JPH0319197B2 - - Google Patents

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JPH0319197B2
JPH0319197B2 JP60286874A JP28687485A JPH0319197B2 JP H0319197 B2 JPH0319197 B2 JP H0319197B2 JP 60286874 A JP60286874 A JP 60286874A JP 28687485 A JP28687485 A JP 28687485A JP H0319197 B2 JPH0319197 B2 JP H0319197B2
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JP
Japan
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crucible
crystal
melt
platinum
single crystal
Prior art date
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Application number
JP60286874A
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English (en)
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JPS62148387A (ja
Inventor
Takayuki Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Publication of JPS62148387A publication Critical patent/JPS62148387A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の利用分野 本発明は単結晶の製造装置に関し、特に全体溶
融固化法であるブリツジマン法による単結晶製造
装置の改良に関するものである。
(2) 従来の技術 従来、単結晶を製造するための方法としては、
多くの方法が知られているが一般には製造装置が
簡単で比較的容易に大型の単結晶が得られるブリ
ツジマン法が知られている。この方法は、例えば
上下方向に適当な温度勾配を有する縦型のの環状
炉内に、結晶原料あらかじめ装填した白金系ルツ
ボを上方より吊るして前記環状炉のヒータを用い
て結晶原料を溶融させた後、一定の速度でルツボ
を降下させるか、または炉体を上昇させルツボ先
端より順次結晶成長を行わせて単結晶を製造する
ものである。
ところが、このような方法においては第2図に
示すように、ルツボ上方への熱放射によりルツボ
内上部では融点TM(℃)よりもΔt(℃)低くなり、
結晶原料全てを溶融するためにはメルト内温度分
布1をΔt(℃)上昇させ温度分布2のように全体
的に温度を高くする必要があり、最高温度T2
(℃)も空炉内最高温度T1(℃)よりΔt(℃)高く
なつてしまう。
その結果、ルツボ内壁最高温度も空炉内最高温
度T1(℃)よりもΔt(℃)高温となるため、ルツ
ボ材である白金が多量にメルト内へ溶出し、得ら
れる単結晶にも白金混入が避け難く、白金混入の
少ない良質の単結晶を得ることが困難であつた。
また温度を低くすると多結晶が発生し、単結晶化
が難しかつた。
(3) 発明の目的 本発明の目的は、上述した欠点を解消するため
に結晶内への白金粒子混入が少ない高品質の単結
晶製造装置を提供することにある。
(4) 発明の構成 本発明は上下方向に適当な温度分布を有する加
熱装置の中に配置したルツボ内で結晶原料を溶解
し前記加熱装置とルツボの相対位置を変化させ前
記ルツボ先端より順次結晶を成長させる特徴とし
て、前記ルツボ内で前記メルト直上に保温材を配
置した単結晶の製造装置を提供するものである。
(5) 作用 結晶中への白金混入のメカニズムは、単結晶の
育成容器である白金系ルツボの内壁が、結晶材料
を溶融する際に高温となるため、溶融した結晶材
料メルト内にルツボ材である白金が粒子状として
溶出し、単結晶化する際にメルトと結晶の固液界
面から結晶中へ混入すると考えられる。したがつ
て本発明では、結晶原料を溶融する場合にメルト
直上に保温材を配置することで、メルト内部の最
高温度を従来より低くしても結晶材料の溶融を可
能としルツボ内壁からメルトへ溶出する白金粒子
の量を少なくできることを特徴とする。
(6) 実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳
細に説明する。第1図aは本発明による製造装置
であつて、同bに示すように空炉でTの温度分布
を有する電気炉1の中に、あらかじめ結晶原料
(図示せず)を装填した白金系ルツボ2を吊り線
3により上方から上下移動可能に支持している。
そして結晶原料の溶解を、白金系ルツボ2の上部
へ白金あるいはアルミナなどの保温板4を吊り線
5,3により配置して電気炉1で加熱することで
メルト内温度分布3が空炉内温度分布Tとほとん
ど同じ状態に設定でき、メルト内最高温度T3
(℃)を空炉内最高温度T1(℃)と同じになるた
め、従来よりも低い温度で行うことができた。そ
の後、ルツボ2を5〜7mm/min程度の速度で降
下させることによりルツボ2の先端から順次結晶
成長を行わせて単結晶を得た。
例えばMn−Znフエライト単結晶に本発明を応
用したところ、従来まで白金粒子密度が〜30ケ/
cm2であつたのに対し、5ケ/cm2以下に低減でき大
幅に品質の改善が計れた。
(7) 発明の効果 以上述べたように、本発明による単結晶の製造
装置によれば、従来に比べて結晶中への白金粒子
混入が非常に少ない高品質の単結晶を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明による製造装置概略、bは温
度分布、第2図aは従来の製造装置概略、bは温
度分布を示す図である。 図において、1……電気炉、2……白金ルツ
ボ、3……吊り線、4……保温板、5……吊り
線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱装置の中に配置したルツボ内で、結晶原
    料を溶解し前記加熱装置とルツボとの相対位置を
    変化させ前記ルツボ先端より順次結晶を成長させ
    る装置において、前記ルツボ内で前記メルト直上
    に保温材を配置したことを特徴とする単結晶の製
    造装置。
JP28687485A 1985-12-21 1985-12-21 単結晶の製造装置 Granted JPS62148387A (ja)

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JP28687485A JPS62148387A (ja) 1985-12-21 1985-12-21 単結晶の製造装置

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JP28687485A JPS62148387A (ja) 1985-12-21 1985-12-21 単結晶の製造装置

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JPS62148387A JPS62148387A (ja) 1987-07-02
JPH0319197B2 true JPH0319197B2 (ja) 1991-03-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512210U (ja) * 1974-06-19 1976-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512210U (ja) * 1974-06-19 1976-01-09

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Publication number Publication date
JPS62148387A (ja) 1987-07-02

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