JPS586652Y2 - 原木の表皮除去装置 - Google Patents

原木の表皮除去装置

Info

Publication number
JPS586652Y2
JPS586652Y2 JP1980055424U JP5542480U JPS586652Y2 JP S586652 Y2 JPS586652 Y2 JP S586652Y2 JP 1980055424 U JP1980055424 U JP 1980055424U JP 5542480 U JP5542480 U JP 5542480U JP S586652 Y2 JPS586652 Y2 JP S586652Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary cutter
skin
cutting blades
log
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980055424U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56156607U (ja
Inventor
恵一郎 石田
Original Assignee
株式会社 石田鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 石田鉄工所 filed Critical 株式会社 石田鉄工所
Priority to JP1980055424U priority Critical patent/JPS586652Y2/ja
Publication of JPS56156607U publication Critical patent/JPS56156607U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS586652Y2 publication Critical patent/JPS586652Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は原木の皮剥機に関するものであって、特に表皮
除去作用をする部材の構成に係るものである。
木材加工を行なうに当り、最初の処理は切り出した原木
の表皮を除去することであるが、この作業は、原木自体
やその表皮の性状、形状がそれぞれ異なるため、機械処
理には極めて困難が多い。
このような樹皮の除去を行なう装置の基本形態の一つに
リングバーカタイプと称されるものがあり、その構成は
回転する環状枠の中心に原木を通過させ、環状枠に巴状
に内芯的にとりつけた複数本の切削刃によって、その表
皮を剥ぎ取ってゆくものである。
しかし乍ら現実にはこのような装置で皮剥ができる場合
は限られており、目下斯業界では種々の改良が試みられ
ているのである。
即ち例えざ樹皮はいわゆる外材と内地材とでは、後者は
特にその繊維が長く且つ強剥であり、外材を処理できる
装置であっても内地材は処理できない。
また自然の中で生育する木材はその形状はそれぞれ異な
り、また表皮の厚みにしても伐採の時期が夏か冬か、あ
るいは生育場所が山の北斜面かによって異なるのである
しかもたとえ同じ材でも生育時南側の部分は北側より樹
皮が厚く、また随所に節が突出して存在するなど機械処
理を困難にする種々の条件が存在するのである。
ここにおいて本考案はこの種皮剥装置の改良の一環とし
て提案せんとするものであって、節の突出部の処理を円
滑に行ないつつ表皮の除去をし、また刃元につまりがち
な異部の除去を放果的に行なえるようにし、優れた表皮
除去作用ができるように図ったものである。
即ちその構成の大略は、機枠にとりつけた環状回転枠に
少くとも一対の回転カッタを揺動支持杆を介してとりつ
け、環状回転枠の中心を前進する原木に対し、回転カッ
タを圧接させ、原木表皮を除去する装置において、前記
回転カッタは、偏平な椀状をなし、その彎曲面に中心か
ら周囲に放射状に延びた多数の切削刃を形成し、且つ切
削刃間には異物の放出孔を穿設したものである。
進んで本考案を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
ると、第1図は本装置の設置態様の一例を骨格的に示す
ものであって、機筺1内のほぼ中央に本考案たる表皮除
去装置2も設置すると共に前後に送すローラR移送コン
ベヤCを配設する。
なお符号Aは加工される原木を示す。
この表皮除去装置2は、第2図に示すように機枠3にと
りつけられた環状回転枠4を有するもので、この環状回
転枠4は図示を省略したが機枠3に対してコロ等を介し
て回転自在に支持され、且つ適宜のモー夕により駆動さ
れる。
尚、機枠3の環状回転枠における環状回転枠4を受は入
れる部分には内側に環状の固定歯形3′を設ける。
更に環状回転枠4の中央部は原木Aを通すために開口す
ると共に、その側面には皮剥を行う各種の部材をとりつ
ける。
即ち環状回転枠4の側面には一例として3基の揺動支持
杆5を設けるものであって、これらはその一端を廻動支
点6において支持され全体を巴状となるように配するも
のである。
これら各揺動支持杆5は廻動支点6を中心として自由端
側が環状回転枠4の中心に対して接近離反するように動
くものであり、図示を省略したが、この動作を例えばシ
リンダ、スプリングによって行なわしめる。
