JPS5855139B2 - ホウコウゾクフホウワカルボンサンアミドユウドウタイノセイゾウホウホウ - Google Patents

ホウコウゾクフホウワカルボンサンアミドユウドウタイノセイゾウホウホウ

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JPS5855139B2
JPS5855139B2 JP15855575A JP15855575A JPS5855139B2 JP S5855139 B2 JPS5855139 B2 JP S5855139B2 JP 15855575 A JP15855575 A JP 15855575A JP 15855575 A JP15855575 A JP 15855575A JP S5855139 B2 JPS5855139 B2 JP S5855139B2
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通洋 小林
幸雄 上条
幸義 味沢
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KITSUSEI YAKUHIN KOGYO KK
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KITSUSEI YAKUHIN KOGYO KK
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、医薬として有用な芳香族不飽和カルボン酸ア
ミド誘導体を効率よく製造する方法に関するものである
本発明者らは、先に経口投与により顕著な薬効を発揮し
うる抗アレルギー剤を開発すべく種々研5 究を重ねた
結果、一般式 (式中のR1とR2はそれぞれ水素原子又は低級アルキ
ル基、Xはハロゲン原子、水酸基、低級アルキル基、低
級アシルオキシ基又は低級アルコキシル基、nはO又は
1〜3の整数であり、Xの中の2個が隣接した低級アル
コキシル基である場合には、両者が連結して環を形成す
ることができる;で表わされる芳香族不飽和カルボン酸
アミド誘導体がその目的に適合することを見出し、その
製造方法としてケイ皮酸の反応性官能的誘導体とアント
ラニル酸とを反応させる方法を提案した(特公昭56−
40710号公報)。
しかしながら、この方法は副生物を伴うため製品の純度
が低く、また純度を向上させるためにはさらに余分の精
製操作を必要とするなどの欠点があった。
そこで、この製造方法をより改良すべく、さらに研究を
重ねた結果本発明をなすに至ったのである。
すなわち、本発明に従えば、一般式 (式中のR1、R2、X及びnは前記と同じ意味をもつ
) で表わされる芳香族不飽和カルボン酸の反応性官台闘内
謁道伏シ 才 のアントラニルとを反応させて、 一般式 (式中のR1、R2、X及びnは前記と同じ意味をもつ
) で表わされるベンゾオキサジノン誘導体を形成させたの
ち、これを加水分解処理して開環することにより、高収
率で純度の高い目的化合物を得ることができる。
本発明方法で用いられる一般式刊の芳香族不飽和カルボ
ン酸は、公知の化合物であり公知方法に従って容易に製
造することができる。
この化合物にはシス体、トランス体の異性体が存在する
が、本発明ではそのいずれも用いることができる。
このような芳香族不飽和カルボン酸の例としては、2−
13−又は4−メチルケイ皮酸、2−13−又は4−エ
チルケイ皮酸、2−13−又は4−プロピルケイ皮酸、
2−13−又は4−アセトキシケイ皮酸、2−13−又
は4−メトキシケイ皮酸、2−13−又は4−エトキシ
ケイ皮酸、2.3−又は4−プロポキシケイ皮酸、2−
3−又は4−ブトキシケイ皮酸、2・4−又は2・5−
又は3・4−ジメチルケイ皮酸、2・4−ジエチルケイ
皮酸、2・3−又は2・4−又は2・5−又は2・6−
又は3・4−又は3・5−・/ヒドロキシケイ皮酸、2
・3−又は2・4−又は2・5−又は2・6−又は3・
4−又3・5−ジアセトキシケイ皮酸、2・3−又は2
・4−又は2・5−又は2・6−又は3・4−又は3・
5−ジメトキシケイ皮酸、2・3−又は2・4−又は2
・5−又は2・6−又は3・4−又は3・5−ジェトキ
シケイ皮酸、2・3−又は2・4−又は3・4−ジプロ
ポキシケイ皮酸、2−ヒドロキシ−3−メトキシケイ皮
酸、3−ヒドロキシ−4−メトキシケイ皮酸、4−ヒド
ロキシ−3−メトキシケイ皮酸、2−アセトキシ−3−
メトキシケイ皮酸、3−アセトキシ−4−メトキシケイ
皮酸、4−アセトキシ−3−メトキシケイ皮酸、2−エ
トキシ−3−メトキシケイ皮酸、3−エトキシ−4−メ
