JPS5855458B2 - 三相回路の零相分検出装置 - Google Patents

三相回路の零相分検出装置

Info

Publication number
JPS5855458B2
JPS5855458B2 JP51124418A JP12441876A JPS5855458B2 JP S5855458 B2 JPS5855458 B2 JP S5855458B2 JP 51124418 A JP51124418 A JP 51124418A JP 12441876 A JP12441876 A JP 12441876A JP S5855458 B2 JPS5855458 B2 JP S5855458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
circuit
zero
input
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51124418A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5350774A (en
Inventor
一郎 荻巣
光弘 桑原
久夫 後藤
祐次 清原
桂造 池田
元彦 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Denryoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Denryoku KK filed Critical Kansai Denryoku KK
Priority to JP51124418A priority Critical patent/JPS5855458B2/ja
Publication of JPS5350774A publication Critical patent/JPS5350774A/ja
Publication of JPS5855458B2 publication Critical patent/JPS5855458B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は配電線の如き三相回路の零相電流または零相電
圧を検出する零相分検出装置に関するものである。
配電線路においては、零相電流または零相電流と零相電
圧の双方により接地事故の検出を行なっている。
零相電流や零相電圧を検出するには、零相変流器(ZC
T)や接地変成器(GPT)を用いれば簡単であるが、
ZCTやGPTの取付が不可能な場合或いは取付が困難
な場合には、各相毎に変成器を取付けて三相の変成器の
出力を合成する方法を採る必要がある。
合成の方法は種々あるが、零相電流を検出する場合量も
一般的に行なわれている方法は第1図に示す通りである
第1図においてCTu=CTwはujV5Wの各相の架
線に取付けられた変流器、A1−A3は電流計、Zは2
次負担であり、2次負担Zの両端に合成電流に相応する
検出電圧を得るものである。
このように各相毎に変成器を設けてその出力を合成する
方法による場合には、各変成器として誤差の少ない特性
の揃ったものを用いる必要があるが、実際にはこのよう
な同じ特性の変成器を揃えることは困難であり、高い検
出精度を得ることが出来ない。
本発明の目的は、各相間電線路からの入力信号により、
微小の零相分をも確実に検出し、また入力信号の大きさ
の広い範囲にわたって残留分が生じないようにして、配
電線路の微地路をも正確に検出できるようにした検出精
度の高い三相回路の零相分検出装置を提供することにあ
る。
以下図面を参照して本発明の検出装置を詳細に説明する
本明細書において「変成器」とは、変流器(CT)及び
計器用変圧器(PT)の双方を意味する。
本発明はCTを用いて零相電流を検出する場合及びPT
を用いて零相電圧を検出する場合の双方に適用できるが
、いずれの場合も同様の構成により実施できるので、以
下の説明ではCTを用いて零相電流を検出する場合につ
いて述べる。
周知のように、変流器の誤差は、比誤差と位相誤差とに
分けられ、これらの誤差が各変流器毎に異っていると各
相の変流器の検出信号を台底する際に誤差が生じ、零相
分を正確に検出することができない。
しかしながら、u、v、wの各相の変流器の1次電流I
1に対する2次電流I2の特性が第2図の曲線u、v、
wで示すように直線で表現できる場合、即ち各変流器の
比誤差が一定の場合には、比誤差が大きくても電子回路
により各相の検出信号に適当な係数を乗する作用をさせ
て比誤差を揃えることができる。
即ち第2図において各直線u、v、wを一致させること
ができ、各相の変流器の比誤差を見かけ上零にしたのと
同じことになる。
位相誤差についても全く同様のことが云える。
変流器に誤差を生じさせる要因としては変流器固有のも
の(2次負相、周波数、力率等によるもの)、変流器の
