JPH10228968A - 分岐配線用接続器 - Google Patents

分岐配線用接続器

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JPH10228968A
JPH10228968A JP9030780A JP3078097A JPH10228968A JP H10228968 A JPH10228968 A JP H10228968A JP 9030780 A JP9030780 A JP 9030780A JP 3078097 A JP3078097 A JP 3078097A JP H10228968 A JPH10228968 A JP H10228968A
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branch line
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Satoru Sakurai
悟 櫻井
Nobuyuki Shibue
伸之 渋江
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溝配線型フリーフロアシステムに用い、電源線
に対して略直交する方向に分岐線を分岐させる分岐線用
接続器を提供する。 【解決手段】略直方体状の分岐線用接続器1はボディ1
aとカバー1bから構成される。接続器本体の長手方向
の両側面には電源線32が接続される電源線接続部2が
夫々1個づつ配設され、他の両側面にはハーネスプラグ
33が接続される1対の分岐線接続部3が夫々配設され
る。端子ブロック25a〜25cは分岐線用接続器1の
内部に収納されており、ハーネスプラグ33の栓刃を弾
性挟持する刃受ばね26が両端に一体的に形成された刃
受ばね片4a〜4cと、一対の刃受ばね片4a〜4cを
連結するリード板5a〜5cと、両端に鎖錠ばね8が収
められ鎖錠ばね8と共に速結端子を構成する端子板7
と、リード板5a〜5cと端子板7とをそれぞれ接続す
る接続片6とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ラインを分岐
するために用いられる分岐配線用接続器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスビルなどにおいては、床
下スラブ等の床面の上に適宜間隔をおいて新たに床面を
形成し(以下、このように形成された床をフリーアクセ
スフロアと呼ぶ)、フリーアクセスフロア内(つまり
は、建物の床面と新たに形成された床面との間の空間)
に設けた溝を利用して屋内配線を行う床下配線形式が多
く採用されている。
【0003】この種の床下配線では、複数の分岐配線用
接続器を床下に配設し、この分岐配線用接続器を用いて
電源ラインを分岐することにより、フリーアクセスフロ
ア内で自在に配線を行っていた(特開平4−29648
0号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の分岐配線用
接続器では、接続器本体に送り配線される電源ラインの
配線方向と、分岐配線の配線方向とが同一方向であった
ので、電源ラインに対して略直交する方向に分岐線を分
岐する場合には適用できないという問題があった。ま
た、電源ラインの接続部にねじ端子式の接続部を用いて
いたので、電源ラインの接続に手間がかかるという問題
もあった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項1乃至6の発明の目的は、電源ラインと
略直交する方向に分岐線を分岐することができ、配線の
手間を少なくした分岐配線用接続器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、電源線の芯線が接続される端
子板及び鎖錠ばねからなる速結端子式の電源線接続部
と、電源線接続部と電気的に接続されるとともに電源線
と略直交する方向に分岐配線用のハーネスプラグが接続
される分岐線接続部とを備え、電源線接続部に接続され
る電源ラインを分岐線接続部に分岐しているので、電源
ラインに対して略直交する方向に分岐線を分岐させるこ
とができる。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、略直方体状の接続器本体の対向する二面に電源線
接続部をそれぞれ設けるとともに、二面をつなぐ対向す
る二面にそれぞれ一対の分岐線接続部を設けているの
で、電源ラインに対して略直交する方向に各2本の分岐
線を分岐させることができる。請求項3の発明では、請
求項1の発明において、接続器本体の一面に1対の分岐
線接続部を形成し、ハーネスプラグに突設された栓刃を
