JPS5861159A - 水性熱硬化性電気絶縁エナメルの製造方法 - Google Patents

水性熱硬化性電気絶縁エナメルの製造方法

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JPS5861159A
JPS5861159A JP57161081A JP16108182A JPS5861159A JP S5861159 A JPS5861159 A JP S5861159A JP 57161081 A JP57161081 A JP 57161081A JP 16108182 A JP16108182 A JP 16108182A JP S5861159 A JPS5861159 A JP S5861159A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 気絶縁エナメルの製造方法に関する。
ドイツ連邦共和国特許公告公報第1 6 4 5 4 
:3号から遊離イソシアネート基がフェノールまjこは
クレゾールで封鎖されているジイソシアネートの環状玉
量体、例えばフェノールで保護された2,4−トリレン
ジイソシアネートの三量体の添加によりポリエステルイ
ミド(PEI )の針金用エナメルの熱的水準を向上さ
せることは公知である。このために用いるポリエステル
イミド樹脂はドイツ連邦共和国特許公告公報第1445
263号により製造されてきたが、その方法では前縮合
物が例えばクレゾール、キシレン、キシレノールおよび
/またはソルベントナフサのような溶媒または溶媒混合
物に溶解している。このようにして得た通常固形分含有
量が20〜30%であるエナメルに遊離イン7アネート
基が保護されているジイソシアネートの三量体を混合す
ることができる。これはこの三量化もこれらの溶媒に可
溶性であるためである。このエナメルを用いて被覆した
Cu針金は特に熱衝撃と耐熱性に関して純粋なトリス−
(2−ヒドロキシエチル)一イソシアヌレー) ( T
HEIC ) 変性PEI針金用エナメルよりも性質が
改善されている。
しかし、このエナメルは本質的な欠陥がある。一づ−な
わち、固形分含有量が約20〜30チと低く、また高価
な溶媒を添加するため経済的でなく、この際に用いる溶
媒は極めて不快な臭いがあるからである。
環境負担の改善に、また作業場の衛生上極めー(高価な
後燃焼装置が必要となる。
従って環境−ヒ適切なものを用いる必要があー〕た1。
’4!IVC環境上適切で価格的に好ましい系は水性エ
ナメルである。
若し上記のものと同じ性質の水性エナメルな製造すると
きは、従来ρ製造方法は転用できな(・。
これまで製造されてきた水性エナメルには性状数台成分
を添加できなかった。これはかかる成分か水溶性でない
ためである。
本発明の目的は前記の欠点がなく、水性エナメルとなる
水性P隠エナメルの製造ツノ法を提供することであり、
この水性エナメルは特に有効な性質かある被覆物に加工
できろものである。
この目的はその遊離イソシアネート基が保護さオじこい
るジイソシアネートの環状三量化生成物をポリエステル
イミド前縮合物生成時向共縮合させイ)ことにより意外
にも特に有効に達成されることか判った。
一4なわち、本発明は芳香族トリカルボン酸l無水物、
ジアミン、ジオールおよびインシアヌレート環含有トリ
オール、および場合によりジカルボン酸またはそのエス
テル化性誘導体の縮合反応により得られたポリエステル
イミド系水性熱硬化性電気絶縁エナメルの製造方法にに
於いて、(a)芳香族トリカルボン酸1無水物、(b)
芳香族ジアミン、 (c)イソシアヌレート環含有トリオール、(d)脂肪
族ジオールおよび (e)その遊離インシアネート基が保護されたジインシ
アネートの環状三量化生成物と、場合により (f) 芳香族ジカルボン酸、またはそのエステル化性
誘導体 とを120〜240℃で共縮合させ、生成前縮合物に場
合によりポリエステルイミド前縮合物基準で常圧下で沸
点が100℃よりも高い極性有機溶媒を1〜10重量係
添加したのち、アンモニアまたは有機アミンと50〜2
00℃で反応させ、次いで完全脱塩水で稀釈し、場合に
より水溶性硬化触媒を加える方法で、1;)る。
史に本発明は本発明により製造された水性電気絶縁エナ
メルを針金用エナメルまたは含浸用エナメルとして用い
ることである。
