JPS586205A - ポリイミド半透膜の製法 - Google Patents

ポリイミド半透膜の製法

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JPS586205A
JPS586205A JP10136081A JP10136081A JPS586205A JP S586205 A JPS586205 A JP S586205A JP 10136081 A JP10136081 A JP 10136081A JP 10136081 A JP10136081 A JP 10136081A JP S586205 A JPS586205 A JP S586205A
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thin film
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soln
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Hiroshi Makino
牧埜 弘
Yoshihiro Kusuki
楠木 喜博
Takashi Harada
隆 原田
Hiroshi Shimazaki
寛史 島崎
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリインド半透膜の製法に関すゐ亀のマある
従来、半透膜として社、酢酸セルロース系半透膜がよく
知られておに、そOIl造方法としては。
アセトンーホルムアさド混合溶媒tftはそ0III媒
に金属塩を溶解し九溶液中に、酢酸セルロースを溶解し
てドープ液を調製し、七Oドーグ液を薄膜に形成して、
その薄膜O片画から前記溶媒を一部蒸発させた後、その
薄膜を冷水中に浸漬して半透膜を製造する方法が知られ
ていえ。
しかし、酢酸セルロース系半透膜は、耐熱性。
耐薬品性、耐微生物性、耐pH性、耐圧書性、耐塩素性
などKついて不充分な性状しか示さず満足すべきもので
はなかつえ。
そζで、耐熱性、耐薬品性、耐圧1性のよい半透膜とし
て、芳香族ボリアイド系半透膜、芳香族ポリイミド系半
透膜などが提案され九。特に、芳香族ポリイミド系半透
膜は、耐薬品性1機械的性質などが優れていゐ耐熱性の
半透膜としてかなり期待されているものである。
しかしながら、全知のポリイミド系半透膜の製造方法と
しては、まずテトラカルボン酸二無水愉と芳香族シアイ
ンとの縮重合反応で得られたポリアミック酸OSmを調
製し、そのポリアミック酸の溶液で液状の薄膜を形成し
、その薄膜を凝固液中で凝固し、最後にそのポリアミッ
ク酸の半透膜をイ々ド化してポリインドの半透膜を製造
する方法、または、ポリアミック酸の溶液で薄膜を形成
しながら一部イ宥ド化を進めて、その薄膜を凝固液中で
凝固し、最後にそのポリアミック酸−インドO半透膜を
加熱してイ虐ド化を完結させてポリイミドの半透膜を製
造する方法、さらに、ボリアミッタ駿Oil状の薄膜を
、イ建ド化剤含有凝固液中で、イ書ド化しながら凝固し
、得られた凝固膜を加熱するポリイミドの半透膜の製造
方法が知られていえ。公知の半透膜の製造方法では、ボ
リア建ツク酸O溶液からの製膜、凝固、イ建ド化という
操作が必要であるので、非常にコントロールの難しい複
雑危方法となってお)9品質の安定しえ優れ友性能のポ
リイミド半透膜を安定的Kll造することがでItいと
いう欠点があった。
を九前記の公知の方法で得られ九ポリイ考ド半透膜は、
後述の水運過速度および/壇たは塩排除本などの性能に
おいて441に満足すべ*4oではなかつ九。
本発明者岬は、芳香族ポリイミド系半透膜O調造が非常
に単純な工@&よび操作によって可能であって、しかも
優れた性能O芳香族ポリイミド系半透膜が得られるポリ
