JPS5853546A - 車両のシ−トベルト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 するものである。

三点式シートバックは第１３図に示される如くで、車両
５１のドア５２後方内側にシートベルト５３を配設し．
シートベルト５３は一端を側部下方に配設したりトラク
タ５４に連結し、これを側部上方に配設したスルーリン
グ５５を通して折り返し、下方に垂下して側部下方のア
ンカ５６を介して固着し、ベルト５３はスルーリング５
５の下に保合用タンクプレート５７を摺動自在に備える
。

シートベルト５３は非装着状態では図示の如くドア５２
の後方内側に縦に保持され，装着時には後方に手を伸ば
してベルト適所をつかみ、前方且つ内側に引き出してシ
ート５８の車室内中央側にあルハックル等の係止装置に
タンクプレート５７を係合し、シートベルト５３は腰及
び肩に装着されることとなる。

以上の三点式シートベルトにおいて、シートベルトはシ
ートの後方の側方に位置するため、ベルトを装着しよう
とする場合、ベルトとの間に距離があり、ために身体を
捻って手を伸ばしてベルトをつかむ必要があり、装着操
作に不便である。特に２ドア車の如くドアが大きい場合
にはシートベルトを縦設するドア後方のビラ一部がシー
トの後方に離れ、ベルトとの間の距離が′大１くなり，
装着操作が不便である。

そこで上記シートベルトを前方に配設することも考えら
れるが，これによると後席乗員の乗降や荷物の積降しに
不便である。

以上を改善すべく縦来がら諸種の改良が提案され、例え
ば実開昭５２−１２１０２０号ではシートの起倒と連動
してベルトガイドアームを斜めに起立させてシート側方
に臨ませ、ベルトをシート側方に引き出し，又ベルトガ
イドアームを横向きに倒してドア後方に縦に収納してい
るが、これによると装着時にベルトガイドアームがシー
ト側方に斜めに起立し、室内に突出しているため突出座
があり。

外観性の点で最良とはいい難い。又実開昭５３−３６２
３９号ではシートベルトをシートの起倒と連動させてル
ー７部の側方を前後動させ、シート倒れ状態ではベルト
が縦にドア開［」中間部乃至前部に位置し、ために後席
乗員の乗降や荷物の積降しにさいし最良とはいい難い。

更に実開昭５３−５６６２４号ではシートバックの肩部
にシートベルト係止用フックを設け．これにベルトを係
止し、装着時にシートパックを倒すため，その都度ベル
トを係脱する必要があシ．操作が面倒である。

本発明は従来の三点式シートベルトにおける前記の如き
不利及びこれの改善をなした上記従来解決手段の不利を
克服すべくなされたもので，その目的とする処は，ドア
開口部内側下辺のサイドシル付近に前後方向へのガイド
部材を設け，これにスルーリングを通って折り返されて
下方に延出されたシートベルト下端部を取付支持せしめ
、シートベルト装着，非装着状態でシートベルト下端部
を前後動させ、且つシートの前後調節に関しては装着状
態でのシートベルト下端部を応動させ、更にはシートベ
ルトの下端固着部の前方移動をシート座部側方前部，シ
ート座部側方後端と二段に行わせ．更にはかかる二段の
調整においてもシートベルト装着時でのシートベルト下
端位置をシート前後動調整に連動し得る如くし、シート
ベルトの装着操作の容易化１乗員の乗降、荷物の積降し
の容易化を図り、更には車室内に突出路のない状態で上
記を企図し得る如くした車両の三点式シートベルト装置
を提供するにある。

次に本発明の好適一実施例を添付図面に従って詳述する
。

第１図は本発明に係るシートベルト装置を示すべく破断
した外側から見た車両の説明的斜視図、第２図は同車室
内側から見た斜視図、第３図はベルト下方固着部の移動
案内手段の分解斜視図で、実施例では２ドア車を示して
いるが、４ドア車その他の車両に実施することができる
ものである。

車両１０車体２のドア開口部３には開閉自在にドア４が
設けられ、開口部３の後方にはピラ一部５が設けられ、
ピラ一部５め後方には窓６が、且つ車室内にはりヤシ−
ドアが設けられている。ピラ一部５の下方部で内側のラ
イニング８外方のサイドパネルとの間にはりトラクタ９
を収納設置し、リトラクタ９には１本式のシートベルト
１０の一端を巻取収納し、シートベルト１０はピラ一部
下部に設けた導出孔５ａからピラ一部内側の車室内側に
導出され、ピラ一部中間部乃至上部に設けた揺動可能な
スルーリング１１で折り返され、ピラ一部５に沿って下
方に垂下延出され、ドア開口部３の下辺３ａ後方のアン
カ１３に止着され、シートベルト１０の折返し点１０１
Ｌ下方にはタンクプレート１２が摺動自在に嵌装されて
いる。

