JPS5852736Y2 - トランジスタ回路 - Google Patents

トランジスタ回路

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JPS5852736Y2
JPS5852736Y2 JP14060079U JP14060079U JPS5852736Y2 JP S5852736 Y2 JPS5852736 Y2 JP S5852736Y2 JP 14060079 U JP14060079 U JP 14060079U JP 14060079 U JP14060079 U JP 14060079U JP S5852736 Y2 JPS5852736 Y2 JP S5852736Y2
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JP
Japan
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transistor
base
operating
circuit
collector
Prior art date
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Expired
Application number
JP14060079U
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English (en)
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JPS5598046U (ja
Inventor
弘一 深谷
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタ回路、特にトランジスタの温度特
性を補償するトランジスタ回路に関するものである。
一般に、トランジスタの動作特性は温度依存性があり、
トランジスタをオンにするベース・エミッタ間のスレッ
シュホールド電圧(以下、VTHと称する。
)も周囲温度により変化することは知られている。
従って、例えば極く普通に用いられているトランジスタ
・インバータ回路等のスイッチング回路に釦いて、入力
パルスが前縁lたは後縁に傾斜を有する場合、出力パル
ス巾は温度によって著しく変化する。
従来、このVTHの温度補償を行うために、動作用トラ
ンジスタと同一特性を有するダイオードを用いる方法が
一般に知られている。
しかしながら1.この方法においてはダイオードの順方
向電圧を分割してベースバイアスとしなければならない
という回路制約のため、良好な温度補償は不可能である
という欠点がある。
本考案の目的は、トランジスタのVTHの温度依存性を
簡単な構成でしかも良好に補償することのできるトラン
ジスタ回路を提供することにある。
本考案のトランジスタ回路は、入力信号に応じて動作す
る動作用トランジスタと同一の特性を有する温度補償用
トランジスタを用い、補償用トランジスタのベース・コ
レクタ間に動作用トランジスタを遮断ならしめる抵抗値
をもった抵抗を接続し、その抵抗に流れる電流を定電流
とせしめかつ補償用トランジスタを不飽和状態で動作せ
しめるよう補償用トランジスタにベース電流およびコレ
クタ電流を供給する手段を有し、補償用トランジスタの
コレクタ電位を動作用トランジスタのベースバイアスと
し、さらに動作用トランジスタの入力電極に入力信号を
加える手段が設けられ、出力信号が動作用トランジスタ
から取り出されているとと締機とする。
本考案のトランジスタ回路ハ、トランジスタのVTR(
エミッタ電流が流れ始めるベース・工□ツタ間電圧)と
一定のエミッタ電流導通時におけるベース・エミッタ間
電圧(以下VBEと称する。
)との温度変化による変動量が等しいことを利用して上
記構成により、温度変化によって動作用トランジスタの
VTRが変動した場合、補償用トランジスタのコレクタ
電位に補償用トランジスタのVBEの温度変化による変
動分(動作用トランジスタのVTHの変動分に量および
変動方向が等しい)をその11重畳させ、このコレクタ
電位レベルから見た動作用トランジスタのVTRレベル
を常に一定とするものである。
次に本考案をその実施例につき図面を参照して詳細に説
明する。
第1図を参照すると、ここには本考案の具体的実施例の
トランジスタ回路101を示す。
NPNトランジスタ1のエミッタは接地され、ベースは
抵抗2を介してコレクタに接続される一方、高抵抗3を
介して正電源4に接続されている。
