
1と12の比較によりZrは0.05%以上でないと耐
熱性が不足し、2と13の比較によりZrは
11、。
熱性が不足し、2と13の比較によりZrは
11、。
0.15%以下でないと導電率は不足することが判る。
合金16は、pe、Zr%Mgは規定内であシ、F e
/ M gの比も2以下であるが、F e 十M g
が0.7%以下であるため強度が不足する。16は、逆
にFθ十Mgが1,0%以上であるため導電率、耐熱性
が不足する。15はFe−4−Mgが規定内で、F、e
%Mg%Zr量も規定内であるが、Fe/Mgが2以上
であるため、耐食性が低下する。
/ M gの比も2以下であるが、F e 十M g
が0.7%以下であるため強度が不足する。16は、逆
にFθ十Mgが1,0%以上であるため導電率、耐熱性
が不足する。15はFe−4−Mgが規定内で、F、e
%Mg%Zr量も規定内であるが、Fe/Mgが2以上
であるため、耐食性が低下する。
本発明合金は、比較合金、従来合金と比べて強度、耐熱
性、導電率、耐食性のバランスのとれたすぐれた合金で
ある。
性、導電率、耐食性のバランスのとれたすぐれた合金で
ある。
実施例2゜
第2表に示す合金を溶解後、プロペルチ鋳造圧延機によ
り、鋳造、〜圧延を行なった。鋳造時の冷却速度は、1
5℃/式であり、圧延機直前のキャストパーの温度は4
50〜560℃圧延終了時の温度は100〜180℃で
あった。
り、鋳造、〜圧延を行なった。鋳造時の冷却速度は、1
5℃/式であり、圧延機直前のキャストパーの温度は4
50〜560℃圧延終了時の温度は100〜180℃で
あった。
キャストバーの断面積は2400u、圧延終了時の荒引
線(以下wrtという)の直径は9.5 mm 96で
ある。このWRを伸線加工により、6.2りの線とした
。
線(以下wrtという)の直径は9.5 mm 96で
ある。このWRを伸線加工により、6.2りの線とした
。
伸線は連続伸線機により5.296仕上り表面の温度は
、20,0℃以下であった。この線について引張強さ、
伸び導電率、耐食性、耐熱性を調査した。
、20,0℃以下であった。この線について引張強さ、
伸び導電率、耐食性、耐熱性を調査した。
試験方法は実施例1と同様である。
本発明合金については、このような工業的な生産方式に
よっても強度、耐熱性、導電率の・(ランスのとれた合
金であることが判る。
よっても強度、耐熱性、導電率の・(ランスのとれた合
金であることが判る。
実施例&
第2表中のAB金合金ついて、加熱時間1hの等時軟化
試験および180℃の1000.hまでの等温軟化試験
を行なった。
試験および180℃の1000.hまでの等温軟化試験
を行なった。
その結果を第1図、第2図に示す。比較のため6[IT
−Mの結果をも示した。この結果から本発明合金は60
T−M並みの耐熱性を有することが判る。
−Mの結果をも示した。この結果から本発明合金は60
T−M並みの耐熱性を有することが判る。
なお、WR製造法はブロペルチ法などの連続鋳造圧延法
が一般であるが、ワイヤノ(−熱間圧延法、押出法によ
ってもよい。
が一般であるが、ワイヤノ(−熱間圧延法、押出法によ
ってもよい。
また、伸線はスリップタイプ連続伸線機′によるのがも
つとも一般的であるが、ノンスリップタイプ連続伸線機
あるいは単頭伸線機によってもよい。
つとも一般的であるが、ノンスリップタイプ連続伸線機
あるいは単頭伸線機によってもよい。
さらに伸線加工後に適当な強度をもたせるために、20
0〜250℃で2〜6hの焼鈍を行なってもよい。
0〜250℃で2〜6hの焼鈍を行なってもよい。
以上述べたように本発明合金は、すぐれた耐熱性を有す
ると同時に強度を改善した導電用高力耐熱アルミニウム
合金であり、特別の熱処理などを必要とせず、加工容易
であシ、大容量送電線時代の架空地線、長径間送電線な
どに極めて大きな工業応用価値をもつものである。
ると同時に強度を改善した導電用高力耐熱アルミニウム
合金であり、特別の熱処理などを必要とせず、加工容易
であシ、大容量送電線時代の架空地線、長径間送電線な
どに極めて大きな工業応用価値をもつものである。
第1図は供試材の等時軟化試験結果を示し、第2図は等
温軟化試験結果を示す線図である。
温軟化試験結果を示す線図である。
Claims (1)
- FeO,3〜0.6、Z r D、05〜0.15X−
M g 0.24〜0.5X残部M並びに不可避なる不
純物から成り、Fe十Mgが0.7%以上1.0%以下
、FeとMgの比Fθ/Mgが2以下となるように添加
してなることを特徴とする高力耐熱アルミ合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56105409A JPS6047895B2 (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 高力耐熱アルミ合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56105409A JPS6047895B2 (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 高力耐熱アルミ合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS586957A true JPS586957A (ja) | 1983-01-14 |
