JPS5865729A - 表面保護シ−トの製造方法 - Google Patents

表面保護シ−トの製造方法

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JPS5865729A
JPS5865729A JP56163833A JP16383381A JPS5865729A JP S5865729 A JPS5865729 A JP S5865729A JP 56163833 A JP56163833 A JP 56163833A JP 16383381 A JP16383381 A JP 16383381A JP S5865729 A JPS5865729 A JP S5865729A
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plasma
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Ryukichi Miyagawa
宮川 隆吉
Masaji Okano
岡野 政次
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
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Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属板、化粧板、ガラス板、木板などの物体
表面を、一時的に保護するための表面保護シートの製造
方法に関するものである。
更に詳しくは、表面保護シートをロール状に巻回してお
いても、基体フィルム又はシートに配合されている各種
添加物が、基体噴面から接着剤層へ移動するのを阻止し
、ガス実際の使用時に、ロール状に巻回された状態から
巻き戻す際に、基体フィルム又はシートの背面と接着剤
層との剥離性が優れた保護シートを製造する方法に関す
るものでちる。
表面保護シートは、金属板の打ち抜き、曲げ。
絞りなどのプレス加工およびロール加工する際に、その
加工前に該金属板の表面を被覆して加工性を改良すると
ともに、金属板表面に傷がつくのを防止することを目的
として使用される。
★た、いわゆる養生用に表面保護シートな使鳥虫などの
フン、太陽光線、風雨およびその他の影響により、表面
に、傷、シミ、変色、汚染などの発生するのを防止する
ことを目的として使用される。
表面保護シートは、基体フィルム又はシート、接着剤層
の種類を種々選ぶことによって、性能の異なったものと
することができる。基体フィルム又はシートとして軟質
塩化ビニル系樹脂製のフィルム又はシートを選び、接着
剤層としてアクリル酸アルキルエステル又はそれを主成
分とする樹脂組成物を選び、両者を組み合せたものは、
光、空気に対する抵抗性が大きく、また透明性に優れて
いるので、表面保護シートの用途には最適であるが、更
にいくつかの性能を具備させる必要がある。
表面保護シートが具備しなければならない一ト記以外の
性能は、基体フィルム又はシートと接着剤層との投錨性
に優れていること、表面保護シートをロール状にして運
搬、保存した後に実際に使用する場合にも、基体フィル
ム又はシー汚染又は残留が全くないこと等である。
基体フィルム又はシートが軟質塩化ビニル系樹脂より調
製されたものである場合には、樹脂に対して配合された
可塑剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤そ
の他の樹脂添加剤が、樹脂フィルム又はシートからブリ
ード・アウトし、接着剤層と一基体フイルム又はシート
の背面との剥離性を悪化させたり、巻戻しにく(すると
いう欠点があったほか、ブリード・アウトした状態が接
着剤層表面に移行し、これが被保護面に対して転写され
、被保護面を汚染するという欠点があった。
られているが、剥離剤がコスト高であること。
塗布工程が複雑である等の問題を有している。
本発明者らは、かかる状況にあって、軟質塩化ビニル系
樹脂フィルム又はシートを基体とした表面保護シートに