ここでトランジスタ1のベース・エミッタ間電圧をVB
Eコレクタ電圧をE1正電源4の電圧を■。
C1抵抗3を流れる電流を■、トランジスタ1のベース
電流を■□、およびコレクタ電流をI2とし、また抵抗
3釦よび抵抗2の抵抗値をそれぞれR1訃よびR2とす
ると次の3式が成立する。
I ” (Vcc−VB E )/R。
■二■1+l2 Eo二■cc−(R□■+R2■2) 更にトランジスタ1の電流増幅率をhFEとすると次式
が成立する。
I 2:I 1hFE 以上4式より次式が導かれる。
Eo=vBE・(1十二・艶)−hFE 1+hFER11+hFE 2 ” VCC 1 ここで、hFEFi充分大きい値(通常50以上)であ
り、また本考案でFiR2/R1を1より十分小さくす
るようにR1,R2を設定するので上式は次の如く変形
される。
EO:■BE−R2/R1°VCC =VBE−E(Eは定数) ・・・・・・(1)
なお、(1)式はトランジスタ1が飽和状態でない条件
のもとに成立するものである。
すなわち、トランジスタ1が飽和状態でない状態を維持
するためには、トランジスタ1の飽和抵抗をrscとし
た場合、 rsc ’ I 2 <VBE −I 2R2−・・−
(2)なる条件を満足せしめるように抵抗値R2とトラ
ンジスタ1のコレクタ電流■2とを設定する。
抵抗3が抵抗2より十分大きいから、トランジスタ1の
ベース釦よびコレクタ電流はほぼブ定となり、トランジ
スタ1のVBEが温度によって変化しても、Eは温度に
関係ない定数と々るので、(1)式から明らかな如くト
ランジスタ1のVBHの温度依存性はその11コレクタ
電圧E。
に反映されることになる。
従って、この電圧Eoを動作用トランジスタのベースバ
イアスとして用いれば、動作用トランジスタのベース・
エミッタ間電圧の温度依存性を良好に補償できることに
なる。
ここで本考案の作用効果をより一層明確にするために第
2図および第3図を参照する。
第2図は本考案のトランジスタ回路101をインバータ
回路に用いた例を、第3図は第2図の回路における入出
力関係を示す。
トランジスタ1のコレクタ出力は抵抗21を介してトラ
ンジスタ1と同一特性を有するNPN)ランジスタ22
のベースに接続され、その接続点は直流阻止用コンデン
サ23を介してインバータ回路の入力端24に接続され
ている。
トランジスタ22のエミッタは接地され、コレクタは抵
抗25を介して正電源4に接続されかつ出力端26に接
続されている。
この構成に釦いて、トランジスタ22のベースは上記(
1)式に示す電圧Eoによりバイアスされている。
ここで(1)式のEの値はトランジスタ22がカットオ
フとなるように設定する。
トランジスタ22のベースに入力パルス31が加えられ
ると、ベースバイアス電圧Eoのレベル32を基準とし
てトランジスタ22のベース電圧がトランジスタ22の
VTRを越える振巾に対してトランジスタ22はオンと
なり、出力端子26に出力パルス33を生ずる。
ここでトランジスタ22のVTRが温度により△VTH
だけたとえば減少した場合、トランジスタ1とトランジ
スタ22は同一特性であるから、トランジスタ1のVB
Eも△VTHとほぼ等しい量だけ減少する。
一方Eは変化しない。従って、E、すなわちトランジス
タ22のベースバイアス電圧が△VTHだけ減少するこ
とになり、減少後のベースバイアス電圧レベル34から
見たVTRレベルには変化は生じない。
すなわち、入力パルスのスライスレベルは温度変化後も
E。
ルヘルに対して相対的には変化しないので、インバータ
回路出力は温度変化前の出力パルス33と同−巾のパル
スが得られる。
本考案の他の実施例として、第1の実施例の高抵抗30
代りに定電流源を用いることもできる。
この場合トランジスタ1のベースおよびコレクタに流れ
る電流は定電流であるために、VBEが温度によって変
化しても、抵抗2の両端の電圧降下■2R2は確実に温
度に関係のない定数となる。
従ってトランジスタ1のコレクタ電圧EoであるVBE
I2R2にはVBEの温度変化がそのま1反映され
ることになう、第1図の実施例における効果に比しより
完全な温度補償が可能である。
次に、本考案の他の応用例を第4図および第5図を参照
して説明する。
第4図は本考案のトランジスタ回路101の応用回路例
を示し、第5図は第4図の回路における入出力関係を示
す。
この回路は、第2図のインバータ回路を二組使用し、入
力端子24を共通にして同一の入力パルス信号51を入
力し各出力端子26および26′にパルス巾の異なる出