本発明方法によれば簡単な方法で優れた性質がある水性
エナメルが製造できる。例えば通常の水溶性硬化触媒を
添加後に通常の塗布系と塗布装置を用いて銅剣金に被覆
できる約45〜55チのエナメル溶液が得られる。
本発明方法を用いて製造し□た水性PIEIエナメルを
用いて得られた被覆針金は従来のTHEIC−PETエ
ナメル被覆針金、1つも本質的に耐熱性が改善され、熱
衝撃も実質的に改善されている。本発明の水性エノーメ
ルで得られた針金被覆物の耐熱性はその遊離インシアネ
ート基が保護されているジイソシアネ−1・の環状三量
体を性状改善成分とし7て添加した有機溶媒に溶解した
T)iEIc7PEIエナメルよりも更に向上している
本発明の方法に用いる構成成分と添加物質について以下
に詳細に説明すや。
(a)芳香族トリカルボン酸1無水物(a)どしては例
えばトリメリット酸無水物、3,4.3’−ベンゾフェ
ノントリカルボン酸無水物およびヘミメリット酸無水物
を挙げることができ、なかでもトリメリット酸無水物が
好ましい。
(b)芳香族ジアミン(b)としては好ましくは芳香族
基に結合した第1級アミン基を有するものが適しており
、例えば下記の一般式のものである。
但し、式中、χは2価の残基、例えば−CI+2−−0
−1−〇〇−1−S−1または−502−である。この
ジアミンの例としてはジアミノジフェニルメタン、ジア
ミノジフェニルオキサイド、ベンゾフェノンジアミンで
ある。
(C)インシアヌレート環を有するトリオール(e)と
してはトリスヒドロキシエチルイソシアヌレ−)、lJ
スヒドロキシプロビルイノシアヌレート、特にトリスヒ
ドロキシエチルイソシアヌレート(Tl(EIC)が適
して(・る。場合により、トリオール全量基準で10モ
ル係までの7′f量で別のトリオール、例えばグリセリ
ンを同時に用いることができる。
(・l])ジオール(d)としては通常の2価の脂肪族
アルコール、例エバブタンジオール−1,,i、トリメ
チレングリコール、好ましくはニーレンゲリコールを用
いられる。
(e)遊離インシアネート基が保護されて℃・るジイソ
シアネートの環状三量化生成物(e)としては通常の芳
香族ジイソ7アネートの三量化生成物、例えば2.4−
)ルイレンジイソシアネートの三量化生成物であり、こ
の場合、残存イソンアネート基は保護されている(例え
ば/(イエ11社のデスモジュールCTスタビル■)。
保護として(J例えばOH−酸性保護剤が適しており、
好ましい保護剤はフェノール、クレゾールである。
(1)場合により同時に用いるのに適t、た芳香族ジカ
ルボン酸とそのエステル化性誘導体(t゛)は例えばテ
レフタール酸、イソフタ−ルー酸、ベンゾフェノン−4
,4′−ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸のエステル
、例えば炭素数が1〜73ノ低級アルコールとのテレフ
タール酸のエステル、例えばフタール酸ジメチル、イン
フタール酸ジメチル、テレフタール酸ジエチルである。
前縮合物の製造には成分子a)〜(c)と(f)が一般
に(a): (b) : (c) : (f) = 2
.2〜1.8 : 1 : 0.5〜1:0〜0.5、
好ましくは2.1〜1,9 : 、1 : 0.7〜0
.8二〇〜0.2の割合で用いられる。
成分(e)は一般には成分(al + (b) + (
c) + (flの全量基準で5〜15、好ましくは1
0〜14重量%用いる。
本発明の前縮合物の製造の際に同時に用いられる成分(
d)は同時に溶媒の役を果し、一般には成分(a)+ 
(b) 十(c) + (e) + (f)の全量基準
で20〜200、好ましくは40〜100重量%の量が
用いられる。
本発明により用いられる前縮合物の製造は一般には12
0〜240℃、好ましくは140〜210℃の温度で行
われる。成分(d3である脂肪族ジオールは一部は前縮
合物中に共縮合し、一部は遊離状でも存在している。
前縮合物形成時に発生する水と、遊離した保護剤と、過
剰のジオールは留去する。
機械粘度がη−16〜32 mi 5ec−’ (ウベ
ロード粘度Δi 、i#i 3を用いて11−メチルピ
ロリドン/樹脂(2:I)溶液30℃で測定)の樹脂が
得られたときに前縮合物の製造は終了する。
この前縮合物に沸点が常圧下」00℃以上の極性、好ま