弾性挟持する一対の刃受ばねが両端に一体的に設けられ
た複数の刃受ばね片を分岐線接続部に設け、刃受ばね片
の一部を入れ換え自在な共通形状に形成しているので、
刃受ばね片を共用することができる。
【0008】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、分岐線接続部の側面に、ハーネスプラグの前面に
設けられた凹部内に突設された突条が嵌まる凹溝を形成
しているので、ハーネスプラグの差し違いを防止でき
る。請求項5の発明では、請求項1の発明において、分
岐線接続部の側面に、ハーネスプラグに設けられた抜け
止め用の爪と係止する凹条を形成しているので、爪を凹
条に係止させることによって、ハーネスプラグの抜け止
めを行うことができる。
【0009】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、造営材に固定する固定部材用の貫通孔を接続器本
体に設けているので、接続部の固定部を接続器本体の内
部に設けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態の分岐配線用接続器の
分解斜視図を図1に、正面図を図2(a)に、側面図を
図2(b)に、下面図を図2(c)に、A−A断面図を
図2(d)に示す。図1及び図2に示すように、分岐配
線用接続器1の接続器本体は上面が開口するボディ1a
と、ボディ1aに被着される下面が開口したカバー1b
とから構成され、ボディ1aとカバー1bとは合成樹脂
から形成される。接続器本体の長手方向の両側面には夫
々一対の電源線接続部2が配設され、接続器本体の他の
両側面には夫々分岐線接続部3が配設されており、電源
線接続部2は電源ラインの接続用に、分岐線接続部3は
分岐線の分岐用に用いられる。
【0011】ボディ1aは接続器本体の短辺方向に沿っ
て走る2条の中央隔壁16,16によって中央の収納空
間23と左右の収納空間24a,24bに分離される。
電源線接続部2側の中央収納空間23は、本体の短辺方
向に沿って走る2条の隔壁17,17によってさらに3
つの区画に分割され、分岐線接続部3側の左収納空間2
4a及び右収納空間24bは、隔壁18によってさらに
複数の区画に分離される。そして、中央収納空間23及
び左右収納空間24a,24bには後述する3組の端子
ブロック25a〜25cが収納される。
【0012】また、ボディ1aの長手方向の両端部には
ねじ等の固定部材を挿通するための貫通孔26aが穿設
されるとともに、カバー1bの貫通孔26aに対応する
部位には貫通孔26aと連通する貫通孔26bが穿設さ
れており、貫通孔26a,26bに挿通されたねじ等の
固定部材(図示せず)を用いて接続器本体は造営材に取
り付けられる。このように、分岐配線用接続器1の固定
部を本体の内部に設けているので、本体の外部に固定部
を設けた場合に比べて、接続器本体の外形を小さくする
ことができる。なお、カバー1bの内部構造は図示しな
いが、上記ボディ1aの内部構造と略同様に形成してあ
る。さらに、ボディ1a及びカバー1bの適所にはかし
め鋲20を挿通するための挿通孔21a,21bが穿設
されており、挿通孔21a,21bに挿通したかしめ鋲
20をかしめることによって、カバー1bをボディ1a
に固定する。
【0013】ところで、電源線接続部2及び分岐線接続
部3はボディ1a及びカバー1bの端面から突設する形
で形成されている。電源線接続部2の略中央には凹部1
1が設けられ、凹部11の底には略垂直に3列の芯線挿
入口12が穿設してあり、各芯線挿入口12は中央収納
空間23と連通する。さらに、芯線挿入口12は先端ほ
ど細くなるように形成されており、後述する端子板7と
鎖錠ばね8との間に電源線の芯線が確実に挿入されるよ
うになっている。
【0014】また、分岐線接続部3は略直方体状に形成
され、図3に示すハーネスプラグ33の前面に設けられ
た凹部(図示せず)内に嵌合される。そして、この凹部
内に突設された栓刃(図示せず)が挿入される縦長孔か
らなる3個の栓刃挿入口19が分岐線接続部3の端面に
形成されている。栓刃挿入口19の内部には端子ブロッ
ク25a〜25cの刃受ばね26が納装されており、刃
受ばね26は栓刃挿入口19から挿入された栓刃をそれ
ぞれ弾性挟持する。
【0015】ここで、分岐線接続部3の上面にはハーネ
スプラグ33の挿入方向に沿って走る2条の凹溝14が
形成されている。これら凹溝14はハーネスプラグ33
の凹部の内周面に形成された突条(図示せず)が嵌まる
もので、凹溝14と突条の嵌合によりハーネスプラグ3
3の逆差しを防止している。なお、分岐線接続部3の凹
溝14とハーネスプラグ33の突条の形成位置を定格に
応じてそれぞれ異ならせれば、定格の異なるハーネスプ
ラグ33が接続されるのを防止できる。この凹溝14の
