JPS5854036A - ドビーのフックとナイフのリンク機構、及びフックの運動制御装置との組み合わせ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、織機ドビー、即ち、織機の開口を形成する装
置に関するものである。

特に、本発明は、固定及び可動ナイフの振動並びにフッ
クの運動を制御する装置の改良に関するものであシ、構
造的に簡単で、作動的に有効な方法で、フックとナイフ
との掛合前及び離脱の瞬間においてフックとナイフとの
間に遊びを形成させ、前述のドビー素子間の作動掛合中
における遊びを完全に除去し得るようにした装置を提供
しようとするものである。

実質的に、本発明は、固定及び可動ナイフのそれぞれの
軸線の周シの振動を制御するためのリンク機構に関する
もので、ナイフに固定された第ルバーと、制御軸に一固
定された第２レバーと、第１及び第２レバーを互にリン
ク連結する連結棒とを具え、前記制御軸が共通軸線上に
整列して互に軸端を衝合して設けられ、前記リンク機構
が関節接合平行四辺形を形成していることを特徴とする
。

また、本発明は、フック運動制＃装置と前記リンク機構
との組合せ装置に関するものであって、フック作動棒が
同じ軸によって制御され、フック作動棒に枢着されて固
定点の周りに揺動する第ルバーと、前記軸上に固定され
た第２レバーと、第１及び第２レバーを互に連結する連
結棒とを具えることを特徴とする。

以下、本発明を図示の好適具体列につき詳細に説明する
。

ドビーは織機に杼口であ石開口を形成する機械的装置で
あって、バンチされたテープ上にコード化されている予
定の組織パターンを用い、このパターンを針制御揺動レ
バーによって読取ってベルトフレームの運動を制御する
ものである。

第１図は、既知のバッタースリー型ドビーを線図的に示
している。図面に示すように、この形式のドビーは、読
取シュニットＡと制御ユニットＢとを具えている。読取
りユニットＡの目的は、パンチされている紙テープ０を
読取ることであり、複数個の読取り用針１と、これらの
針１によって制御されて振動する複数個のスラストロッ
ド２と、針１によって、選択されたロッド２に掛合して
推力を作用するだめの複数個のプレツサバー３と、ロッ
ド２によって制御される複数圓の制御揺動部材４とを具
えている。

制御ユニツ）Ｂの目的は、読取りユニットＡによって制
御されて複数個のベルトフレームの運動を決定すること
であ如、複数個の垂直の制御ロッド５とこれらのロッド
を制御する複数個の水平針６とを具え、水平針は揺動部
材４と復帰スプリング７との作用を受けて制御ロッドの
上端フック部分８とリフト用ブレード９とを掛合させた
り外したりするよう構成されている。制御ユニットＢは
、また、複数１固のフック１０を具えており、各フック
１０は、１０′で揺動レバー１１の一端にそれぞれ枢着
され、各レバーは　５− １１′でトランスミツシミンレバー１２の中心にそれぞ
れ枢着され、レバー１２はベルトフレームを制御するた
めのレバーシステム１５ｆ、作動するよう構成されてい
る。垂直制御ロッド５を読取りユニットＡの揺動部材４
から受取る指令にしたがって上下動させるためにフック
１０を垂直制御ロッド５に掛合させる。フック１ｏは固
定ナイフ１４と可動ナイフ１５とに掛合して揺動レバー
１１を制御する。車面制御ロッド５の上端フック部分８
に協働するリフト用ブレード９０制御下で制御ロッド５
がフック１０を上昇する際に、フック１０と固定ナイフ
１４との掛合が生ずる。また、制御ロッド５がフック１
０に能動的力を加えない際に、フック１ｏと可動ナイフ
１５との掛合が生ずる。揺動レバー１１及ヒトランスミ
ツシヨンレバー１２によってレバーシステム１３に加え
られる運動、従って、開口を形成するようベルトフレー
ムに加えられる運動は、上述した掛合とｆｉｉ動ナイフ
１５の運動を制御する法則とによって生じる。