取り付は方や変流器相互間の位置関係によるもの等が考
えられるが、これらの要因による誤差を合成して得た最
終的な入出力特性が直線或いは要求される精度内の曲線
であれば電子回路により各相の特性を容易に一致させる
ことができるので、等師的に比誤差及び位相誤差が零の
変流器を用いたのと同様な零相分検出装置を得ることが
できる。
第3図は配電線の接地事故点を標定する目的で零相電流
の大きさを検出する場合の全体的構成を示したもので、
CTu 、CTv及びCTwはそれぞれU相、V相及び
W相の架線に取付けられた変流器、Ru 、Rv及びR
w は各変流器2次負担抵抗である。
1u〜1wはそれぞれ2次負担Ru〜Rwの両端に得ら
れる検出電圧を入力として各検出電圧を増幅する基本増
幅回路、2u〜2wは増幅回路1u〜1wの出力を入力
とする利得調整回路である。
3u〜3wは増幅回路1u〜1wで増幅された信号の位
相を調整するための位相調整回路で、図示の例では利得
調整回路2u’−2wの後段に設けられ、利得調整回路
2u〜2w及び位相調整回路3u〜3wにより利得・位
相調整回路23u〜23wが構成されている。
この調整回路により調整された信号は三相加算回路4に
与えられ、三相加算回路4の出力は整流回路5により整
流されてレベル検出回路6に入力される。
レベル検出回路6により表示すべきレベルが検出され、
その検出結果は時限回路7を経て記憶回路8に入力され
る。
そして記憶回路8の内容(零相電流のレベル)は表示回
路9により表示される。
上記の装置において変流器CTu=CTwとしては、1
次電流に対して比誤差及び位相誤差が一定なるもの、或
いはその変動が許容誤差範囲にあるものが用いられる。
尚比誤差が一定であるということは、入出力特性が第2
図のように直線的になることを意味しているが、入出力
特性が非直線的な変流器であってもその特性の一部に直
線的部分を含む場合には、使用電流範囲を直線的な入出
力特性が得られる範囲に制限することにより用いること
ができる。
基本増幅回路1u〜1wは変流器CTu=CTwの微小
な出力を適当なレベルまで増幅するためのものであり、
一般に空心コイルからなる変流器のように直線的な人出
力特性を得るものにあっては、その出力電圧は極めて低
く、増幅回路は欠くことができないものである。
利得調整回路2u〜2wは入力電圧をn(nは定数)倍
する回路で、例えば第4図に示すように増幅器Amp
と人力抵抗R7と帰還抵抗R2とからなる回路が用い
られる。
第4図の利得調整回路を用いた場合の入力電圧einと
出力電圧eout との関係は例えば増幅器の負端子
を使用すればeout−(R2/ R,) einとな
り、R2とR1の比を適当に調整することにより、入出
力電圧の比を所定値nに調整することができる。
このような利得調整回路を設けると、各相の変流器の入
出力特性に応じて各相の利得調整回路の抵抗比R2/R
1を適宜に調整することにより第2図の各曲線u、v。
Wを一致させることができ、第3図の三相加算回路4の
出力端から変流器側を見た場合、各変流器として比誤差
が零のものを用いたのと同等になる。
位相調整回路は入出力電圧の位相関係を適宜に調整、し
得る回路でその一例を第5図に示しである。
この回路は演算増幅器Amp と人力抵抗R3と帰還
抵抗R4とコンデンサCとからなる回路で、出力電圧e
out の位相を入力端子einに対してコンデンサC
に流れる電流分だけ進めるようにしたものである。
第5図の位相調整回路における入出力の位相関係は、Z
eout ”=l (ein −jan −1(ωC/
R))0となる。
このような位相調整回路を設けると、各位相調整回路に
おいてその人出力の位相関係を適宜に調整することによ
り、三相加算回路の出力端から変流器側を見た場合の各
変流器の見かげ上の位相誤差を零にすることができる。
三相加算回路4は利得調整回路2u〜2w及び位相調整
回路3u〜3wで利得及び位相が調整された信号eu
、 ev及びewのベクトル和を作る回路で、第6図に
その一例を示しである。
第6図の回路は抵抗R5,R5・・・・・・・・・と増
幅器Amp とにより横取されたもので、第7図Aに
示すように加算回路の入力端子eu〜ew のベクト
ルが作る三角形が閉じている場合には出力電圧eout
が零となって零相電流は検出されず、第7図Bに示す
ように三角形が開いている場合には出力電圧eout
が現われて零相電流が検出される。
三相加算回路4の出力を指示計器等により表示させるこ
とによっても零相分の検出を行なうことができるが、第
3図の装置においては配電線の接地事故の検出に適する
ように特に整流回路5乃至表示回路9からなる表示部を
設けている。
即ち零相分は線路条件によって正弦波とは限らず、また
零相電流については半波の場合もあり得るので、零相分
の大きさを検出するためには整流回路5が必要となる。
接地事故点の標定を行なう場合には零相分の大きさを知