おいて、接着剤層と基体フィルム又はシートの贋面との
剥離性が改良され。
被保護面に対して汚染又は残留がない表面保護シートを
提供することを目的として、鋭意検討した結果、本発明
を完成するに至ったものである。
しかしてその要旨とするところは、軟質塩化ビニル系樹
脂のフィルム又はシートを基体とした表面保護シートを
製造するKあたり、基体となるフィルム又はシートの片
面をプラズマ重合性−を有しないガスの低温プラズマで
処理し、プラズマ処理を行なわない面に、(A)アクリ
ル酸アルキルエステル系単量体、(B)カルボキシル基
含有共重合体性単量体、及び/又は(Clヒドロキシル
基含有共重合体性単量体等を含有する単量体混合物を共
重合させて得られる樹脂組成物を塗布乾燥して接着剤層
を形成することを特徴とする表面保護シートの製造方法
に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明方法で使用される塩化ビニル系樹脂は。
ポリ塩化ビニルおよび塩化ビニルを主体とする共重合体
のいずれでもよい。この場合の塩化ビニルと共重合させ
るのに用いられる単量体としてハ、ビニルエステル類、
ビニルエーテル類、アクリル酸又はメタアクリル酸およ
びこれらのアルキルエステル類、マレイン酸又ハフマー
ル酸あるいはこれらの無水物ならびKそれらのエステル
類、芳香族ビニル化合物、ハロゲン化ビニリデン、アク
リロニトリル又はメタアクリロニトリル、エチレン、プ
ロピレンなどのオレフィン類等があげられる。
これら塩化ビニル系樹脂は、乳化重合法、懸濁重合法、
溶液重合法、塊状重合法等の従来公知の製造法のうち、
いずれの方法によって製造されてもよい。
本発明方法では、上記塩化ビニル系樹脂10θ重量部に
対し、20−40重量部の可塑剤を配合して、軟質化し
、フィルム化又はシート化する。
塩化ビニル系樹脂を軟質化するために使用さアジピン酸
ジオクチル、セバシン酸ジプチル等の脂肪族二塩基性酸
エステル類、ペンタエリスリトールエステル、ジエチレ
ングリコールジベンゾエート等のグリコールエステル類
、アセチルリシノール酸メチル等の脂肪酸エステル類、
トリクレジルホスフェート、トリフェニルホスフェート
等のリン酸エステル類、エポキシ化大豆油、エポキシ化
アマニ油等のエポキシ化油類。
アセチルトリブチルシトレート、アセチルトリオクチル
シトレート等のクエン酸エステル類、トリアルキルトリ
メリテート、テトラ−n−オクチルピロメリテート、ポ
リプロピレンアジベート、その他のポリエステル系等の
種々の構造の可塑剤が例示される。
しかして、これら可塑剤の使用は、特に制限されるもの
ではないが、接着剤層の経時による性能低下を避けるた
めには、接着剤組成及び表面保護フィルムとしての品質
面から、適宜選ぶことが望ましい。特に、可塑剤量が多
く柔軟性が要求される場合において、接着剤の経時によ
る性能低下を避けるためKは、ポリエステル系可塑剤を
使用するのが望ましい。
前記塩化ビニル系樹脂には、可塑剤のほか、耐熱性、滑
性、安定性等の性質を向上させるための添加剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、防曇剤、染料、顔料等を配合する
ことができる。
耐熱性、滑性、安定性等の性質向上のために使用される
添加剤としては、ステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸鉛。
ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カドミウム等のカ
ルボン酸の金属塩類、三塩基性硫酸鉛、二塩基性悪りん
酸鉛、ジブチルすずジラウレート、ジ−n−オクチルす
ずマレエート、ジ−n−オクチルすずメルカプタイドの
ような有機すず化合物よりなる安定剤、ブチルステアレ
ートのようなエステル類、エチレンビススチアロアミド
のような脂肪酸アミド類、高級脂肪酸およびそのエステ
ル類、もしくはポリエチレンワッロキノン系化合物、サ
リチル酸系化合物などがあげられ3.帯電防止剤ないし
防曇剤としては、例えばノニオン系界面活性剤、ポリオ