イ擢ド半透膜O製造方法について鋭意研究し九紬果、ビ
ア1Lエルテトツカルボン酸成分と芳香族シア電ン成分
とから得られえ芳香族ポリイミドが7zノール系溶剤K
ll解畜れることを見出し、そして更にそOS涼O組成
物を製膜用Oドープ波として使用する仁とkよって。
前違O会知O方法0@欠点を一挙に簿消することがで會
ることを見出し、既に特願@I4−11400出原(特
開@lNl−!1110m号)として、その発明を特許
出願している。
ナ傘わち、その発明は、一般式 (ただし、]lは、芳香族シアインのア建ノ基を除いた
二個OII基である)で示される反復単位を會Oに以上
有するボリイイド01種または意種以上が、フェノール
系化合物の融鱗液中に溶解しているポリイミド組成物を
使用して、そOポリインド組成物O箪状O薄膜を形成さ
せ1次いで、その薄膜を凝m1ll中に浸漬して凝固さ
せることを41黴とするボリイ々ド亭透膜の製造方法で
ある。
上記の発明の方法は、ボリア7ツタ酸の溶液をドープ液
として使用すゐ公知の方法におけるような製膜時または
製膜後にインド化するという工程を★つ九(必要としな
いOで、そ0$111および凝固の操作が極めて単純化
し、それらO操作を安定的にコントロールで龜るという
特長を有している。
ま−#:、、上記の発−の方法によって得られるボリイ
建ド半透膜社、従来会知O方法で得られたポリイミド半
透膜よ)も、水透過適度、塩排除車および耐圧1性が優
れてお1.−8#)に、耐熱性、耐瘍品性1機械的性質
などが従来公知O半透膜のいずれとも同等またはそれ以
上である。
さらに、ボリアミック酸OII涼をドープ液として使用
する公知の方法では、そOドープ液の貯蔵安定性が悪か
ったのであるが、上記O発明O方法では、非常に安定な
ポリイミドとフェノール系化合物との組成物をドープ液
として使用すゐOで。
その組成物の貯蔵安定性が優れていあという効果もある
本発明者は上記の発明を更に改良する九めに各種の検討
を行なつ九結果、ボリイ電ドと7工ノール系化合物から
成ゐポリイミド組成物、すなわちドープ液、に%定の金
属塩もしくは金属錯化食物を一定量加えて製膜すること
により半透膜を製造し九場合にそO半透膜は、上記の発
明の方法で製造された半透膜に比較して著しく優れ九箪
透過性能を示し、tた気体の分離にも有利に使用すると
とができることを見出し2本発明を完成しえ。
すなわち本発明は。
(a)  前記のボリイにドO1mtたは2s以上;(
ロ) フェノール系溶剤;そして ((+)  上記のポリイミドとフェノール系溶剤の均
−混合物にポリイミド重量の少なくともO6器重量に以
上溶解する金属塩もしくは金属錯化合物。
を含有する組成物で、(a)のポリイミドが全組成物に
対して纂重量に以上、そして(C)の金属塩もしくは金
属錯化合物がポリイミドに対してO,S重量に以上會重
れているポリインド組成物を使用して。
そのポリイミド組成物の液状の薄膜を形成させ。
ついで、その薄膜を凝固液中に浸漬して凝固させること
を特徴とするポリ41ド半透膜の製造法。
からなるものである。
本発明で用いるポリイミドは、一般式 (丸だし、Bは一般式H,N−璽−鳩で示され為芳香族
シアずンのアンノ基を鎗い九二個の残基であゐ)で示さ
れる反復単位を、金構威単位に対して90X以上、好ま
しくは・Sに以上の割金で。
ポリ!−主鎖に有して%/%為芳書族ポリイ電ドであっ
て、フェノール系化合物の融解液KiI解しうるもので
ある。
上記の芳香族ポリイミドは、  L3’、4.4’−ビ
ア。
ニルテトラカルボン酸成分、 、 *、S、V、4仁に
’ 7 gニルテトラカルボン酸成分1にど0ビア濁二
ルテトッ倉ルボン酸成分と、一般式M、II、−翼一隅
で示される芳香族ジアンン成分とから纏重会反応および
インド化反応(イ考ド環化反応)によって得られるもの
