JPH09229994A - 変圧器の部分放電検出方法 - Google Patents

変圧器の部分放電検出方法

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JPH09229994A
JPH09229994A JP8039276A JP3927696A JPH09229994A JP H09229994 A JPH09229994 A JP H09229994A JP 8039276 A JP8039276 A JP 8039276A JP 3927696 A JP3927696 A JP 3927696A JP H09229994 A JPH09229994 A JP H09229994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分放電検出のための試験回路の構成を大幅
に簡素化して、現地試験を容易に実施可能にすると共
に、部分放電検出のための準備作業も簡略化すること。 【解決手段】 供試変圧器11の高圧側コイル12のう
ち、巻線12vの対地部分放電を試験する場合には、高
圧側コイル12の各相巻線12u、12v、12wの巻
線口出部を外すことにより、それら巻線12u、12
v、12wを互いに独立させた状態し、巻線12uの一
端を接地すると共に他端を出力端子14に接続し、放電
検出対象の巻線12vの両端を一括して出力端子14に
接続し、巻線12wの両端は開放しておく。この状態
で、低圧側コイル13の巻線13uに励磁電流を供給す
る。出力端子14と接地端子との間には、部分放電に伴
い発生する信号を流すためのカップリングコンデンサ1
8と、上記信号を検出するためのコロナ測定器19を介
在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相乾式変圧器の
対地間の部分放電を検出することによって、絶縁物中の
状態を外部から試験するようにした変圧器の部分放電検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】モールド絶縁物が施された乾式変圧器に
あっては、絶縁物中にボイドが発生すると、そこで部分
放電(コロナ放電)を生じて劣化が進行するものであ
り、斯様な絶縁劣化に対処するために、変圧器の対地間
に対する部分放電を検出することにより絶縁物の状態を
非破壊的に試験(診断)することが行なわれている。
【0003】図8には、三相モールド変圧器において従
来行なわれている部分放電検出方法の一例が示されてい
る。図8において、部分放電検出対象である供試変圧器
1は、三相高圧側コイル2(スター結線)の各相巻線2
u、2v、2wを一括して試験端子4に接続すると共
に、三相低圧側コイル3(デルタ結線)の各相巻線3
U、3V、3Wを一括して接地しておく。
【0004】上記試験端子4には、例えば電動発電機よ
り成る試験電源5の出力電圧が電圧調整器6、試験用変
圧器7及びブロッキングコイル8を介して印加する。こ
の場合、上記ブロッキングコイル8は、試験用変圧器7
側から試験回路へ外部ノイズが侵入することを防止し、
且つ供試変圧器1で発生した部分放電に伴う高調波成分
が試験電源5側へ逆流することを防止するために設けら
れる。
【0005】そして、試験端子4と接地端子との間に、
供試変圧器1での部分放電で発生した放電パルス信号を
流すためのカップリングコンデンサ9と、その放電パル
ス信号を測定するためのコロナ測定器10を介在させ、
当該コロナ測定器10により供試変圧器1の対地間の部
分放電レベルを検出するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の部分放電検出方法の場合、試験電圧を得るための試
験用変圧器7及びノイズを抑制するためのブロッキング
コイル8が必要となる。このため、部分放電検出のため
の試験回路の構成が大掛かりのものとなって、現地試験
が煩雑になるなどの問題点があり、また、部分放電の検
出感度の悪化を招くという事情もある。しかも、ブロッ
キングコイル8などを試験回路に対し挿入するなどの面
倒な作業が必要があって、部分放電検出のための準備作
業に時間がかかるという不具合もあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、部分放電検出のための試験回路の構
成を大幅に簡素化できて、現地試験を容易に実施可能に
なると共に、部分放電検出のための準備作業も簡略化で
きるようになる変圧器の部分放電検出方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、三相乾式変圧器の部分放電を、その放電に
伴い発生する信号に基づいて検出するようにした変圧器
の部分放電検出方法において、前記三相変圧器の高圧側
コイルを構成する各相巻線を巻線口出部で分割すること
により互いに独立させた上で、前記三相変圧器の低圧側