キシエチレングリセリンモノステアレート等が挙げられ
る。
これら可塑剤を除く各種樹脂添加物は、塩化ビニル系樹
脂ioo重量部に対して、!重量部以下で使用すること
ができる。
前記塩化ビニル系樹脂に、可塑剤およびその他の樹脂添
加物を配合するには、通常の配合、る方法を採ることが
できる。
本発明方法では、軟質塩化ビニル系樹脂のフィルム又は
シートを基体とする。
上記塩化ビニル系樹脂をフィルム又はシート化するには
、通常のフィルム又はシート化方法、例えばカレンダー
成形法、押出成形法、インフレーション成形法などを適
宜採用すればよい。
基体フィルム又はシートの厚さは、θ、θ/H〜数龍の
範囲で選ぶことができる。
本発明方法では、上記の軟質塩化ビニル系樹脂フィルム
又ハシートの片面を、プラズマ重合性を有しないガスの
低温プラズマで処理する。
この処理方法としては、1o−sトルー10トルの圧力
下において、プラズマ重合性を有しないガスの低温プラ
ズマで、フィルム又はシートの片面を処理すればよい。
この際のプラズマ発生条件としては、たとえば電極間に
/ 3.j 、gメガヘルツ、1O−jooViの電力
を印加すればよく、放電は有極放電、無電極放電のいず
れの方式でも十分な結果が得られる。
プラズマ処理時間は、印加電圧によっても相違するが、
一般には数秒から数十分の範囲内で選ぶことができる。
なお、プラズマ処理には、上記の方法以外にも種々あり
、たとえば、放電周波数帯としては低周波、マイクロ波
、直流などを用いることができ、プラズマ発生方式も、
グロー放電方式のほかコロナ放電方式、火花放電方式、
無声放電方式などを選ぶことができる。
また、電極も外部電極のほか、内部電極、コイル型など
容量結合、誘導結合のいずれでもよい。しかし、どのよ
うな方式を採用するにしても、放電熱により、基体フィ
ルム又はシートの表面が変形しないようにしなければな
らない。
プラズマ重合性を有しないガスとしては、ヘリウム、ネ
オン、アルゴン、窒素、亜酸化窒素。
二酸化窒素1、酸素、空気、−酸化炭素、二酸化炭素、
水素、塩素、さらには塩化水素、シアン化臭素、臭化す
ずなどのハロゲン化物、硫黄。
亜硫酸ガス、硫化水素などの硫化物などが挙げられ、こ
れらのガスは単独で又は二種以上混合して使用される。
これらガスのプラズマ発生装置内におけるガス圧は、l
o−3トル〜10トル好ましくはlo−2〜lトルとす
ることKより。
目的のプラズマを良好に発生させることができる。
本発明方法では、軟質塩化ビニル系樹脂フィルム又はシ
ートよりなる基体の、プラズマ処理しない面に、接着剤
層を形成する。この接着剤Ji[、(A)7クリル酸ア
ルキル工ステル系単量体、又は(C)ヒドロキシル基含
有共重合性単量体等を含有する単量体混合物を共重合さ
せて得られる樹脂組成物を生成分とするものである。接
着剤層がゴム系共重体よりなる場合は、後の比較例44
、jJlc記載したとおり1本発明の目的は達成されな
い。
上記(A)成分は、共重合体を含む樹脂組成物に所望の
粘着性、接着性、可視性などを付与する機能を果す成分
である。
本発明においてアクリル酸アルキルエステル系単量体と
は、アクリル酸アルキルエステル類。
メタアクリル酸アルキルエステル類をいう。アクリル酸
アルキルエステル類としては、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、n−プロピルアクリレート、1−プ
ロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、1−ブ
チルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、コー
エチルへキシルアクリレート等のようなものがあげられ
る。メタアクリル酸アルキルエステル類としては、メチ
ルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、n−プ
ロピルメタアクリレート、1−プロピルメタアクリレー
ト、n−ブチルメタアクリレート、i−ブチルメタアク