である。その製造方法及び製造条件勢は特−喝S@−2
160!号公@に記載されている′九め、ζζに詳述し
ない。
本発v4の方法で使用されるフェノール系溶剤としては
、融点が約1oo℃以下、好11.(はg。
℃以下であに、その沸点が常圧で約5oot:以下。
好オしくはzso’c以下であるフェノール系化合物が
好ましく1例えば、フェノール、O−、m−。
壕九はp−クレゾール、  3.!iミーキシレノール
カルパタロール、チ毫−ル1にど0−価yエノール。
j+為いは、その−価フエノールの水素をへロゲンで置
換し九ハロゲン化フェノールを好適に挙げゐことができ
為。
(えだし、上記一般式において、R1は水素または炭素
数1〜3のアルキル基であり、Xuハ―ゲン原子である
)て示され、しかもその融点が約100℃以下、好tL
<はsec以下であり、その沸点が常圧で約SOO℃以
下、好オしくはzsoc以下であるハロゲン化71ノー
ル化合物が、ポリイミドに対する溶解性が優れている0
で最適である。
本発W14の方法K)いて、ハロゲン化71ノールとし
て2例えば、3−クロル7エンムル(メタタールフェノ
ール)、4−/ロルフェノール(ハックロル71ノール
)、3−プクム7JLノール、4−ブロムフェノール、
トjロルー4−ヒドロキシトルエン、i!−クロル−5
−ヒドロキシトルエン、B−pロルー6−ヒドロキシト
ルエン、4−クロル−2−ヒドロキシトルエン、!−フ
ロムー4−とドロ午シトルエン、鵞−プロム−5−ヒド
ロキシトルエン、3−プ四ムー2−ヒドロ命シトルエン
、3−ブロム−6−ヒドロキシトルエン。
4−ブ四ムー3−ヒドロキシトルエンなどを挙げること
かで亀る。
本発明め方法においてポリイミド組成物には更に、前記
のポリイミドと7エノール系溶剤の均一混合物にポリイ
ミド重量0I)−な(と−〇、l1lllに以上溶解す
る金属塩もしくは金属錯化合物が金型れる。すなわち本
発明で用いるポリイミド組成物中に、ボリイi)″に対
してOS重量に以上鰺郷して均一な混合物とな〉得る金
属塩もしくは金属錯化金物が、ポリイミド組成物、すな
わちドープ液。
k會★れている。上記の条件を満たさない、すなわちポ
リイミド組成物(ドープ液)K対する溶解性が量い金属
塩及び金属錯化金物はポリイミドおよび溶媒と充分な相
互作用を起さず、従って本実W11がも九らす水透過性
能の顕著な向上及び気体分離能力の向上など効果に充分
寄与できない九め適轟でない。
本発明でポリイミド組成物に添加するOK適し九金属塩
としては1例えば、過塩素酸iグネシウム、過塩素酸バ
リウム、そして過塩素酸リチウムなどの過塩素酸塩、酢
酸リチウム、酢酸亜鉛などO酢酸塩、硝酸リチウムなど
の硝酸塩を挙げることができる。
本発明でポリイミド組成物に添加すゐOK適し大金Ii
警♀ては2例えば、 CJI(AA)、、 Ti(KA
A)、70u(Ju)、 、  Co(ムム)、そして
C−o(u)、  などの金属のアセチルア七トナト錯
イヒ金物(ムムはアセチルアセトナト配位子な表わす)
 、 Cm(AJve)、 、 Cs*(AAc)1 
す)を挙けることがで龜ゐ。
本発明の方法において使用する液状のポリイミド組成物
、すなわちドープIII、 Kは<mhoボリイ々ドが
全組成物に対して少なくともS重量に、そして(C)の
金属塩4しく捻金属錯化含物がポリイミドに対して少な
くと40.!I重量に含まれている必要があ)、ζ01
121を逸脱し大成公比OII威物では本発明の1的と
する優れ九透過性能を有する半透膜を得ることが困難な
丸め貯金しく一&い。
本実−は、これまでに遮ぺてき丸よ”うにポリイミドと
7エノール系溶剤にポリイミドに対して高い溶解性を有
する金属塩もしくは金属錯化合物を特定O量論え九ポリ
イ電ド組威物をドープ液として用いて半透膜を製造する
方法を提供するものであ〉1本発明O製造法によ珈得ら
