JPH05223910A - 磁気計測法 - Google Patents
磁気計測法Info
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- JPH05223910A JPH05223910A JP6786992A JP6786992A JPH05223910A JP H05223910 A JPH05223910 A JP H05223910A JP 6786992 A JP6786992 A JP 6786992A JP 6786992 A JP6786992 A JP 6786992A JP H05223910 A JPH05223910 A JP H05223910A
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- magnetic
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- core
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】本発明は、微小な磁束密度を簡便に、しかも高
精度で計測するための技術である。 【構成】強磁性体コア2に巻いた検出コイルで構成し
た、磁気センサにおいて強磁性体コア2の軸方向に、発
振器1から交流電流を供給して、強磁性体コア2から円
周磁界を発生させ、強磁性体コア2に印加する外部磁界
による合成磁界強度によって、コイル3に誘起する電圧
を計測する磁気計測法。
精度で計測するための技術である。 【構成】強磁性体コア2に巻いた検出コイルで構成し
た、磁気センサにおいて強磁性体コア2の軸方向に、発
振器1から交流電流を供給して、強磁性体コア2から円
周磁界を発生させ、強磁性体コア2に印加する外部磁界
による合成磁界強度によって、コイル3に誘起する電圧
を計測する磁気計測法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微小磁界を高感度、高
安定で計測する磁気センサの改良に関する。
安定で計測する磁気センサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般に公知な方法としては、ホ
ール素子,磁気ダイオード,磁気抵抗素子等が、各
産業分野で用いられている。
ール素子,磁気ダイオード,磁気抵抗素子等が、各
産業分野で用いられている。
【0003】第9図はホール素子の基本構成を示し、図
9を用いて従来技術の動作を簡単に説明する。図9に示
す如く、ホール素子のX方向に制御電流(DC)を供給
し、下面からZ軸方向に外部磁束が交差すると、Y軸方
向のa,b間に電圧が誘起する。この電圧を測定する事
により、素子に交差する磁束密度を、計測する事が出来
る。
9を用いて従来技術の動作を簡単に説明する。図9に示
す如く、ホール素子のX方向に制御電流(DC)を供給
し、下面からZ軸方向に外部磁束が交差すると、Y軸方
向のa,b間に電圧が誘起する。この電圧を測定する事
により、素子に交差する磁束密度を、計測する事が出来
る。
【0004】ホール素子で、磁束密度に対する誘起電圧
は、素子の形状,寸法及び素子の材料等に対応して決定
するが、磁束密度に対する出力感度は、50〜300m
v/KGauss程度ある。
は、素子の形状,寸法及び素子の材料等に対応して決定
するが、磁束密度に対する出力感度は、50〜300m
v/KGauss程度ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ホール素子の磁気セン
サでは、測定レンジは広いが磁束密度に対する検出感度
が極端に小さい。又、半導体を用いているので温度特性
が悪く、悪環境下での使用に耐えられない。
サでは、測定レンジは広いが磁束密度に対する検出感度
が極端に小さい。又、半導体を用いているので温度特性
が悪く、悪環境下での使用に耐えられない。
【0006】又、磁気抵抗素子の磁気センサでは、磁束
密度に対する出力特性が、微小磁束密度に対して検出感
度が無く、又、交差する磁束密度の極性が判別不能であ
る。
密度に対する出力特性が、微小磁束密度に対して検出感
度が無く、又、交差する磁束密度の極性が判別不能であ
る。
【0007】
【発明が解決するための手段】本願技術の基本原理は、