リレート。
シクロヘキシルメタアクリレート、2−エチルへキシル
メタアクリレート等のようなものがあげられる。
本発明において、(B)成分は、カルボキシル基により
金属、プラスチックス等の被保護面への接着性を付与す
るとともに、次にのべる(C)成分を併用する場合は(
0)成分のヒドロキシル基含有単量体とともに、場合に
よっては更に触媒又は架橋助剤の助けをかりて、架橋を
行なう反応点としての作用をする成分である。具体例と
しては、アクリル酸、メタアクリル酸、無水マレイン酸
、イタコン酸等が含まれる。(B)成分単量体の配合量
は、前記(A)成分単量体ioo重量部に対して(B)
成分単量体2重量部より少ない範囲では、接着性および
架橋機能を発揮し得す、70重量部より多い場合は、接
着性が高すぎるため被保護面からの剥離が困難となり、
表面保護用の接着成分としては不適当であるので、2〜
/θ重量部の範囲で使用するのが好ましい。
本発明において(0)成分は上記(B)成分の代わりに
、又は上記(B)成分と併用する場合には(B)成分と
ともに、場合によっては更に触媒又は架橋助剤の助けを
かりて、架橋を行なう反応点として作用すると共に、ヒ
ドロキシル基により被保護面に対するぬれ特性を良好に
し、被保護面への貼りつけ後の接着力の増大を防止させ
るのに有効で、接着性にも寄与する成分である。
具体例としては、λ−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ジエチレングリ
コ、−ルモノアクリレート。
トリエチレングリコールモノアクリレート、テトラエチ
レングリコールモノアクリレート、ジプロピレングリコ
ールモノアクリレート、トリプロピレングリコールモノ
アクリレート、テトラプロピレングリコールモノアクリ
レートなど、およびこれらのメタアクリレート類があげ
られる。(C1成分単量体成分の配合量は、前記(Al
成分単量体100重量部に対し、0,3重量部より少な
い範囲では、ぬれ特性に寄与することができず、!重量
部より多い範囲では、架橋が過度におこり接着性の低下
をひきおこすので、0.3〜j重量部の範囲で選ぶのが
好ましい。
本発明方法では、接着剤層を形成する樹脂層は、前記(
A)成分、(B)成分及び/又は(C)成分を含んでい
る必要があるが、このほか少量の共重合可能なビニル系
単量体を含んでいてもよい。
このようなビニル系単量体としては、スチレン、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、ビニ
ルエーテル等があげられる。
本発明方法では、接着剤層を形成する樹脂層は、更に、
架橋反応を促進する機能を果す他の単量体を少量含んで
いてもよい。このような機能を果す単量体としては、ア
シッドホスホオキシエチルメタアクリレート、3−クロ
ロコーアシツドホスホオキシプロビルメタアクリレート
等があげられる。
上記単量体混合物を重合させるには、乳化重合法、溶液
重合法、懸濁重合法、塊状重合法等の従来から知られて
いる重合法を採用することができる。これら重合法のう
ち、乳化重合法、溶液重合法によると、得られたエマル
ジョン、又は共重合体溶液を、そのまま、基体フィルム
又はシートの塗゛布液として活用できるので、好ましい
。中でも乳化重合法によったものは、溶液塗布法によっ
て表面保護シートを製造する場合1人体の健康に有害な
有機溶剤を使用しないので、特に好ましい。
本発明方法では、基体フィルム又はシートの、プラズマ
処理しない面に接着剤層を形成する。
それには、前記乳化重合法によって得られたエマルジョ
ン、溶液重合法によって得られた共重合体の溶液、懸濁
重合法又は塊状重合法によって得られた共重合体を有機
溶媒に溶解して得られた共重合体溶液とし、更に要すれ
ば、これらエマルジョン又は溶液に、微量のトリレンジ
イソシアネートのような架橋剤を加え、スプレィコート
法、ロールコート法、グラビアコート法、リバースコー
ト法、ディップコート法等の公知の塗布手段のほか、ス
クリーン印刷、フレキソ印刷などの手段を利用して塗オ
する。接着剤層の厚みは基体フィルム又はシートの厚み