れ為半透膜は。
ポリイミドと7エノール系漕剤とからなるポリイミド組
成物をドープ液として用いて製造し九半透膜が有する優
れ九耐熱性、耐薬品性1機械411性を阿1度に持つ以
外に、特に水透過性能については着しい向上がみられる
。を九本発@OH法によ)得られ九亭透膜は、各種の気
体の混合物から所望O気体を選択的に分離する目的に用
いるOK%適してい為。そのような気体の混合物を構成
する気体0IIiみ会わせとしては1例えば水素と一酸
化嶽嵩、酸素と窒素、水素と窒素、二酸化炭素とメタン
、ヘリウムとメタン、ヘリウムと窒素などの組み会わせ
を挙げることかで龜る。
本実VSO方法を実施するKIIしては、ポリイ擢ドO
舎威反応の反応溶媒として7襄ノール系溶剤を用いた鳩
舎に紘そO反応混合物に、必11に応じてフェノール系
溶剤を更に加えて淡度2組成、粘II都を調整し丸後、
前記のような金属塩もしくは金属錯化金物を加えて均一
に混合し、製膜用Oポリイミド組成物として使用する。
しかし、ポリイミドO製造KThいてポリイミドが粉体
として単一1れてい番鳩舎には1本−羽で使用す為ポリ
イミド組成物は、フェノール系化合物O融僻液中に。
ポリイミド02体を拠金分散して、七OI&会分散筐を
充分に加熱して完全にポリイミド0粉層させて,しかる
後金属塩もしくは金属錯化金物を加えて均一KIl舎し
て調膜用ドープ諌を調製することがで龜る。
本発明の方法においては,ポリイミド組成物として,前
述の一般式で示畜れゐポリイミドを2種類以上含有する
組成物を使用することがで暑,畜らに,前述〇−一般式
示されるポリイミドとその他の芳香族ポリイミドとを會
有すh111威物を使用することt″C龜る。
特に本発明の方法において杜,対数粘度がO. S〜y
+41Ko.s〜4であって前述の一般式で示されゐ高
分子量ポリイミドと,対数粘度がO1!〜0、8,特に
O. S〜O.マである低分子量ポリイミド(前述の一
般式で示されるポリイミドまたはその弛O低分子量の芳
香族ポリイミドを含む)とが。
フェノール系化合物owats箪中に溶解しているポリ
イミド組成物でありて,前記O高分子量ポリイ擢ド(2
)と低分子量ポリイミド(至)との重量比(ム/m)が
叡S〜2G,轡に0. II〜1郡であるl讐イ建ド綴
成物を使用して半透膜を製造すると、水透過性能の優れ
九半透膜を製造すゐことができるので好適である。前記
の低分子量のポリイミド(6)としては、前述の一般式
で示される低分子量のポリイミドのほかに、それ以外の
低分子量の芳香族ポリイミド1例えば、  3 、3’
、4.4’−ベンゾフェノンテトツカルボン酸成分と芳
香族ジアミン成分とから得られ九ポリイ建ドなどの比較
的低分子量でフェノール系化合物の融解*に溶解しうる
ポリイミドを挙げることができる。
前述のように2種以上のポリイミドを含有するポリイミ
ド組成物は、それぞれのポリイミドの組成物の液状物を
混合すれば簡単に調製することができるが、それぞれの
ポリイミドの組成物の液状物に、他のポリイミド(粉体
など)をさらに添加し溶解させて調製して4よい。
本発明O方法において杜、ポリイにド組成物は。
含有する全ポリイミドの鎖度が、全組成物に対して1l
IIK6〜30重量に、 −g、らに$〜2i重量にの
範−内であることが好★しい。を九、ポリイミド組成物
は、製膜の温度である0−100℃、 41に5−10
0℃の範囲内において、gi転粘度が、少なくと416
00センチポアズ以上、特K100〜10000Gボア
メ、さらに、500〜100001ポアズ程度の均一な
液状の組成物とell、製膜用のドープ液となりうるこ
とが好ましい。
本発明の方法において、前述のポリイミド組成物を必要
であれば加温して製膜用のドープ液として使用して、そ
のポリインド組成物のドープ液から液状の薄膜(例えば
