JPS5856979A - 自動２輪車のカウリング構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハンドル回りを覆うカウリングに係り、特にそ
のウィンドシールドの取付構造に関する。

近年、一般走行用の量産車にあっても、運転者を風雨か
ら保護する意味でカウリングを装備する傾向にある。こ
のカウリングはヘッドランプの周囲を覆うアツ・ぐカウ
ル部に、斜め上方に向って延びる透明なウィンドシール
ドを取り付けて構成されるが、従来のこの種ウィンドシ
ールドの取り付は構造としては、アッパカウル部の上端
周縁部に、ウィンドシールドの前端周縁部を重合させ、
との重合部分にビス等を挿通してアツ・やカウル部の裏
側からナツトで締め付けることにより連結固定するのが
一般的であった。

しかしながらこのような構造では、ウィンドシールドの
前端周縁部が上記アッパカウル部の上端周縁部に僅かに
重ね合わされているにすぎ々いので、これら両者の取り
付は強度が不足仕勝ちとなり、この結果走行中に風圧の
影響を受けてウィンドシールドが雀られることがある。

また複数のビスの頭が、アッパカウルの上端周縁部に沿
って並設されているので、外観的にも好ましくないもの
となる。

本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
その目的とするところは、ウィンドシールドとカウリン
グ側との接合面積が増大し、このウィンドシールドを強
固に固定することができ、しかもこの固定部分が目立た
ずに済み、外観的にも優れた自動２輪車のカウリング構
造を提供しようとするものである。

すなわち、本発明は上記目的を達成するため、ハンドル
の前方周囲を覆うカウリングの上面に、ウィンドシール
ドの前半部を重合させて固定したことを特徴とするもの
である。

以下本発明を図面に示す一実施例にもとづいて説明する
。

第１図は自動２輪車を示し、１はフレーム、２はフロン
トフォーク、３はハンドル、４は操向輪、５はエンジン
、６はシート、７は駆動輪をそれぞれ示す。上記フレー
ム１のヘッド、ｆイｆ（図示せず）には、前方に向って
延びる左右１対のランプステー８，８が取着されておシ
、ランシスチー８，８の前端部間にはヘッドランプ９が
支持されている。そして上記フレーム１には本発明に係
る合成樹脂製のカウリング１゜が固定されている。この
カウリング１ｏはアラ／４’カウル１ノおよびアッパカ
ウル１２ならびにフード１９とによって構成されておシ
、上記ヘッドランプ９の周囲からエンシン５の周囲マチ
を一体的に覆うフルカウルタイプのものである。

アッパカウル１１は左右１対の分割カウル体１３＆、１
３ｂからなる２分割構造をなし、ヘッドランニア°９の
周囲ならびに図示しない燃料タンクの前部側方を覆うよ
うになっている。分割カウル体１　、？　ａ　、　Ｉ　
Ｊ　ｂの前端下縁部には、フロントフォーク２の前方に
おいて衝合されてヘッドランプ９の下側を徨う衝合壁１
４＆、１４ｂが一体に延出されているとともに、前端上
縁部には上記ランプステー８，８に取付けたカウルステ
ー１５．１５上に重合されるフランツ壁１６ａ、１６ｂ
が内側に向って一体に延出されている。そしてこのフラ
ンジ壁１６ａ、ノロｂはカウルステー１５．１５との重
合部分にゲルト１７を挿通し、ナツト１８で締め付ける
ことによシカウルステ−１５，１５に連結されている。

また分割カウル体１３　ａ　、　１　、？　ｂの前端上
部間には、上記７−に１９が取付けられている。

このフード１９は断面円弧状に彎曲されており、その両
側縁部には上記フラン−）壁１６１Ｌ、１６ｂの上面に
重合される重合壁２０ａ、２０ｂが一体に延設されてい
る。そしてフード１９は重合壁２０ａ＋２θｂとフラン
ジ壁１６ｈ、１６ｂとの衝合部分にボルト２ノ・・・を
挿通し、ナツト２２で締め付けることによりアッパカウ
ル１ノに固定されておシ、ヘッドランプ９の上方を覆う
ようになっている。またアッパカウル１１およびフード
１９の前端部によって構成される略四角形の開口には、
四角形枠状をなしたヘッドラングリム２３が着脱可能に
取着されており、このヘッドラングリム２３はヘッドラ
ンプ９の前面レンズ２４の前方周囲を取り巻いている。