トキシケイ皮酸、4−エトキシ−3−メトキシケイ皮酸
、3−メトキシ−2−プロポキシケイ皮酸、4−メトキ
シ−3−プロポキシケイ皮酸、3・4−メチレンジオキ
シケイ皮酸、2・3・4−又は2・4・5−又は3・4
・5−トリメトキシケイ皮酸、4−イソプロピルケイ皮
酸、4−インフチルヶイ皮酸、4−二級ブチルケイ皮酸
、4−三級ブチルケイ皮酸、4−シクロへキシルケイ皮
酸、2−3−又は4−イソプロポキシケイ皮酸、2−1
3−又は4−イソブトキシケイ皮酸、23−又は4−二
級ブトキシケイ皮酸、2−イソフロホキシー3−メトキ
シケイ皮酸、3−インプロポキシ−4−メトキシケイ皮
酸、4−イソノ冶ポキシー3−メトキシケイ皮酸、2−
インブトキシ−3−メトキシケイ皮酸、3−インブトキ
シ−4−メトキシグイ皮酸、4−イソブトキシ−3−メ
トキシケイ皮酸、3−二級ブトキシ−4−メトキシケイ
皮酸、4−二級ブトキシ−3−メトキシケイ皮酸、3・
4−テトラメチレンジオキシケイ皮酸、2・3−及び3
・4−トリメチレンジオキシケイ皮酸、2−13−又は
4−フルオルグイ皮酸、2−13−又は4−クロルケイ
皮酸、2−3又は4−ブロムケイ皮酸、2・4−又は2
・6又は3・4−ジクロルケイ皮酸なと及び上記ケイ皮
酸と同様の核置換基を有するα−又はβ−低級アルキル
置換ケイ皮酸などをあげることができる。
これらの芳香族不飽和カルボン酸は、酸ハロゲン化物、
酸無水物、混合酸無水物などの反応性官能的誘導体とし
て反応に用いられる。
酸ハロゲン化物は一般式(n)の芳香族不飽和カルボン
酸誘導体を無溶媒又は不活性有機溶媒中、酸ハロゲン化
剤例えば塩化チオニルと2〜3時間加熱することにより
得ることができる。
また混合酸無水物は一般式(I])の芳香族不飽和カル
ボン酸誘導体をベンゼンスルホン酸クロリド又はクロル
炭酸エチルなどと反応させることにより得ることができ
る。
また、本発明のもう一方の出発原料であるアントラニル
も公知の化合物であり、公知方法に従って容易に製造す
ることができる。
本発明方法における一般刃用の芳香族不飽和カルボン酸
の反応性官能的誘導体とアントラニルとの縮合反応は、
両者を無溶媒もしくは不活性有機溶媒中において、必要
に応じ酸結合剤の存在下で反応させることにより行うこ
とができる。
この場合、有aFJとしてはベンゼン、トルエン、キシ
レン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトン、メ
チルエチルケトン、ピリジンなどが適当である。
酸結合剤としてはピリジン、トリエチルアミンなどの有
機第三級塩基などをあげることができる。
また核に水酸基をもつ芳香族カルボン酸はアセチル基等
で保護してから反応させるのが好ましい。
縮合反応により形成された一般式囚のベンゾオキサジノ
ン誘導体は新規化合物であり、本発明方法においては特
に単離精製する必要はなくそのまま次の工程の反応に供
することができる。
例えば前工程の反応を無溶媒で行ったならば反応終了後
、反応物に適量の含水アルコール又は水を加え必要なら
ば酸又はアルカリを加え室温であるいは加温して加水分
解することにより一般qI )の芳香族不飽和カルボン
酸アミド誘導体に導くことができる。
本発明方法を好適に実施するには、一般式(I])の化
合物の反応性官能的誘導体とアントラニルとを5〜20
培量のトルエン中1〜10時間加温する。
反応終了後反応液を減圧下で濃縮すると固化する。
これを適当な溶媒から再結晶すると一般式(Yv)のベ
ンゾオキサジノン誘導体が得られる。
このものを10〜50倍量のエチルアルコールに溶解し
、これに当量ないし多少過剰の水酸化す]・リウム水溶
液を加え室温でかきまぜる。
反応液を濃縮すると固化する。
これを適当な溶媒より再結晶すると一般式(I)の化合
物のナトリウム塩が得られる。
ナトリウム塩を水に溶解し次いで塩酸で酸性にすると結
晶が析出する。
析出した結晶をろ取し適当な溶媒より再結晶すると一般
式(I)の化合物が得られる。
一般刃I)の化合物のカルボキシル基は常法に従い医薬
品として許容される塩とすることができる。
例えば一般式(5)の化合物のアルカリ金属、アルカリ
土類金属塩は一般式(ト)のベンゾオキサジノン誘導体
をそれらの水酸化物で加水分解することにより得ること
ができる。
本発明によって得られる芳香族不飽和カルボン酸アミド
誘導体はアレルギーに起因する疾患に対して広く使用す
ることができる。
次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
なお各実施例中における生成物の融点はいずれも未補正
である。