る必要があり、例えば零相分のレベルを段階的に検出す
る場合には、零相分が或しヘルより上か下かを検出する
レベル検出回路6が必要になる。
例えば、零相電流の場合は、0.2A〜4.OAの範囲
で0.2 A〜1.OAまでは0.2A間隔で1.0〜
4−OAの範囲は1.OAの間隔で8段階のレベルを検
出して各レベルの零相電流が検出されたときに相応する
表示手段を動作させる。
時限回路Iは零相分の通過時間を定義するもので、或レ
ベル以上の零相分が或一定時間以上通過したときにのみ
そのレベルを表示させるようにするために表示回路の動
作を遅延させる回路である。
また記憶回路8は表示すべき零相分のレベルを一時記憶
しておく回路である。
通常変電所においては、変電所内の各継電器で零相分を
検出したときにその配電線を開路するため、通過した零
相分のレベルを記憶しておく必要がある。
表示回路9は記憶回路8に記憶されたレベルを表示する
回路で、例えば所定のレベルを表示した表示板を照明す
るためのランプを点灯させる回路である。
第8図は本発明の他の実施例の三相加算回路までの部分
を示したもので、第3図と異なる点は、フィルタ回路1
0u〜10wとボルテージフォロワ回路11u〜11w
とを付加した点、及び基本増幅回路1u〜1wとして特
に差動増幅回路を用いた点である。
差動増幅回路を用いるのはノイズの同相分の影響を受け
ないようにするためで、フィルタ回路10u〜10wは
このノイズを除去するためのものである。
またボルテージフォロワ回路11u〜11wは三相加算
回路が発振するのを防止するためのものである。
第8図に示した横取を具体的にした回路を第9図に示す
同図において基本増幅回路1u〜1wは抵抗R6〜R9
と増幅器Amp とからなる差動増幅回路からなり、
フィルタ回路10u〜10wは抵抗RIO〜R12、コ
ンデンサC1,C2及び増幅回路Amp からなるバン
ドパスフィルタ回路からなっている。
利得調整回路2u〜2w及び位相調整回路3u〜3w及
び三相加算回路4はそれぞれ第4図乃至第6図に示した
のと同様の回路からなり、ボルテージフォロワ回路11
u〜11wは増幅回路Amp と抵抗R13,R14
とからなっている。
本発明の検出装置を用いるに当っては、利得調整回路と
位相調整回路とを適宜に調整して見かげ上の比誤差及び
位相誤差を零に近づけるのであるが、実際には各変成器
を架線に取付けた状態で三相加算回路の出力を零或いは
零に近づけるようにすればよい。
例えば第9図の回路による場合は、可変抵抗器R2とコ
ンデンサCを調整することにより三相加算回路4の出力
を零にすればよい。
本発明においては、前述のように人力に対して比誤差及
び位相誤差が一定している空心コイルを用いる必要があ
る。
第8図及び第9図に示した実施例においてフィルタ回路
は三相加算回路4の後段に一つだけ配置するようにして
もよい。
また増幅回路1u〜1wと利得調整回路2u〜2wとを
共通の回路で構成することもできる。
以上のように、本発明によれば、各相間電線路に取付け
る変成器は無鉄心の空心コイルであって、この変成器の
出力を増幅回路利得調整回路位相調整回路を経て調整さ
れた検出信号を三相加算回路で合成するようにしたので
、各変成器の残留分を入力の大きさの全範囲にわたって
補償して、各変成器の比誤差、位相誤差を見かげ上零に
近づけることができ、誤差が大きく、また各変成器間に
特性差があっても各変成器の特性を一線に合せて高精度
で零相分の検出を行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は三相回路の零相分の検出回路の一例を示す接続
図、第2図は各相の変流器の入出力特性の一例を示す線
図、第3図は本発明の一実施例を示すブロック図、第4
図乃至第6図はそれぞれ利得調整回路、位相調整回路及
び三相加算回路の構成例を示す接続図、第7図A及びB
は三相加算回路の人出力のベクトル図、第8図は本発明
の他の実施例内ブロック図、第9図は第8図を具体化し
た回路を示す接続図である。 CTu=CTw・・・・・・変流器、2u〜2w・・・
・・・利得調整回路、3u〜3w・・・・・・位相調整
回路、23u〜23w・・・・・・利得・位相調整回路
、4・・・・・・三相加算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 三相回路の各相毎に変成器を取付けて各相の変成器
    の出力を合成することにより零相分を検出する三相回路
    の零相分検出装置において、前記各相の変成器の出力信
    号または該出力信号に比例した信号が入力される増幅回
    路と、この増幅回路の出力信号が入力される利得調整回
    路と、この利得調整回路の出力信号が入力される位相調
    整回路及び前記位相調整回路の出力側に得られる各相の
    信号のベクトル和を得る三相加算回路とを具備し、前記
    各相の変成器は入出力特性が略直線で表わし得る空心コ