コイルを構成する各相巻線のうち任意のものに励磁電流
を供給すると共に、この励磁電流の供給に応じて高圧側
コイルを構成する巻線に誘起される電圧を部分放電検出
対象の巻線に試験電圧として印加し、その試験電圧が印
加された巻線の対地部分放電の有無をカップリングコン
デンサを介して検出する構成としたものである(請求項
1)。
【0009】この構成によれば、高圧側コイルの各相巻
線について、対地部分放電の有無を順次試験する。ま
ず、高圧側コイルの第1相巻線を部分放電検出対象とす
る場合には、例えば、第1相巻線の両端(巻き始め口出
部、巻き終わり口出部)を一括して接続し、第3相巻線
に電圧が誘起されるように、低圧側コイルの第3相巻線
に励磁電流を流す状態とし、さらに、第2相コイルは両
端を開放状態として鉄心内に磁束を流す役目を果たさせ
る。
【0010】このような状態では、高圧側の第3相巻線
に誘起される電圧が試験電圧として第1相巻線に印加さ
れるようになる。この場合、当該第1相巻線において対
地部分放電が発生したときには、その部分放電に伴う信
号がカップリングコンデンサを介して検出されるもので
あり、このような試験により検出される信号レベルに基
づいて対地放電の有無を検証できることになる。そし
て、高圧側コイルの第2相巻線及び第3相巻線について
も、上記同様の試験を行なうことにより対地放電の有無
を検証できるようになり、以て三相変圧器全体について
の対地部分放電の有無を検証できるようになる。
【0011】この場合、従来の部分放電検出方法で必要
であった試験用変圧器の機能を、供試変圧器が有する高
圧側コイル及び低圧側コイルの一部を利用して得ること
ができるから、部分放電の検出に当たって試験用変圧器
を不要にできるものである。また、このように試験用変
圧器が不要になる結果、試験用変圧器からの外部ノイズ
の影響を低減できて、部分放電検出精度の向上を図り得
るから、従来必要であったブロッキングコイルも省き得
るものであり、総じて部分放電検出のための構成を簡素
化できるものである。
【0012】一方、部分放電検出対象の巻線と試験電圧
が誘起される巻線との間にブロッキングコイルを挿入す
る構成としても良いものであり(請求項2)、この構成
によれば、ブロッキングコイルによるノイズ低減効果を
期待できるようになるから、部分放電の検出精度をさら
に向上させ得ることになる。
【0013】また、前記高圧側コイルを構成する各相巻
線のうち、部分放電検出対象の巻線以外の2つの巻線を
直列に接続し、その直列巻線に誘起される電圧を試験電
圧として利用する構成とすることもでき(請求項3)、
このような構成によれば、上記直列巻線には、試験電圧
誘起用の巻線が1つの場合に比べて2倍の電圧が誘起さ
れることになるから、試験電圧が不足する場合であって
も部分放電検出を的確に行ない得るようになる。
【0014】加えて、三相乾式変圧器の部分放電を、そ
の放電に伴い発生する信号に基づいて検出するようにし
た変圧器の部分放電検出方法において、前記三相変圧器
の高圧側コイルを構成する各相巻線を巻線口出部で分割
することにより互いに独立させた上で、前記三相変圧器
の低圧側コイルを構成する各相巻線のうち任意のものに
励磁電流を供給すると共に、この励磁電流の供給に応じ
て高圧側コイルを構成する巻線に誘起される電圧を部分
放電検出対象の巻線に試験電圧として印加し、上記試験
電圧が誘起される巻線と接地端子との間に挿入したコロ
ナ測定器により上記試験電圧が印加された巻線の対地部
分放電の有無を検出する構成とすることもできる(請求
項4)。
【0015】この構成によれば、カップリングコンデン
サを使用しなくても部分放電を検出可能になるものであ
り、部分放電の検出を簡易に行い得るようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ないし図3を参照しながら説明する。この第1実
施例は、Δ−Y結線の三相モールド変圧器の対地間の部
分放電を検出する例を示したものである。
【0017】即ち、図1において、供試変圧器11(三
相乾式変圧器)は、デルタ結線された高圧側コイル12
の各相巻線12u、12v、12wの巻線口出部を外す
ことにより、それら巻線12u、12v、12wを互い
に独立させた状態とする。そして、巻線12uの一端
(例えば巻き始め口出部)を接地端子に接続すると共
に、他端(巻き終わり口出部)を試験出力取出用の出力
端子14に接続する。また、この場合における部分放電
検出対象の巻線12vの両端(巻き始め口出部、巻き終
わり口出部)を一括して出力端子14(巻線12uの非
接地端子側の一端)に接続し、巻線12wの両端は開放
しておく。
【0018】一方、スター結線された低圧側コイル13
については、各相巻線13u、13v、13wの中性点
を接地端子に接続する。また、巻線13uの一端側(非
中性点側)を試験電圧印加用の入力端子15に接続する
