JPS5852293Y2 - フエライト単結晶の製造装置 - Google Patents

フエライト単結晶の製造装置

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JPS5852293Y2
JPS5852293Y2 JP1980055405U JP5540580U JPS5852293Y2 JP S5852293 Y2 JPS5852293 Y2 JP S5852293Y2 JP 1980055405 U JP1980055405 U JP 1980055405U JP 5540580 U JP5540580 U JP 5540580U JP S5852293 Y2 JPS5852293 Y2 JP S5852293Y2
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JP
Japan
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single crystal
crucible
ferrite single
ferrite
temperature
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Expired
Application number
JP1980055405U
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English (en)
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JPS55151874U (ja
Inventor
昌広 春日
Original Assignee
日本ビクター株式会社
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Publication date
Application filed by 日本ビクター株式会社 filed Critical 日本ビクター株式会社
Priority to JP1980055405U priority Critical patent/JPS5852293Y2/ja
Publication of JPS55151874U publication Critical patent/JPS55151874U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクラックのないフェライト単結晶の製造装置に
関する。
従来のブリッジマン法によるフェライト単結晶の製造装
置は、第1図に示すように、電気炉の炉芯管2内を移動
するようにした耐熱性の支持棒5の先端でフェライト原
料を入れた白金製ルツボ1を支持し、ルツボ1に入れた
フェライト原料を炉内で溶融させた後、ルツボ1を移動
(この場合は炉芯管2内を下降)させながら温度勾配の
あるところで徐々に冷却してフェライトの単結晶を成長
させ、その後、成長させたフェライト単結晶を炉内の温
度を徐々に下げて常温まで冷却する方法により行ってい
た。
しかしながら、上記したようなブリッジマン法では、そ
の冷却工程で温度のふらつきや急な変動があると結晶に
クラックが入ることが多い。
ところが、フェライトの単結晶を成長させるときの温度
は非常に高い水準にある。
例えば、Mn−Znフェライトの融点は1600℃以上
もあり、結晶の成長もそれに近い温度で行なわれる。
このような高い温度水準においてその温度がふらついた
り、急な変動をしたり、しないように炉内の温度を制御
すること、また、このような高い温度水準で成長させた
フェライト単結晶を途中でクラックが入らないように常
温まで静かに冷却することは非常に困難であり、上記し
たような従来方法による限り、結晶にクラックが入るの
を避けることはできなかった。
本考案の目的は、上記したようなブリッジマン法による
フェライト単結晶の製造方法を改善して、その冷却工程
における周囲温度の安定化を計ることによりクラックの
ない良質なフェライト単結、晶が得られる装置を提供す
ることにある。
本考案装置は、上記した従来のブリッジマン法によるフ
ェライトの単結晶の製造方法において、白金製ルツボの
上部を突出させると共に、この突出させた部分以外の部
分の周囲を耐熱性の断熱材壁部で囲むと共にこれと連設
する耐熱性の支持棒で下方を支持し、この支持棒を上下
に駆動させる機構に連結しておくことにより、冷却時の
温度変化を緩和させると共に、組成の均一化が図れ、か
つ、比較的長大な単結晶が生産性よく製造できるように
したことを特徴とする装置である。
以下、本考案を添付図面に示した実施例に従つて説明す
る。
第2図において、電気炉の炉芯管2内を移動するように
した耐火性の支持棒5は先端を筒状にすることにより白
金製ルツボ1の上部を突出させると共に、この突出させ
た部分以外の部分の周囲を囲む耐熱性の断熱材壁部4を
一体に形成しである。
支持棒5および断熱材壁部4の材質としては耐熱性と断
熱性のあるアルミナ等が用いられる。
炉芯管2の外側には発熱体3が巻いてあり、これに電流
を通じて炉芯管2内を高温にする。
支持棒5を移動させてルツボ1を上下させる駆動機構は
従来から公知のもので良いが、その一例を示すと、第3
図に示すように、モーターMの回転を無段変速ギア6で
2〜10mm/hrの間を連続可変できるものがある。
次に、上記のような装置を使用して、フェライト単結晶
を得る方法につき詳述する。
まず、先端を筒状にし、この筒状部にルツボ1の上部を
突出させると共に、この突出させた部分以外の部分の周
囲を囲む耐熱性の断熱材壁部4を一体に形成した支持棒
5を、上下駆動機構により第2図中上方に移動させ、突
出させたルツボ上部よりフェライト原料を入れる。
ルツボ1内に所定量のフェライト原料が収容されると上
下駆動機構は下動して、第2図中の所定位置で停止する