強磁性体コアにコイルを巻き、且つ、強磁性体コアの軸
方向に交流電流を供給し、前記強磁性体コアに交差する
外部磁束に対応した、交流電圧を前記コイルから抽出す
る。
強磁性体コアにコイルを巻き、且つ、強磁性体コアの軸
方向に交流電流を供給し、前記強磁性体コアに交差する
外部磁束に対応した、交流電圧を前記コイルから抽出す
る。
【0008】
【作用】強磁性体コアにコイルを巻き、強磁性体の軸方
向に交流電流を供給すると、円周磁界が発生する。この
条件では、交流電流により発生する磁束は前記コイルと
交差しないので、コイルへの誘起電圧は零である。しか
し、この条件下で外部磁束が前記強磁性体コアに交差す
ると、強磁性体コアの外側に円周磁界が強磁性体コアの
軸方向に偏位される。このため、コイルの両端に交流電
圧が発生する。この誘起電圧を測定する事により、間接
的に強磁性体コアに交差する磁束を計測する事が出来る
向に交流電流を供給すると、円周磁界が発生する。この
条件では、交流電流により発生する磁束は前記コイルと
交差しないので、コイルへの誘起電圧は零である。しか
し、この条件下で外部磁束が前記強磁性体コアに交差す
ると、強磁性体コアの外側に円周磁界が強磁性体コアの
軸方向に偏位される。このため、コイルの両端に交流電
圧が発生する。この誘起電圧を測定する事により、間接
的に強磁性体コアに交差する磁束を計測する事が出来る
【0009】
【発明の実施例】本発明の基本構成を第1図に示す。図
1において、1は発振器、2は強磁性体コア、3はコイ
ル、Mは磁石、φYは磁石Mによって発生する磁束、φ
Xは強磁性体コア供給した交流電流によって発生する円
周磁束。
1において、1は発振器、2は強磁性体コア、3はコイ
ル、Mは磁石、φYは磁石Mによって発生する磁束、φ
Xは強磁性体コア供給した交流電流によって発生する円
周磁束。
【0010】以下、図1を用いて本願技術の実施例を詳
細に説明する。図に示す如、強磁性体コア2にコイル3
を巻いた磁気センサMsの強磁性体コア2に、発振器1
から交流電流を供給すると、図1aに示す如くX軸方向
に円周磁界が発生する。しかし、この条件では磁界の向
きとコイル3との向きが平衡しており、コイル3には電
圧は誘起せず、コイル3の出力e0は零ボルトである。
性を記録した結果である。
細に説明する。図に示す如、強磁性体コア2にコイル3
を巻いた磁気センサMsの強磁性体コア2に、発振器1
から交流電流を供給すると、図1aに示す如くX軸方向
に円周磁界が発生する。しかし、この条件では磁界の向
きとコイル3との向きが平衡しており、コイル3には電
圧は誘起せず、コイル3の出力e0は零ボルトである。
性を記録した結果である。
【0011】この条件において、磁石Mが矢印方向に移
動し、強磁性体コア2の下側に設置すると磁石Mから発
生する磁束が強磁性体コアと交差する。このため図1b
に示す如くX成分の交流磁束φXとY軸方向の磁束φY
との合成した磁界が発生する。このためX成分の磁束φ
XはY成分の測定磁束φYによって変調されるので、こ
の変調された交流磁束φXがコイル3と交差し、コイル
3の両端子に強磁性体コア2の軸方向に交差した磁束密
度に対応した電圧が誘起される。
動し、強磁性体コア2の下側に設置すると磁石Mから発
生する磁束が強磁性体コアと交差する。このため図1b
に示す如くX成分の交流磁束φXとY軸方向の磁束φY
との合成した磁界が発生する。このためX成分の磁束φ
XはY成分の測定磁束φYによって変調されるので、こ
の変調された交流磁束φXがコイル3と交差し、コイル
3の両端子に強磁性体コア2の軸方向に交差した磁束密
度に対応した電圧が誘起される。
【0012】従って、コイル3の両端子に誘起するe0
を測定する事により、間接的に強磁性体コア2に交差す
る磁束密度を計測する事が出来る。また、磁石Mの極性
に対応して、コイル3に誘起する電圧の位相が逆転する
ので、同期検波等で位相判別する事により、強磁性体コ
ア2に交差する磁束の極性を、容易に判別する事が出来
る。
を測定する事により、間接的に強磁性体コア2に交差す
る磁束密度を計測する事が出来る。また、磁石Mの極性
に対応して、コイル3に誘起する電圧の位相が逆転する
ので、同期検波等で位相判別する事により、強磁性体コ
ア2に交差する磁束の極性を、容易に判別する事が出来
る。
【0013】図2は、本願の他の実施例を示す構成図で
