JPS5856959B2 - ラピツドスタ−ト形けい光ランプおよびその製造方法 - Google Patents
ラピツドスタ−ト形けい光ランプおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPS5856959B2 JPS5856959B2 JP6941979A JP6941979A JPS5856959B2 JP S5856959 B2 JPS5856959 B2 JP S5856959B2 JP 6941979 A JP6941979 A JP 6941979A JP 6941979 A JP6941979 A JP 6941979A JP S5856959 B2 JPS5856959 B2 JP S5856959B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass tube
- nesa
- fluorescent lamp
- film
- type fluorescent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J61/00—Gas-discharge or vapour-discharge lamps
- H01J61/02—Details
- H01J61/54—Igniting arrangements, e.g. promoting ionisation for starting
- H01J61/545—Igniting arrangements, e.g. promoting ionisation for starting using an auxiliary electrode inside the vessel
Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はラピッドスタート形けい光ランプむよびその製
造方法に関する。
造方法に関する。
一般に、管内面に透明導電膜(以下ネサ膜という)を被
着したタイプのラピッドスタート形けい光ランプは点灯
中、放電空間内の水銀とネサ膜がけい光体を介し微放電
することにより、けい光体表面が黒褐色あるいは斑点状
に変色し、外観を損なうと共に、光束劣化も伴なういわ
ゆるあばた現象を生じやすいという欠点があった。
着したタイプのラピッドスタート形けい光ランプは点灯
中、放電空間内の水銀とネサ膜がけい光体を介し微放電
することにより、けい光体表面が黒褐色あるいは斑点状
に変色し、外観を損なうと共に、光束劣化も伴なういわ
ゆるあばた現象を生じやすいという欠点があった。
従来、この種の劣化を実用上避ける方法としては、第1
図に示すように、円筒形のガラス管1′内面のほぼ半周
内のみネサ膜2′を塗付形成せしめ、かつ実際の使用で
はネサ膜2′が塗付されていない部分を下方となるよう
配置せしめる方法が提案されている。
図に示すように、円筒形のガラス管1′内面のほぼ半周
内のみネサ膜2′を塗付形成せしめ、かつ実際の使用で
はネサ膜2′が塗付されていない部分を下方となるよう
配置せしめる方法が提案されている。
しかしながら、この方法のようにネサ膜2′を実際に管
断面の半周以下のみ選択的に形成させるのは極めて複雑
な作業工程を要し、また、半周以下のみで所望の導電度
を得るには極めて低抵抗としなければならない問題があ
った。
断面の半周以下のみ選択的に形成させるのは極めて複雑
な作業工程を要し、また、半周以下のみで所望の導電度
を得るには極めて低抵抗としなければならない問題があ
った。
すなわち、ネサ膜2′を塗付するには、2回、3回と数
回にわたって部分的にネサ原液の吹付を必要としその作
業が煩雑であり、また、実験によると120cfIL長
、4’OWのけい光ランプに釦いて、全周にネサ膜2′
を施こす場合、抵抗値は約100にΩで良いのが、1/
3周とすると2OKΩ程度以下にする必要があった。
回にわたって部分的にネサ原液の吹付を必要としその作
業が煩雑であり、また、実験によると120cfIL長
、4’OWのけい光ランプに釦いて、全周にネサ膜2′
を施こす場合、抵抗値は約100にΩで良いのが、1/
3周とすると2OKΩ程度以下にする必要があった。
本発明は上記の欠点を改善し、管内面にネサ膜を施した
ラピッドスタート形ランプの点灯中におけるあばた現象
の如き変色劣化の防止を図り、かつ製造が容易なラピッ
ドスタート形けい光ランプとその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
ラピッドスタート形ランプの点灯中におけるあばた現象
の如き変色劣化の防止を図り、かつ製造が容易なラピッ
ドスタート形けい光ランプとその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
以下、図面に沿って本発明を説明する。
第2図は本発明にかかるラピッドスタート形けい光ラン
プの管断面図を示すもので、本発明に耘いてはガラス管
1の断面に対し上方部1a程ネサ膜2の抵抗が小さくな
るよう下方部1bに比ベネサ膜厚をより厚く管内面に塗
