JPS5852193B2 - 磁気検出器 - Google Patents
磁気検出器Info
- Publication number
- JPS5852193B2 JPS5852193B2 JP51088021A JP8802176A JPS5852193B2 JP S5852193 B2 JPS5852193 B2 JP S5852193B2 JP 51088021 A JP51088021 A JP 51088021A JP 8802176 A JP8802176 A JP 8802176A JP S5852193 B2 JPS5852193 B2 JP S5852193B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- output
- differential transformer
- magnetic
- chart
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、可飽和鉄心による差動変圧器を用い、発磁
体(マグネット)を検出して所定の位置を測定する磁気
検出器において、検出回路に比較回路を2段階に設けた
検出器に関するもので、フェールセーフ性を付与したこ
の種磁気検出器の提供を目的とするものである。
体(マグネット)を検出して所定の位置を測定する磁気
検出器において、検出回路に比較回路を2段階に設けた
検出器に関するもので、フェールセーフ性を付与したこ
の種磁気検出器の提供を目的とするものである。
発磁体の発生する磁力線により磁気飽和される磁気ヘッ
ド等を利用して所要の位置に設けた発磁体を検出する磁
気検出器がある。
ド等を利用して所要の位置に設けた発磁体を検出する磁
気検出器がある。
このような発磁体の位置検出には可飽和鉄心を用いた差
動変圧器が使われるのが一般的である。
動変圧器が使われるのが一般的である。
この場合、差動変圧器の出力は発磁体に近接していない
常時では低レベルで、発磁体が近接すると出力レベルが
上昇してその存在または位置を検出する方式が採られる
のが通例である。
常時では低レベルで、発磁体が近接すると出力レベルが
上昇してその存在または位置を検出する方式が採られる
のが通例である。
しかし、このような方式にすると、発磁体の接近しない
常時は出力が低レベルであるために故障などで差動変圧
器の駆動入力がなくなった場合、その検出が困難である
。
常時は出力が低レベルであるために故障などで差動変圧
器の駆動入力がなくなった場合、その検出が困難である
。
本発明は後述するごとき新規な手段により差動変圧器の
出力を巧みに処理することによって差動変圧器の故障時
における検出器の出力状態が「検知出力あり」となるよ
うにした磁気検出器で、上記の困難を除去したものであ
る。
出力を巧みに処理することによって差動変圧器の故障時
における検出器の出力状態が「検知出力あり」となるよ
うにした磁気検出器で、上記の困難を除去したものであ
る。
すなわち、可飽和リアクトルに交流電圧を印加した際、
鉄心が飽和状態にあると急峻な飽和電流が流れることは
よく知られており、この飽和電流を検出するのに差動変
圧器を用いるのが便利であることもまた公知である。
鉄心が飽和状態にあると急峻な飽和電流が流れることは
よく知られており、この飽和電流を検出するのに差動変
圧器を用いるのが便利であることもまた公知である。
このような可飽和鉄心を用いた差動変圧器の近傍に発磁
体を配置して発磁体の磁力線が差動変圧器鉄心を飽和さ
せることによって生じる飽和電流により差動変圧器の出
力が常時出る構造とし、発磁体の位置測定は、はじめに
発磁体を検知した状態における発磁体の位置を基点とし
、可飽和鉄心から発磁体が離れるにつれて出力が減少す
る方向で行なうものとする。
体を配置して発磁体の磁力線が差動変圧器鉄心を飽和さ
せることによって生じる飽和電流により差動変圧器の出
力が常時出る構造とし、発磁体の位置測定は、はじめに
発磁体を検知した状態における発磁体の位置を基点とし
、可飽和鉄心から発磁体が離れるにつれて出力が減少す
る方向で行なうものとする。
すなわち、検出器の出力情報は発磁体が存在しなくなっ
たとき、上述の「検知出力あり」とする。
たとき、上述の「検知出力あり」とする。
このようにすることによって差動変圧器の駆動入力が零
になると差動変圧器の飽和電流出力も零となり、駆動側
の故障時において「検知出力あり」の状態となる。
になると差動変圧器の飽和電流出力も零となり、駆動側
の故障時において「検知出力あり」の状態となる。
しかしこのま5では回路が故障したとき不都合を生じる
ので、差動変圧器の検知出力を2段階の比較回路に入れ
て最終的に検知出力を得るようにする。
ので、差動変圧器の検知出力を2段階の比較回路に入れ
て最終的に検知出力を得るようにする。
すなわち、差動変圧器の巻線や巻線に付随する抵抗が断
線した場合、差動変圧器の出力は上昇するが、最終的検
知出力は減少する構造にする。
線した場合、差動変圧器の出力は上昇するが、最終的検
知出力は減少する構造にする。
上記のごとく発磁体の配置を差動変圧器の近傍におくと
きを基点とし、差動変圧器の出力検知回路に比較回路を
2段に設けて、2段構えのスレシホールドレベルを与え
たところが本発明の要点である。
きを基点とし、差動変圧器の出力検知回路に比較回路を
2段に設けて、2段構えのスレシホールドレベルを与え
たところが本発明の要点である。
