JPH0210469Y2 - - Google Patents

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JPH0210469Y2
JPH0210469Y2 JP1982015741U JP1574182U JPH0210469Y2 JP H0210469 Y2 JPH0210469 Y2 JP H0210469Y2 JP 1982015741 U JP1982015741 U JP 1982015741U JP 1574182 U JP1574182 U JP 1574182U JP H0210469 Y2 JPH0210469 Y2 JP H0210469Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、磁気浮上式の列車の検出装置等に用
いる磁気検出器に関する。
列車検知器としては、ループコイルを用いたも
の、超音波や光を利用するもの等種々提案され、
実用に供されているものもある。しかし、ループ
コイル式のものは変化が小さく、超音波式のもの
は風の影響を受けやすく、光式のものはレンズが
汚れる欠点があり、信頼性を高めるためには複雑
な回路構成にしなければならず、高価になつてし
まう。
本考案は、簡単な回路構成で、フエールセーフ
な3値出力を得ることができ、磁気浮上式の列車
用検知装置等に使用することができる磁気検出器
を提供することを目的とする。
本考案の磁気検出器は、磁気浮上式の列車用検
知器のみならず、比較的大きな外部磁界の検出器
として使することができる。
以下、図面に示す実施例に基いて本考案を詳細
に説明する。
第1図において、1は検出ヘツドで、角形の磁
化特性を有する磁心2と、この磁心に巻かれた2
個の巻線3,4と、検出すべき外部磁界に対し逆
向きに磁心2をバイアスする永久磁石5とを備え
ている。磁心2は、磁心記憶装置等において記憶
素子として用いられているものを用いることがで
き、巻線3と4をトランス結合している。巻線3
は、励振用であり、励振回路10の出力端子に接
続されている。巻線4は、出力用であり、検出回
路20の入力端子に接続されている。永久磁石5
は、磁心2の近傍に設けられており、図示の例で
は矢印6方向に磁心2をバイアスしている。従つ
て、検出すべき外部磁界は矢印6と逆の方向に磁
心2に加わる。永久磁石5は、強力な外部磁界に
より磁心2が逆に励磁されても、その外部磁界が
消滅したことにより磁心2を元の状態に励磁する
強さに励磁されている。
励振回路10は、一定周波数の励振信号P2
を巻線3に出力して磁心2を駆動する回路であ
り、励振信号P2の周波数の2倍の周波数2
を有する第2図Aに示す矩形波状の基準信号P1
の発生器11と、この基準信号P1を2分の1の
周波数に分周して第2図Bに示す信号に変換す
る分周器12と、この分周器の出力信号を波形整
形して第2図Cに示す正弦波状の励振信号P2に
変換して巻線3に出力する波形整形回路13とを
備えている。励振信号P2は、永久磁石5による
磁心2の励磁の方向が変化しない振幅に調整され
ている。
検出回路20は、巻線4に誘起された信号(出
力信号)と励振信号P2の2倍の周波数の信号を
基にして外部磁界の有無を検出する回路であり、
巻線4の出力信号のうち励振信号P2の2倍の周
波数2の信号を取出す帯域フイルタ21と、そ
の出力信号を増幅する交流増幅器22と、その出
力信号を波形整形して入力信号と同相の矩形波信
号に変換する交流レベル検知器のような波形変換
器23と、その出力信号P3と前記基準信号P1
を用いて外部磁界の有無を判定する判定回路24
とを備えている。判定回路24は、波形変換器2
3の出力信号P3と基準信号P1との位相を比較し
て外部磁界の有無を判定する回路であり、波形変
換器23の出力信号P3と前記基準信号P1の両者
が各々入力する位相検出回路25,26と両位相
検出回路の出力信号を合成する合成回路27とで
構成されている。
両位相検出回路25,26は、非対称誤りの論
理回路として構成されている。この論理回路は、
閾値発振回路と、その出力信号を整流して正又は
負の信号電圧(+1又は−1)を出力する整流回
路とで構成されている。このような論理回路に
は、2つの入力信号がその電源電圧より高い+1
(正)のときに発振して+1又は−1の信号を出
力する回路(以下、論理A回路という)25と、
入力信号の一方が回路26の電源電圧より高い電
圧+1(正)、他方がアース電位より負の電圧−1
(負)のときに発振して+1又は−1の信号を出
力する回路(以下、論理AB回路という)等があ
り、たとえば特公昭45−29054号公報、特公昭48
−30777号公報等に記載されて公知のものとなつ
ている。また、回路25,26の出力を単に接続
してなる合成回路27の出力OUTは、回路25