以上のりヤシ−ドアの前方で、車室内前部左右にはフロ
ントシート１４が設けられ、フロントシート１４は開口
部３の内側に臨み、シート１４は座部であるシートクッ
ション１４１Ｌとこれの後端上に起倒、傾斜角度調節可
能にシートバック１４ｂが起設されている。シートクッ
ション１４ａはこれの下部左右に固設した可動レール１
５．１５を７０ア２ａ上に左右に前後方向に設けられた
固定レール１６．１６に摺動自在に係合し、シートクッ
ション１４ａを前棟方向にその前後方向位置を調節する
ことができるように構成され、調節はシートクッション
１４ａの開口部３側の側部下方に設けたハンドル１７で
行う。

開口部下辺３ａの下側で車室内下部内側をなすサイドシ
ル２ｂ内、或はその車室内側の外表面には前後方向への
第１の案内部材である直線状の溝状レール１８を前後方
向に略水平に設け、レール１８は車室内側に開放１８ａ
し、内部の溝部１８ｂの下には上下に前後方向への案内
通路１８ｃ、１８ｄを備え、玉通路１８ｃは前後方向へ
の切欠１８ｅで溝部１８ｂの下部に連通している。レー
ル１８はピラ一部５の下方で開口部３の後方からシート
クッション１４ａの側方前部迄の長さを有し、これの後
部にはモーター９を設け、モーター９は減速伝動部２０
を経た外周に突起２１ａ・・・を多数有するスプロケッ
ト状の駆動プーリ２１を備え、一方、レール１８の上下
の通路１８ｃ、１８ｄには係合孔２２１Ｌ・・・を長さ
方向に有するテープ２２を嵌挿し、テープ２２は通路の
後端からループ状に延出してプーリ２１に巻回し、モー
タの正・逆駆動でテープ２２は通路内を移動する。レー
ルの溝部１８ｂ内にはスライダ２３を摺動自在に保合嵌
装し、一方、サイドシル２ｂの車室内側の外表面で上記
レール１８の車室内側の外方には該レール１８と平行す
る如く第２の案内部材である直線状のガイド杆２４を前
後方向に略水平に設ける。

ガイド杆２４は前部２４ａが外方、即ちサイドシル側に
折曲されてこれに止着等され、後部２４ｂは下方に折曲
されて開口部下辺３ａ後下方のフロア上等に止着される
。ガイド杆２４には既述のスライダ２３と結着される凹
状の第１ホルダ２５が凹部にガイド杆２４を下から挾む
如く係合され。

該ホルダ２５には下向き凹状の第２ホルダ２６をピン２
５ｉＬで枢着して下向凹部でガイド杆２４を上から挾む
如く係合し、第２ホルダ２６の下部にはガイド杆２４の
下を横断するピン２６ａを備え、ピン２Ｆｌはガイド杆
２４の上に、ピン２６ａは下に長さ方向に若干ズして臨
み、第２ホルダ２６へのシートベルトの荷重をガイド杆
２４に伝へてピン２５ａ、　２５ａでこれを折曲し、車
体側でもシ・−トベルトへの荷重を支持′するようにし
た。ガイド杆２４の直線部２４Ｃはベルト下端固着部の
前後移動距離よりも若干長く、ホルダ２５．ｉは直線部
２４ｃに沿ってスライダ２３．テープ２２の駆動で前後
方向に摺動し、第２ホルダ２６の上方への突状ブラケッ
ト２６ｂに既述のシートベルト下端部のアンカ１３をボ
ルト２７等で枢着する。

従ってシー　トベルト１０の下端アンカ１３はガイド杆
、レールに案内されてサイドシル側部で前後動すること
となる。

以上において、第１図はシートベルトアンカ１３が前方
に移動した状態を、又第２図はシートベルトアンカ１３
が後方に移動した状態を示している。

シートベルト１０は第２図の如く非装着状態ではピラ一
部５下方で開口部下辺３ａ後方にあり、縦に直線状で略
鉛直に収納されている。かかる非装着状態は例えば第７
図のシートクッション１４ａＫ　設置ｒｊ　７’［感圧
スイッチａ、ｂのシートクッンヨンからの乗員の離座、
第６図の如きシートバック１４ｂの起倒検出スイッチＣ
１第８−の如きドア４の開閉を検出する開口部後辺に設
けられたスイッチｄ。

