JPS586326Y2 - 履物の中敷 - Google Patents

履物の中敷

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Publication number
JPS586326Y2
JPS586326Y2 JP1980053398U JP5339880U JPS586326Y2 JP S586326 Y2 JPS586326 Y2 JP S586326Y2 JP 1980053398 U JP1980053398 U JP 1980053398U JP 5339880 U JP5339880 U JP 5339880U JP S586326 Y2 JPS586326 Y2 JP S586326Y2
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JP
Japan
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bag
heat
insole
interlining
toe
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980053398U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56155604U (ja
Inventor
一郎 三上
Original Assignee
丸山商事株式会社
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Publication date
Application filed by 丸山商事株式会社 filed Critical 丸山商事株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は寒冷時に靴等の履物内に入れて、簡単に使用で
きる加温用中敷の改良に関するものである。
この種の加温用中敷として従来から最も多く使用されて
いるものに、点火式容器穴懐炉を中敷の一部に設けた収
納部に入れて着用するものがあるが、このものでは使用
の度毎に点火しなければならず、又、靴等の内部の空間
が狭いので懐炉の大きさが制限され、従って燃料の補給
、点火を度々繰り返さねばならず、さらに懐炉容器は固
形物で足圧によって変形しないのに対して人体の足の形
状、大きさは個人差があり、着用時に足又は靴の形状、
大きさに合せさ中敷を製作することは困難で、着用時に
足に対する違和感が大きい欠点を有する。
又、このため大きな懐炉を用い、靴底を二重にして収納
する等の考案も開示されているが、このために特殊な履
物を別に製作せねばならず、頗る高価なものとなって一
般の使用には適さない。
一方、中敷に電気抵抗配線を封入して電池によりこれに
通電する方式のものであるが、これは加温が順調に行わ
れる反面、中敷にプリント配線をしなければならず、ま
た、通電用電池の収納室、電池と中敷間の配線等を必要
とし、専用の履物を製作せねばならず、高価なものとな
る。
さらに中敷の表面に空気、ガス又は液体等を封入した溜
りをつくり、これを着用して歩行時の圧力摩擦等によっ
て生じた発熱により、足を温めるようにしたものも開発
されているが、歩行しなければ発熱せず、その発熱温度
も低く不均一となる等の欠点がある。
さらに近年発熱体を足の土踏まずの部分に入れた中敷が
考案されたが、土踏まずの部分は平面的に多少のスペー
スがある反面立体的には余裕がなく又、土踏まずは人に
よって可成りの個人差があって、着用時に殆んどスペー
スを見出せない場合もあり、発熱剤が足裏によって全面
的に押圧されてブロック化してしまい、空気の滲透が充
分に行われなくなって発熱が不完全となる場合が生じる
又、発熱体を中敷の部分的な個所に設けるものであるか
ら、足裏全面を加温することができない等の問題点を有
する。
本考案はこれらの従来の欠点を解消するために、中敷本
体の爪先部に通気性を有する布地よりなる袋状部を或状
し、該袋状部に曝気によって発熱する発熱剤を封入した
発熱袋を挿脱自在に収納すると共に中敷本体の芯地にア
ルミニウム等の熱伝導性を有する芯地を使用して該芯地
の爪先部を露出させ、この露出爪先部上に前記発熱袋を
配設して芯地を介し中敷全体に円滑な熱伝導を可能にし
、履物内を迅速に加温するように構成したことを特長と
する履物の中敷を提供するものである。
本考案の実施例を図面によって説明すれば、1は平面足
形形状に形成した中敷本体で、最下部をガラス繊維不織
布又はポリエチレン発泡シート等のクッション性と保温
性を有する基材2で形成し該基材2の上面にアルミニウ
ム、銅等の熱伝導性の良い芯地3を貼着、被覆すると共
にさらに該芯地3の上面にナイロン不織布或いはテトロ
ン、スフ等の感触性が良く且つ保温性を有する不織布な
どの生地で形成した上面板5を貼合せて一体的に形成し
てなるものである。
さらに、この中敷本体1において、基材2と芯地3とは
足形形状に形成されているが、上面板5はその前部、即
ち爪先部4を切除した形状に形成されている。
その切除部の形状は足の指が載置される部分であって親
指の載置側がら小指の載置側へ向かって上面板5の爪先
部を斜め後方に切除することにより半楕円形状に形成さ
れ、この半楕円形状の切除部には前記熱伝導性の良好な
芯地3の爪先部が露出3aしているのである。
又、芯地3の全面に多数の小孔を穿設して通気性を有す
る基材2と上面板5と共に全体に通気性を保持できるよ
うにしである。
6は露出部3aを被覆して爪先部4に設けたメリヤス等
の伸縮性及び通気性を有する布地で形成した袋状部で、
布地の周辺縁部を爪先部4の周縁に固着して形成された
ものであり、親指側に当る一側部に開口部7を設け、該
開口部7を介してその内部に発熱袋8を挿脱自在に収納
するように構成しである。
発熱袋8は曝気によって緩やかに発熱化学反応する複数
種類の粉末状又は粒状の発熱剤a(例えば、鉄粉と加湿
性活性炭 又はアルカリ金属硫化物の含水塩と炭素粉)
を単独又は混合状態で前記露出部3aと略同形状の通気
性を有する袋状物に封入したもので、常時は非通気性の
外袋9に密封状態で収納し、使用時に外袋9より出すも
のである。
なお、発熱剤aの加温温度、持続時間等は、その混合割
合、封入量及び給気粉等を加減することによって適宜調
整することができる。
上記のように構成した加温用中敷を靴等の履物の中に入
れて着用するものであるが、袋状部6の大きさを発熱袋
8の大きさより多少太き目に形成しておけば、その伸縮