平膜状、中空糸状、管状O薄膜)を形成させ1次いで、
その薄膜を凝固液中に浸漬して凝固させて、ポリイミド
の半透膜を製造するのである。
本発明の方法では、ポリイミド組成物の液状物を適蟲な
公知のフィルターを使用して固形物を除去し、あるいは
充分に脱泡して製膜用Oドープ液とすることが好ましい
ポリイミド組成物のドープ液から液状の薄膜を形成する
方法は、従来公知owt嬌製膜法と同様の方法で行うこ
とができ2例えば2表面が平滑な平鳳基材(ガラス板、
鋼板など)の表wK、前記ボリイ電ド組成物のドープ液
を流延し1次いでドクターブレードによって均一な厚さ
の液状の薄膜とする方法、あるいは、外周面が平滑なロ
ールの表WKボリイ7ド組成物のドープ液を供給しロー
ル表WK近接して設けられたドクターナイフで均−表厚
さとして流延して薄膜を形成し九り、さらにポリイミド
組成物をTダイから薄膜状に押し出してロール表1jK
巻き掛けて薄膜を形成するなどの連続製膜法を採用する
ことができる。本発明の方法KThいては、製膜の際の
ポリイミド組成物Oドープ液の温*a、ポリイシド組成
物の回転粘度と温度との関係によって、製膜に適蟲な回
転粘度となる温度にすべきであるが、できれば0〜12
0℃、特に1−1oot@変の温度範囲内であることが
好ましく、10〜50℃の温度範囲が最適である。さら
に前述のようにして製膜される液状の薄I[の厚さは、
10〜!100μ、特に20〜200声S度であること
が好オしい。
前述のようKして形成された液状の薄膜は、その液状の
薄膜を形成しながら、を九は液状の薄膜を形成し九後に
、その液状の薄膜の片面からフェノール系溶剤を一部蒸
発させると1次の凝固によって非対称の薄膜が効果的に
形成されるので好適である。
液状の薄膜の片面からフェノール系溶剤を一部蒸発させ
る方法は、平版を九はロール周面上の液状の薄膜に、O
〜Zoo℃、特[5〜90℃の気体を、少なくと41秒
以上、特Km秒〜30分間。
さらに10秒〜20分間、吹き付ける方法が好適である
が、平版またはロール周面上の液状の薄膜を加温して減
圧雰囲気中に少なくとも数秒以上。
特に10秒〜30分間、さらに30秒〜20分間。
放置する方法であってもよい。
本発明の方法において、前述のようKして形成されたポ
リイミドの液状の薄膜を凝固させるために使用する凝固
液は、フェノール系溶剤と自由に混合され相溶性を有す
る液体であればよく1例えば、メタノール、エタノール
、プロパツールなどの低級アルコール類、アセトン、メ
チルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルプロピルケ
トンなどクトン類、テト2ヒドロフラン、ジオキサン。
エチレングリコールモノメチルエーテルナトのエーテル
類、ジメチルアセトアミド、ジメチルフォルムアミドな
どのアンド類、ジメチルスルホキクドなど、あるいは、
水と鵠記アルコール類、ケトン類、エーテル類、アミド
類との混合液などを挙げることかで龜ゐ。特に凝固液と
しては、混合比(水の単位使用量に対して)が0.1−
IQ、%に0.2〜Sli&である水とアルコール類、
水とエーテル類、水とケトン類、tたは水とアミド類と
の温金波が好ましい。
液状の薄膜を前記の凝固液で凝固する方法は。
公知のどのような方法であってもよいが、薄WIi管。
七〇 * g、が形成(流延)されている基材と共に。
前記の凝固液中に浸漬することが好ましく、またその凝
固液の温度が50℃以下、特に−10〜30℃、さらに
−s〜zo℃S*であることが好ましく、さらに、凝固
液に浸漬する薄膜が60℃以下9%にo−5oc@Ft
の温度罠なっていることが好ましい。前述のようにして
薄膜なII固箪中に浸漬しておく時間は、ポリイミド組
成物o’tus。
凝固液の種類、その他の条件によってかわるが。