或はヒンジ部に設けられたスイッチｅ、第９図の如くド
ア４側の後辺に設けられたスイッチ量、或はドア開閉ハ
ンドルの動きを検出するスイッチｑ、第１０図の如くパ
ーキングブレーキレバー２８のパーキング操作、解除を
検出するスイッチｈ等で検出し、装着状態の解除の検出
でモータを逆転し、アンカ１３を後退させて図の位置に
保持する。シートベルト１０は開口部後方に在り、後席
乗員の乗降や荷物の積降しに邪魔になることはない。こ
の状態を第２図、第４図Ａとして示した。

次にシートベルト１０を装着する状態ではベルトアンカ
１３は図示Ａの位置から前進し、シートクッション１４
１Ｌの後端部側方迄前進し、該位置で停止し、装着位置
となる。これを第１図、第２図及び第４図Ｂで示し、こ
れによりシートベルトのスルーリング１１からの延出部
は乗員に近い後側方となり、ベルトを容易につかんで装
着操作を行うことができる。かかるシートベルト１０の
前方への移動、装着位置への移動は、シートクッション
への座乗、ドア閉、パーキングブレーキ解除動等を上記
スイッチで検出し、モータを正転させてこれを行う。

ところで第１図、第２図で明らかな如くノートクッショ
ン１４１Ｌの位置検出スイ、ツチｉを備える。

このスイッチｉはベルトアンカ１３を前方に移動せしめ
るホルダ２５．２６等で操作され、スイッチｉにホルダ
２５．２６等、或はこれに設けた押子等が接することに
よりモータの駆動を停止し、ベルトの前方への移動を停
よせしめる。これによシ−トクッション１４１Ｌが第１
図、第２図に示すハンドル１７、或は第５図に示す如き
操作・（−１１７で前後に調節移動した場合にこの前後
の調節位置に応じてシートベルト下方固着部であるベル
トアンカを可調節的にシートベルトの理想のアンカポイ
ントで停止せしめろことができる。即ちベルトアンカは
シートの前後動でこれの後端側方位置が前後動するが、
これの前後動に合せてその装着状態での位置を前後に調
轄する。

第５図は変更実施例で、シートクツショ／の前後調節・
・ンドル１１７ハシートクツシヨン１４ａの下方前方に
突出し、これにスイッチｊを付設して上記と同様の作動
を得せしめるものである。

次に上記した後退限位置Ａからのベルト装着のためのベ
ルトアンカ１３の移動であるが、上記したベルト装着検
出でベルトアンカ１３は装着位置Ｂを超えてシートクッ
ション１４ａの中間部乃至前部側方の前方位置Ｃ（第４
図及び第５図で示した）迄前進し、爾後後退してシート
クッション後端側方の正規装着位置Ｂで停止する。この
状態を第５図実線で示した。即ち最前方迄一度移動し、
次にシート後部側方布後退して装着を行う。これによる
とベルトは更につかみ易くなり、装着操作は更に容易と
なる。最前方位置から正規の装着位置迄の後退勤はタン
クプレートの係合装置１１２への係止を検出するスイッ
チにやインストルメントパネルに設けたスイッチ等で行
い、正規位置での停止は既述のスイッチｉで検出して行
っても良い。この場合においてもシートの前後調整に連
動させて上記スイッチによりＢ点のみ、或はＡ点とＢ点
を前後に調整する。

第１１図、第１２図は上記シートベルト１０を開口部後
辺に設けた収納隙間２２′９に後退時に収納するように
している。これによりベルト、アンカは収納されて車室
内側部に露出せず、ベルト下部を足で触ったり、傘等で
触わることがなく、ベルトを汚すことがなく、更には荷
物の積降しや乗員の乗降にさいし触れることがない。か
かる利点を有しつつ装着時にはベルト１０が隙間から前
方に引き出され、図は具体的構造の拡大横断乎−図であ
る。

ピラ一部を含むボディは内・外板２０５　ａ、２０５ｂ
の接合体２０５よりなり、内板２０５ａの内側に前方に
開放するライニング部材２０８を設け１部材２０８は後
端を閉じている。これにより隙間の上部２２９ａを形成
する。

