JPS5852755B2 - レ−ザヨウセツホウホウ - Google Patents
レ−ザヨウセツホウホウInfo
- Publication number
- JPS5852755B2 JPS5852755B2 JP50138052A JP13805275A JPS5852755B2 JP S5852755 B2 JPS5852755 B2 JP S5852755B2 JP 50138052 A JP50138052 A JP 50138052A JP 13805275 A JP13805275 A JP 13805275A JP S5852755 B2 JPS5852755 B2 JP S5852755B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- laser beam
- blackened
- irradiation
- irradiation area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laser Beam Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシーム溶接方法に係り、特に重ね合わせ溶接し
にくい厚板等のレーザ溶接方法に関する。
にくい厚板等のレーザ溶接方法に関する。
従来レーザ光によるシーム溶接では、溶接材の溶接線に
沿いレーザ光照射の重なりをつくり、線状に溶接が行な
われている。
沿いレーザ光照射の重なりをつくり、線状に溶接が行な
われている。
このシーム溶接を行う装置として第1図に示す装置が知
られている。
られている。
図において、レーザ発振器1より出力されたレーザ光が
溶接材2上の溶接線に照射されるように、発振器1と溶
接材2間に全反射鏡3、集光レンズ4等の集光光学系5
が設けられている。
溶接材2上の溶接線に照射されるように、発振器1と溶
接材2間に全反射鏡3、集光レンズ4等の集光光学系5
が設けられている。
そして溶接材2の溶接部には不活性ガス等を噴出するガ
スノズル6が着脱自在に設置されている。
スノズル6が着脱自在に設置されている。
一方溶接材2はレーザ光と直角な平面上を移動する載置
台7に載置されていて、この載置台7は外部の駆動源(
図示しない。
台7に載置されていて、この載置台7は外部の駆動源(
図示しない。
)によって移動されるようになっている。
そして一般に、第2図に示すように溶接材2どうじの突
き合せ部分である溶接線11に沿ってレーザ光を照射し
、シーム溶接を行う。
き合せ部分である溶接線11に沿ってレーザ光を照射し
、シーム溶接を行う。
ところで、従来のレーザ光によるシーム溶接では、溶接
材が厚い場合レーザ光が材料内部まで到達しにくいため
、深い溶は込みを得にくく、溶接強さの向上が難かしか
った。
材が厚い場合レーザ光が材料内部まで到達しにくいため
、深い溶は込みを得にくく、溶接強さの向上が難かしか
った。
溶は込み深さを深くするためにレーザ光の出力を上げる
と、材料の表面部が飛散し、第3図に示すよう溝14が
形成され溶は込み部8aは結果的に浅くなったものと同
等になり、やはり大きな溶接強さが得られなかった。
と、材料の表面部が飛散し、第3図に示すよう溝14が
形成され溶は込み部8aは結果的に浅くなったものと同
等になり、やはり大きな溶接強さが得られなかった。
上記従来の場合、大気中でレーザ光照射によって表面が
黒化する金属の溶接では第5図に示すように、初めのパ
ルスレーザ光で第1の照射域9が黒化される。
黒化する金属の溶接では第5図に示すように、初めのパ
ルスレーザ光で第1の照射域9が黒化される。
次に溶接線11に沿ってレーザ光を移動させて二番目の
パルスレーザ光を照射し第2の照射域10を形成する。
パルスレーザ光を照射し第2の照射域10を形成する。
すると、第1、第2の照射域9,10の重なる部分12
では、第1の照射域9によって生じた黒化された部分で
レーザ光の吸収率が良いので、重なる部分12では第2
の照射域10の残りの部分よ0も高温になりやすい。
では、第1の照射域9によって生じた黒化された部分で
レーザ光の吸収率が良いので、重なる部分12では第2
の照射域10の残りの部分よ0も高温になりやすい。
モしてシーム溶接では加工精度をあげるため、短時間に
順次照射し、前の照射による熱がさがらないうちに次の
照射をすることとなり、第2の照射域10では温度分布
が均一にならずに局部のみ上昇する。
順次照射し、前の照射による熱がさがらないうちに次の
照射をすることとなり、第2の照射域10では温度分布
が均一にならずに局部のみ上昇する。
したがって第2の照射域10では、飛散現象と溶接部の