付形成し、さらにその上に塗付するけい光体膜3は逆に
上方程薄く、かつ下方程厚く形成し、これによって上方
部1aと下方部1bとを区別し、使用にあたっては上方
部1aを上方位置にして点灯せしめる点に特徴がある。
プの管断面図を示すもので、本発明に耘いてはガラス管
1の断面に対し上方部1a程ネサ膜2の抵抗が小さくな
るよう下方部1bに比ベネサ膜厚をより厚く管内面に塗
付形成し、さらにその上に塗付するけい光体膜3は逆に
上方程薄く、かつ下方程厚く形成し、これによって上方
部1aと下方部1bとを区別し、使用にあたっては上方
部1aを上方位置にして点灯せしめる点に特徴がある。
このようにして構成されたけい光ランプの実験結果によ
ると、ネサ抵抗とあばたとの関係は、第3図に示すよう
に、抵抗が犬となる程その発生は少なくなり、一方、け
い光体塗付厚に関しては、第4図に示すように、その厚
みが犬となる程あばたの発生が少なくなることが判明し
た。
ると、ネサ抵抗とあばたとの関係は、第3図に示すよう
に、抵抗が犬となる程その発生は少なくなり、一方、け
い光体塗付厚に関しては、第4図に示すように、その厚
みが犬となる程あばたの発生が少なくなることが判明し
た。
したがって、第2図の如き配置構成とすると、上方部1
aはネサ膜2が厚く抵抗が小さく、しかもけい光体膜3
の厚みは薄いので相乗的にあばたが発生しやすい条件と
なる反面、下方部1bは逆に極めてあばたが発生しにく
い条件下となる。
aはネサ膜2が厚く抵抗が小さく、しかもけい光体膜3
の厚みは薄いので相乗的にあばたが発生しやすい条件と
なる反面、下方部1bは逆に極めてあばたが発生しにく
い条件下となる。
しかるに、点灯時の管壁温度は通常上方が高く、下方が
低くなるので、管内の過乗水銀粒は必ず下方側けい光体
膜3表面に付着することとなる。
低くなるので、管内の過乗水銀粒は必ず下方側けい光体
膜3表面に付着することとなる。
このように本発明によると上方部1aはあばたの発生し
やすい条件下にあるが、水銀粒はなく、その反面下方部
1bは水銀粒の付着が多いものの、けい光体膜3および
ネサ膜2共に極めてあばたを起こしにくい条件下にある
ため、結局かかる構成と点灯方向指定により実用上あば
たの発生を有効に防止できるものである。
やすい条件下にあるが、水銀粒はなく、その反面下方部
1bは水銀粒の付着が多いものの、けい光体膜3および
ネサ膜2共に極めてあばたを起こしにくい条件下にある
ため、結局かかる構成と点灯方向指定により実用上あば
たの発生を有効に防止できるものである。
次に本発明によるラピッドスタート形けい光ランプの製
造方法を説明する。
造方法を説明する。
第5図は本発明の製造方法を示すもので、加熱炉4内に
配設されたガラス管1の周囲にはヒータ5a、5bが配
されており、ガラス管1の一端部側に配設された噴射用
のノズル6からネサ原液、けい光体液等をガラス管1内
に噴射し、第2図に示すようにネサ膜2、けい光体膜3
を塗付するものである。
配設されたガラス管1の周囲にはヒータ5a、5bが配
されており、ガラス管1の一端部側に配設された噴射用
のノズル6からネサ原液、けい光体液等をガラス管1内
に噴射し、第2図に示すようにネサ膜2、けい光体膜3
を塗付するものである。
この場合において、まずネサ膜2を塗付する際、従来例
に釦いては周面温度が均一になるようガラス管1を回転
させつつ予熱していたが、本発明ではガラス管1を回転
することなく、また上方側のヒータ5aが下方側のヒー
ター5bに比べ若干高目にセットされ、このようにして
ガラス管断面に釦いて上方側の温度が下方側より10
C高温に設定されている。
に釦いては周面温度が均一になるようガラス管1を回転
させつつ予熱していたが、本発明ではガラス管1を回転
することなく、また上方側のヒータ5aが下方側のヒー
ター5bに比べ若干高目にセットされ、このようにして
ガラス管断面に釦いて上方側の温度が下方側より10
C高温に設定されている。
しかして、この状態にてガラス管1の一端側よりノズル
6を介しネサ原液をスプレーすると、高温側の上方部で
はネサ原液が下方部低温側より伸長し、第2図のように
ネサ膜2を傾斜状に分布形成させることができる。
6を介しネサ原液をスプレーすると、高温側の上方部で
はネサ原液が下方部低温側より伸長し、第2図のように
ネサ膜2を傾斜状に分布形成させることができる。
この場合、ガラス管1内の全周にわたってネサ膜2が形
成されているため、第1図に示した半周ネサ構造の如く
極めて低抵抗とする必要はなく、全体としてその抵抗値
は100KΩ程度で良い。
成されているため、第1図に示した半周ネサ構造の如く
極めて低抵抗とする必要はなく、全体としてその抵抗値
は100KΩ程度で良い。
さらに、けい光体膜3の塗付にあたっては、第6図イ2
口に示すように、液の噴射用ノズル6の孔の形状を非対
称としたり、あるいはへ図に示すように、ノズル6の位
置をガラス管1の軸方向に対し偏心配置することにより
、けい光体を容易に傾斜分布させ、第2図に示す如く、
ネサ膜2の上にけい光体膜3を塗付形成することができ
る。
