JPS5860474A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はテープカセットに関するものであり、更ζこ
詳細には、改良された滑性シートを設けたテープカセッ
トニ関するものである。

磁気テープの走行を円滑にするため磁気テープとカート
リッジケースとの間（こ滑性シートからなるテープが設
けられている。この滑性テープは、従来、磁気テープと
カートリッジケースとの摩擦抵抗を減少させて、磁気テ
ープの走行性と巻き状７（１） 態を良好にするため、ポリテトラフルオロエチレンシー
トからなっていた。このシートは、他のプラスチックシ
ー１１こ比べて摩擦係数が小さく、熱安定性があるなど
の理由で使用されているが、腰が弱いため使用するには
腰を強くして取扱い易くするためポリテトラフルオロエ
チＶノの微粒子を加圧成形して焼結した後、切削加工に
よりフィルムを作成されている。したがって、このシー
トは原価が高くなり、また電気抵抗が大きいために静電
気が発生し易く、磁気テープの駆動を阻害した如あるい
は蓄積された静電気の放電（こよるノイズが連続的【こ
起るなどの欠点がある。またポリテトラフルオロエチ７
ンの加工品などは原価が高いため、カートリッジの原価
に占める割合が極めて大きく廉価なカートリッジを提供
できない一因となっている。

この発明は、従来技術のかかる欠点を改善するためにな
されたものであって、改良さｔｚた性質を有する滑性シ
ートが設けられたテープカセットを提供するものである
。

（２） この発明に係るテープカセットは、磁気テープを内蔵し
たケースとその磁気テープとの間に滑性シートが配置さ
れていて、その滑性シートがその少くとも一面にメルク
および５ｎ（Ｊ２を含む塗布層が形成されているプラス
チックフィルムからｎつていることを特徴としている。

この発明（こ使用する滑性フィルムを作成するためのプ
ラスチックフィルムの素材は、かかる滑性シートとしで
使用されるものであれば倒ら限定きれるものではなく、
いずれでも使用することかでき、通常の一気記録媒体の
非ｆみ性基拐に使用される素材がより好ましい。かかる
＊祠としては、例えはポリエチＶンテＶフタ／−トなど
のポリエステル類、ボリプロビンンなどのポリオフフィ
ン類、ポリカーボネート類、ポリ塩化ビニル類、ポリイ
ミド類、セルローストリ（またはジ）”Ｉセテート、ニ
ドｒｙセルロースなどのセルロース誘導体、アセテート
樹脂などが挙げられる。

このような素材から得られたプラスナックフィルム番こ
は、次いでタルクおよび５ｎ０２’ｉ　會むＭイｈ層が
形成される。使用されるタルクおよび５ｎ０２の平均粒
子径はそれぞれ約０．５〜５μｍおよび約１〜５μｍで
あるのが好ましい。メルクとＳｎＯ２との添加割合は、
使用するバインダーとの関係によって決めるのが望まし
い。すなわち、タルクとバインダーとの配合比を、タル
ク／バインダー比か約０．１〜１．０！こなるようにす
れは、特に単振係数が小さくなるので望ましい。なお、
タルク／バインダー比か余り小さすぎるとメルクを添加
した効果が認められないし、また余り大きすぎると粉落
ちの原因となり好ましくない。更ζこ、５ｎＵ２の添加
量にしても、タルク／バインダー比を一定にした場合（
こは、バインダーに対して約５〜８０重量％になるよう
にｖ８整するのが、特に１４ｆ気抵抗を下けるという観
点から望ましい。

また、タルクおよび５ｎ０２と共に使用さイするバイン
ダーも通常のものであれはいずれでもよく何ら限定され
るものではない。たとえは、通常の磁気テープなどの塗
布層ｔこ使用されるバインダーであればいずれでも使用
することができる。かかるバインダーとしては、例えは
、Ｊｉ化ビニル−ｒｌｆｉ：酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−６：：酸ビニルービニルアルコール共重合体、塩
化ビニルーバ１−酸ビニル−マノイン酸共重合体、塩化
ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリ
ロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニ
トリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン
共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重
合体、メタクリル醒エステルースチンン共重合体、熱可
塑ボリウＶタン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリ弗化ビニル
、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブタジ
ェン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル−
ブタジェン−アクリル酸共重合体、アクリロニトリル−
ブタジェン−メタクリル酸共慮合体、ポリビニルブチラ
ール、セルロース誘導体、スチＶンーブタジエン共亜合
体、ポリエステル４！ｔＪ］旨、フェノール樹−Ｉ！　
、エポキシ樹脂、熱硬化性ボリウＶタン樹脂、尿素樹脂
、メンミン樹脂、アルキド樹脂、尿素−ホルムアルデヒ
ド樹脂等あるいはこイＬらの混合物か牟げられる。