溶融条件とが重なり、深く溶融させる場合必然的に溶融
物が飛散し、溝14が形成されているものと思われる。
溶融条件とが重なり、深く溶融させる場合必然的に溶融
物が飛散し、溝14が形成されているものと思われる。
本発明は上記従来の溶接方法の欠点を除去するために開
発したもので、溶接材の溶接線上にあらかじめ黒化処理
を施した後レーザ光により深溶は込みさせて、シーム溶
接において表面欠損を少なく、安定した均一な溶接を可
能にした方法を提供することを目的とする。
発したもので、溶接材の溶接線上にあらかじめ黒化処理
を施した後レーザ光により深溶は込みさせて、シーム溶
接において表面欠損を少なく、安定した均一な溶接を可
能にした方法を提供することを目的とする。
以下に本発明の詳細を図示の実施例を参照して説明する
。
。
第1図に示す構成のレーザ加工装置を使用して第2図に
示す溶接線上にレーザ光を走査し溶接する。
示す溶接線上にレーザ光を走査し溶接する。
この際本発明においては、第6図に示すように溶接線上
にあらかじめ黒化膜15を形成した後、パルスレーザ光
を上記黒化膜に沿って照射する。
にあらかじめ黒化膜15を形成した後、パルスレーザ光
を上記黒化膜に沿って照射する。
ここで、溶接材自体が酸化等により黒化する材料を溶接
する場合は、不活性ガス等の吹付けをしないで、溶接線
に沿ってレーザ光を走査して表面を加熱し、酸化被膜を
形成する。
する場合は、不活性ガス等の吹付けをしないで、溶接線
に沿ってレーザ光を走査して表面を加熱し、酸化被膜を
形成する。
または溶接材自体が酸化等により黒化しない材料につい
ては、あらかじめ溶接材の表面に酸化などにより黒化す
る金属粉末や十分薄い板を置き、弱いレーザ光を照射し
て溶接線上を黒化させる。
ては、あらかじめ溶接材の表面に酸化などにより黒化す
る金属粉末や十分薄い板を置き、弱いレーザ光を照射し
て溶接線上を黒化させる。
黒化した溶接線に沿って強いパルスレーザ光を照射する
と、前の照射によって溶接材上に形成された第1の照射
域9と黒化した溶接線とが同明度になっているので、第
2の照射域10中のレーザ光吸収が均一化されて、第2
の照射域10における温度差がなくなり均一な溶融が起
き、第4図に示すような十分に深い溶は込み8bが得ら
れ、溶接強さを著しく向上させることができた。
と、前の照射によって溶接材上に形成された第1の照射
域9と黒化した溶接線とが同明度になっているので、第
2の照射域10中のレーザ光吸収が均一化されて、第2
の照射域10における温度差がなくなり均一な溶融が起
き、第4図に示すような十分に深い溶は込み8bが得ら
れ、溶接強さを著しく向上させることができた。
この例では、レーザ光の照射出力エネルギの設定範囲も
従来より広範囲となるため、照射条件の設定が簡易にな
る。
従来より広範囲となるため、照射条件の設定が簡易にな
る。
さらにこの方法によれば、溶融飛散物が少なくなるため
、集光レンズや溶接線以外の溶接部近傍に付着すること
がなくなる等の効果がある。
、集光レンズや溶接線以外の溶接部近傍に付着すること
がなくなる等の効果がある。
第7図は本発明の別の実施例説明図である。
この実施例では溶接材表面に不活性ガスを吹きつけるこ
とにより、溶接材に形成された黒化膜が除去される。
とにより、溶接材に形成された黒化膜が除去される。
あらかじめ黒化された溶接材は初めのレーザ光により第
1の照射域9が円形に照射され、表面の黒化膜が除去さ
れ内部が溶接される。
1の照射域9が円形に照射され、表面の黒化膜が除去さ
れ内部が溶接される。
次にレーザ光が移動され、次の第2の照射域10では、
第1の照射域9と重なった部分12は黒化膜が除去され
た状態であるが、他の部分13は黒化されたままなので
、この黒化されている部分で照射されたレーザ光のエネ
ルギの多くを吸収する。
第1の照射域9と重なった部分12は黒化膜が除去され
た状態であるが、他の部分13は黒化されたままなので
、この黒化されている部分で照射されたレーザ光のエネ
ルギの多くを吸収する。
−万乗なった部分12は前のレーザ光で加熱された熱が
十分に残っているので、少しのエネルギ吸収により高温
にすることができる。
十分に残っているので、少しのエネルギ吸収により高温
にすることができる。
したがって照射域内の温度分布はより均一となる。
本発明は上記詳述したように、シーム溶接等レーザ光を
重ね合わせながら照射して溶接材を溶接する際に、溶接
部の温度分布を均一にするように構成したので、従来の
ように溶接線に沿って溝が形成されることなく、深情は
込みを可能にし、溶接材の強度が向上する等の効果があ
る。
重ね合わせながら照射して溶接材を溶接する際に、溶接