この揺動支持杆5はその先端(自由端)側に回転カッタ
8をとりつけるものであって、以下前記揺動支持杆5の
廻動支点6の構造乃至回転カッタ8の駆動系統について
説明する。
先ず第3,4図に示すように揺動支持杆5の回動支点6
には環状回転枠4からピン9を突出させ、ここに回転軸
10を介して揺動支持杆5の基部をとりつける。
回転軸10はその端部に歯車11を有すると共に他端部
には中空状の揺動支持杆5の内部においてスプロケット
12を有する。
この歯車11は前述の機枠3に設けた固定歯形3′と遊
星歯車的に噛み合うものであって、環状回転枠3の回転
に伴ない前記歯車11が遊星回転し回転軸が回転する。
従って回転軸10はそれぞれベヤリングを介してピン9
及び揺動支持枠5と組合わされ、回転状態が確保できる
ように構成される。
このスプロケット12に対して対応する受動スプロケッ
ト13が揺動支持杆5の先端に設けられており、この間
にチェノ14が懸張される。
この受動スプロケット13の軸にはベベルギヤ15が設
けられ、対応する受動ベベルギヤ15を駆動する。
この受動ベベルギヤ15の軸は揺動支持杆5の先端がら
突出し、ここに前記回転カッタ8がとりつけられるので
ある。
以下この回転カッタ8の構成について説明する。
この回転カッタ8は第5〜7図に示すように全体として
偏平な雪状をなし、その外側の彎曲面に中心から外周に
向かう切削刃20を放射状に多数設けるものである。
放射状に形成された切削刃20はそれぞれストレートに
構成してもよいしく第5図イ)、また渦巻状に構成して
もよい(第5図口)。
そして切削刃20の間には異物の放出孔21を形成する
ものであって、これによって切削刃20の間につまりが
ちな表皮のくずを放出するように図るのである。
また、切削刃20の高さhは第7図に示すように中心寄
りを低く、周縁に向かうに従い高くするのが望ましい。
本考案は以上述べたような構成を有するものであって、
次のように作動して表皮の除去を行なう。
先ず本装置の運転状態は適宜のモータによって環状回転
枠4が駆動され、これに伴い揺動支持杆5ごと回転カッ
タ8が旋回させられるのである。
このとき前述のとうり機枠3に設けた固定歯形3′と揺
動支持杆5の基部に設けた歯車との噛み合いによって回
転カッタ8に回転が生起されるのである。
このような状態において環状回転枠4の中心に原木Aを
送り込む、と、回転カッタ8はその周囲を螺旋状に摺擦
するように旋回し、切削刃20によって表皮を切断切削
しつつ除去してゆくのである。
このとき細粉化された表皮は回転カッタ8に設けられた
異物の放出孔21から逐次落下する。
これによって切削刃20の間に表皮質がつまって、表皮
除去作用を不能にする虞れは皆無ならしめられるのであ
る。
もとより放出孔21による作用と共に、放射状に配列さ
れている切削刃20は、互の刃間隔を周囲に向かうほど
拡げるから、回転カッタ8の回転による遠心力によって
も異物の放出が図られるのである。
このように本考案によれば回転カッタの形状を新規なも
のとし、効果的な厚木表皮の除去を行なうようにしたも
のであって、実用上有用なものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案たる原木の表皮除去装置の設置態様を示
す骨格的側面図、第2図は本装置の正面図、第3図は回
転カッタ及びその支持部材を示す第2図III −II
I線における断面図、第4図は同上第3図IV−IV線
における断面図、第5図イ9口は回転カッタのそれぞれ
異なる実施例を示す平面図、第6図は第5図口のVI−
VI線における断面図、第7図は第6図における断面図
にして切削刃形状の他の実施例を示す、第8図は本装置
の作動状態を示す断面図である。 A;原木、2;表皮除去装置、3;機枠、4;環状回転
枠、5;揺動支持環、8;回転カッタ、20;切削刃、
21;放出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠にとりつけた環状回転枠に少くとも一対の回転カッ
    タを揺動支持杆を介してとりつけ、環状回転枠の中心を
    前進する原木に対し、回転カッタを圧接させ、原木表皮
    を除去する装置において、前記回転カッタは偏平な腕状
    をなし、その彎曲面に中心から周囲に放射状に延びた多
    数の切削刃を形成し、且つ切削刃間には異物の放出孔を
    穿設したことを特徴・とする原木の表皮除去装置。
JP1980055424U 1980-04-23 1980-04-23 原木の表皮除去装置 Expired JPS586652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980055424U JPS586652Y2 (ja) 1980-04-23 1980-04-23 原木の表皮除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980055424U JPS586652Y2 (ja) 1980-04-23 1980-04-23 原木の表皮除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56156607U JPS56156607U (ja) 1981-11-21
JPS586652Y2 true JPS586652Y2 (ja) 1983-02-04