一般的には01−40時間、as〜16時間1直であれ
ばよい。
前述Oようにして液状O薄膜から凝11され先膜は、す
でに半透膜としてO性質を充分に有する多孔質層を有す
る膜となっているが、さらに、メチルアルコール、エチ
ルアルツール プaビルアルコールなどの低級アルコー
ル類中に0−60℃で約0.!1−10時間浸漬し、s
Pよび/重大はイオン交換水中KO−50℃で約Q!1
−10時間浸漬して、凝固膜内の残余の7xノール系溶
剤などを洗浄し除去する後処理を行うことが好ましく、
1九。
必要であれば、前述0I111膜1.go〜two℃。
特に6G−120℃に加熱された熱水中に、1〜120
分間、特に5〜60分関没漬して熱処mを行ってもよい
。一般に、前述O熱水による熱処理を行うと、得られる
半透膜O塩排除率が向上し。
熱安定性もよくなるのである。
次に、参考例(ポリイミドの合成例)、実施例および比
較例を示す。
実施例および比較例において、水運過速度FBは、逆浸
透膜試験装置に、半透膜を装置し、O,,8重量に濃度
の塩化ナトリウム水溶液を供給して。
40 Kr/al t)加圧下、20℃で逆浸透操作を
行ったと自の水透遥速度を、単位d/−・日で示す。ま
た。
塩の排除車翼jは、上記の逆浸透操作において。
原水中の塩化す) リウム濃度CoK対する透過水中の
塩化ナトリウム濃度Cの比率(C/Co)から次式によ
p算出した塩化ナトリウムの排除率で示す。
113− (1−−)  X too%C。
なお以下の記載において、イきド化率とは、芳香族ポリ
イミドのイ建ド化の程度を定量的に示す九めに用いる値
であり、ポリイミドの高分子鎖中のイイド結合しうるす
べての結合部分(単量体同志の結合部分)がイ建ド結合
となったと龜イ建ド化率がZooにであるとし、tつ九
〈イイド結合をしていないとき(例えIf、アミド−酸
結合のみであるとき)、イオド化率がOにであるとする
値である。言い換えれば、イ建ド化率とは、ポリイミド
組成物−の革量体同志の全結合中に存在するイ1ド結金
の百分率である。インド化率の測定は。
赤外線吸収スペクトルによって行造つ九。
〔参考例*−z<2R法によるポリイtド製造)〕第1
表に示すテトラカルボン酸二無水物401リモルと、第
1表に示す芳香族ジアンン4019モルとを、ジメチル
アセドアイド180Fと共k。
攪拌機と窒素ガス導入管とが付設され九七ノ1ツプルフ
ラスコに入れて、窒素ガスを流通しながら。
20℃の重合温度および第1IIK示す重合時間。
縮重合してボリア建ツク酸を生成させた後、その重合液
を10℃以下に冷却し2重金WLKジメチルア竜ドアミ
ド1g0f、無水酢酸14019モル。
およびピリジン240ミリ−%ルを添加して充分に攪拌
し重合液を均一にしてから、その重合液をゆるやかに昇
温し、約@OCK#20分間保持して重合液からポリイ
ミドを粉末状に沈澱させ、さらにその重合液を70〜8
0℃に加温してその温度6cso分間以上維持し、イば
ド化を完了させた。
前述のようにして得られ九ポリイ電ド粉末を含有する重
合液を、多量のメタノール中に投入し。
ポリイミド粉末をろ過して回収し、充分にメタノールで
洗浄した後、減圧下に乾燥してポリイミド粉末を得九。
そのポリイミド粉末は、イミド化率および対数粘度(一
度SO,Sf/100−溶媒、溶媒;)くラクロルフェ
ノールとオルソクロルフェノールとの4工lo容量比の
混金液、測定温度;30℃)が、第111に示すとおり
であった。
〔参考例!l (1#法によるポリイミドの製造)〕参
考例1と同様のセパラブルフラスコに、 3.3’。
4.4′−ビフエ、ニルテトラカルボン酸二無水物20
電り篭ル、  4.4’−ジアミノジフェニルエーテル
2(19モル、およびパラクロルフェノール(S−クー
ルフェノール)801を入れて、窒素カスを流通しなが
ら1反応液を常温からlll0C壕で40分間で昇温し