ピラ一部の下部はライニング部材の前部を肉厚とし、こ
の肉厚前部２０８ａに前方から後方をζベルトの幅より
も大きい凹部２０８ｂを設け、ベルト。

アンカの収納隙間の下部２２９ｂを形成する。

以上で明らかな如く本発明によれば、シートベルト下方
固着部のアンカを装着、非装着の各状轢に感なく行わせ
ることができ、ベルト装着の容易化及び乗員の乗降、荷
物の積降しの容易化を図シ。

特にシートの前後位置に応じてアンカポイントを調節す
るようにしたため、シートの前後位置で最適のアンカポ
イントを得ることができ、更には前方へのアンカの移動
を二段とすることによりベルト装着の容易化を更に向上
せしめ得る等多大の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は車両要
部の外側から透視した説明的斜視図、第２図は同車室内
側の斜視図、第３図は駆動案内機構の分解斜視図、第４
図はシート及びベルトアンカの位置関係を示す説明的平
面図、第５図乃至第１０図は検出スイッチの例を示す説
明図、第１１図及び第１２図はベルト収納部の上部及び
下部の横断平面図、第１３図は従来手段の斜視図である
。 尚図面中１は車両、９はリトラクタ、１０はシートベル
ト、１３は下方固着部、１４はシート、１８．２４は案
内部材である。 特許　出　願人　本田技研工業株式会社代理人　弁理士
　下　　１）　容一部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、１本ベルトの一端を車体側部に設けたりトラクタに
   繰り出し、巻き取り自在に連結し、ベルトはりトラクタ
   から延出されて車体側部上部に設けた折り返し案内部で
   折り返して下方に導いて車体側部下部に他端を固着し、
   ベルトの折り返し部と下方固着部の間を車体中央部に設
   けた保合装置に係止し、ベルトを装着するようにした三
   点式シートベルトにおいて、ベルトの下方固着部をドア
   開口部下辺側部の車室内側サイドシル近傍に前後方向に
   設けられた略水平で直線状のガイド部材にガイドさせて
   前後方向に移動させるようにし、前方への移動位置はシ
   ート座部後端側方近傍とするとともに、該前方位置はシ
   ートの前後調整と連動して移動可能に構成゛したことを
   特徴とする車両のシートベルト装置。 ２１本ベルトの一端を車体側部に設けたりトラクタに繰
   り出し１巻き取り自在に連結し、ベルトはりトラクタか
   ら延出されて車体側部上部に設けた折り返し案内部で折
   り返して下方に導いて車体側部下部に他端を固着し、ベ
   ルトの折り返し部と下方固着部の間を車体中央部に設け
   た保合装置に係止し、ベルトを装着するようにした三点
   式シートベルト装置において、ベルトの下方固着部をド
   ア開口部下辺側部の車室内側サイドシル近傍に前後方向
   に設けられた略水平で直線状のガイド部材にガイドさせ
   て前後方向に移動可能させるようにし、少くとも乗ａが
   ベルトを装着しようとする状態にあってはシート座部後
   方の下方固着部をシート座部側方の前部近傍迄前方に移
   動せしめ、ベルト装着後は下方固着部をシート座部後端
   側方近傍迄後方に移動せしめるように構成したことを特
   徴とする車両のシートベルト装置。 ３．１本ベルトの一端を車体側部に設けたりトラクタに
   繰り出し、巻き取り自在に連結し、ペルトはリトラクタ
   から延出されて車体側部上部に設けた折９返し案内部で
   折り返して下方に導いて車体側部下部に他端を固着し、
   ベルトの折り返し部と下方固着部の間を車体中央部に設
   けた保合装置に係止し、ベルトを装着するようにした三
   点式シートベルト装置において、ベルトの下方固着部を
   ドア開口部下辺側部の車室内側サイドシル近傍に前後方
   向に設けられた略水平で直線状のガイド部材にガイドさ
   せて前後方向に移動可能させるようにし、少くとも乗員
   がベルトを装着しようとする状態にあっては、シート座
   部後方の下方固着部をシート座部側方の前部近傍まで前
   方に移動せしめ、ベルト装着後は下方固着部をシート座
   部後端側方近傍迄後方に移動するようにするとともに、
   シート座部後端側方近傍位置はシートの前後調整１と連
   動して移動可能に構成したことを特徴とする車両のシー
   トベルト装置。