口に示すように、液の噴射用ノズル6の孔の形状を非対
称としたり、あるいはへ図に示すように、ノズル6の位
置をガラス管1の軸方向に対し偏心配置することにより
、けい光体を容易に傾斜分布させ、第2図に示す如く、
ネサ膜2の上にけい光体膜3を塗付形成することができ
る。
以上の通り本発明によれば、ガラス管内のネサ膜は上方
部が下方部より厚く形成され、かつけい光体膜は上方部
が下方部よシ薄く形成され、この状態にて点灯させるよ
うに構成されているため、点灯中のいわゆるあばた現象
による変色劣化を防止でき、けい光ランプの外観の損傷
、光束劣化等を軽減することができる。
部が下方部より厚く形成され、かつけい光体膜は上方部
が下方部よシ薄く形成され、この状態にて点灯させるよ
うに構成されているため、点灯中のいわゆるあばた現象
による変色劣化を防止でき、けい光ランプの外観の損傷
、光束劣化等を軽減することができる。
また、製造にあたってはけい光ランプを構成するガラス
管を加熱炉内で回転させる手間が省けるので、その分容
易に製造できる等の効果を有する。
管を加熱炉内で回転させる手間が省けるので、その分容
易に製造できる等の効果を有する。
第1図は従来のラピッドスター)形けい光ラングの管断
面図、第2図は本発明の管断面図、第3図はネサ抵抗に
対するあばた発生度の関係を示す説明図、第4図はけい
光体の厚みに対するあばた発生度を示す説明図、第5図
および第6図イ〜ハは本発明にかかるラピッドスタート
形けい光ランプの製造方法を示す説明図である。 1・・・ガラス管、1a・・・上方部、1b・・・下方
部、2・・・ネサ膜、3・・・けい光体膜、4・・・加
熱炉、5a5b・・叱−ター 6・・・ノズル。
面図、第2図は本発明の管断面図、第3図はネサ抵抗に
対するあばた発生度の関係を示す説明図、第4図はけい
光体の厚みに対するあばた発生度を示す説明図、第5図
および第6図イ〜ハは本発明にかかるラピッドスタート
形けい光ランプの製造方法を示す説明図である。 1・・・ガラス管、1a・・・上方部、1b・・・下方
部、2・・・ネサ膜、3・・・けい光体膜、4・・・加
熱炉、5a5b・・叱−ター 6・・・ノズル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガラス管内面に塗付形成されたネサ膜を有するラピ
ッドスタート形けい光ランプに釦いて、前記ガラス管内
の上方部に前記ネサ膜を下方部に比べ厚く形威し、更に
下方部に比べ上方部の厚みが薄くなるよう前記ネサ膜の
上にけい光体膜を塗付形成したことを特徴とするラピッ
ドスタート形けい光ランプ。 2 ネサ膜の厚みが薄く形成され、かつけい光体膜が厚
く形成された下方部を下側にして用い点灯させる特許請
求の範囲第1項記載のラピッドスタート形けい光ランプ
。 3 加熱炉内にガラス管を配設する工程と、前記ガラス
管の上方に配設されたヒータを下方に配設されたヒータ
より温度を高くし、前記ガラス管を回転することなく加
熱する工程と、前記ガラス管の一端部に配設されたノズ
ルよりガラス管内にネサ原液をスプレーする工程と、ス
プレーして形成されたネサ膜の上にけい光体液をスプレ
ーする工程とを備えてなるラピッドスタート形けい光ラ
ンプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6941979A JPS5856959B2 (ja) | 1979-06-05 | 1979-06-05 | ラピツドスタ−ト形けい光ランプおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6941979A JPS5856959B2 (ja) | 1979-06-05 | 1979-06-05 | ラピツドスタ−ト形けい光ランプおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55161355A JPS55161355A (en) | 1980-12-15 |
JPS5856959B2 true JPS5856959B2 (ja) | 1983-12-17 |
Family
ID=13402067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6941979A Expired JPS5856959B2 (ja) | 1979-06-05 | 1979-06-05 | ラピツドスタ−ト形けい光ランプおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856959B2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-05 JP JP6941979A patent/JPS5856959B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55161355A (en) | 1980-12-15 |
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