部の温度分布を均一にするように構成したので、従来の
ように溶接線に沿って溝が形成されることなく、深情は
込みを可能にし、溶接材の強度が向上する等の効果があ
る。
第1図はレーザ加工装置の一実施例構成図、第2図は第
1図における溶接材の上面図、第3図は従来の方法によ
り溶接した溶接材の溶接線に沿って断面した断面図、第
4図は本発明による断面図、第5図は従来の加工方法に
よる溶接部の上面図、第6図は本発明加工方法による一
実施例溶接部の上面図、第7図は本発明加工方法による
他の実施例溶接部の上面図である。 1・・・・・ルーザ発振器、5・・・・・・集光光学系
、15・・・・・・黒化膜。
1図における溶接材の上面図、第3図は従来の方法によ
り溶接した溶接材の溶接線に沿って断面した断面図、第
4図は本発明による断面図、第5図は従来の加工方法に
よる溶接部の上面図、第6図は本発明加工方法による一
実施例溶接部の上面図、第7図は本発明加工方法による
他の実施例溶接部の上面図である。 1・・・・・ルーザ発振器、5・・・・・・集光光学系
、15・・・・・・黒化膜。
Claims (1)
- 1 溶接材の溶接線上を加熱することによって黒化処理
する方法と、黒化処理された面にパルスレーザ光のスポ
ットの一部を重畳させて照射する方法とを備えることを
特徴とするレーザ溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50138052A JPS5852755B2 (ja) | 1975-11-19 | 1975-11-19 | レ−ザヨウセツホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50138052A JPS5852755B2 (ja) | 1975-11-19 | 1975-11-19 | レ−ザヨウセツホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5262147A JPS5262147A (en) | 1977-05-23 |
JPS5852755B2 true JPS5852755B2 (ja) | 1983-11-25 |
Family
ID=15212854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50138052A Expired JPS5852755B2 (ja) | 1975-11-19 | 1975-11-19 | レ−ザヨウセツホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852755B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04102548U (ja) * | 1991-02-04 | 1992-09-03 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨーク装置 |
JPH0580780B2 (ja) * | 1985-07-08 | 1993-11-10 | Murata Manufacturing Co |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59114289U (ja) * | 1983-12-07 | 1984-08-02 | 株式会社日立製作所 | レ−ザ溶接装置 |
JPH01170592A (ja) * | 1987-12-26 | 1989-07-05 | Nippon Denso Co Ltd | レーザーを用いた溶接方法 |
WO2009130779A1 (ja) * | 2008-04-24 | 2009-10-29 | イリソ電子工業株式会社 | レーザー溶接方法 |
-
1975
- 1975-11-19 JP JP50138052A patent/JPS5852755B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0580780B2 (ja) * | 1985-07-08 | 1993-11-10 | Murata Manufacturing Co | |
JPH04102548U (ja) * | 1991-02-04 | 1992-09-03 | 株式会社村田製作所 | 偏向ヨーク装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5262147A (en) | 1977-05-23 |
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