    イルを用いたものからなっており、前記利得・位相調整
    回路は前記三相加算回路の出力側から見た各相の変成器
    の見かげ上の比誤差及び位相誤差を零に近づけるように
    入出力の大きさの比及び位相関係を調整することを特徴
    とする三相回路の零相分検出装置。
JP51124418A 1976-10-19 1976-10-19 三相回路の零相分検出装置 Expired JPS5855458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51124418A JPS5855458B2 (ja) 1976-10-19 1976-10-19 三相回路の零相分検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51124418A JPS5855458B2 (ja) 1976-10-19 1976-10-19 三相回路の零相分検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5350774A JPS5350774A (en) 1978-05-09
JPS5855458B2 true JPS5855458B2 (ja) 1983-12-09

Family

ID=14884976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51124418A Expired JPS5855458B2 (ja) 1976-10-19 1976-10-19 三相回路の零相分検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5855458B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169946U (ja) * 1986-03-11 1987-10-28

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62112072A (ja) * 1985-11-09 1987-05-23 Takamatsu Electric Works Ltd 電圧センサ及び同センサを用いた零相電圧検出装置
JPH0668510B2 (ja) * 1985-11-01 1994-08-31 エナジーサポート株式会社 電圧センサ
JP4953771B2 (ja) * 2006-11-06 2012-06-13 中国電力株式会社 避雷器劣化診断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62169946U (ja) * 1986-03-11 1987-10-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5350774A (en) 1978-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5855458B2 (ja) 三相回路の零相分検出装置
JP2531988B2 (ja) 変圧器保護リレ―装置の試験装置及び試験方法
CA2055633C (en) Electrical measuring device having two connection configurations
US4419660A (en) Electric filter equipment
JPS63265516A (ja) 三相交流励磁装置
CN108732415B (zh) 交流传感器及断路器
JPS5916835Y2 (ja) 電子機器の入力回路
JP3279215B2 (ja) 電力系統の地絡検出方法
JPH0747741Y2 (ja) 高調波測定用端子付容量形電圧変成器
RU2059257C1 (ru) Способ контроля деформации обмоток силовых трансформаторов
JP3313200B2 (ja) 零相変流器一次電流測定装置
JPH0425659Y2 (ja)
JPH0245826Y2 (ja)
JPH04208868A (ja) 非停電絶縁診断装置
JP2543313B2 (ja) 地絡検出装置
JPH0222529B2 (ja)
JP2605045Y2 (ja) 進み電流遮断試験回路
JPH09229994A (ja) 変圧器の部分放電検出方法
JPH05292742A (ja) スイッチング電源装置
JP2016197614A (ja) 計器用変成器
JP2003240807A (ja) 電圧測定装置
JPH0356026A (ja) 零相電圧検出装置
JPH01277747A (ja) 酸化亜鉛形避雷器の劣化検出回路
JPH11341684A (ja) 電圧検出形アクティブフィルタ装置
JPH0640875U (ja) 電流位相測定器