また、塗布層を形成するための溶剤としては、アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類；メタノールなどのアルコ
ール類；酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ｌ！ｌ
！酸エテルなどのエステル類；エチレンクリコールジメ
チルエーテル、エテノ／グリコールモノエチルエーテル
、ジオキサンｆｚど（Ｄｆ＋）コールエーテル；ベンゼ
ン、トルエン、キシノンなどの芳香族炭化水素；ヘキサ
ン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素またはこれらの混合
物などが挙げられる。

更に、プラスチックフィルムに塗布層を形成するための
方法は何ら制限されるものではなく、通常の塗布法を常
法に従って通用すれはよい。また、形成する塗布層の厚
みは約１〜１０μｍであるのが好ましい。

以下、この発明を実施例によって吏ζこ説明する。

実施例１ メルク（平均粒子径１．５μ）１００重量部、５ｎ０２
　（平均粒子径２．０μ）１０ｍｊｆｔ部、酢酸ブチ＃
２２０ｆｔｔｔ部およびメチルエチルケトン２２０重量
部をボールミル１こて１０時間混糾して均一な溶液を得
た。この溶液を厚さ６５μｍのポリエチＶンテレブタシ
ート（こ厚みが６μｍｌこなるように塗布し、熱風ｌこ
て乾燥後成形加工して滑性シートを得た。

実施例２ 実施例１１こおいてバインダーｆこ対する５ｎＵ２の割
合を２０．４０．　６０．８０，１００畢址％と変えて
同様ζこ処理して滑性シートをＩＵた。

実施例１および２でイｕられた滑性シートをそイ′シそ
れカートリッジケースと６ＴＩ気テープとの同番こ介在
させてテープカセットを作成した。

このテープカセットをそれぞれテープＶコーダで３００
　ＩＰ！Ｉ央走行実走行実験た。この発明に保るテープ
カセット（こは、前述したような滑性シートをフリクシ
ョンシートとして用いＣいＣ１かつ、そのシートは磁気
抵抗が小さいため１￥ｐｍ気の発生が略められず、静゛
１気の放電（こよるノイズの発生もなかった。

第１図および第２図は、実施例２で得られたシートの電
気抵抗および摩擦係数をそれぞれ示している。第１〜２
図の結果より、滑性シートの迩布層にタルクおよび５ｎ
０２を使用することにより電気抵抗ならびに摩擦係数が
それぞれ低いことが判明した。

なお、電気抵抗は、横面ヒユーＶツトバツカー社製のＹ
ＨＰ４３２９Ａ型改造機を用い型側造機た。

また、摩擦係数は、ソニー（株）製の摩擦試験機を用い
て対ボリエテＶンテンフタｖ−トフイルムとの摩擦係数
を測定することｌこよって得た。

参考例 タルク（平均粒径１．５μ？＋１　）　２　Ｑ重量部、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体１００重量部、酢酸ブ
チル２４０　’Ｉｆ　ｊｆｔ　部およびメチルエチルケ
トン２４０重量部をボールミルで１０時間混練して均一
な溶液を得た。これを実施例１と同様ｌこ処理してシー
トを得た。

また、上記例において、タルクの割合を、４０１６０．
８０および１００重瞳部Ｉこ変えて同様（こしてシート
を得た。

これらのシートの電気抵抗および摩擦ｆ糸数を同（差に
測定して、その結果をそれぞれ第６図および第４図（こ
示す。

この発明によって（Ｉられたテープカセットは、早送り
、巻戻し操作を繰り返し行なったが、走行トラブルも放
電発生も認められなかった。史ｔこ、この発明によって
磁気テープの走行性を女定にしかつ廉価なフリクション
シートを得ることかでき、その結果テープカセットを安
価に生産することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は実施例によつＣ得たシートの電気
抵抗およびＭ擦係数をそれぞれ示すグラフ、第６図およ
び第４図は６考１タリのシートの電気抵抗および摩擦係
数をそれぞれ示すグラフである。 代　　理　　人　　　土　　屋　　　　　勝第２図 ρ　　　　ノθ　　　　４ρ　　　　Δ０　　　　どθ
　　　　ｌρρ第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気テープを内蔵したケースとその磁気テープとの間に
   滑性シートが配置されているテープカセットｆこおいて
   、その滑性シートはプラスチックフィルムで構成され、
   そしてそのプラスチックフィルムの少なくとも一面にメ
   ルクとＳ　ｎｏ２とを含む塗布層を設けていることを特
   徴とするテープカセット。