にもよるが、一般には乾燥後の厚みが0.0 ! M以
下。
好ましくはθ、03〜0.0 / mの範囲とするのが
好ましい。
塗布膜の乾燥は、エマルジョンに含まれる水分、共重合
体の有機溶液中の溶媒を飛散させるとともに、塗布膜に
架橋反応をおこさせるような条件を採用する。この目的
のためには、熱風乾燥法、赤外線照射による乾燥法、遠
赤外線照射による乾燥法等によって、約ioo〜/70
’(J。
の温度範囲に加熱し、2〜/θ分間程度加熱すればよい
本発明は、次のような効果を奏し、その実用的利用価値
は極めて大である。
(1)本発明方法では、基体フィルム又はシートの片面
pプラズマ処理を施しており、この面は表面が改質され
て、基体に配合された各種樹脂添加剤ガプリード・アウ
トし難くなる。
従ってこのプラズマ処理を施した面を前面とすると、接
着剤層との剥離性は大幅に改良され−る。
(2)  また、プラズマ処理を施した貴簡からは、各
種樹脂添加剤ガプリード・アウトし難いので、これら各
種樹脂添加剤が接着剤層方面へ移行し、被保護面に転写
され、被保護面を汚染するという問題も生起しない。
(3)  本発明方法では、基体フィルム又はシートに
形成される接着剤層の基体フィルム又はシートに対する
投錨性が良好で、且つ、接着力の経時変化が少ない。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが5本
発明はその要旨を超えない限り以下の例に限定されるも
のではない。
実施例/ (基体フィルムの調製) 平均重合度が7060のポリ塩化ビニル100重量部に
、ジオクチルフタレー)4tj重i部、エポキシ化大豆
油2.0重量部、ステアリン酸亜鉛へ〇重量部を配合し
、これをロールで混練して、厚さ0./ OMのフィル
ムを製造した。
このフィルムをプラズマ発生装置内にセットし、減圧化
−酸化炭素ガスを通気しながら、圧力を0.2トルに調
整保持し、/ JJ 6メガヘルツ、100Wの高周波
を与えることによって放電させることにより、フィルム
片面を3分間処理した。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 温度計、攪拌機、窒素導入管および環流冷却器を備えた
反応器内に、下記の単量体混合物アクリル酸ブチル  
    go重量部メタアクリル酸メチル      
  、zo   ttア  り  リ  ル 酸   
         6   〃2−ヒドロキシエチルア
クリレート     3  〃脱イオン水   /に0
 〃 を仕込み、窒素気流下にて攪拌しながら加熱し1反応系
が約jO℃に達した時点で1重合開始剤として過硫酸ア
ンモニウムθ。3重量部及びメタ重亜硫酸ソーダ0.3
重量部をそれぞれ加えて、重合を開始させ、この温度で
約2時間重合反応を継続した。次いでこの反応系を約2
θ℃に昇温し、この温度で約1時間保持して熟成させ、
共重合体を含む水性エマルジョン組成物を得た。
(接着剤層の形成) 上記エマルジョン組成物を攪拌しながら、トリレンジイ
ンシアネート(コロネートL)をOJ重量部加え、更に
2.0重量%のアンモニア水溶液を滴下して約3Qポイ
ズ(20℃)の粘度とした後、前記基体フィルムのプラ
ズマ処理を行なわない面に、ロールコート法によって塗
布した。塗布面を赤外線照射加熱法によって、130℃
の温度で!分間加熱・乾燥して、厚さo、oiwの接着
剤層を形成した。
(接着剤層と基体フィルム背面との剥離性評価) 得られた表面保護シートの接着剤層に、基体フィルムの
プラズマ処理した面を貼り、2 K9 / crlの圧
力で押圧して圧着した。このものを20℃に保持した雰
囲気下に90分間放置し。
その後Jj℃、相対湿度60%ととした雰囲気に2時間
放置した。
上のように圧着、加熱した積層シートから、幅3cm、
長さ/!備の試料を裁断した。
この試料を接着剤層面とプラズマ処理した而との圧着面
を剥し、これらの両端を引張り試験機のクランプで天ん
で試料の長さ方向に引っ張り、圧着面の剥離強度を測定
したところ/ j F 9 / 3 an幅であった。