力パルス52および53を得るものである。
この回路では温度補償用トランジスタのベース・コレク
タ間に挿入した抵抗2および2′の値をそれぞれ異なる
値に設定することによりトランジスタ22および22′
のベースバイアス電圧を異にして、このベースバイアス
電圧レベルから見たVTRをそれぞれ変化させるように
したものであり、同一パルスから巾の異なる異種のパル
スを得ることができる。
また、動作用トランジスタ22(第2図参照)のベース
バイアス電圧レベル設定の調整には、トランジスタ1の
ベース筐たはエミッタに、回路動作を乱さない範囲で直
列に抵抗を挿入してもよい。
この場合は抵抗2の抵抗値によるE。
の設定電圧以下にはトランジスタ22のベースバイアス
電圧レベルを可変できない。
なお、トランジスタ1のベース・エミッタ間あるいはコ
レクタ・エミッタ間に抵抗を挿入すれば温度補償の程度
を調整できる。
又、トランジスタ22のエミッタに抵抗を接続し、そし
て入力信号をこのエミッタに印加しても、同様な作用効
果を得ることができる。
本考案のトランジスタ回路によれば、簡単な回路構成に
よりトランジスタの温度特性が良好に補償でき、特に集
積化する場合には動作用トランジスタと補償用トランジ
スタの特性を同一とすることは容易であるため有効なバ
イアス回路手段を提供するものである。
本考案にかかるトランジスタ回路は実施例において説明
したインバータ回路に限らず、スイッチング回路等の他
の種々の回路の温度補償用に使用できることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図は第1図
のトランジスタ回路を用いたインバータ回路図、第3図
は第2図の回路における入出力関係を示す図、第4図は
本考案のトランジスタ回路を用いた応用例を示す回路図
、第5図は第4図の回路における入出力関係を示す図で
ある。 第2図において第1図と同等の部分は第1図と同じ記号
で示されており、第4図において第1図および第2図と
同等部分は第1図および第2図と同じ記号で示されてい
る。 なお、図にむいて、101r/′i本考案の一実施例に
よるトランジスタ回路、1は温度補償用トランジスタ、
22は動作用トランジスタ、32は温度変化前の動作用
トランジスタのベースバイアスレベル、34は温度変化
後のベースバイアスレベルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力信号に応じて動作する動作用トランジスタと、この
    動作用トランジスタの温度補償のための補償用トランジ
    スタとを備え、該補償用トランジスタのベース・コレク
    タ間には前記動作用トランジスタを遮断ならしめる抵抗
    値をもった抵抗性素子が接続されており、かつ該抵抗性
    素子と前記補償用トランジスタのベースとの接続点に前
    記補償用トランジスタを不飽和状態で動作せしめる電流
    値をもった電流が供給され、前記補償用トランジスタの
    コレクタは直流的接続手段により前記動作用トランジス
    タのベースに接続されてふ・す、さらに前記動作用トラ
    ンジスタの入力電極に入力信号を加える手段が設けられ
    、出力信号が前記動作用トランジスタから取り出されて
    いることを特徴とするトランジスタ回路。
JP14060079U 1979-10-11 1979-10-11 トランジスタ回路 Expired JPS5852736Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14060079U JPS5852736Y2 (ja) 1979-10-11 1979-10-11 トランジスタ回路

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JP14060079U JPS5852736Y2 (ja) 1979-10-11 1979-10-11 トランジスタ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5598046U JPS5598046U (ja) 1980-07-08
JPS5852736Y2 true JPS5852736Y2 (ja) 1983-12-01

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ID=29115689

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