実施例 1 3・4−ジメトキシケイ皮酸2.08 fを30m1の
ベンゼンに懸濁し、これに3mlの塩化チオニルを加え
2時間還流する。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物をトルエン40m1に
溶解する。
これにアントラニル1.21を加え8時間還流する。
反応物を濃縮し残留物をトルエンから再結晶すると2(
3′・4′−ジメトキシスチリル)−3・1−ベンゾオ
キサジン−4−オン2,1りが得られる。
融点 160〜161’C 赤外線吸収スペクトル (KBr) vco 1750(11771’ 元素分析値 Cl8H1504Nとして 2−(3’・4′−ジメトキシスチリル)−3・1ベン
ゾオキサジン−4−オン1fをエチルアルコール20m
1に懸濁し、これに10%水酸化ナトリウム水溶液10
m1を加え、室温で10時間かきまぜる。
反応液を減圧下で濃縮し残留物を水より再結晶するとN
−(3’・4′−ジメトキシシンナモイル)アントラニ
ル酸のナトリウム塩o、 s y カ得られる。
ナトリウム塩を水に加温して溶解し塩酸で酸性にすると
結晶が析出する。
析出した結晶をアルコールと水の混合物より再結晶する
とN−(3′・4′−ジメトキシシンナモイル)アント
ラニル酸0.6tが得られる。
融点 211〜213℃ 赤外線吸収スペクトル (KBr) シco:1695.1655cm 元素分析値 Cl8H1□05Nとして C% N% N% 理論値 66.05 5.24 4.28実測値 65
.79 5,23 4.37核磁気共鳴スペクトル(9
0MHz、d6−DMSO)δ 3.82.3.87(
S、S、6H,メトキシ水素) 6.65〜88(m19H1オレフイン水素、芳香環水
素) 実施例 2 3・4−ジメトキシケイ皮酸1tifをベンゼン30m
1に懸濁しこれに塩化チオニル3mlを加え2時間還流
する。
反応液を減圧下で濃縮し残留分にアントラニル0.6f
を加え65〜70℃で10分間加熱する。
反応液は固化する。これをトルエンより再結晶すると2
−(3’・4′−ジメトキシスチリル)−3・l−ベン
ゾオキサジン)−4−オン1.11が得られる。
これをエチルアルコール30rdに懸濁し10%水酸化
ナトリウム水溶液10m1を加え、室温で10時間かき
まぜる。
反応液を濃縮し、残留物を水に加温して溶解し、これを
塩酸で酸性にすると結晶が析出する。
析出した結晶をアルコールと水の混合物より再結晶する
とN−(3′・4′−ジメトキシシンナモイル)アント
ラニル酸0.9Pを得る。
融点 211〜213℃ 水晶の赤外線吸収スペクトル及び核磁気共鳴スペクトル
は実施例1で得られたものと一致する。
元素分析値 Cl8H1705N C% N% N% 理論値 66.05 5.24 4.28実測値 65
.84 5.16 4.13実施例 3 3・4−ジメトキシ−β−メチルケイ皮酸11グをベン
ゼン30m1に懸濁しこれに塩化チオニル3mlを加え
2時間還流する。
反応液を減圧下で濃縮し残留物をトルエン30m1に溶
解する。
これにアントラニル0.6fを加え9時間還流する。
反応液を濃縮し残留物をトルエンより再結晶すると、2
−(3’・4′−ジメトキシ−β−メチルスチリル:3
・1−ベンゾオキサジン−4−オン1.01が得られる
融点 127〜130℃ 赤外線吸収スペクトル vco: 1740cm ’ 元素分析値 C19H1□04Nとして C% N% N% 理論値 70.575,30 4.33 測定値 70,33 5,23 4.262−(3’・
4′−ジメトキシ−β−メチルスチリル)−3・1−ベ
ンゾオキサジン−4−オン081に5%水酸化ナトリウ
ム水溶液50TLlを加え1時間加温した後、塩酸を加
えて酸性にすると結晶が析出する。
析出結晶を含水アルコールより再結晶するとN−(3’
・4′−ジメトキシ−β−メチルシンナモイル)−アン
トラニル酸0.61が得られる。
融点 175〜177℃ 赤外線吸収スペクトル (KBr) vco: 1695 1660crIl ’元素分析値 Cl0H1905Nとして 0% N% N% 理論値 66.85 5,61 4.10実測値 66
.70 5,60 3.92核磁気共鳴スペクト#(9
0MHz d6−DMSO)δ 2.56、(broa
d S、3H,メチル水素)3.81.3.87 (S
、 516H,メトキシ水素) 6.32 (broad S、 I H,オレフィン
水素)6.9〜8.65 (m、 7H1芳香環水素)
11.12(S、IH1カルボン酸水素)実施例 4 3・4−ジメトキシケイ皮酸1.1 ftをピリジン3
0m1に溶解しこれに水冷下ベンゼンスルホン酸クロリ