ある。図2において、Cはコイル3に直列に結線したコ
ンデンサ、他は、本願構成図1と相等しいので、説明を
省略する。
ある。図2において、Cはコイル3に直列に結線したコ
ンデンサ、他は、本願構成図1と相等しいので、説明を
省略する。
【0014】以下、図2を用いて本願の他の実施例につ
いて説明する。図1と相等しく、発振器1から強磁性体
コア2に交流電流を供給した状態で、強磁性体コア2に
外部磁束が交差すると、コイル3に交流電圧e0が発生
する。図2に示す如く直列にコンデンサが結線してあ
り、この直列共振回路の共振周波数に同調させると、共
振周波数のインピ−ダンスZRは(1)式で表示され
る。
いて説明する。図1と相等しく、発振器1から強磁性体
コア2に交流電流を供給した状態で、強磁性体コア2に
外部磁束が交差すると、コイル3に交流電圧e0が発生
する。図2に示す如く直列にコンデンサが結線してあ
り、この直列共振回路の共振周波数に同調させると、共
振周波数のインピ−ダンスZRは(1)式で表示され
る。
【0015】ZR=RS+J(ωL−1/ωc)・・・
・・※j(ωL−1/ωc)=0=RS・・・(1)
式。(1)式において・ω=2πf。RSはコイルの抵
抗成分(Ω)。Lはコイルのインダクタンス(H)。C
はコンデンサ(μF)fは発振器の交流電圧の発振周波
数。従ってコンデンサCの両端子に得られる出力電圧。
e0R=(e0/RS)・1/Jωc・・・(2)式。
この直列共振回路のため、コンデンサの出力電圧は公知
の如く、e0R=ωL/RS・e0=Qe0となり、Q
倍に拡大されて出力される。従って、強磁性体コア2に
交差した磁束に対する出力電圧の検出感度を、格段に向
上する事が出来る。
・・※j(ωL−1/ωc)=0=RS・・・(1)
式。(1)式において・ω=2πf。RSはコイルの抵
抗成分(Ω)。Lはコイルのインダクタンス(H)。C
はコンデンサ(μF)fは発振器の交流電圧の発振周波
数。従ってコンデンサCの両端子に得られる出力電圧。
e0R=(e0/RS)・1/Jωc・・・(2)式。
この直列共振回路のため、コンデンサの出力電圧は公知
の如く、e0R=ωL/RS・e0=Qe0となり、Q
倍に拡大されて出力される。従って、強磁性体コア2に
交差した磁束に対する出力電圧の検出感度を、格段に向
上する事が出来る。
【0016】図3は、本願の他の実施例を示す構成図で
ある。本実施例は、コイル3に誘起した交流電圧を検波
器で直流電圧に変換する方法に関する。図3に於て、4
は同期検波器である、他は図1と相等しいので説明を省
略する。以下図3を用いて、その動作を説明する。
ある。本実施例は、コイル3に誘起した交流電圧を検波
器で直流電圧に変換する方法に関する。図3に於て、4
は同期検波器である、他は図1と相等しいので説明を省
略する。以下図3を用いて、その動作を説明する。
【0017】図1により説明した如く、磁気センサMs
のコイル3には、強磁性体コア2に交差する磁束密度の
極性に対応して得られる、出力電圧eSの極性が反転す
る。また、その振幅は磁束密度に比例した値が得られ
る。この出力電圧eSを同期検波器4に加える。他方同
期検波器4には、発振器1の出力電圧の基準電圧が、印
加されて検波される。従って、同期検波器4の出力電圧
E0を測る事により、磁気センサMsの強磁性体コア2
に交差した磁束密度を、高精度で計測する事が出来る。
のコイル3には、強磁性体コア2に交差する磁束密度の
極性に対応して得られる、出力電圧eSの極性が反転す
る。また、その振幅は磁束密度に比例した値が得られ
る。この出力電圧eSを同期検波器4に加える。他方同
期検波器4には、発振器1の出力電圧の基準電圧が、印
加されて検波される。従って、同期検波器4の出力電圧
E0を測る事により、磁気センサMsの強磁性体コア2
に交差した磁束密度を、高精度で計測する事が出来る。
【0018】図4は図3に示す実施例により、磁気セン
サMsの強磁性体コア2に交差した磁束密度に対する、
出力電圧特性の1例である。図に示す如く、磁束密度に
対して検出感度が高く、且つ良好な直線性が得られるて
いる。
サMsの強磁性体コア2に交差した磁束密度に対する、
出力電圧特性の1例である。図に示す如く、磁束密度に
対して検出感度が高く、且つ良好な直線性が得られるて
いる。
【0019】図5の出力特性は、図2に示す磁気センサ