プラズマ処理した面に、接着剤の根跡は観察されなかっ
た。
比較例/ (基体フィルムの調製) 実施例/に記載の例において、片面にプラズマ処理を施
さなかったほかは、回倒に記載の場合と同じとした。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 実施例/の場合に同じ。
(接着剤層の形成) 実施例/の場合に同じ。
(接着剤層と基体フィルム前面との剥離評価)得られた
表面保護シートの接着剤層に、他のプラズマ処理してい
ないフィルムを貼り。
2に9/cdの圧力で押圧して圧着した。これを、実施
例の場合と同じに圧着し、加熱し、同様の大きさの試料
を裁断した。
圧着した面、を、実施例に記載したと同様の方法で剥離
し、剥離強度を測定したところJ’ 931773 c
m幅であった。
基体フィルムの接着剤層を形成しない面(背面)に“は
、接着剤の根跡が観察された。
実施例/及び比較例/の結果は、本発明方法で得られる
表面保護シートは、接着剤層と基体フィルム又はシート
の黄面との剥離性が極めて良好で、苛酷な条件下で貯蔵
しても、良好な剥離性は低下しないことを示している。
実施例コ (基体フィルムの調製) 実施例/の場合に同じ。
(接着剤層形成用樹脂の゛調製) 温度計、攪拌機、窒素導入管および環流冷却器を備えた
反応器内に、下記の単量体混合物0−一エチルへキシル
アクリレート    20重量部アクリロニトリル  
     l!〃ア  り  リ  ル 酸     
        3  〃2−ヒドロキシエチルアクリ
レー)      −3ttポリオキシエチレンアルキ
ルフェノールエーテル  !  〃脱イオン水   /
60〃 を仕込み、窒素気流下にて攪拌しながら加熱し、反応系
が!θ℃に達した時点で1重合開始剤として過硫酸アン
モニウム0.3重量部、及びメタ重亜硫酸ソーダ0.3
重量部をそれぞれ加えて、重合を開始させ、この温度で
約2時間重合反応を継続した。次いでこの反応系の温度
を約20℃に昇温して、この温度で約7時間保持して熟
成させ、共重合体を含む水性エマルジョン組成物を得た
(接着剤層の形成) 上記のエマルジョン組成物を攪拌しながら。
トリレンジイソシアネート(コロネートL)を011重
量部加え、更に2.0重量%のアンモニア未溶液を滴下
して約30ポイズ(20℃)の粘度とした後、前記基体
フィルムのプラズマ処理を行なわない面に、ロールコー
ト法によって塗布した。塗布面を赤外線照射加熱法によ
って。
130℃の温度で!分間加熱・乾燥して、厚さ0.0 
/ wの接着剤層を形成した。
(接着剤層と基体フィルム背面との剥離性評価) 実施例/の場合と同様にした。
圧着面の剥離強度は、と3 KP / 3 cm幅であ
った。プラズマ処理した面に、接着剤の根跡は観察され
なかった。
比較例コ (基体フィルムの調製) 比較例1に記載の場合に同じ。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 実施例jに記載の場合に同じ。
(接着剤層の形成) 実施例コの場合に同じ。
(接着剤層と基体フィルム貴簡との剥離性評価) 実施例/に記載の方法に準拠した。
圧着面の剥離強度は6θQ〜/ j cm幅で、高い値
を示した。
基体フィルムの接着剤層を形成しない面(f面)には、
接着剤の根跡が観察された。
実施例3 (基体フィルムの調製) 実施例/に記載の場合に同じ。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 実施例1に記載の例で用いたと同じ反応器に、下記の単
量体混合物、 2−エチルへキシルアクリレート   700重量部酢
酸ビニル        70  sアクリル酢   
      j 〃 ベンゾイルパーオキサイド   7重量部トルエン  
  300  p を住込み、窒素気流下にて攪拌しながら加熱し、反応系
を47’Cに昇温した。この温度で3時間反応を続けた
後、べνジイルパーオキサイドなo、3部加え、更忙、
)ルエン/ t o重量部を3時間を費して反応系に滴
