JPS5852965Y2 - 架空電線 - Google Patents

架空電線

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Publication number
JPS5852965Y2
JPS5852965Y2 JP14632478U JP14632478U JPS5852965Y2 JP S5852965 Y2 JPS5852965 Y2 JP S5852965Y2 JP 14632478 U JP14632478 U JP 14632478U JP 14632478 U JP14632478 U JP 14632478U JP S5852965 Y2 JPS5852965 Y2 JP S5852965Y2
Authority
JP
Japan
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layer
wire
stranded wire
outermost
rainwater
Prior art date
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Expired
Application number
JP14632478U
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English (en)
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JPS5561911U (ja
Inventor
純一 佐々木
洋一 猪股
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Publication date
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  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は降雨によるコロナ発生、特にコロナ発生による
可聴騒音発生時間を極めて短かくし得る架空電線に関す
る。
通常、架空電線は晴、曇天時にはコロナが発生しないよ
うに設計されているが、降雨時には電線表面に付着した
水滴が突起となり、これからコロナが発生する。
コロナが発生した場合には、ラジオ雑音はもとより可聴
騒音を惹起する。
可聴騒音は、降雨中には降雨の音により消されるので問
題になることが少いが、降雨後においては電線表面に付
着した水滴がなくなるまで発生し、付近住民を悩ます。
一方、架空電線は撚線構造となっているから、降雨があ
った場合には雨水が素線間隙から内部に浸込む。
そのため降雨後においても内部に浸込んだ雨水が巻線間
隙から徐々に浸出し、これが電線表面に水滴となって付
着し、これからコロナが発生する。
従って、前記可聴騒音は降雨後においても、かなりの時
間継続して発生してしまう。
従来、コロナ発生を防止した架空電線としては、その最
外層を構成する素線表面に、親水性のよい被膜を形成し
、この被膜により電線表面に付着した雨水が突出しない
ようにしたものが知られている。
しかしながら、このような架空電線においても、雨水は
素線間隙から内部に浸込み、これが降雨後に浸出して電
線表面に付着し、これが突起となりコロナが発生し、従
って可聴騒音がかなりの時間継続してしまう。
また、雨水が内部に浸込み難い電線としては、架空電線
外周にプラスチックス等の被覆層を設けたものや、防食
グリースを巻線間隙に充填したものが知られているが、
前者は被覆層により放熱効果が抑止され電線が異常過熱
してしまう恐れがあり、後者は防食グリースが雨水によ
り溶けてしまうため、降雨があった場合には、溶けた防
食グリースが浸出し、これが降雨後にコロナを発生して
しまうばかりか、長期にわたり防水効果を維持すること
が困難で゛あった。
本考案はこのような欠点を改′良したものである。
これを図示した一実施例に基づき説明する。
図は本考案を鋼心アルミ撚線に適用した場合を示し、図
において1は鋼撚線、2はアルミニウム撚線層を示す。
3は防水層を示し、この防水層3は最外アルミニウム撚
線層2′とこれの内側の撚線層2″との間に設けて、雨
水が上記内側の撚線層2″内に浸込む1ことを防止して
いる。
上記防水層3としては、例えばカーボンを混入して導電
性を具備させたシリコンゴム、ウレタンゴム、プラスチ
ックスなど非水溶性で弾性を有するものを使用し、最外
アルミニウム撚線層2′の素線間隙から雨水が浸込んだ
場合でも溶けてしまうことがないようにすると共に、素
線が通電により発熱膨張した場合でも、該防水層3が損
傷しないようにしである。
また上記実施例では防水層3に導電性を具備させて、電
線が異常過熱しなようにしたが、場合により導電性を具
備させなくてもよいばかりか、この防水層3は必要に応
じ耐熱性、耐候性を具備させることもできる。
更に、防水層3の形成手段としては、通常の撚線上程に
おける最外撚線層2′を形成する工程の前段階に、シリ
コンゴム、ウレタンゴム等の押出被覆工程を配置して防
水層3を形成し、この後最外撚線層2′を形成すれば゛
よい。
また最外撚線層2′を形成する時期は、前記押出被覆し
た防水層3を固化した後、又は固化する前のいずれの段
階でもよいが、固化する前に行えば防水層3の一部が最
外撚線層2′の素線間隙にも充填されるので、一層防水
効果が向上する。
更に、最外撚線層2′を構成する素線の外表面には、従
来品と同様に親水性層を形成することもできる。
しかして本考案架空電線によれば、防水層を最外撚線層
とこれの内側の撚線層との間に設けたので、降雨時に雨
水は防水層以内には浸込まず、浸込む恐れがあるのは最
外撚線層の素線間隙だけで、架空電線として内部に浸込
む雨水の量は従来品に比し格段と少く、従って降雨後に
内部から浸出する雨水の量は極めて少く、もって降雨後
のコロナ発生による可聴騒音発生時間を従来品に比し格
段と短かくすることができる。
しかも防水層は最外撚線層とこれの内側の撚線層との間
に設けたので、架空送電線が通電により発熱した場合で
も、その放熱効果の抑止量は少く、架空電線が異常に過
熱してしまうことが少い。
また防水層は、弾性を有し且つ非水溶性のものからなる
ので、電線が通電により発熱膨張した場合でも、該防水
層が損傷してしまう恐れがなく、更に従来の防食グリー
スのように雨水で溶け、これが巻線間隙から浸出してコ
ロナ発生を惹起してしまう恐れがないばかりか、長期に
わたり防水効果を維持し、確実に可聴騒音時間を短縮し
得る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案架空電線の一実施例を示す断面図である。 1・・・・・・鋼撚線、2・・・・・・・・・アルミニ
ウム撚線層、2′・・・・・・最外撚線層、2″・・・
・・・内側の撚線層、3・・・・・・防水層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数の素線を複数pに撚合せてなる架空電線において、
    最外撚線層と、これの内側の撚線層との間に、弾性を有
    し且つ非水溶性の防水層を設けたことを特徴とする架空
    電線。
JP14632478U 1978-10-24 1978-10-24 架空電線 Expired JPS5852965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14632478U JPS5852965Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24 架空電線

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JP14632478U JPS5852965Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24 架空電線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5561911U JPS5561911U (ja) 1980-04-26
JPS5852965Y2 true JPS5852965Y2 (ja) 1983-12-02

Family

ID=29126719

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JP14632478U Expired JPS5852965Y2 (ja) 1978-10-24 1978-10-24 架空電線

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787012A (en) * 1980-11-19 1982-05-31 Fujikura Ltd Steel wire core aluminum twisted wire
JPS57107506A (en) * 1980-12-24 1982-07-05 Fujikura Ltd Aluminum transmission line

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5561911U (ja) 1980-04-26

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