しかして、上記フード１９には透明なウィンドシールド
２５が取り付けられている。ウィンドシールド２５の前
半部２６は、フード１９の曲率に沿うように断面円弧状
に彎曲されておシ、この前半部２６はフード１９上面に
重合されてここに密着されている。そしてこの前半部２
６の両側部には、フード１９の両側部に沿って開設し念
複数の通孔２７・・・に対向合致される透孔２８・・・
が開設されている。したがって、ウィンドシールド２５
は透孔２８・・・と通孔２７・・・とが５− 合致するように位置合わせするとともに、これら透孔２
８・・・および通孔２７・・・に夫々樹脂製のビス２９
・・・を挿通し、ナツト３０で締め付けることによりフ
ード１９上に固定されるものであシ、このウィンドシー
ルド２５の後端側は斜め上部後方に向って延長されて、
・・ンドル３の路上方に位置されている。なお、ウィン
ドシールド２５の後端部に、ここを前方に押すようなあ
る程度の外力が加わった際には、上記樹脂製のビス２９
・・・が折れてウィンドシールド２５全体が前方に離脱
されるようになっており、衝突時等における安全性が図
れている。上記フード１９の後端両側部には、左右のバ
ックミラー３ノ。

３１が側方に向って突設されており、この部分に対応す
るウィンドシールド２５には両側縁部に連なる切欠き３
２．３２が設けられている。

フード１９の両側部には、ウィンドシールド２５の前半
部２６０両側部に跨って左右の７ラツシヤランプ３３．
３３を備えたブラケット３４゜３４が外側から重合固定
されており、とのプラ６一 ケラト、？　４　、　、？　４はウィンドシールド２５
とフード１９との境界部分ならびにウィンドシールド２
５を固定する上記ビス２９・・・の頭を覆い隠している
。そしてフード１９の後端開口部にはメータフード３５
が取着されている。メータフード３５にはタコメータや
スピードメータ等を備えた図示しないメータ・ｆネルが
取着されるようになっており、したがって、フード１９
はヘッドランプ９ばかりでなく、上記各種メータ類をも
覆うようになっている。

なお、第１図および第３図中符号：Ｉ６，３６は燃料タ
ンクからシート６の前端側下方を左右から覆うがディカ
バー、３７はこのがディカバー３６．３６に連続してシ
ート６の後端側下方を覆うテールカウルを示す。

このような構成によると、ウィンドシールド２５の前半
部２６を、ヘッドランプ９や各種メータ類の上方を覆う
フード１９の上面に重合させて、ここに密接させである
ので、ウィンドシールド２５とフード１９との接触面積
が増大し、ウィンドシールド２５の取付強度が向上する
。

しかもビス２９・・・に加わる負担が少なくて済むこと
から、少ない数のビス２９・・・でウィンドシールド２
５を確実かつ強固に固定することができ、したがってウ
ィンドシールド２５にゆがみが生じたり、走行中風圧の
影響によって煽られる虞れもない。

加えて、ウィンドシールド２５とフード１９との一体感
が生凍れ、ウィンドシールド２５がヘッドランゾリム２
３の上部からあたかも連続しているかの如く見えるので
、意外な趣の向上が得られる。

またこの実施例では、ウィンドシールド２５を固定する
ビス２９・・・の頭が、フラッシャランプ３３．３３の
ブラケット３４．３４によって隠されるので、アツノ（
カウル１）とウィンドシールド２５との一体感が得られ
、外観が向上する利点がある。

なお、上記実施例ではアッパカウルおよびアンダカウル
ともに左右分割形としたが、左右一体式としても良く、
この場合には、フードをアラ・ぐカウルに一体に設けて
も良い。

壕だ本発明に係るカウリングは、アンダカウルを備える
ものに特定されず、さらにアラ・ぐカウルもフレーム取
シ付は形に限らず、−・ンドルに取）付けてハンドルと
一体に回動されるものであっても良い。

そしてまた、本発明に係るカウリングが取着される自動
２輪車は、ヘッドランプを備えるものに制約されず、し
たがって、一般走行用の量産車に限らず、競技用の自動
２輪車にも適用できる。

以上詳述した本発明は、ノ・ンドルの前方周囲を覆うカ
ウリングの上面に、ウィンドシールドの前半部を重合さ
せて固定したものである。このものによると、ウィンド
シールドとカウリング側との接触面積が増大するので、
ウィンドシールドの取付強度が向上し、したがってウィ
ンドシールドにゆがみが生じたル、走行中風圧の影響に
よって燻られる虞れもない。しかもライ９− ンドシールドとカウリング相互の固定部分に加わる負担
も少なくて済むので、この固定部分が大掛かりになるこ
ともなく、外観的にきわめて有利となる等の優れた効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、腑１図は自動２輪車の
側面図、第２図は正面図、第３図は平面図、第４図はカ
ウリングの断面図、第５図はカウリングの分解斜視図で
ある。 ３・・・ハンドル、１０・・・カウリング、２５・・・
ウィンドシールド、２６・・・前半部。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦＝１０−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハンドルの前方周囲を覆うカウリングの上面に、ウィン
   ドシールドの前半部を重合させて固定したことを特徴と
   する自動２輪車のカウリング構造。