しくは水と混和性の有機溶媒を1〜IO重量%添加でき
る。か\る溶媒としては例えばN−メチルピロリドン、
グリコール、例えばエチレングリコール、グリコールエ
ーテル、例えばブチルグリ1−1  ル、メチルグリコ
ール、エチレングリコール、ブチルジグリコール、また
はこのほかの極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドま
たはジメチルアセトアミドを用いられる。
本発明によればPEI前縮合物は50〜200”C1好
、上(<は90〜150“′Cでアンモニア、好ましく
は水性アンモニア、または有機アミン、例えばアルカノ
ールアミンと反応させ、次いで完全脱塩水を用(・て約
100〜約10,000 mPa、sの粘度に稀釈する
PEI前縮合物溶液は20〜50°Cに冷却し、円51
前縮合物を基準として0.1〜5、好ましくは2〜4重
量%の水溶性硬化触媒を混合する。かがる水溶性硬化触
媒としては好ましくは水溶性チタン酸塩、例えば四路酸
チタンまたはチタン酸トリエタノールアミンが用いられ
る。
この状態で本発明で製造したポリエステルイミド溶液を
直接針金の被覆、例えば銅針金の被覆、または含浸用エ
ナメルとして被覆針金コイルの含浸に用いることができ
る。塗布方法および塗布製造としてはこの目的に通常用
いられるものが用いられる。
被覆物の焼付けは一般には200〜55(1℃、好まし
くは400〜520℃の温度で行われる。
本発明方法により製造ルだ水性熱硬化性ポリエステルイ
ミドエナメルは貯蔵安定がよく、完全に透明で不快な臭
いがない。また得られた被覆物は熱衝撃と熱老化挙動(
耐熱性)Kついて優れた性質を有する。本発明方法によ
り製造した水性r仲:■エナメルの特別な長所は環境適
合性と、簡単で危険のない加工およびエナメル粘度での
図形分含有1、:9が高いこと(50重量係以上)であ
る。
ト記の実施例で用いた部とパーセントは特に記載のない
限り重量および重量パーセントである。
実施例1 撹拌機、蒸溜装置、内部温度計を備えた反応界d’r>
 iff二)リメリノト酸無水物256部、ジアミノシ
フ、Lニールメタンl:32部、トリス−(2−ヒドロ
キシエチル゛ル)イソシアヌレートt2+、8部、フェ
ノール−こ]呆、獲した2、4−)リレンジイソシアネ
ート三i′L体6 (1、5部、エチレングリコール8
00部を添加する12次いで温度も8時間で200℃に
上げる。このとき、はじめに:(75部が留去する。次
(・で真空下(12(1+n1nr )更に367部留
去する41機械粘度が22111111′、−1(ウベ
ローデ粘度計、463を用いて樹脂1部、1\]−メチ
ルピロリドン2部の溶液として3(1”Cで測定)の前
縮合物を得る。1111℃に冷却後、N−メチルピロリ
ドン26.4部を添加し、次いでアンモニア(25チ水
溶液) 253.6部を1時間かけて添加する。1完全
脱塩水85部を用いて固形物日有量54.0%でエナメ
ル粘度が65秒(DINカノフニ流出ノズル4tnm 
) Kする(1時間/180℃)。次いで四路酸チタン
21部を添加する。このようにして製造したエナメルを
用いて通常の針金塗布機を用いて0.5龍Cu針金を被
覆した(炉長2.50 m、炉温度460°C)DIN
 46453による被覆針金試験耐熱性       
 350°Cl968分370℃   780分 390°C332分 420°C172分 熱衝撃10%  VD IXD   250°Cj、O
熱圧    330°C 実施例2 通常の縮合容器にトリメリット酸無水物]、+180部
、ジアミノジフェニルメタン556部、トリスヒドロキ
シエチルイノシアヌレート514部、フェノールで保護
した2、4−)リレンジイソシアネートの三量体225
部、エチレングリコール] 、 546部を添加する。
次いで温度を8時間で200℃に上げる。このときまず
650部が留去する。次いで真空1’ (70mbar
 )で747部を留去する。機械粘度が2.1 mm2
Sl (ウベローデ粘度計A3を用いて樹脂1部、N−
メチルピロリドン2部から成る溶液を30″(2で測定
)の前縮合物を得る。13(+’cに冷却後、↑〈−メ
チルピロリドン79部、次いでアンモニア(25%水溶
液)1,060部を1時間かけて添加する。
冗全脱塩水1,260部を用いて固形分含有量50,0
%テエナメル粘度カ60秒(DINカップ、流出ノズル