JPS6047895B2 JPS6047895B2 (ja) | 1985-10-24 |
Family
ID=14406806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56105409A Expired JPS6047895B2 (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 高力耐熱アルミ合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047895B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776175A (en) * | 1980-10-30 | 1982-05-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Manufacture of aluminum-based semihard electric wire |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP56105409A patent/JPS6047895B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776175A (en) * | 1980-10-30 | 1982-05-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Manufacture of aluminum-based semihard electric wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6047895B2 (ja) | 1985-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20160130230A (ko) | 알루미늄 합금 선재, 알루미늄 합금연선, 피복전선, 와이어 하네스, 알루미늄 합금 선재의 제조방법 및 알루미늄 합금 선재의 측정방법 | |
WO2016088887A1 (ja) | アルミニウム合金線材、アルミニウム合金撚線、被覆電線およびワイヤーハーネスならびにアルミニウム合金線材の製造方法 | |
JPH09213131A (ja) | 高強度・高耐熱アルミニウム合金およびその製造方法 | |
JPWO2015182624A1 (ja) | アルミニウム合金導体線、アルミニウム合金撚線、被覆電線、ワイヤーハーネスおよびアルミニウム合金導体線の製造方法 | |
JP2012001813A (ja) | アルミニウム合金導体電線及びその製造方法 | |
JP2011040350A (ja) | アルミニウム合金電線の製造方法 | |
WO2018168178A1 (ja) | アルミニウム合金線、これを用いた電線及びワイヤハーネス | |
JPS6216269B2 (ja) | ||
JP6635732B2 (ja) | アルミニウム合金導電線の製造方法、アルミニウム合金導電線、これを用いた電線及びワイヤハーネス | |
JPS586957A (ja) | 高力耐熱アルミ合金 | |
JPS5919183B2 (ja) | 高力耐熱アルミニウム合金導体の製造法 | |
JPH0125822B2 (ja) | ||
JP6853872B2 (ja) | アルミニウム合金導電線の製造方法、アルミニウム合金導電線、これを用いた電線及びワイヤハーネス | |
JPS63243247A (ja) | 導電用高強度アルミニウム複合線およびその製造方法 | |
JPS63293146A (ja) | 導電用高力耐熱アルミニウム合金の製造方法 | |
JPS6219501B2 (ja) | ||
JPS59226156A (ja) | 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 | |
JP2001181811A (ja) | クロム・ジルコニウム系銅合金線の製造方法 | |
JPS6149385B2 (ja) | ||
JPS6210288B2 (ja) | ||
JPH042664B2 (ja) | ||
JPS5983752A (ja) | 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 | |
JPS59162260A (ja) | 導電用耐熱アルミ合金の製造方法 | |
JPS59166660A (ja) | 導電用高力耐熱アルミ合金の製造方法 | |
JPS59193255A (ja) | 導電用高力耐熱アルミ合金の製造方法 |