Msのコイルに、コンデンサーを結線して共振回路を構
成し、コイル3に誘起する出力電圧e0Rを、図3の構
成に示した同期検波器4で直流電圧を、検波して得られ
た出力特性である。図に示す如く、共振回路によって検
出感度が向上し、微小な磁束密度を高精度で計測する事
が出来る。
Msのコイルに、コンデンサーを結線して共振回路を構
成し、コイル3に誘起する出力電圧e0Rを、図3の構
成に示した同期検波器4で直流電圧を、検波して得られ
た出力特性である。図に示す如く、共振回路によって検
出感度が向上し、微小な磁束密度を高精度で計測する事
が出来る。
【0020】図6は、本願の他の実施例を示す構成図で
ある。図6において、6は直流電源、Sは加算器、7は
振幅検波器、他は図3と相等しいので説明を省略する。
以下図6を用いて、その動作を説明する。
ある。図6において、6は直流電源、Sは加算器、7は
振幅検波器、他は図3と相等しいので説明を省略する。
以下図6を用いて、その動作を説明する。
【0021】本実施例は、検波器に同期検波器を用い
ず、簡便な振幅検波器を用いて、直流電圧に変換する方
法である。図1の基本構成で説明した如く、外部磁束が
磁気センサMsの強磁性体に交差しない時、コイル3に
は電圧が誘起しない。そこで、コイル3に直流電流を供
給して、自発磁化を発生させ、この自発磁化に対応した
交流電圧をコイル3から得る。
ず、簡便な振幅検波器を用いて、直流電圧に変換する方
法である。図1の基本構成で説明した如く、外部磁束が
磁気センサMsの強磁性体に交差しない時、コイル3に
は電圧が誘起しない。そこで、コイル3に直流電流を供
給して、自発磁化を発生させ、この自発磁化に対応した
交流電圧をコイル3から得る。
【0022】発振器1の出力を加算器5に加えると共
に、直流電源6からDC電圧を加えて加算処理をした
後、磁気センサMsコイル3に供給する。このDC電流
に対応した交流電圧が、コイル3から誘起される。(こ
の誘起電圧がバイアス電圧として動作する。)
に、直流電源6からDC電圧を加えて加算処理をした
後、磁気センサMsコイル3に供給する。このDC電流
に対応した交流電圧が、コイル3から誘起される。(こ
の誘起電圧がバイアス電圧として動作する。)
【0023】この条件下で、図1に示す如く、外部磁束
が磁気センサMsの強磁性体コア2に交差すると、コイ
ル3にはDC電流による磁束と、外部から交差する磁束
との差分に対応したAC電圧がコイル3に誘起される。
が磁気センサMsの強磁性体コア2に交差すると、コイ
ル3にはDC電流による磁束と、外部から交差する磁束
との差分に対応したAC電圧がコイル3に誘起される。
【0024】図7は、図6に示す構成において、磁束密
度に対する振幅検波器7の出力E0の特性を示す。図7
は、磁気センサMsにS極性の2ガウス分に相当するD
C電流を強磁性体コア2に供給すると、N極性で2ガウ
スの磁束密度が強磁性体コア2に交差した時、出力電圧
Eは0Vになる。
度に対する振幅検波器7の出力E0の特性を示す。図7
は、磁気センサMsにS極性の2ガウス分に相当するD
C電流を強磁性体コア2に供給すると、N極性で2ガウ
スの磁束密度が強磁性体コア2に交差した時、出力電圧
Eは0Vになる。
【0025】図8は本願の更に他の実施例の構成を示
す。図8において、2は強磁性体コア、3はコイル、8
はエアーギャップ、9は強磁性体ヨーク、10は磁気マ
ークを加工した磁気スケール、11は磁気マーク(S,
N極の磁気マークが一定間隔に着磁してある)、φは磁
気マークから発生する磁束、Hは検出ヘッド。
す。図8において、2は強磁性体コア、3はコイル、8
はエアーギャップ、9は強磁性体ヨーク、10は磁気マ
ークを加工した磁気スケール、11は磁気マーク(S,
N極の磁気マークが一定間隔に着磁してある)、φは磁
気マークから発生する磁束、Hは検出ヘッド。
【0026】以下図8を用いて、動作原理を説明する。
図に示す如く、磁気スケール10の上側に近接して、検
出ヘッド(強磁性体コア2、コイル3、強磁性体ヨーク
9)を設置する。図に示す如く、磁気スケール10の磁
気マーク11から発生する磁束は強磁性体ヨーク9を介
して、強磁性体コア2に交差する。そこで、図8の検出
ヘッドを、図3に示す磁気センサMsと交差すると、同
期検波器の出力端子には、磁気マーク11の極性に対応