ド0.88 ?を加え2時間かきまぜる。
これにアントラニル0.6S’を加え100℃で7時間
加熱する。
反応液を減圧下で濃縮し残留物をトルエンより再結晶す
ると、2−(3’・4′−ジメトキシスチリル)−3・
1−ベンゾオキサジン−4−オン1.0Pが得られる。
これを実施例2と同様な操作で加水分解すると、N−(
3’・4′−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸
0.8 Pが得られる。
融点 211〜213℃ 本品の赤外線吸収スペクトル及び核磁気共鳴スペクトル
は実施例1で得られたものと一致する。
実施例 5 3・4−ジメトキシケイ皮酸無水物2.Ofとアントラ
ニル0.6ffを160〜170℃で8時間加熱する。
反応混合物を少量のベンゼンで処理して不溶物をろ去し
、ろ液を減圧下で濃縮する。
残留物をトルエンで再結晶すると、2−(3’・4′−
ジメトキシスチリル)−3・1−ベンゾオキサジン−4
−オン0.9 Pが得られる。
これを実施例2と同様な操作で加水分解すると、N−(
3’・4′−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸
o、7yが得られる。
融点 211〜213℃ 本品の赤外線吸収スペクトル及び核磁気共鳴スペクトル
は実施例1で得られたものと一致する。
実施例 6 4−アセトキン−3−メトキシケイ皮酸2.361を3
0m1のベンゼンに懸濁し、これに塩化チオニル3ml
を加え2時間還流する。
反応物を減圧下で濃縮し、残留物をトルエン4011L
lに溶解する。
これにアントラニル1.21を加え8時間還流する。
反応混合物を減圧下で濃縮し残留物をトルエンから再結
晶すると、2−(4パ−アセトキシ−3メトキシスチリ
ル)−3・1−ベンゾオキサジン−4−オン22テが得
られる。
融点 185〜187℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr) vco: 1750cm ’ 元素分析値 C19H1505Nとして 0% N% N% 理論値 67.65 4.48 4.15実測値 67
.79 4,45 4.062−(4’−アセトキシ−
3′−メトキシスチリル)3・1−ベンゾオキサジン−
4−オン2グを50%含水アルコール100TIllに
懸濁し、これに濃塩酸数滴を加えて20分還流する。
冷却後析出する結晶をろ取し、含水アルコールより再結
晶すると、N−(4’−アセトキシ−3′−メトキシシ
ンナモイル)アントラニル酸1.6Pが得られる。
融点 213〜215℃ 赤外線吸収スペクトルCKB r) シco:1765.1690.1670crIl ’元
素分析値 C19H1□06Nとして 0% N% N% 理論値 64,22 4.82 3.94実測値 64
,13 5,01 3.90核磁気共鳴スペクトル(9
0MHz、d6−DMSO)δ 2.18(S、3H1
アセチル水素)3.76(813H、メトキシ水素) 6.7〜8.7(m、9H,オレフィン水素、芳香環水
素) 11.21 (S、 IH,カルボン酸水素)N−(
4’−アセトキシ−3′−メトキシシンナモイル)アン
トラニル酸151を50m1.のアルコールに懸濁し1
0%水酸化ナトリウム水溶液10m1を加えて60〜7
0℃で1時間加温する。
反応液を減圧下で濃縮し残留物を水に加温して溶解し塩
酸で酸性にすると結晶が析出する。
析出した結晶を含水アルコールより再結晶すると、N−
(4’ヒドロキシ−3′−メトキシシンナモイル)アン
トラニル酸1.01が得られる。
融点 230〜232℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr) シco:1695.1665crIL 元素分析値 Cl7H]505Nとして 0% N% N% 理論値 65,17 4,83 4.47実測値 65
,13 4,95 4.41核磁気共鳴スペクトル(9
0MHz、d 6−DMSO)δ 3.90(S、3H
、メトキシ水素)6.55〜8.8 (m、 9 H
,オレフィン水素、芳香環水素) 11.26(S、IH1カルボン酸水素)実施例 7 2 テ実流側1で得られた2−(3’・4′−ジメトキシス
チリル)−3・1−ベンゾオキサジン−4−オン1.0
2を含水エチルアルコール100rILl[懸濁し、こ
れに塩酸数滴を加え、1時間還流する。
反応液を冷却し、析出した結晶をろ取するとN−(3′
・4′−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸0.