下し、粘度ダ□ボイズ(2部℃)の重合体組成物を得た
(接着剤層の形成) 上記重合体溶液を攪拌しつつ、トリレンジイソシアネー
ト(コロネートL)を3重量部加えた後、基体フィルム
のプラズマ処理を行なわない面に、ロールコート法によ
って塗布した。
塗布面を赤外線照射加熱法によって、720℃の温度で
!分間加熱・乾燥して、厚さ0.01mの接着剤層を形
成した。
(接着剤層の基体フィルム貴簡との剥離性評価) 実施例/の場合と同様にした。
圧着面の剥離強度は、10tKp/Ecm幅であつた。
また、プラズマ処理した面に、接着剤の根跡は観察され
なかった。
比較例3 (基体フィルムの調製) 比較例/に記載の場合に同じ。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 実施例3に記載の場合に同じ。
(接着剤層と基体フィルム前面との剥離性評価) 実施例/に記載の方法に準拠した。
圧着面の剥離強度は、7/J’KP/jcIn幅で。
高い値を示した。基体フィルムの接着剤層を形成しない
面(背面)には、接着剤の根跡が観原された。
比較例グ (基体フィルムの調製) 実施例/の場合に同じ。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 2下塗剤の調製− 天然ゴム700重量部を素線し、これにメタアクリル酸
メチル700重量部を加え、この混合物に更にベンゼン
を加えて、lOX量%ノヘ間反応させた。反応終了後1
重合停止剤としてのカテコール0.7重量部、及び老化
防止剤としてのフェニルベーターナフチルアミンo、7
重量部を添加した。
このようにして得られた溶液は、天然ゴムにメタアクリ
ル酸メチルがグラフトした、グラフト重合体の溶液であ
り、このまま下塗剤として使用する。
2上塗剤の調製− ブタジレソースチレン共重合体rO重量部と天然ゴム2
0重量部とを夫々素線りした後、両者をベンゼン1oo
o重量部に溶解した。
この溶液に、ポリテルペン樹脂2!重量部、ポリイソブ
チレン/!重量部及び老化防止剤−重量部を加えて、均
一に混合し、上塗剤の溶液とした。
下塗剤をロールコート法によって塗布し、乾燥して、厚
み5μの下塗剤皮膜を形成した。
この下塗剤皮膜の上に、上記上塗剤をロールコート法に
よって塗布し、乾燥して、厚み20μの上塗剤層を形成
し4た。
(接着剤層と基体フィルム背面との剥離性評価) 実施例/に記載の方法に準拠した。
圧着面の剥離強度は、7.73filjcm幅であった
比較例j (基体フィルムの調製) 比較例/の場合に同じ。
(接着剤層形成用樹脂の調製) 比較例グの場合に同じ。
(接着剤層の形成) 比較例グの場合に同じ。
(接着剤層と基体フィルム實面との剥離性評価) 実施例/に記載の方法に準拠した。
圧着面の剥離強度は、j 36 f//jCm幅であっ
た。
比較例グ及び比較例!の結果は、本発明方法はゴム系接
着剤を使用する場合には、その目的が達成されないこと
を示している。
出 願 人   三菱モンサンド化成株式会社代 理 
人 弁理士 長谷用 = (ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  軟質塩化ビニル系樹脂のフィルム又はシート
    を基体とした表面保護シートを製造するにあたり、基体
    となるフィル・ム又はシートの片面をプラズマ重合性を
    有しないガスの低温プラズマで処理し、プラズマ処理を
    行なわな(・面に、(A)アクリル酸アルキルエステル
    系単量体、(B)カルボキシル基含有共重合性単量体、
    及び/又は(C)ヒドロキシル基含有共重合性単量体等
    を含有する単量体混合物を共重合させて得られる樹脂組
    成物を塗布乾燥して接着剤層を形成することを特徴とす
    る表面保護シートの製造方法。
JP56163833A 1981-10-14 1981-10-14 表面保護シ−トの製造方法 Granted JPS5865729A (ja)

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