JPS585415B2 - ヒヨウジソウチ - Google Patents

ヒヨウジソウチ

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JPS585415B2
JPS585415B2 JP50058982A JP5898275A JPS585415B2 JP S585415 B2 JPS585415 B2 JP S585415B2 JP 50058982 A JP50058982 A JP 50058982A JP 5898275 A JP5898275 A JP 5898275A JP S585415 B2 JPS585415 B2 JP S585415B2
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JP
Japan
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color
complex
voltage
color tone
electric field
Prior art date
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Expired
Application number
JP50058982A
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English (en)
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JPS51134646A (en
Inventor
森啓
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繰返し記録が可能な表示装置に関するものであ
る。
最近、電界の印加によって色調が可逆的に変化する現象
(エレクトロクロミズム)を利用した表示管が各社で開
発されてきており、例えばビオローゲンという物質の酸
化還元反応による色調変化を利用した表示管がフィリッ
プス社により発表されている。
また電界効果を利用したものとして液晶がよく知られて
いる。
本発明は全く新規な組成の感電層によるエレクトロクロ
ミズムを利用したものであって、電荷移動錯体(以下C
T錯体という。
)を含む感電層に電界を印加することにより、前記感電
層の色調を変化せしめるように構成されたことを特徴と
する表示装置に係るものである。
このように構成することによって、色調を任意に選択す
ることが出来、消費電力が低くてレスポンスも速くなり
、然もファクシミリにも応用可能となり、製造が容易で
ある。
本発明による上述のCT錯体とは、電子受容体と電子供
与体とが互いに結合した分子化合物(又は分子錯合体)
であり、この分子化合物は通常もとの分子(電子受容体
及び電子供与体〕がもっている吸収波長より長波長側に
新規な吸収スペクトルを有するものである。
とのCT吸収バンドは可視部(4000〜5oooX)
及び近紫外部に形成される。
上述の電子受容体としては、テトラシアノキノジメタン
、テトラシアノエチレン、トリニトロベンゼン、ニトロ
ベンゼン、ピクリン酸、クロラニル、p−ベンゾキノン
、無水マレイン酸、ヨウ素、臭素等の親電子物質が挙げ
られる。
また上述の電子供与体としでは、N、N、N’。
N′−テトラメチル−p−フェニレンジアミン、N。
N、N’、N’−テトラメチルエチレンジアミン、ハイ
ドロキノン、ペンタメチルベンゼン、ヘキサメチルベン
ゼン、N、N−ジメチルアニリン、フェノール等が挙げ
られる。
これら電子受容体と電子供与体との組合せは様様であっ
てよいが、この組合せからなるCT錯体に電界を印加し
て電流を流すと色調変化が生じることが分った。
即ち、CT吸収バンドの消失或いはCT吸収バンドの移
動が生じて色調変化が起こるが、これは電界によりCT
錯体の結合が切れて複合分子からもとの単分子に戻り、
この解離した単分子イオンが電極側に移動して色調変化
に寄与するものと思われる。
これをN、N、N’、N’−テトラメチル−p−フェニ
レンジアミンとクロラニルとからなるCT錯体について
考えると以下に述べる如きメカニズムで色調変化が生じ
ると推測される。
(1)、CT錯体の結合が分離され、複合分子からもと
の単分子に戻る。
(2)、CT錯体が分子イオン結合となる。
(3)、CT錯体同士の結合。
なお電流を流したときの色調変化は比較的速く起こって
レスポンス良好であり、また電流を切ったときには長時
間かかつてもとの色に戻る。
本発明による感電層は、上述のCT錯体を溶媒に溶解せ
しめた溶液であってよく、この溶液中に導電性を高める
LiCl等の電解質やrio2(白色顔料)等が添加さ
れたものであってもよい。
溶媒として、アルコール、アセトンは通電性がよいので
好ましいが、場合によってはベンゼン、トルエン、クロ
ロホルム、ジオキサン等との混合溶媒を用いることも出
来る。
感電層はネサ(Sn02)又は酸化インジウム等の透明
電極と、ネサ又はA1等の電極との間に配される。
これら電極間に直流電圧を印加すれば感電層がこの電界
に感応して色調変化を起こし、所定の表示を行なうこと
が出来る。
また色調変化後に長時間放置すると元の色に戻り得、逆
電圧を印加すれば極めて短時間で元の色に戻るので、繰
返し表示を行うことが出来る。
なお印加される電圧(消費電流)は溶媒の種類又は電極
間距離(短かいとコントラスト良い。
)によって決まり、試料の相違によっては殆んど影響を
受けないが、1OV〜20V程度の範囲が好ましい。
あまり電圧が小さいとレスポンスが悪く、また20V以
上になると再びレンポンスが悪くなる。
本発明による表示管の具体例を図面に付き説明する。
第1図に示す表示管1においては所定の間隔を置いて互
いに対向する2枚のガラス板2,3が接着剤を兼ねたス
ペーサ4によって固定され、これらガラス板間には溶媒
に溶かしたCT錯体からなる感電溶液5が封入されてい
る。
またガラス板2,3の夫々の内側表面にはネサ電極6,
7が被着されており、これら電極間に直流電圧が印加さ
れる。
なお溶液5を封入するに際しては、ガラス板2に貫通孔
8,9を夫々設け、この孔に連通した供給管10,11
から所定の溶液を供給し、しかる後にこれら供給管を閉
塞するようにすればよい。
溶液5は液晶に比べて粘度が非常に小さいので、孔8,
9を通じて極めて容易に供給出来、従って製造工程が非