と共に、他の巻線13v、13wの他端側は開放してお
く。
【0019】上記入力端子15と接地端子との間には、
例えば電動発電機より成る試験電源16の出力電圧を電
圧調整器17により任意の電圧に調整した状態で印加す
る。また、前記出力端子14と接地端子との間に、供試
変圧器11での部分放電で発生した放電パルス信号を流
すためのカップリングコンデンサ18と、このカップリ
ングコンデンサ18を通じて流れる放電パルス信号を検
出するためのコロナ測定器19を介在させる。
【0020】このような構成によれば、入力端子15に
試験電圧が印加された状態では、低圧側コイル13の巻
線13uに励磁電流が流れるのに応じて、高圧側コイル
12の巻線12uに昇圧された状態の電圧が誘起される
ようになり、その誘起電圧が巻線12vに試験電圧とし
て印加されるようになる。尚、この場合において、両端
が開放された巻線12wは、鉄心に磁束を流す役目を果
たす。
【0021】上記のように巻線12vに高電圧が印加さ
れた状態において、当該巻線12vと接地端子との間で
部分放電(コロナ放電)が発生した場合には、その部分
放電に伴う放電パルス信号がカップリングコンデンサ1
8を通じてコロナ測定器19に流れるようになり、その
コロナ測定器19で検出される信号レベルに基づいて、
巻線12vにおける対地間部分放電の発生の有無を検出
できることになる。
【0022】つまり、この場合には、低圧側コイル13
の巻線13u及び高圧側コイル12の巻線12uが、従
来構成の試験用変圧器(図8に符号7を付して示されて
いる)の機能を果たすものである。
【0023】そして、高圧側コイル12の他の巻線12
w、12uについても、図2及び図3のような接続とす
ることにより、対地間での部分放電が発生した状態をそ
れぞれ検出できるものであり、これにより、供試変圧器
11全体についての対地部分放電の有無を検証できるよ
うになる。
【0024】要するに、上記した第1実施例に構成によ
れば、従来の部分放電検出方法(図8参照)で必要であ
った試験用変圧器の機能を、供試変圧器11が有する高
圧側コイル12及び低圧側コイル13の一部を利用して
得るようにしており、従って、部分放電の検出に当たっ
て試験用変圧器を不要にできるものである。
【0025】このように試験用変圧器が不要になる結
果、試験用変圧器からの外部ノイズの影響を低減でき
て、部分放電検出精度の向上を図り得るから、従来必要
であったブロッキングコイル(図8に符号8を付して示
されている)も省き得るものである。
【0026】従って、試験用変圧器及びブロッキングコ
イルを不要にした簡素な構成で済むようになるから、部
分放電検出のための試験回路が従来のように大掛かりに
なることがなくなって、現地試験を容易に実施可能にな
る。また、上記のように試験用変圧器及びブロッキング
コイルが不要になる結果、試験回路の配線長を短くでき
て、その配線に重畳するノイズを低減できるようになる
から、この面からも部分放電検出精度の向上を図り得る
ようになる。
【0027】勿論、本発明の第2実施例を示す図4のよ
うに、ブロッキングコイル20を使用することも可能で
あり、この場合にはブロッキングコイル20によるノイ
ズ低減効果を期待できるようになるから、部分放電の検
出精度をさらに向上させ得ることになる。尚、図4に示
すように、ブロッキングコイル20は、部分放電検出対
象の巻線(図4の例では巻線12v)と、電圧誘起用の
巻線(図4の例では巻線12u)との間に挿入されるこ
とになる。
【0028】図5には本発明の第3実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。この第3実施例は、Y−Y結線の三相モール
ド変圧器の対地間の部分放電を検出する例を示したもの
であり、供試変圧器11′は、スター結線された高圧側
コイル12′の各相巻線12u、12v、12wの巻線
口出し部を外すことにより、それら巻線12u、12
v、12wを一旦独立させた状態とする。そして、各巻
線12u、12v、12wのうち、部分放電検出対象の
巻線、つまり図5の例では巻線12wのみを独立させた
状態として、その両端を出力端子14に接続する。ま
た、他の巻線12u及び12vについては直列に接続し
た状態とし、その直列回路の一端側を出力端子14に接
続すると共に、当該直列回路の他端側を接地端子に接続
する。
【0029】また、低圧側コイル13については、第1
実施例と同様に、各相巻線13u、13v、13wの中
性点を接地端子に接続し、巻線13uの一端側を試験電
圧印加用の入力端子15に接続すると共に、他の巻線1
3v、13wの他端側は開放しておく。
【0030】このような第3実施例の構成によれば、入
力端子15に試験電圧が印加された状態では、低圧側コ
イル13の巻線13uに励磁電流が流れるのに応じて、
高圧側コイル12′の巻線12u及び12vの直列回路
に、前記第1実施例の場合の誘起電圧の2倍の電圧が誘