間には凹溝14と略直交する凹条15が形成されてい
る。一方、ハーネスプラグ33の上面にはロック釦33
aが設けられており、このロック釦33aのロック爪
(図示せず)が凹条15に係止されることにより、ハー
ネスプラグ33の抜け止めが行われるので、ハーネスプ
ラグ33に外力などが加わっても抜け難くなっている。
なお、ロック釦33aを操作してロック爪と凹条15と
の係止状態を外せば、ハーネスプラグ33を分岐線接続
部3から容易に取り外すことができる。
【0016】次に、接続器本体の中央及び左右の収納空
間23,24a,24bに収納される端子ブロック25
a〜25cについて以下に説明する。端子ブロック25
aは、両端部に刃受ばね26,26が曲成された略U字
状の導電性の刃受ばね片4aと、刃受ばね26を外向き
にして一対の刃受ばね片4a,4aを連結する略L字状
の導電性のリード板5aと、側方に開口する断面略コ字
状の導電性の端子板7と、リード板5aと端子板7とを
連結する導電性の連結片6と、端子板7の両端に配置さ
れる一対の鎖錠ばね8とから構成される。
【0017】端子ブロック25bは、両端部に刃受ばね
26,26が曲成された略U字状の導電性の刃受ばね片
4bと、刃受ばね26を外向きにして一対の刃受ばね片
4b,4bを連結する中央部が平面方向と直交する方向
に略直角に折り曲げられた導電性のリード板5bと、端
子ブロック25aの端子板7と同一形状の導電性の端子
板7と、リード板5bと端子板7とを連結する導電性の
連結片6と、端子板7の両端に配置される一対の鎖錠ば
ね8とから構成される。
【0018】端子ブロック25cは、両端部に刃受ばね
26,26が曲成された略U字状の導電性の刃受ばね片
4cと、刃受ばね26を外向きにして一対の刃受ばね片
4c,4cを連結する中央部が平面方向に略直角に折り
曲げられた導電性のリード板5cと、端子ブロック25
aの端子板7と同一形状の導電性の端子板7と、リード
板5cと端子板7とを連結する導電性の連結片6と、端
子板7の両端に配置される一対の鎖錠ばね8とから構成
される。
【0019】なお、各端子ブロック25a〜25cで
は、刃受ばね片4a…、リード板5a…、連結片6及び
端子板7は、それぞれ、一方の部材に穿設した2個の孔
に他方の部材に形成した2個のダボをかしめて連結さ
れ、各部材が電気的及び機械的に接続される。ここで、
刃受ばね片4a〜4c及びリード片5a〜5cは高さを
異ならせて交差しており、端子ブロック25a〜25c
は互いに接触することのないように、接続器本体の内部
に収納される。すなわち、端子ブロック25bの構成部
材の上側に端子ブロック25aの構成部材が配置され、
端子ブロック25bの構成部材の下側に端子ブロック2
5cの構成部材が配置される。
【0020】また、端子ブロック25a,25cの刃受
ばね片4a,4cは同一形状に形成され、入れ換え自在
としてある。つまり、同一部材の表裏を逆にして刃受ば
ね片4a,4cに使用しているので、端子ブロック25
a,25cの部品の数を削減することができる。ところ
で、各端子ブロック25a〜25cの連結はボディ1a
への組み込み前に行っておく。そして、各端子ブロック
25a〜25cのボディ1aへの組み込みは以下の手順
で行う。先ず、端子ブロック25cを、端子板7が中央
収納空間23の左側の区画に、刃受ばね片4c,4cが
それぞれ左収納空間24aの奥側の区画、右収納空間2
4bの手前側の区画に収まる形でボディ1aに収める。
次に、端子ブロック25bを、端子板7及び刃受ばね片
4b,4bがそれぞれ中央収納空間23、左右収納空間
24a,24bの中央の区画に収まる形でボディ1aに
収める。最後に、端子ブロック25aを、端子板7が中
央収納空間23の右側の区画に、刃受ばね片4a,4a
がそれぞれ左収納空間24aの手前側の区画、右収納空
間24bの奥側の区画に収まる形でボディ1aに収め
る。なお、端子ブロック25a〜25cを収納する際に
は、鎖錠ばね8を予め端子板7の両端に収めておく。
【0021】さらに、刃受ばね片4a,4cでは、刃受
ばね26と刃受ばね26,26間を橋絡する部分との間
に側方に突出する突片27を形成し、この突片27を先
端の二股状に分離された部分に挟持する位置決めリブ
と、突片27と反対側の下面を支持する支持リブとをボ
ディ1aの刃受ばね片4a,4cを収納する区画に形成
してあるので、刃受ばね片4a,4cの位置決めを容易
に行うことができる。
【0022】上述のようにボディ1a上に端子ブロック
25a〜25cを収めた状態でカバー1bを装着する。
なお、カバー1bの取付時には端子板7と鎖錠ばね8と
で構成される速結端子の解除を行うための2個の解除釦
9を収める。ここで、解除釦9は各端子ブロック25a
〜25cの端子板7の両端に配置される夫々の鎖錠ばね