に+1を生じたときに正出力を回路26に−1を
生じたときに負出力を、回路25または26に故
障があつた場合に故障信号零を各々出力し、一般
的には出力信号の+1,−1を2値情報の“1”,
“0”に対応させて使用される。
なお、以下の説明では、位相検出回路25,2
6への入力信号P1とP2は、第2図に示すように、
正負の変化すなわち、+1又は−1に変化するも
のとする。
このような信号は、たとえば第3図に示すよう
に、前段の回路から出力される+1と零に変化す
る信号30を、コンデンサ31,32とダイオー
ド33,34を用いて電源35にクランプする交
流結合回路の出力として実現することができる。
位相検出回路25は、論理A回路であり、入力
する2つの信号P1,P3がともに+1のときのみ、
すなわち同相のときのみ発振し、そのときのみ正
出力(+1)となり、他のときは零の出力電圧と
なる。位相検出回路26は、論理AB回路であ
り、信号P1が+1、信号P3が−1のときのみ、
すなわち信号P1とP3が180度移相していると発振
し、そのときのみ負出力−1となり他のときは零
になる。
合成回路27は、この例では位相検出回路25
の正出力端子と位相検出回路26の負出力端子を
互いに接続しただけである。従つて、出力信号
OUTは、位相検出回路25の出力信号が+1で、
位相検出回路26の出力信号が零のときは+1、
位相検出回路25の出力信号が零で、位相検出回
路26の出力信号が−1のときは−1となる。合
成回路27の出力は、各回路が正常な動作をして
おれば、必らず+1か、−1の信号を発しており、
もし、増巾器等の故障等により位相検出回路25
と26の出力信号が同時に発生したり、両位相検
出回路25と26の出力信号がともに零である
と、出力信号OUTは零となり、この零の信号を
回路の故障検出信号とすることができる。
上述した検出回路20は、論理A回路の正出力
と論理AB回路の負出力を合成しているから、2
つの入力信号P1またはP3が+1と−1の間に変
化する交番電圧に対して、+1又は−1の位相検
出の出力、換言すれば半波の出力を生じる。
上述の検出回路20において、基準信号P1
第2図Aに示す信号であり、分周器12の出力信
号が第2図Bに示す信号であるとすると、磁心2
が第2図Cに示す励振信号P2により励振されて、
巻線4に励振信号P2の高調波成分を含む信号が
誘起されるから、外部磁界が検出ヘツド1に天印
6と逆向きに加わつていなければ、フイルタ21
を介して増幅器22の出力に第2図Aに示す基準
信号P1と同相の第2図Dに示す信号が得られて、
波形変換器23の出力信号P3が第2図Eに示す
信号になるから、位相検出回路25が第2図Fに
示すように発振して、第2図Gに示す信号を出力
する。この場合、位相検出回路26は信号P1
P3が同相であるから発振せず、従つて信号OUT
は+1と0に変化する第2図Gの信号となる。こ
のように+1と0に変化する信号は、次段の処理
装置(図示せず)において外部磁界が検出されな
かつたことを意味する信号として用いられる。
永久磁石5による磁心2の磁化の状態を変更す
るような強さの外部磁界が検出ヘツド1に加わる
と、巻線4に誘起される高調波が180度移相する
から、増幅器22の出力信号が第2図Hの信号に
なり、波形変換器23の出力が第2図Iの信号に
なり、その結果位相検出回路26のみが第2図J
のように発振して、0と−1に変化する第2図K
に示す信号が合成回路27から出力される。この
0と−1に変化する信号は、前述した処理装置に
おいて、外部磁界を検出したことを意味する信号
として用いられる。
ここに、前述の外部磁界が検出されなかつたこ
とを意味する信号と、検出されたことを意味する
信号とは互いに同時には発生し得えない関係にあ
り、したがつて+1と−1とはどちらか一方の出
力があるとき他方の消滅する関係にあるので、互
いに双対な関係の情報である。しかも故障には、
いずれも零に縮退する対称3値のフエールセーフ
な出力である。
上述の磁気検出器は、励振信号が正弦波である
から、励振信号を矩形波とした場合に比べてハー
モニクスが少なく、従つて検出回路20において
励振信号の偶数調波、特に2倍の信号を容易に得
ることができる。また、磁心を永久磁石でバイア
スするから、磁心に第3の巻線を施し、これに直
流電流を流してバイアスする場合に比べて信頼性
が高い。すなわち、直流電流でバイアスする場合
は、直流電流用の巻線が断線した後に外部磁界を
検出すると、その後は外部磁界ありの状態になつ
てしまう危険があり、外部磁界ありの状態たとえ
ば、列車がないのに列車ありの信号となつてしま
うので、巻線が断線した故障信号がかならずしも
得られない。従来、巻線で入力信号を入れる場合
(バイアスも入力信号の一種である)、入力信号に
対して出力が確かに生じたことの判定を行う回路