、さらにその反応液を180℃に4時間保持して、縮重
合およびイミド化を*fjlで行なって粘稠表ボリイ々
ド溶液を得た。ポリイミド溶液中のポリイミドのイミド
化率および対数粘度をts1表に示す。
〔参考例4(1段法によるポリイミドの製造)〕参考例
1で使用したものと同様のセパラブルフラスコにs、3
′、4.a’−ビ7エエルテトツカルボン駿二無水物2
0ミリモル、  4.4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル16ミリモル、ス、6−ジア々ノビリジン4jlJ−
t−ル、およヒハラクロルフェノール−Ofを入れて、
窒素ガスを流通しながら1反応液を常温から180’C
壕で40分間で昇温し、さらにその反応液を180℃に
6時間保持し、縮重合およびイミド化を1段で行なって
粘稠なポリイミド溶液を得た。ポリイミド溶液中のポリ
イミド−のイミド化率および対数粘度を第1表に示す。
第1表の七ツマーO項に示した略記号はそれぞれ次の化
合物を示す。
8− BPDA: 3,3’、4.4’−ビフェニルテ
トラカルボン酸二無水物 DADI   S A、4’−ジアミノジフェニルエー
テル011−DAD8  ;メタシアiプジフェニルス
ルホン(3,3′−ジアオノジフヱニルスルホン)L6
− DAP ; 2,6−ジアミツビリジン第  1 
 表 1B−BPDA IID]iii 2鮪49S□1.6
42 同上 m−DAD8  同上 30  同上 0
583 同上 DADI  l紐3 90%砒l、70
〔実施例1〜6〕 参考例1で得りれたポリイミド粉末10Fとノ(ラクロ
ルフェノール90?そして第2表に示す金属塩もしくは
金J!1N錯化合物を所定量攪拌機が付設され九七パラ
プルフラスコに入れて、80〜90℃で溶解し、加圧ろ
過器によってその溶液をろ過し精製し九。前記ろ過器の
フィルターは、保留粒子サイズ3μとなるろ紙2枚(1
鵞6)と、400メッシ、金網およびZooメッシ鳳金
網とからなるものである。
前述のようにして精製された各ポリイずド溶液を加熱し
て、必要なときには減圧して充分に脱泡した後、そのポ
リイミド溶液を製膜用のドープ液として使用し、清浄な
ガラス板上に常温で流砥しドクターブレードを用いて厚
さ約100111の均一な厚さの液状の薄膜を形成し、
熱風乾燥器を使用して前記薄膜の表面に@QCO温風を
3分間だけ吹き付けて薄膜を一部乾燥し、最後に、その
一部乾燥され丸液状の薄膜を、水−メタノール系の凝固
液(水/メタノールー1.温度;約O〜3℃)中に浸漬
し、約4時間浸漬を続けて、薄膜を凝固させ丸。その後
、凝固し九薄膜をメタノール中に4時間以上浸漬し、イ
オン交換水中に4時間以上浸漬して残留溶媒を除去して
半透膜を得え。
〔実施例7〕 参考例2で得られ九ボリイ省ド粉末!Ofとパラクロル
フェノール80fそしてカルシウム・ア(チルアセトナ
ト錯化合物(Ca(u)、 )  0.2 fを攪拌機
が付い九七バラプ羨フラスコに入れ、以後は実施例1〜
6と同様の操作を行ない半透膜を得た。
〔比較例1〕 金属塩もしく杜金属錯化合物のいずれも添加しなかつ先
取外は実施例1〜6と同一の操作を行なって半透膜を得
た。
〔比較例2〕 金属塩もしくは金属錯化合物のいずれも添加しなかった
以外は実施例7と同一の操作を行なって半透膜を得た。
実施例1〜7及び比較例1〜2で得られた半透膜O水運
過速度及び塩の排除率を第2表に示す。
第  2  表 1□I MP(C加、)、  m  O,4317,7
2同上  Ba(CjO,)、    $     1
. 意OIll 13  同上  CO(ムム)、  
  S    龜as   5ts4  同上Tie(
ムA)、    N     O,3!   會?SS
  同上  Ca(ムム)、     1    1.