以下本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本磁気検出器を構成する回路のブロック図で、
O8は交流信号を発生する発振器、DTは可飽和鉄心F
に線輪L1.L2を差動に巻回してなる差動変圧器、M
は発磁体、CPl、CPlはいずれもシュミット回路に
よって構成される比較回路、RFl、RF2は平滑整流
回路、R1゜R2はそれぞれ線輪Ll 、L2に対する
電流制限抵抗、Cは直流阻止コンデンサ、点線のブロッ
クで示した発振器O8′は回路Aを介して発振器O8か
らの交流電圧VADを印加しない場合に用いる交流信号
発振器である。
O8は交流信号を発生する発振器、DTは可飽和鉄心F
に線輪L1.L2を差動に巻回してなる差動変圧器、M
は発磁体、CPl、CPlはいずれもシュミット回路に
よって構成される比較回路、RFl、RF2は平滑整流
回路、R1゜R2はそれぞれ線輪Ll 、L2に対する
電流制限抵抗、Cは直流阻止コンデンサ、点線のブロッ
クで示した発振器O8′は回路Aを介して発振器O8か
らの交流電圧VADを印加しない場合に用いる交流信号
発振器である。
第2図は第1図の回路が正常な場合の回路各部の動作チ
ャート、第3図は差動変圧器DTの線輪L1.L2いず
れか1線の断線を例とした故障状態における回路各部の
動作を示すチャートである。
ャート、第3図は差動変圧器DTの線輪L1.L2いず
れか1線の断線を例とした故障状態における回路各部の
動作を示すチャートである。
以下上記各図によって回路の動作を説明すると、発振器
O8から送られる交流信号は例えば第2図または第3図
のチャートaに示すような正弦波交流で、この交流信号
は抵抗R1,R2を通して差動変圧器DTの駆動入力と
なる。
O8から送られる交流信号は例えば第2図または第3図
のチャートaに示すような正弦波交流で、この交流信号
は抵抗R1,R2を通して差動変圧器DTの駆動入力と
なる。
差動変圧器DTの出力の取出し方は種々あるが、第2図
のチャートb・に示す波形はその1例で不平衡分の飽和
電流成分を示す。
のチャートb・に示す波形はその1例で不平衡分の飽和
電流成分を示す。
この不平衡成分は一般には逆極性の成分も現われるが差
動変圧器DTの鉄心Fを飽和させる発磁体Mの磁束の方
向により一方の極性成分を消去することができるのでチ
ャートbはその場合の出力波形を示し、発磁体Mが差動
変圧器DTに近接しているときその出力レベルは犬で遠
ざかると減少する。
動変圧器DTの鉄心Fを飽和させる発磁体Mの磁束の方
向により一方の極性成分を消去することができるのでチ
ャートbはその場合の出力波形を示し、発磁体Mが差動
変圧器DTに近接しているときその出力レベルは犬で遠
ざかると減少する。
この出力は比較回路CP1で波形整形されて第2図のチ
ャートcに示す矩形波となり平滑整流回路RF1で直流
に変換されるが、差動変圧器DTの出力レベルが比較回
路CP1のスレシホールドレベル以下になると比較回路
CP1の出力はなくなるので平滑整流回路RF1から出
力する直流は減衰する。
ャートcに示す矩形波となり平滑整流回路RF1で直流
に変換されるが、差動変圧器DTの出力レベルが比較回
路CP1のスレシホールドレベル以下になると比較回路
CP1の出力はなくなるので平滑整流回路RF1から出
力する直流は減衰する。
同図のチャートdは平滑整流回路RF1の出力と回線A
を介して印加される発振器O8からの交流との重畳波形
でVAOは交流電圧波形、■DCは直流出力電圧、vt
hは次段の比較回路CP2のスレシホールドレベルであ
る。
を介して印加される発振器O8からの交流との重畳波形
でVAOは交流電圧波形、■DCは直流出力電圧、vt
hは次段の比較回路CP2のスレシホールドレベルであ
る。
この重畳波が比較回路CP2で波形整形されると同図の
チャートeのごとき矩形波となり、スレシホールドレベ
ルvth以下に減衰すると比較回路CP2からの出力は
なくなる。
チャートeのごとき矩形波となり、スレシホールドレベ
ルvth以下に減衰すると比較回路CP2からの出力は
なくなる。
したがって平滑整流回路RF2の出力は同図のチャート
fのごとくになり、出力「有り」で発磁体Mを検出し、
出力「無し」で発磁体Mの離隔を検出する。
fのごとくになり、出力「有り」で発磁体Mを検出し、
出力「無し」で発磁体Mの離隔を検出する。
以上は回路が正常な場合の動作であるが、第3図は時点
Pで差動変圧器DTの一方の巻線が断線または線間短絡
等によって平衡が破れた場合の各部の動作チャードで、
時点P以降において、比較回路CP1の入力は同図すに
示すごとく交流波形となり、その出力の矩形波は同図C
に示すように巾が広くなって平滑整流回路RF1の出力
レベルの平均値VDOは同図のチャートdのごとく上昇
し、これに交流電圧VAOが重畳して比較回路CP2に
入力する。
Pで差動変圧器DTの一方の巻線が断線または線間短絡
等によって平衡が破れた場合の各部の動作チャードで、
時点P以降において、比較回路CP1の入力は同図すに
示すごとく交流波形となり、その出力の矩形波は同図C
に示すように巾が広くなって平滑整流回路RF1の出力
レベルの平均値VDOは同図のチャートdのごとく上昇
し、これに交流電圧VAOが重畳して比較回路CP2に
入力する。
この重畳入力のレベルがスレシホールドレベルvthを
越えると、同図のチャー トeに示すように比較回路C
P2の出力は一定レベルの直流出力となり出力交流信号