した、出力E0を得る事が出来る。気マーク(S,Nが
一定間隔に着磁してある)、φは磁気マーク
図に示す如く、磁気スケール10の上側に近接して、検
出ヘッド(強磁性体コア2、コイル3、強磁性体ヨーク
9)を設置する。図に示す如く、磁気スケール10の磁
気マーク11から発生する磁束は強磁性体ヨーク9を介
して、強磁性体コア2に交差する。そこで、図8の検出
ヘッドを、図3に示す磁気センサMsと交差すると、同
期検波器の出力端子には、磁気マーク11の極性に対応
した、出力E0を得る事が出来る。気マーク(S,Nが
一定間隔に着磁してある)、φは磁気マーク
【0027】なお、本願の説明において、強磁性体コア
2に交流電流を供給する方法であるが、強磁性体本体に
交流電流を、供給する事に限定される事は無い。例え
ば、非磁性導体(銅やアルミ等)の外側に、強磁性体材
料を被服したコアを用いても良い。
2に交流電流を供給する方法であるが、強磁性体本体に
交流電流を、供給する事に限定される事は無い。例え
ば、非磁性導体(銅やアルミ等)の外側に、強磁性体材
料を被服したコアを用いても良い。
【0028】
【発明の効果】簡単な構成の磁気センサで磁束密度に対
する検出感度が、極めて高く、且つ磁束密度に対する出
力電圧の直線性が良好である。
する検出感度が、極めて高く、且つ磁束密度に対する出
力電圧の直線性が良好である。
【0029】本磁気センサは自己バランス方式のため、
温度特性が極めて良好で、通常の使用温度範囲(0〜4
0℃)での、温度ドリフトは無視出来る。
温度特性が極めて良好で、通常の使用温度範囲(0〜4
0℃)での、温度ドリフトは無視出来る。
【0030】強磁性体コアを用いており、高温(80
℃)での使用が可能である。
℃)での使用が可能である。
【0031】構造が極めて簡単であり、悪環境下での使
用に耐え、メンテナンスフリーな磁気センサが得られ
た。
用に耐え、メンテナンスフリーな磁気センサが得られ
た。
【0032】磁気センサに使用する、強磁性体コアの長
さ及び形状を任意に設計可能で、目的に適した磁気セン
サの製作が可能になった。
さ及び形状を任意に設計可能で、目的に適した磁気セン
サの製作が可能になった。
【0033】応答特性は、強磁性体コアに供給する交流
電流の周波数に対応して決まり、DC〜数百KHzと広
帯域ある。
電流の周波数に対応して決まり、DC〜数百KHzと広
帯域ある。
【0040】
【図1】本発明の基本構成。
【図2】磁気センサのコイルに共振用コンデンサーを結
線した構成図。
線した構成図。
【図3】磁気センサのコイルに誘起した、電圧を検波す
るための構成図。(同期検波方式)
るための構成図。(同期検波方式)
【図4】図3に示す構成において、磁束密度に対する出
力電圧特性。
力電圧特性。
【図5】図2に示す共振型の磁気センサを、図3に示す
同期検波方式で検波し、磁束密度に対する出力電圧特
性。
同期検波方式で検波し、磁束密度に対する出力電圧特
性。
【図6】磁気センサのコイルに誘起した、電圧を検波す
るための構成図。(振幅検波方式)
るための構成図。(振幅検波方式)
【図7】図6に示す振幅検波方式において、磁束密度に
対する出力電圧特性。
対する出力電圧特性。
【図8】磁気式エンコーダーや微小欠陥を、検出するた
めの検出ヘッドの基本構成図。
めの検出ヘッドの基本構成図。
【図9】ホール素子の構成図。
1は発振器、2は強磁性体コア、3はコイル、4は同期
検波器、5は加算器、6は直流電源、7は振幅検波き、
8はエアーギャップ、9は強磁性体ヨーク、10は磁気
スケール、11は磁気マーク。
検波器、5は加算器、6は直流電源、7は振幅検波き、
8はエアーギャップ、9は強磁性体ヨーク、10は磁気
スケール、11は磁気マーク。
Claims (6)
- 【請求項1】 強磁性体コアに巻いた検出コイルで構成
した、磁気センサにおいて強磁性体コアの軸方向に、発
振器から交流電流を供給して、強磁性体コアから円周磁
界を発生させ、前記、強磁性体コアに印加する外部磁界
による合成磁界強度によって、前記コイルに誘起する電
圧を計測する磁気計測法。 - 【請求項2】 請求項1の構成による磁気計測法におい
て、発振器の出力に直流電圧を加算し、この合成電圧を
抵抗を介して、前記した検出コイルに供給した事を特長
とする磁気測定法。 - 【請求項3】 請求項1の構成による磁気測定法におい