性と相俟って発熱袋8が袋状部6内で多少の移動が可能
であす、シがも発熱剤が粉末状であるので、着用時に足
の指圧によって適宜移動して爪先の形状に馴染み異和感
がなく着用できるものであり、又、発熱袋8の下面は熱
伝導性の良好な芯地3の露出部3a上に載置されるので
、芯地3を介して上面板5の全面に熱が伝達され、履物
内を迅速に加熱するものである。
なお、中敷本体1の大きさとしては標準サイズのものを
使用し、足の大小に応じて適宜切断して使用する。
又、開口部7は必要に応じてマジックテープ又は接着テ
ープ等で結縁してもよいが、発熱袋8は使い捨てとし、
中敷本体1は繰り返し使用するものである。
このように本考案は、ガラス繊維不織布等のクッション
性と保温性を有する基材2の上面にアルミニウム等の熱
伝導性を有する芯地3を介してナイロン不織布等の上面
材5を一体的に貼着して中敷本体1を形成し、該中敷本
体1の上面材1の爪先部を切除して芯地3を露出させ、
この芯地3の露出爪先部上面にメリヤス等の通気性を有
する布地よりなる袋状部6を形成し、該袋状部6の一側
部に開口部7を設け、さらに該袋状部6内に曝気によっ
て発熱する発熱剤を封入した発熱袋8を前記開口部7か
ら挿脱自在に収納するように構成したことを特徴とする
履物の中敷に係るものであるから、安価で使用に便利で
あることは勿論、中敷本体1の爪先部4のみに発熱袋8
を設けているので、足の指の付は根部の隙間と通常の履
物に存する爪先部の空間とを有効に利用できて発熱剤が
ブロック化することなく該発熱剤に前記隙間や空間を介
して充分に空気を滲透させることができてその発熱効果
を長時間発揮し、又、袋状部が伸縮自在の布地でできて
いるので、発熱袋が足圧によって適宜に変形して爪先の
形状によく馴染んで違和感を与えることがないものであ
り、さらに、通常、寒冷地においても歩行時には足の屈
伸運動によって余り冷たく感じられず、停止時間が長い
程特に爪先に集中して冷たさを感じるものであるが本考
案によれば、前記構成によって最も冷感を感じる足の指
先を効果的に加温できて歩行中は勿論魚釣時等における
休止中においても快適に使用できるものである。
又、中敷本体をガラス繊維不織布等とアルミニウム等の
薄膜とナイロン不織布等とを貼合して一体的に形成し、
そのナイロン不織布等の上面材5の爪先部を切除してア
ルミニウム等の熱伝導性を有する芯地3を露出させ、こ
の露出爪先部の上面に発熱袋8を収納した袋状部6を設
けているので、芯地3を介して中敷本体1の上面材5全
面に熱を円滑に伝達させることができて履物内を迅速に
加熱できると共に上面材5は保温性を有するので、適度
な温度で快適な履心地を保持し得るものである。
従って、寒冷時屋外におけるスポーツ等の観覧時又は魚
釣等の着用に好適であると共に屋外に限らず屋内及びそ
の周辺における、例えば炊事作業等の場合も、上履、ス
リッパ等にそのまま着用できる等の特長を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は斜視図、
第2図は平面図、第3図は側面図、第4図は発熱袋を収
納した状態の断面図、第5図は発熱袋の平面図、第6図
は発熱袋を外袋に入れた状態を示す斜視図である。 1・・・・・・中敷本体、2・・・・・・基板、3・・
・・・・芯地、3a・・・・・・芯地の露出部、4・・
・・・・爪先部、5・・・・・・上面板、6・・・・・
・袋状部、8・・・・・・発熱袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス繊維不織布等のクッション性と保温性を有する基
    材2の上面にアルミニウム等の熱伝導性を有する芯地3
    を介してナイロン不織布等の保温性を有する上面材5を
    一体的に貼着して中敷本体1を形成し、該中敷本体1の
    上面材5の爪先部を切除して芯地3を露出させ、この芯
    地3の露出爪先部上面にメリヤス等の通気性を有する布
    地よりなる袋状部6を形成し、該袋状部6の一側部に開
    口部7を設け、さらに該袋状部6内に曝気によって発熱
    する粉末状等の発熱剤aを封入した発熱袋8を前記開口
    部7から挿脱自在に収納するように構成したことを特徴
    とする履物の中敷。
JP1980053398U 1980-04-18 1980-04-18 履物の中敷 Expired JPS586326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980053398U JPS586326Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 履物の中敷

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JP1980053398U JPS586326Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 履物の中敷

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56155604U JPS56155604U (ja) 1981-11-20
JPS586326Y2 true JPS586326Y2 (ja) 1983-02-03

Family

ID=29648200

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JP1980053398U Expired JPS586326Y2 (ja) 1980-04-18 1980-04-18 履物の中敷

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60121807U (ja) * 1984-01-27 1985-08-16 二村 武満雄 靴の中敷
JP7185347B1 (ja) * 2021-07-06 2022-12-07 祐司 近藤 インソール、足裏パッド及び靴下

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538407Y2 (ja) * 1977-10-31 1980-09-08

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JPS56155604U (ja) 1981-11-20

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