8による電線の接続状態を同時に解除するものであり、
この解除釦9の収納箇所に対応するカバー1bの両端角
部には解除釦9を操作するための操作孔13を夫々形成
している。
【0023】ここで、端子板7と鎖錠ばね8から構成さ
れる速結端子について説明する。図2(d)に示すよう
に、端子板7には鎖錠ばね8に設けた鎖錠片8b及び接
触片8cが対向する。鎖錠片8b及び接触片8cは、弾
性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片8
aの両端部に形成される。鎖錠片8bは中央片8aとの
連結部位から先端縁に向かって端子板7の上面に近付く
向きに傾斜し、接触片8cは略S字状に曲成される。ま
た、中央片8aは略平板状に形成されており、端子板7
の下面に当接する。
【0024】電源線を接続する場合には、電線挿入口1
2から電源線の芯線(図示せず)を挿入すると、鎖錠ば
ね8の鎖錠片8b及び接触片8cと端子板7との間に、
芯線の被覆が剥かれた導体が挟持され、鎖錠片8bの先
端縁が導体に食い込むことによって、芯線の脱落が防止
されるようになっている。したがって、電線挿入口12
に芯線を挿入するだけで、芯線が保持されるとともに、
端子板7への電気的接続がなされるのである。また、接
続されている芯線を外す場合は、操作孔13からドライ
バーなどの工具を挿入して解除釦9の上端部を押圧する
ことにより、解除釦9が鎖錠ばね8の鎖錠片8bを押圧
し、鎖錠片8bを端子板7から引き離す向きに撓ませる
ので、鎖錠片8bが導体から離れて、電線を容易に引き
抜くことができる。
【0025】この分岐配線用接続器1は例えば図3に示
すような溝配線型フリーアクセスフロアシステムに使用
される。床面30には幅、深さとも略同じ溝31a,3
1bが設けられており、溝31a,31bは略直角に交
差している。溝31a,31bが交差する箇所には、電
源線接続部2を電源ライン用の溝31a内に配置させる
とともに、分岐線接続部3を分岐回路用の溝32b内に
配置して、分岐配線用接続器1が配設される。
【0026】電源線接続部2に電源ライン32,32を
接続する場合には、端部にハーネスプラグ33などのコ
ネクタが接続されていない電源線の芯線を、電源線接続
部2の電源線挿入口12に挿入し、電源線挿入口12内
に納装された端子板7及び鎖錠ばね8からなる速結端子
に接続する。一方、分岐線接続部3に分岐線34を接続
する場合には、分岐線34の端部に取り付けられたハー
ネスプラグ33を、ハーネスプラグ33の凹部内周面に
設けた逆差し防止用の突条が凹溝14に嵌まる向きに合
わせて、分岐線接続部3に押し込むと、ハーネスプラグ
33の凹部内に突設された栓刃が栓刃挿入口19内に挿
入され、栓刃挿入口9の内部に配設された各端子ブロッ
ク25a〜25cの刃受ばね26に弾性挟持される。そ
して、ロック釦33aの爪が凹条15と係止して、ハー
ネスプラグ33の抜け止めを行うことができる。
【0027】このようにすれば、各端子ブロック25a
〜25cを介して電源線接続部2に接続された電源ライ
ン32と分岐線接続部3に接続された分岐線34とがそ
れぞれ接続され、必要に応じて各分岐線接続部3に分岐
線34を接続すれば、電源ライン32を分岐線34に分
岐させることができる。なお、このようにして分岐され
た分岐線34をこの分岐線用接続器1を用いて更に分岐
してもよい。
【0028】なお、本実施形態では分岐配線用接続器1
の形状を略直方体状としたが、分岐配線用接続器1の形
状を本実施形態の形状に限定する趣旨のものではなく、
電源ラインの接続方向と分岐線の接続方向とが略直交し
ていれば、接続器本体1の形状はどのような形状に形成
してもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、電源
線の芯線が接続される端子板及び鎖錠ばねからなる電源
線接続部と、電源線接続部と電気的に接続されるととも
に電源線と略直交する方向に分岐配線用のハーネスプラ
グが接続される分岐線接続部とを備え、電源線接続部に
接続される電源ラインを分岐線接続部に分岐しているの
で、電源ラインに対して略直交する方向に分岐線を分岐
させることができる。したがって、溝配線型のフリーア
クセスフロアシステムにおいて、電源ラインを配線する
溝と分岐線を配線する溝が略直角に交差するような箇所
にもこの分岐線用接続器を使用できるという効果があ
る。
【0030】請求項2の発明は、略直方体状の接続器本
体の対向する二面に電源線接続部をそれぞれ設けるとと
もに、二面をつなぐ対向する二面にそれぞれ一対の分岐
線接続部を設けているので、電源ラインに対して略直交
する方向に各2本の分岐線を分岐させることができると
いう効果がある。請求項3の発明は、接続器本体の一面