−+ mm )にする(1時間/180℃)。次いで四
酪酸チタンをこれに添加する。このようにして製造した
エナメルを用いて通常の針金塗布機を用いて0.5rn
m銅針金を塗布する(炉長: 2.50 m、炉温度:
46o ’に )。
1、+lN 46453による被覆針金試験耐熱性  
   35090702分 3708C352分 390°0201分 420°C37分 熱衝撃 1xD   300°C1,0゜熱圧  29
00G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族トリカルボン酸l無水物、ジアミン、ジオ
    ールおよびインシアヌレート環含有トリオール、および
    場合によりジカルボン酸またはそのエステル化性誘導体
    の縮合反応により得られたポリエステルイミド系水性熱
    硬化性電気絶縁エナメルθ)製造方法に於いて、 (al芳香族トリカルボン酸1無水物、(C)芳香族ジ
    アミン、 FC)イソシアヌレート環含有トリオール、((j)脂
    肪族ジオールおよび fe)その遊離インシアネート基が保護されたジイソシ
    アネートの環状三量化生成物と、場合により (r)芳香族ジカルボン酸またはそのエステル化性誘導
    体 とを120〜240℃にて共縮合させ、生成前縮合物に
    場合によりポリエステルイミド前縮合物基準で常圧下で
    沸点が100℃よりも高い極性有機溶媒を1〜10重量
    %添加したのち、アンモニアまたは有機アミンと50〜
    200℃で反応させ、次いで完全脱塩水で稀釈し、場合
    により水溶性硬化触媒を加えることを特徴とする水性熱
    硬化・性電気絶縁エナメルの製造方法。
  2. (2)成分(C)としてトリス−(2−ヒドロキシエチ
    ル)−イソシアヌレートを用いることを特徴とする特許
    請求の範囲f11記載の方法。
  3. (3)成分(e)としてその遊離イソシアネート基がフ
    ェノールまたはクレゾールで保護されているトルイレン
    ジイソシアネートの環状三量化生成物を用いることを特
    徴とする特許請求の範囲tl+または(2)記載の方法
    。 (41前縮合物の製造に成分(a)〜(C)および(f
    lを(a):(b) : (c) : (f)を2.2
    〜1.8/110.5〜1.5 / 0〜0.50モル
    比で添加することを特徴とする特許請求の範囲(1)な
    いしく3)のいずれかに記載の゛方法。 (′5j成分(elは成分(al +(bl +(C)
    イー(t)の全量基準で5〜15重量%の敏を添加する
    ことを特徴とする特許請求の範囲(11ないしく4)の
    いずれかに記載の方法。 (())成分((1)は成分(a) + (b) + 
    (c) 十(e) + (f)の全量基準で20〜20
    0重量係の量を用いることを特徴とする4’f ij’
    l−請求の範囲(1)な−いしく5)項のいずれかに記
    載の方法。 (,7)前縮合物の形成の際に生ずる水、分離した保護
    剤、過剰ジオールを溜去することを特徴とする特許請求
    の範囲(1)ないしく6)項のいずれかに記載の方法3
JP57161081A 1981-09-19 1982-09-17 水性熱硬化性電気絶縁エナメルの製造方法 Granted JPS5861159A (ja)

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DE3137385.2 1981-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5861159A true JPS5861159A (ja) 1983-04-12
JPH027337B2 JPH027337B2 (ja) 1990-02-16

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EP (1) EP0075239B1 (ja)
JP (1) JPS5861159A (ja)
AT (1) ATE17495T1 (ja)
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