JPS585512B2 - ライティングダクトの接続装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば室内等の電源路として使用されるライテ
ィングタクト線路において、その線路を構成する為に所
定長さのライティングダクトを順次接続する為の接続装
置の改良に係る。

例えばライティングダクト線路は第１図に示すが如く内
部にすくなくとも一対の導線を対向面に開口を有する絶
縁体に杷持されて内蔵し、全体が所定長さを呈するライ
ティングダクト２０，２０・・・・・・・・・・・・と
該ダクトの端末より挿入接続することにより電気的機械
的接続する接続装置２１，２１・・・・・・・・・・・
・よりなり、天井５０等に埋込み、直付けあるいは吊り
具などにより配設されることによって線路を構成する。

前記接続装置は例えば第２図に示すように、ダクトに挿
入する接続子２，２′と該接続子２，２′を取組む為の
接続基体３とそれら接続子２，２′と接続基体３に橋絡
する補強片４とよりなり、接続子２．２′の基部中央よ
り設けられる突出片５，５を互いに当接するように基体
３の側部より挿入的にその基部を内装し、かつ両接続子
２，２′の両脇にその長手方向に延びる溝７，７（第３
図参照）に導体接触片１，１′（１′は図面上表われて
おらず１の対称位置にある）をバネ部材８，８′を介し
て挿入し、その溝７より外側に連通ずるよう設けられる
スリット９を通して弾性的に突出して設けられる。

かかる状態でその背後に設けられる補強片４を接続子２
，２′の上面に設けられる台座６に取付けるべくその補
強片４を介挿するネジを台座６の標札に挿入することに
より全体が一括組立されて装置に構成する。

しかるに、その台座６は第３図に示すように接続子の基
部より先端方向に延出するように設けられ而もその接続
子が接続する際にダクト２０の端末より取付基部の非挿
入部以外は全長挿入される為該ダクト２０の端末には台
座６の突出分を受は入れる為の切り欠き凹所１０が設け
られていた。

かかる凹所は特殊の工具を用いて打抜き加工をする為割
合面側であり、而も予め所定長さを有するダクトは作業
現場にてダクト長さの設計変更することが多い為その変
更後において新たに切断された端面には前記凹所加工せ
ねばならず作業性に欠けていた。

本発明は上記のような欠点を一層せしめんものと為され
たものであって、その目的とするところは、接続子の挿
入するダクトの端末に従来のような凹所なと接続に係わ
る一切の加工を不要となり、かつその構造を簡易化する
と共に全体の組立作業を一層容易となる如き接続装置を
提供することにあり、その要旨とするところは特許請求
の範囲に記載した通りである。

以下その具体例を第４乃至第７図の実施例図面にて説明
する。

第４図は本発明に使用される接続子の態様を示すもので
ある。

それによれば本体１６の基部側端面の中央にほぼ方形状
の突出ブロック１１を一体に形成しそのブロック１１の
中央に標札１２を設けることにより本体の取付部とする
と共に補強片（第５図参照）の取付部として併用される
。

尚、本体１０のダクト挿入接続部は従来と同一構造をな
す。

第５図は第４図の接続子を組込まれた状態を示している
。

それによると両接続子１６Ａ、１６Ａ′はそれぞれ導体
接触片１７を組込んで突出ブロック１１Ａ、１１Ａ′を
互いに当接し合うが如く接続基体１３の側部の開口を通
してその突出ブロック１１Ａ、１１Ａ′を含めた基部が
挿入配置されており、該基体１３の土壁１３′を挟んで
設けられる補強片１４を固設する為のネジ１５．１５（
第６図参照）は該補強片１３及び基体の土壁１３′を介
挿してブロック１１Ａ、１１Ａ′の標札１２，１２′に
螺入されている。

それの締付により補強片１４及び接続子１６Ａ、１６Ａ
′が基体１３に固設され全体が一括して組立構成される
。

かかる構成において基体１３の長さ幅は突出ブロック１
１Ａ、１１Ａ′の存在を考慮して充分なものとされ、か
つネジの螺挿位置あるいはダクト挿入部でない取付及び
ダクトへの非挿入部は基体１３の接続子の挿入側端面よ
り内方に設けられる。

従って接続子をダクトの端面より挿入接続せる場合当該
ダクトの端面加工を不要として直角切断のままでスムー
ズな接続ができるものである。

かかる実施例の接続装置は接続すべきライティングダク
トを直線方向に接続するものに用いられるが、本発明は
その他り字型、Ｔ字型あるいは十字型に対向するライテ
ィングダクト間を接続する装置にも応用できる。