13  74.16  同上  Co(Aム)、   
  1    173  71.12  −144脅噌
2                    −o、o
is  畠、 S注)j1211においてムAはアセチ
ルアセトナト配位子を示す。
〔実施例8〕 参考例3で得た重合溶@100 fをセパラブルフラス
コに入れ、これに:xパルドアセチルアセトナト(Co
(ムム)、)0.11を加え90℃で攪拌することによ
り均一溶液を得た。この溶液を以後、実施例1〜6と同
一の操作によシろ過し、同様にして半透膜を得た。
〔実施例9〕 使用する重合溶液を参考例4で得た重合溶液に代え先取
外は実施例8と同一の操作を行ない半透膜を得た。
〔比較例3〕 コバルトアセチルアセトナトの添加を行なわなかった以
外は実施例8と同一の操作を行ない半透膜を得た。
〔比較例4〕 コバルトアセチルアセトナトの添加を行なわなかつえ以
外は実施例会と同一の操作を行ない半透膜を得た。
実施例8〜9及び比較例3〜4で得られ九半透膜の水運
過速度及び塩の排除率を第3表に示す。
第  3  表 89□3 CoCAA)、 1 12雪7103  参
考例3  −           0.14  11
4.0〔実施例10) 実施例1で得られた半透膜をメタノールに浸漬し2次い
でn−へキサンに一昼夜浸漬し九L 9!気中で2時間
乾燥し、更KI OOCKて約鵞時間熱処環を行なった
熱処理を行なった半透膜を膜面積14.415jOステ
ンレス製セルにセットし、セルの一方に水素ガスをI 
Kg/j K加圧導入し、水素ガスが膜を透過する速度
を流量針を用いて測定した。−酸化巌嵩について本同様
に測定し丸。なお、測定温度は。
恒温槽を利用して30℃にで一定に維持しえ。得られ先
側定値から2次式に従って透過度と分離度とを計算した
この測定により、水素の透過度と9.8 X 16−@
−/−・秒・cmHt、そして分離度として14との結
果が得られた。
特許出願人 宇部興産株式会社 代理人 弁理士柳川泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (補 一般式 (ただし、Bは、芳香族ジアミンの72]基を除い九二
    価O残基である)で示される反復単位を90X以上有す
    るポリイミドの111または2種以上; 伽) フェノール系溶剤;そして (C)  上記のポリイミドと7エノール系溶剤の均一
    混合物にポリイミド重量の少なくともQ、ls型重量以
    上溶解する金属塩もしくは金属錯化合物。 を含有する組成物で、(荀のポリイミドが全組成物に対
    して5重量に以上、そして(C)の金属塩もしくは金属
    錯化合物がポリイミドに対して01重量X以上會★れて
    いるポリイミド組成物を!用して。 そのポリイミド組成物の液状O薄膜を形成させ。 ついで、その薄膜を凝1il1111中に浸漬して凝l
    l畜せることを特徴とするポリイミド半透膜oH造法。
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