8 Pが得られる。
融点 211〜213°C 氷晶の赤外線吸収スペクトル及び核磁気共鳴スペクトル
は実施例1で得られたものと一致する。
実施例 8 実施例1で得られた2−(3’・4′−ジメトキシスチ
リル)−3・1−ペンツオキサジン−4−オン1.02
を含水エチルアルコール100rnlに懸濁し、これに
p−)ルエンスルホン酸0.IPを加工、1時間還流す
る。
反応液を冷却し、析出した結晶をろ取するとN−(3’
・4′−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸0.
89が得られる。
融点 211〜213℃ 氷晶の赤外線吸収スペクトルおよび核磁気共鳴スペクト
ルは実施例1で得られたものと一致する。
実施例 9 実施例1と実質的に同様な方法により下記の化合物を製
造することができた。
参考例 本発明方法により得られたN−(3’・4′−ジメトキ
シシンナモイル)アントラニル酸及び従来方法←特公昭
56−40710号公報)により得られたN−(3’・
4′−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸の粗結
晶品及び再結晶品について以下に示す液体クロマトグラ
フ法に従い純度と主不純物との定量分析を行った。
すなわち試料及び(試料の)標準品的0.05Pずつを
精密に秤量し、メタノール70m1を加えて20分間よ
く振り混ぜて溶かし、さらにメタノールを加えて正確に
100−とし、試料溶液及び標準溶液とする。
試料溶液及び標準溶液5μlずつを正確に、液体クロマ
トグラフに注入する。
ただし、溶液の調製はしや光した容器を用いて行う。
また、本発明方法における主不純物3・4−ジメトキシ
ケイ皮酸及び従来方法におげろ主不純物2−(3’・4
′−ジメトキシスチリル)−3・1−ベンゾオキサジン
−4−オンについて、同じようにして標準品に対するピ
ーク面積比を算出し、この直から含量を求めた。
なお、液体クロマトグラフ法の測定条件は次のとおりで
あった。
液体クロマトグラフ装置:島原製LC−3A型検出器:
島原製SPD −2A型 記録計:島原製クロマトパック、C−R2A(X)型測
定波長: 250nm ”r
七カラム: μm B ondapak C1B、4m
mX30cIrL ウォーターズ社製、8〜10μ カラム温度:常温 移動相:1%酢酸・アセトニトリル混液(3:2流量:
毎分2.5m1 本発明方法で得たN−(2’−クロロシンナモイル)ア
ントラニル酸、N−(4’−メチルシンナモイル)アン
トラニル酸及び従来方法で得たN−(2′−クロロシン
ナモイル)アントラニル酸、N−(4’−メチルシンナ
モイル)アントラニル酸についても同様の定量分析を行
った。
これらの結果をまとめて次表に示す。
この表から明らかなように、目的物の粗紡高見及び再結
高見のいずれについても、本発明方法により得られたも
のは、従来方法により得られたものよりも純度が高くな
っている。
また本発明方法で得られる目的物中の主不純物は再結晶
により容易に除去しうるが、従来方法で得られろ目的物
中の主不純物は再結晶によりほとんど除去されない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中のR1とR2はそれぞれ水素原子又は低級アルキ
    ル基、Xはハロゲン原子、水酸基、低級アルキル基、低
    級アシルオキシ基又は低級アルコキシル基、nはO又は
    1〜3の整数であり、Xの中の2個が隣接した低級アル
    コキシル基である場合には、両者が連結して環を形成す
    ることができる)で表わされる芳香族不飽和カルボン酸
    の反応性官能的誘導体と、式 のアントラニルとを反応させて、 一般式 (式中のR1、R2、X及びnは前記と同じ意味をもつ
    ) で表わされるベンゾオキサジノン誘導体を形成させ、次
    いでこれを加水分解処理して開環することを特徴とする
    一般式 5 (式中のR1、R2、X及びnは前記と同じ意味を
    もつ) で表わされる芳香族不飽和カルボン酸アミド誘導体又は
    その塩の製造方法。
JP15855575A 1975-12-31 1975-12-31 ホウコウゾクフホウワカルボンサンアミドユウドウタイノセイゾウホウホウ Expired JPS5855139B2 (ja)

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