しかる後、炉芯管2の外側の発熱体3に電流を流して炉
芯管2内を高温にしてルツボ1内のフェライト原料を溶
融させ、適当な温度勾配のあるところでルツボ1を非常
にゆっくりと駆動機構により下降させて徐々に冷却させ
ることによりフェライトの単結晶を成長させて、その後
成長させたフェライト単結晶を常温まで静かに冷却させ
ていくのであるが、その間炉内に温度のふらつきや急な
温度変化があっても、白金ルツボ1は周囲を断熱材壁部
4で囲まれているために、それらの影響を受けることな
く、ゆっくりと熱を完敗させて静かに冷却していくこと
ができ、クラックの入るおそれはほとんどなくすことが
できる。
また、本考案装置によればルツボ1の上部を断熱材壁部
4により突出させたことにより、フェライト原料が連続
的に入れやすく、長大な単結晶が生産性よく製造でき、
更には、突出部分があることよりこの突出部分が早く加
熱されるのでフェライト原料が早く溶融されやすく、従
って、すこぶる生産性がよく、かつ、組成の均一化が図
れるものである。
以下、従来方法による比較例と本考案装置の実施例を示
す。
従来の比較例 原料チャージ量が約700gのルツボを、第1図に示し
たように、裸のまま支持棒で下方から支持する方式にて
、上記したブリッジマを法でMn−Znフェライト単結
晶を作成したが外側から内側までひび割れ状のクラック
が入っていた。
本考案の実施例 第2図に示したように、ルツボの上部を突出させると共
に、この突出させた部分以外の部分の周囲を断熱材で囲
み、他は比較例と同じ条件下でMn−Znフェライト単
結晶を作成したところ、クラックのない良質なフェライ
ト単結晶が得られた。
このように、本考案はルツボの上部を突出させると共に
、この突出させた部分以外の部分の周囲を耐熱性の断熱
材壁部で囲むと共に、これと連設する耐熱性の支持棒で
下方を支持し、この支持棒を上下に駆動させる機構に連
結したものであるから、長大な単結晶の作成が可能とな
り、かつ、ルツボの上部を上記した如く断熱性壁部より
突出させたことにより、この突出部分が早く加熱される
のでフェライト原料が早く溶融されやすく、従ってすこ
ぶる生産性がよく、シかも組成の均一化が図れ、また温
度のフラツキによるクラックの発生の防止のみならず急
激な温度変化による多結晶化を防ぎ、単結晶率を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置で使用していたフェライト単結晶成長
炉の一例を示す要部断面図、第2図は本考案装置で使用
するフェライト単結晶成長炉の一実施例を示す要部断面
図、第3図はルツボを移動させる駆動機構の一例を示す
図である。 1・・・・・・ルツボ、2・・・・・・炉芯管、3・・
・・・・発熱体、4・・・・・・断熱材壁部、5・・・
・・・支持棒、6・・・・・・減速用無段変速ギア、M
・・・・・・モーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フェライト原料をルツボに入れて電気炉内で溶融させた
    後、ルツボを移動させながら温度勾配のあるところで徐
    々に冷却してフェライトの単結晶を成長させ、その後成
    長させたフェライト単結晶を炉内の温度を徐々に下げて
    常温まで冷却することによりフェライトの単結晶を得る
    フェライト単結晶の製造装置において、上記ルツボの上
    部を突出させるとともに、この突出させた部分以外の部
    分の周囲を耐熱性の断熱材壁部で囲むと共に、これと連
    設する支持棒で下方を支持し、この支持棒を上下に駆動
    させる機構に連結したフェライト単結晶の製造装置。
JP1980055405U 1980-04-23 1980-04-23 フエライト単結晶の製造装置 Expired JPS5852293Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980055405U JPS5852293Y2 (ja) 1980-04-23 1980-04-23 フエライト単結晶の製造装置

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JP1980055405U JPS5852293Y2 (ja) 1980-04-23 1980-04-23 フエライト単結晶の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55151874U JPS55151874U (ja) 1980-11-01
JPS5852293Y2 true JPS5852293Y2 (ja) 1983-11-29

Family

ID=28951203

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JP1980055405U Expired JPS5852293Y2 (ja) 1980-04-23 1980-04-23 フエライト単結晶の製造装置

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JP (1) JPS5852293Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028209A (ja) * 1973-07-11 1975-03-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028209A (ja) * 1973-07-11 1975-03-22

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JPS55151874U (ja) 1980-11-01

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