　６− 留意すべきこととして、実際上、固定ナイフ１４は、そ
の軸線の位置が固定されているだけで、フックとの掛合
を容易にするために、それぞれの軸線の周りに振動する
ことができる。これに反し、可動ナイフ１５は、（同様
にフックとの掛合を容易にするために、）それぞれの軸
線の周シに同様に振動し得るとともに、円弧○の軌跡に
沿って軸線が移動するように運動を行ない、円弧Ｏはそ
の中心會との運動を発生する軸１８の軸線上に有する。

また同様に、留意すべきこととして、フックは原則とし
て、フック下降用板１６によって制御されて下ｊ砕し、
フック下降用板１６はフックを固定ナイフから釈放する
とともに可動ナイフに容易に掛合させる機能を有する。

前述したように、フック１０がナイフ１４及び１５に掛
合しようとする瞬間においては、掛合を可能にするため
に十分な遊びが存在する必要があり、これに反し、掛合
し終った後は、できるだけ全ての遊びを除去してベルト
フレームのレバーシステムをフックが制御し得るように
する必要がある。

本発明によれば、かかる目的を達成するため、第２及び
５図に示すようなリンク機構を設ける。

第２図は、可動ナイフ１５のそれぞれの軸線の周シの振
動を制御するリンク機構を示している。

ナイフ１５は、軸１８の軸線上に中心を有する円弧０の
軌跡に沿って既知の方法で移動する。

本発明によれば、上述の運動（又は、前述の中心の周り
の振動）は、ナイフ１５上に固着されたレバー１９によ
って追従され、このレバー１９には連結棒２０の第１端
が枢着され、連結棒の第２端は制御レバー２１に枢着さ
れている。レバー２１は互に軸端を倒台して共通軸線上
に蟹列して設けられた別個の軸２２及び２５上にそれぞ
れ固定して相持されている。図面に示すように、上述し
た構成とすることＶＣよってリンク機構は極めて間単且
つ効果的に関節接合平行四辺形を形成している。この平
行四辺形の頂点は。

ナイフ１５の軸線と、レバー１９及び２０における連結
棒２０の枢支点と、軸１８の軸線とに一致している。

第６図は固定ナイフ１４のそれぞれの軸線の周シの振動
を制御するリンク機構を示している。

第５図に示すリンク機構は、ナイフ１４上に固定された
レバー２４を有し、このレバーに連結棒２５の第１端が
枢着され、連結＄２５の第２端は軸２２．２５上に固定
の制御レバー２６に枢着されており、同じ軸２２．２５
上には前述したリング機構の制偶ルバー２１が固定され
ている。レバー２４．連結棒２５及びレバー２６によっ
て構成されるリンク機構もまた前述したリンク＆構と同
様に関節接合平行四辺形を形成している。

作動に除し、軸２２及び２５は適当な時期に回転されて
固定ナイフ１４及び可動ナイフ１５をそれぞれの軸線の
周シに適当な方向に旋回させ、これによって、クック１
０に掛合する直前にフック１０に対して遊びを生じ、掛
合し終つ　９− た直後に遊びを除去し、フックかナイフとの掛合を外ず
す直前に」二連１−だ遊びを再び生ぜしめる。

上述した図示のリンク機構の平行四辺形構造は構造が藺
早で製造が容易であり、それぞれのリンク機構の作動を
特に有効にするものである。

第４図に示すフック運動制御装置ａに上述したリンク機
構と有利に組合せることができる。これらの装置におい
ては、フック下降用板１６０作動悸２７は、前述したナ
イフ振動発生用リンク機構を制御すると同じ軸２２．２
３上のレバーシステムを介して制御され、このレバーシ
ステムは、軸２２．２３上に固定されたレバー２８と、
フック下降用板１６の作ＩＩＩＩＩＩ憧２７に枢着され
て軸１５の周シに回転するレバー５０にレバー２８をリ
ンク連結する連結棒２９とを有する。

本発明によれば、フック１００表１ｍ１１ｏ“に掛合し
得る衝撃防止材料のカバー５１をフック下降用板１６に
取伺けている。

フック下降用板を作動するレバー２８は、直１０− 線案内（図示せず）内に案内され、フック１゜のリフト
用ブレード９の運動を制御するためにも用いられ、これ
がため、上述した構成をフック運動制御装置としても有
効に用いることができる。