を使つていた(たとえば本出願人の1人と同一人
による出願特開昭55−142478号)。この従来装置
の場合、入力信号はバイアス電流として、常時入
力されるので、外部磁界の検出時には、入力信号
(バイアス)と出力信号とが正常な関係にならな
いため、この判定法が使えない。すなわち巻線の
電流検知を行つて断線を発見する以外にないこと
になるが、この方法は電流検知の回路が付加さ
れ、装置が複雑になる。磁気バアイスによる方法
は複雑な電流検知回路が不要で、磁石を磁心に固
定するだけでよい。
なお、上述の実施例では位検検出回路25,2
6として論理A回路と論理AB回路を用いている
が、これは信号P1が±1に変化し、信号P3が+
1と0に変化するためであり、信号P1とP3の変
化の形態によつては入力が−1(アース電位より
負の入力信号)で発振する回路(前述のA回路に
対してB回路として公知)を用いることもでき
る。
以上のように本考案は、2つの巻線を有する磁
心を所定の方向にバイアスしておき、前記巻線の
一方に一定周波数の励振信号を供給して磁心を励
振させ、前記巻線の他方に誘起された信号から前
記励振信号の高調波を取出し、取出した信号の位
相を基にして外部磁界を検出する磁気検出器であ
るから、簡単な回路構成になり、しかも検出回路
の出力信号をフエールセーフの3値出力とするこ
とができる。また、磁心を永久磁石でバイアスす
るから、直流電流によりバイアスする場合に比べ
て信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気検出器の電気回路の一例を示すブ
ロツク図、第2図は電気信号の説明図、第3図は
信号変換回路を示す図である。 1……検出ヘツド、2……磁心、3,4……巻
線、5……永久磁石、10……励振回路、20…
…検出回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 角形特性を有する可飽和磁心2に励振用の巻線
    3と出力用の巻線4を設けた検出ヘツド1と、一
    定周波数の励振信号P2を前記巻線3に供給する
    とともに、基準信号P1を出力する励振回路10
    と、前記巻線4に誘起された信号のうち前記励振
    信号P2の高調波成分を取出して、該取出した信
    号の位相を利用して外部磁界の有無を検出する磁
    気検出器において、 前記磁心2をバイアスする極性判定用の永久磁
    石5を前記検出ヘツド1に設け、閾値発振回路と
    その出力信号を整流する整流回路を用いてフエー
    ルセーフに作られた論理回路からなる2個の位相
    検出回路25,26を有する位相判定回路24
    と、前記巻線4に誘起された信号から所定の高調
    波信号を取出すフイルタ21と、該フイルタ21
    の出力信号を波形整形して矩形波信号に変換する
    波形変換器23とを備え、前記位相検出回路2
    5,26は前記矩形波信号と前記基準信号P1
    の位相が一方は同相であることを検出し、他方は
    180度の位相であることを検出する磁気検出器。
JP1574182U 1982-02-05 1982-02-05 磁気検出器 Granted JPS58119776U (ja)

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JP1574182U JPS58119776U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 磁気検出器

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JPS58119776U JPS58119776U (ja) 1983-08-15
JPH0210469Y2 true JPH0210469Y2 (ja) 1990-03-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5313942A (en) * 1976-07-23 1978-02-08 Nippon Signal Co Ltd:The Magnetic detector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5313942A (en) * 1976-07-23 1978-02-08 Nippon Signal Co Ltd:The Magnetic detector

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JPS58119776U (ja) 1983-08-15

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