て、発振器の出力に直流電圧を加算する加算器を具備
し、この合成電圧を電圧,電流変換器を介して、前記し
た検出コイルに供給する事を特徴とする磁気測定法。 - 【請求項4】 請求項1の構成による磁気測定法におい
て、検出コイルに誘起した電圧を検波するとき、発振器
の出力電圧を基準電圧に用いて同期検波し、前記した強
磁性体コアに印加する、外部磁界の極性を判別する事を
特徴とする磁気測定法。 - 【請求項5】 請求項1の構成による磁気測定法におい
て、検出コイルに対して直列にコンデンサを結線して、
前記した共振回路の共振周波数を、前記発振器の出力電
圧の発振周波数に合せた事を特徴とする磁気測定法。 - 【請求項6】 請求項1の構成による磁気測定法におい
て、強磁性体コアの側面に1対の強磁性体ヨークを設置
し、外部磁束を前記強磁性体ヨークを介して強磁性体コ
アに交差させる事を特徴とする磁気測定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6786992A JPH05223910A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気計測法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6786992A JPH05223910A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気計測法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223910A true JPH05223910A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13357369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6786992A Pending JPH05223910A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気計測法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223910A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000036427A1 (fr) * | 1998-12-15 | 2000-06-22 | Tdk Corporation | Capteur magnetique et capteur de courant |
JP2009133789A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Fujikura Ltd | 磁気センサを用いた外部磁界の測定方法 |
JP2014050760A (ja) * | 2005-06-27 | 2014-03-20 | Nike Internatl Ltd | 履物を伴う動作のために電子装置を作動および/または認証するためのシステムならびに他の使用 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP6786992A patent/JPH05223910A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000036427A1 (fr) * | 1998-12-15 | 2000-06-22 | Tdk Corporation | Capteur magnetique et capteur de courant |
JP2014050760A (ja) * | 2005-06-27 | 2014-03-20 | Nike Internatl Ltd | 履物を伴う動作のために電子装置を作動および/または認証するためのシステムならびに他の使用 |
JP2009133789A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Fujikura Ltd | 磁気センサを用いた外部磁界の測定方法 |
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