ドビーのナイフのそれぞれの軸線の周りの嶽動及びフッ
ク運動を制御するリンク機構は、上述した例に限られる
ことなく本発明の範囲内で釉々の変更を加えて実施する
ことができる。上述した図示の例に対する種々の変更も
また本発明の範囲内で行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による改良部分を具える既知の形式のド
ビーの概略線図、 鵠２図は本発明によるドビー可動ナイフの振動を制御す
るためのリンク機構の詳細構造を示す縦断面図、 第５図は本発明によるドビー固定ナイフの撮動を制御す
るためのリンク機構の詳細構造を示す縦断面図、 第４図は第２及び３図に示すナイフ制御リンク機構を取
付けたドビーにおけるフック運動を制御する装置を示す
縦断面図である。 Ａ・・・読取りユニット　Ｂ・・・制御ユニットト・・
針　　　　　　　２・・・スラストロッド５・・・プレ
ツサバー　　４・・・制＃揺動部材５・・・制御ロッド
　　　１０・・・フック１１・・・揺Ｗｔｈｖバー　　
　　１２・・・レバー１！１・・・レバーシステム　１
４・・・固定ナイフ１５・・・同動ナイフ　　　１６・
・・フック下降用板１８・・・ｔｉｌｌ　　　　　　　
　１９・・・レバー２０・・・４　結捧　　　　　２１
・・・レバー２２．２５・・・　ｌｌｌ１ｌＩ２４・・
・レバー２５・・・連結４ｒｌ！　　　　　　２６・・
・１ｈ１」両レバー２７・・・作！ｆｉｌｌ棒　　　　
　２８・・・レバー２９・・・連結４１　　　　　　ｓ
ｏ・・・レバー３１　・・・　カ　ノ（− 出顧人代理人　　占　　谷　　　　　馨手続補正書（自
発） 昭和５７年９月７日 １　事件の表示 特願昭５７−１３７１７９号 ２　発明の名称 織機ドビーのナイフの振動およびフッ ク運動を制御する装置 ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ５　補正の対象 明細書 ６　補正の内容

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　織機ドビーの固定および可動ナイフとドビーフック
   との正しい掛合を容易ならしめるだめの固定および可動
   ナイフの振動を制御するためのリンク機構であって、前
   記ナイフに固定された第ルバーと、制御軸に固定された
   第２レバーと、前記第１および第２レバーを互にリンク
   連結する連結棒とを具え、前記制御軸が共通軸線上に整
   列して互に軸端を向合して設けられ、前記リンク機構が
   関節接合平行四辺形を形成していることを特徴とする織
   機ドビーのナイフの振動を制御するリンク機構。 ２　前記関節接合平行四辺形の頂点がナイフの軸線と、
   前記連結棒が前記第１および第２レバーに枢着される点
   と、前記軸線上に中心を有する円弧形の軌跡に沿って前
   記ｔｊＪ動ナイフの運動を生ぜしめる軸の軸線とによっ
   て決定されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載のリンク機構。 ３　ドビーの固定および可動ナイフの振動制御リンク機
   構とドビーのフックの運動制御装置との組合せ装置であ
   って、フック作動棒が同じ軸によって制御され、前記作
   動棒に枢着されて固定点の周りに揺動する第ルバーと、
   前記軸上に固定された第２レバーと、前記第１および第
   ２レバーを互に連結する連結棒とによってナイフの振動
   を制御するよう構成したことを特徴とする織機ドビーの
   ナイフの１辰動制御リンク機構とフックの運動制御装置
   １との組合せ。 ４　可動ナイフの円弧運動を生ぜしめる軸の周りに回転
   可能に前記第ルバーが取付けられていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項に記載の組合せ。 ５　前記作動棒上に設けられたフック下降用板がフック
   に掛合するだめの衝撃防止材料のカバーを具えることを
   特徴とする特許梢求の範囲第５項に記載の組合せ。