は零となる。
越えると、同図のチャー トeに示すように比較回路C
P2の出力は一定レベルの直流出力となり出力交流信号
は零となる。
直流阻止コンデンサCを介した平滑整流回路RF2の出
力は同図のチャーt−fに示すように時点P後に減衰す
る。
力は同図のチャーt−fに示すように時点P後に減衰す
る。
以上述べたごとく平滑整流回路RFIの出力が発磁体M
が移動したり、可飽和鉄心の巻線が断線または短絡した
場合、変動するので、第1図の回線Aまたは発振器O8
′より導入された交流信号のバイアス点が移動し、定常
状態において比較的小さな導入交流信号VADで交流出
力を発生していた比較回路CP2の出力は第1図の回路
とすることにより最終的に零になる。
が移動したり、可飽和鉄心の巻線が断線または短絡した
場合、変動するので、第1図の回線Aまたは発振器O8
′より導入された交流信号のバイアス点が移動し、定常
状態において比較的小さな導入交流信号VADで交流出
力を発生していた比較回路CP2の出力は第1図の回路
とすることにより最終的に零になる。
図面は本発明磁気検出器の実施例に関するもので、第1
図は本検出器を構成する回路ブロック図、第2図は正常
時における各部の動作チャート、第3図は故障時におけ
る動作チャートの1例図である。 M・・・・・・発磁体、DT・・・・・・差動変圧器、
CPl。 CPl・・・・・・比較回路、REl、RF2・・・・
・・平滑整流回路、C・・・・・・直流阻止コンデンサ
。
図は本検出器を構成する回路ブロック図、第2図は正常
時における各部の動作チャート、第3図は故障時におけ
る動作チャートの1例図である。 M・・・・・・発磁体、DT・・・・・・差動変圧器、
CPl。 CPl・・・・・・比較回路、REl、RF2・・・・
・・平滑整流回路、C・・・・・・直流阻止コンデンサ
。
Claims (1)
- 1 近接する発磁体の磁束により飽和されるごとき可飽
和鉄心を用いた差動変圧器によって発磁体の存在を検出
する磁気検出器において、前記差動変圧器の不平衡出力
を波形整形する第1の比較回路と、この比較回路の出力
を直流に変換する平滑整流回路と、この平滑整流回路の
直流出力に交流信号を重畳した入力を波形整形する第2
の比較回路と、第2比較回路の出力回路に設けた直流阻
止回路と、この直流阻止回路にさらに平滑整流回路を連
ねて構成したことを特徴とする磁気検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51088021A JPS5852193B2 (ja) | 1976-07-23 | 1976-07-23 | 磁気検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51088021A JPS5852193B2 (ja) | 1976-07-23 | 1976-07-23 | 磁気検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5313942A JPS5313942A (en) | 1978-02-08 |
JPS5852193B2 true JPS5852193B2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=13931169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51088021A Expired JPS5852193B2 (ja) | 1976-07-23 | 1976-07-23 | 磁気検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852193B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59168397U (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-10 | 積水プラントシステム株式会社 | 断熱性容器組立用単位体 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58119776U (ja) * | 1982-02-05 | 1983-08-15 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 磁気検出器 |
JPS6044883A (ja) * | 1983-08-22 | 1985-03-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 微少磁性体検知装置 |
-
1976
- 1976-07-23 JP JP51088021A patent/JPS5852193B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59168397U (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-10 | 積水プラントシステム株式会社 | 断熱性容器組立用単位体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5313942A (en) | 1978-02-08 |
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