に1対の分岐線接続部を形成し、ハーネスプラグに突設
された栓刃を弾性挟持する一対の刃受ばねが両端に一体
的に設けられた複数の刃受ばね片を分岐線接続部に設
け、刃受ばね片の一部を入れ換え自在な共通形状に形成
しており、刃受ばね片を共用することができるので、部
品の種類を減らすことができるという効果がある。
【0031】請求項4の発明は、分岐線接続部の側面
に、ハーネスプラグの前面に設けられた凹部内に突設さ
れた突条が嵌まる凹溝を形成しているので、ハーネスプ
ラグの差し違いを防止できるという効果がある。請求項
5の発明は、分岐線接続部の側面に、ハーネスプラグに
設けられた抜け止め用の爪と係止する凹条を形成してい
るので、爪を凹条に係止させることによって、ハーネス
プラグの抜け止めを行うことができるという効果があ
る。
【0032】請求項6の発明は、造営材に固定する固定
部材用の貫通孔を接続器本体に設けているので、固定部
を接続器本体の内部に設けることができ、固定部を外部
に設けた場合に比較して、接続器本体の小型化を図れる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の分岐配線用接続器を示す分解斜視
図である。
【図2】同上の分岐配線用接続器を示し、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)はA−A
断面図である。
【図3】同上の分岐配線用接続器の使用状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 分岐配線用接続器 1a ボディ 1b カバー 2 電源線接続部 3 分岐線接続部 4a〜4c 刃受ばね片 5a〜5c リード板 6 接続片 7 端子板 8 鎖錠ばね 25a〜25c 端子ブロック 26 刃受ばね 32 電源線 33 ハーネスプラグ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源線の芯線が接続される端子板及び鎖錠
    ばねからなる速結端子式の電源線接続部と、前記電源線
    接続部と電気的に接続されるとともに前記電源線と略直
    交する方向に分岐配線用のハーネスプラグが接続される
    分岐線接続部とを備え、前記電源線接続部に接続される
    電源ラインを前記分岐線接続部に分岐して成ることを特
    徴とする分岐配線用接続器。
  2. 【請求項2】略直方体状の接続器本体の対向する二面に
    前記電源線接続部をそれぞれ設けるとともに、前記二面
    をつなぐ対向する二面にそれぞれ一対の前記分岐線接続
    部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の分岐配
    線用接続器。
  3. 【請求項3】接続器本体の一面に1対の前記分岐線接続
    部を形成し、前記ハーネスプラグに突設された栓刃を弾
    性挟持する一対の刃受ばねが両端に一体的に設けられた
    複数の刃受ばね片を前記分岐線接続部に設け、前記刃受
    ばね片の一部を入れ換え自在な共通形状に形成して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の分岐配線用接続器。
  4. 【請求項4】前記分岐線接続部の側面に、前記ハーネス
    プラグの前面に設けられた凹部内に突設された突条が嵌
    まる凹溝を形成して成ることを特徴とする請求項1記載
    の分岐配線用接続器。
  5. 【請求項5】前記分岐線接続部の側面に、前記ハーネス
    プラグに設けられた抜け止め用の爪と係止する凹条を形
    成して成ることを特徴とする請求項1記載の分岐配線用
    接続器。
  6. 【請求項6】造営材に固定する固定部材用の貫通孔を接
    続器本体に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の
    分岐配線用接続器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005112214A1 (en) * 2004-05-13 2005-11-24 Kyung-Chul Jun Wiring branch device
KR100703899B1 (ko) 2005-07-22 2007-04-06 김종수 천정배선 분기구
KR100982547B1 (ko) 2008-07-04 2010-09-15 (주)원영이엔지 천장 배선용 분배기의 소켓
TWI808625B (zh) * 2020-03-27 2023-07-11 陳松佑 電端子及電端子對

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