Family

ID=29650082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980055424U Expired JPS586652Y2 (ja) 1980-04-23 1980-04-23 原木の表皮除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS586652Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614854Y2 (ja) * 1988-02-24 1994-04-20 富士鋼業株式会社 リングバーカーにおける径級選別装置
US20050121106A1 (en) * 2002-02-20 2005-06-09 Rastatter Daniel J. Apparatus for surfacing flitch

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138850A (en) * 1977-05-10 1978-12-04 Ishida Iron Works Co Ltd Barker for log having longgfiberrbark

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53138850A (en) * 1977-05-10 1978-12-04 Ishida Iron Works Co Ltd Barker for log having longgfiberrbark

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56156607U (ja) 1981-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04135412A (ja) 水草カッター装置
CN211407568U (zh) 一种根茎类中草药剥皮装置
JPS586652Y2 (ja) 原木の表皮除去装置
US4715093A (en) Trimming and cutting apparatus for the preparation of crabs for meat extraction
FI96267C (sv) Vals och maskin för skalning eller formning av potatis och liknande produkter
CN209527248U (zh) 一种园林修剪装置的改进结构
US4732771A (en) Method for removing skins and pits from avocados
US5545421A (en) Methods for removing outer layers of palm stalks from palm heart
US3678976A (en) Onion peeling apparatus
US4627339A (en) Apparatus for removing skins and pits from avocados and the like
RU2135351C1 (ru) Сучкорезно-окорочное устройство для обработки стоящих деревьев
CN111515184A (zh) 一种半夏清洗装置
CA2082449C (en) Peeling head with peel string guide
FR2873542A1 (fr) Procede de parage de bulbes, notamment d'echalottes ou d'oignons et moyens pour la mise en oeuvre du procede
JPS5941044Y2 (ja) 回転ドラムバ−カの前処理装置
ATE27969T1 (de) Trommelwurzelschneider.
CN117530455A (zh) 一种核桃脱青皮装置
JPS6029911Y2 (ja) 豆等の脱皮装置
JPS5854974Y2 (ja) ドラムバ−カ
JPH0432921Y2 (ja)
BRPI1004182A2 (pt) sistema de corte dotado de pastilhas intercambiÁveis para descascador de toras tipo tambor rotativo
EP0060308B1 (fr) Appareil pour la préparation mécanique de mollusques, en particulier de calmars
CN2540780Y (zh) 蔬菜水果削皮机
JPS5927685B2 (ja) 原木皮剥装置
JPS5912270B2 (ja) 野菜、果実等の皮剥機