起されるようになり、その誘起電圧が巻線12vに印加
されるようになる。この結果、試験電圧が不足する場合
でも部分放電検出を的確に行ない得るようになる。
【0031】従って、図6に示す本発明の第4実施例の
ように、商用電源21の出力を利用して試験電圧を得る
場合でも、大きな試験電圧(商用電源21の出力電圧の
2倍)を得ることができるから、電動発電機を用意でき
ない場合でも対応できるようになる。
【0032】図7には本発明の第5実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、この第5実施例は、カップリングコン
デンサを不要にできる例を示すものであり、電圧誘起用
の巻線(図7の例では巻線12u)の一端側を出力端子
14′に接続し、その出力端子14′と接地端子との間
にコロナ測定器19を挿入する。この場合、上記電圧誘
起用の巻線(12u)の他端側は、部分放電検出対象の
巻線(図7の例では巻線12v)の両端に接続する。
【0033】この構成によれば、検出感度が低下するも
のの、カップリングコンデンサなしで部分放電を検出可
能になるものであり、部分放電の検出を簡易に行う場合
に有益となる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、三相乾式変圧器の高圧側コイルの部分放電
を検出するに当たって、その変圧器自身が有するコイル
により試験用変圧器の機能を肩代わりさせるなどの構成
としたから、部分放電検出のための試験回路の構成を大
幅に簡素化できて、現地試験を容易に実施可能になると
共に、部分放電検出のための準備作業も簡略化できると
いう有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による部分放電検出方法を
示す試験回路図その1
【図2】部分放電検出方法を示す試験回路図その2
【図3】部分放電検出方法を示す試験回路図その3
【図4】本発明の第2実施例による部分放電検出方法を
示す試験回路図
【図5】本発明の第3実施例による部分放電検出方法を
示す試験回路図
【図6】本発明の第4実施例による部分放電検出方法を
示す試験回路図
【図7】本発明の第5実施例による部分放電検出方法を
示す試験回路図
【図8】従来の部分放電検出方法を示す試験回路図
【符号の説明】
11、11′は供試変圧器(三相乾式変圧器)、12、
12′は高圧側コイル、13は低圧側コイル、16は試
験電源、18はカップリングコンデンサ、19はコロナ
測定器、20はブロッキングコイル、21は商用電源を
示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相乾式変圧器の部分放電を、その放電
    に伴い発生する信号に基づいて検出するようにした変圧
    器の部分放電検出方法において、 前記三相変圧器の高圧側コイルを構成する各相巻線を巻
    線口出部で分割することにより互いに独立させた上で、 前記三相変圧器の低圧側コイルを構成する各相巻線のう
    ち任意のものに励磁電流を供給すると共に、この励磁電
    流の供給に応じて高圧側コイルを構成する巻線に誘起さ
    れる電圧を部分放電検出対象の巻線に試験電圧として印
    加し、その試験電圧が印加された巻線の対地部分放電の
    有無をカップリングコンデンサを介して検出する構成と
    したことを特徴とする変圧器の部分放電検出方法。
  2. 【請求項2】 部分放電検出対象の巻線と試験電圧が誘
    起される巻線との間にブロッキングコイルを挿入したこ
    とを特徴とする請求項1記載の変圧器の部分放電検出方
    法。
  3. 【請求項3】 高圧側コイルを構成する各相巻線のう
    ち、部分放電検出対象の巻線以外の2つの巻線を直列に
    接続し、その直列巻線に誘起される電圧を試験電圧とし
    て利用することを特徴とする請求項1または2記載の変
    圧器の部分放電検出方法。
  4. 【請求項4】 三相乾式変圧器の部分放電を、その放電
    に伴い発生する信号に基づいて検出するようにした変圧
    器の部分放電検出方法において、 前記三相変圧器の高圧側コイルを構成する各相巻線を巻
    線口出部で分割することにより互いに独立させた上で、 前記三相変圧器の低圧側コイルを構成する各相巻線のう
    ち任意のものに励磁電流を供給すると共に、この励磁電
    流の供給に応じて高圧側コイルを構成する巻線に誘起さ
    れる電圧を部分放電検出対象の巻線に試験電圧として印
    加し、上記試験電圧が誘起される巻線と接地端子との間
    に挿入したコロナ測定器により上記試験電圧が印加され
    た巻線の対地部分放電の有無を検出する構成としたこと
    を特徴とする変圧器の部分放電検出方法。
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