第７図はそのうちのＬ字型接続装置を示すものでこの場
合接続基体１３″を四角形の箱型として構成し、その基
体１３″の四方の側面に接続子組込み用窓１８１，１８
２，１８３，１８４を形成しており、隣り合う二面の窓
１８３，１８４を通して、導体接触片１７，１７を組込
んだ接続子１６Ｂ、１６Ｂの突出ブロック１１Ｂ、１１
Ｂを挿入するとともにＬ字型に作られた補強片１４′を
基体１３″の平面部に添えつつそれぞれの接続子１６Ａ
、１６Ａ′側に延設させ、そしてその補強片１４と接続
基体１３″を貫通するネジ１５，１５をそれぞれ挿入配
置された突出ブロック１１Ｂ、１１Ｂ′の標札１２゜１
２に螺挿し、締付けることにより基体１３″への接続子
１６Ｂ、１６Ｂ′の取付けと補強片の固定を一括して行
なわせてなるものである。

１９，１９は両接続子１６Ｂ及び１６Ｂ′の導体接触子
１７゜１７及び１７，１７間を接続するリード線を示す
。

また１３″ａ、１３″ｂは、残された窓１８１，１８２
を塞ぐ蓋片である。

かかる装置において、蓋片１３″ａ取除いて窓１８１に
前記同様の接触子を突出ブロック側より挿入して組付は
ネジで締付は固定することにより、Ｔ字型の接続装置を
構成でき、さらに蓋片１３″ａ及び１３″ｂ両方を取外
して両窓１８１．１８２に前記同様の接触子を突出ブロ
ック側より挿入しネジで組付固定することにより十字型
の接続装置を構成することができる。

この場合補強片はＴ字型の場合Ｔ字状に、十字型の場合
十字状に形成したものを添えて各接続子に延設するもの
であり、各接続子の導体接触子間をリード線で接続する
ものである。

本発明はまた第６図に示すが如く両接続子に跨る導体接
触片１７に電源接続する為に基体１３の長さ幅範囲内で
リード線１００，１００を挿入する為の孔３０，３０を
補強片１４及びは基体１３に設けることによって該孔３
０，３０を挿通するリード線１００，１００を導体接触
片１７にロウ付は等の手段で電気接続することによりラ
イティングダクトの接続用としてばかりでなくセンタフ
ィード用としての機能も果たす。

このことは、第１図の如きＬ字型あるいはＴ字型、十字
型の接続装置にも応用でき、各接続子を組付ける箱型の
接続基体１３″にリード線挿通用穴３０′を設け、この
穴を通して引き込むリード線を各接続子の導体接触片に
接続することによりセンターフィード用に供することが
できる。

以上のように本発明によれば接続子の取付部側に形成し
た突出ブロック及び補強片の接続基体への固設を該接続
子の突出ブロックにネジ止めするネジだけで一括組立で
き組立作業が容易でありかつ接続子の突出ブロックを接
続基体内でネジ止め固定させたことにより接続子の基体
から突出する部分のダクト挿入部分はダクトハウジング
端面に従来のような凹所を加工する如きものが皆無とし
て挿入することができ、而も本発明の接続子は直線接続
あるいはＬ字型、Ｔ字型、Ｔ字型接続更にはエンドフィ
ード接続にも容易に併用できる利点を有し全体の組立構
成及び構造が簡易化する。

更には作業現場にて予め決められたダクト所定長さの変
更があってもそれに応じた長さに場所を問わず直角切断
するだけであとの接続の為の端末処理は一切不要となり
作業性に富んでいるなど構造的かつ作業的に優れた線路
を形成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はライティングダクト線路の配設状況を示す説明
図、第２図は従来一般に使用されている接続装置を示す
一部断面を有する斜視図、第３図は同装置の接続子とラ
イティングダクトの接続関係を示す斜視図、第４図は本
発明に使用される接続子を示す斜視図、第５図は本発明
接続装置の全態様を示す一部断面図を有する斜視図、第
６図はリード線を付した如くセンタフィードを有する接
続装置を示す斜視図、第７図は本発明他の実施例を示し
Ｌ型接続装置を示す一部分解状態での平面図である。 １６．１６Ａ、１６Ａ′、１６Ｂ、１６Ｂ′：接続子、
１３，１３″：接続基体、１４，１４′：補強片、１１
：突出ブロック、２０：ライティングダクト、２１：接
続装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ライティングダクトの端末より挿入接続する如き接
   続子と、該接続子の複数をその基部側より組込む接続基
   体と、該接続基体と前記複数の接続子それぞれに橋絡す
   る補強片とよりなる接続装置において、当該接続子の基
   部に突出ブロックを一体形成してこの突出ブロックを接
   続基体の側面より内方へ挿入配置し、接続基体の側面よ
   り内側の突出ブロック挿入位置で補強片、接続基体を貫
   通するネジを当該突出ブロックに螺挿せしめて、締付け
   ることにより接続子、接続基体及び補強片それぞれが一
   括組立構成されてなることを特徴とするライティングダ
   クトの接続装置。