常に簡単である。
また後述するように感電層は入手容易な物質からなって
いて様々な色のものを選択出来る(液晶は透明色のみで
ある)ので、表示色も任意に選べるという特徴がある。
然も消費電力は50mW/crt以下にすることが出来
、液晶に比べて遜色がない。
第2図には上下のガラス板2,3を分離した状態を示し
たが、下のガラス板3の電極7を例えば数字形状にして
夫々の端部7aを端子として電圧を印加すると、この電
極形状に対応した部分、即ち上下の電極が重なる部分が
色調変化し、数字表示を行うことが出来る。
なおガラス板3の周辺部において一点鎖線で示した部分
はスペーサ4が存在する部分である。
色調変化による表示を観察するのはガラス板2側からで
あるので、この観察側の電極6は透明であることが必要
だが、裏側の電極7は必ずしも透明にしなくでもよい。
なお本発明による表示装置は上述した表示管に限ること
なく、シート状にしたファクシミリにも適用可能である
即ち、本発明によるCT錯体をポリマーに溶かしてこれ
をゼラチンで固め、しかる後にシート状のポリエチレン
フィルム上に塗布すればよい。
この場合、感電層として色調変化後に元の色に戻りにく
いものを選ぶ。
次に本発明の詳細な説明するが、これら実施例は例示の
ためであって本発明の技術的思想に基いて様々に変形し
得ることは理解されよう。
実施例 1 黄色のテトラシアノキノジメタンと無色のテトラメチル
エチレンジアミンとを等モルずつアセトンに溶かしたも
のを感電層として用いた。
これによって濃緑色のCT錯体が形成されたが、上記感
電層は飽和溶液又は濃溶液であるのが好ましく、10m
g/20m1アセトンの濃度以上のものを用いた。
濃度が薄いとそれだけコントラスト比が落ちる。
この感電層に電界を印加すると次のような色調変化を起
こし、上下の電極の交差部分は無色透明となったが、こ
の変化後に放置すると長時間でもとの色に戻った。
電圧と消費電流との関係を示すと、 9.5V 3.5 mA/cm2 15V 6〜8mA/cm2 となり、107位でもレスポンスが速かった。
また電極の交差部分は透明となるが、交差部分のエツジ
(縁)付近は赤味を帯びてコントラストは良好であった
なお上記感電層中にTi02(白色顔料)を混合してお
くと、上述の色調変化後では電極交差部分はTiO2に
より白色となり、この白色部分が他の部分に比べて鮮か
に浮び上る如くに見えてコントラストが良かった。
実施例 2 黄色のピクリン酸と無色のテトラメチルエチレンジアミ
ンとをアセトンに溶解せしめてなるCT錯体(濃黄色)
を感電層として用いた。
この感電層に電界を印加すると、 の色調変化が見られた。
電圧と消費電流との関係は次のとおりであった。
10■ 3〜4mA/cm2 15V 5〜6mA/cm2 20V 8 mA/cm2 10Vではレスポンスが比較的遅いが、15Vになると
これが良くなり、20■でも良好であった。
なお上述の色調変化後に放置すると非常に遅いが元の色
に戻るので、メモリー効果が非常に優れたものが得られ
た。
実施例 3 黄色のクロラニルと無色のテトラメチルエチレンジアミ
ンとをアセトンに溶解せしめてなるCT錯体(茶褐色)
を感電層として用いた。
この感電層に電界を印加すると、 の色調変化が見られた。
この後に長時間放置すると非常に遅いが元の色に戻った
電圧と消費電流との関係を示すと次のとおりであった。
5V O,5mA/cm2 10V 2.5〜3.0mA/cm2 15v 5〜6 mA/cm2 5V程度ではレスポンス悪いが、10■になると結果は
良くなった。
実施例 4 無色のテトラシアノエチレンとテトラメチルエチレンジ
アミンとをアセトンに溶解せしめてなるCT錯体(黄褐
色)を感電層として用いた。
この感電層に電界を印加すると、 と色調変化した。
電圧と消費電流との関係は次のとおりであった。
5v 2〜3 mA/cm2 10V 4〜6 mA/cm2 15v 7〜10mA/cm2
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による表示管を示すものであって、第1図
は表示管の断面図、第2図は上下のガラス板を互いに分
離した状態の斜視図である。 なお図面に用いられている符号において、2゜3はガラ
ス板、4はスペーサ、5は感電溶液、6゜7はネサ電極
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電荷移動錯体を含む感電層と、この感電層の両側に
    対向配置された電極と、これらの電極の間に電圧を印加
    する電圧源とを備え、上記電圧源によって上記電極の間
    に電界を印加することによって、前記感電層の色調を変
    化させるように構成したことを特徴とする表示装置。
JP50058982A 1975-05-16 1975-05-16 ヒヨウジソウチ Expired JPS585415B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP50058982A JPS585415B2 (ja) 1975-05-16 1975-05-16 ヒヨウジソウチ

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JP50058982A JPS585415B2 (ja) 1975-05-16 1975-05-16 ヒヨウジソウチ

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JPS51134646A JPS51134646A (en) 1976-11-22
JPS585415B2 true JPS585415B2 (ja) 1983-01-31

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JP2002365662A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Rohm Co Ltd 表示媒体、表示素子、および表示装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5055334A (ja) * 1973-09-12 1975-05-15

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