JPS585097B2 - 吸着剤 - Google Patents
吸着剤Info
- Publication number
- JPS585097B2 JPS585097B2 JP54017295A JP1729579A JPS585097B2 JP S585097 B2 JPS585097 B2 JP S585097B2 JP 54017295 A JP54017295 A JP 54017295A JP 1729579 A JP1729579 A JP 1729579A JP S585097 B2 JPS585097 B2 JP S585097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adsorption
- adsorbent
- present
- aluminum
- activated carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はトリポリリン酸二水素アルミニウム■型を単
独で使用又は他の吸着剤と併用した新規な吸着剤に関す
るものである。
独で使用又は他の吸着剤と併用した新規な吸着剤に関す
るものである。
従来、吸着剤としては活性炭、シリカゲル、ゼオライト
等が使用されている。
等が使用されている。
しかし、これらの吸着剤は万能とはいえない。
例えば、これらの吸着剤は物理的吸着性を利用したもの
であるので、選択性にとぼしいとか、温度の上昇ととも
に吸着能が低下するとか、保持力が一般に小さいとかの
欠点、及び活性炭では比重が軽いためにコンパクトな形
にしにくい等の問題がある。
であるので、選択性にとぼしいとか、温度の上昇ととも
に吸着能が低下するとか、保持力が一般に小さいとかの
欠点、及び活性炭では比重が軽いためにコンパクトな形
にしにくい等の問題がある。
我々は、トリポリリン酸二水素アルミニウム■型が非常
に高い酸性度を有する事に着目し、多年研究を重ねた結
果本発明に至ったものである。
に高い酸性度を有する事に着目し、多年研究を重ねた結
果本発明に至ったものである。
即ち本発明のトリポリリン酸二水素アルミニウム■型は
、例えば、特公昭51−560、特開昭49−1092
98、特開昭50−52584に記載された方法により
製造される。
、例えば、特公昭51−560、特開昭49−1092
98、特開昭50−52584に記載された方法により
製造される。
このトリポリリン酸二水素アルミニウム■型は非常に高
い酸性度を有し、水に不溶であり、有害金属を含まず、
組成式H2AlP3O10・2H2Oを有する物質であ
る。
い酸性度を有し、水に不溶であり、有害金属を含まず、
組成式H2AlP3O10・2H2Oを有する物質であ
る。
このリン酸アルミニウムは一般的に5meq/g以上、
特に10〜20meq/gという高い酸性度を有し、吸
着剤として用いた場合の吸着力の主原因はこの高い酸性
度にあると考えられる。
特に10〜20meq/gという高い酸性度を有し、吸
着剤として用いた場合の吸着力の主原因はこの高い酸性
度にあると考えられる。
それゆえ、本発明のリン酸アルミニウムの吸着は主に酸
塩基反応に起因しているので、アルカリ性物質、例えば
アンモニア、アミン類等に対する吸着力かり特に大きく
、アルカリ性物質に対しては特に選択的である。
塩基反応に起因しているので、アルカリ性物質、例えば
アンモニア、アミン類等に対する吸着力かり特に大きく
、アルカリ性物質に対しては特に選択的である。
また、金属化合物例えばMg、Ca、Ba。Sr、Ti
、Cu、Ag、Cr、Zn、Mo、W、Mn、Fe。
、Cu、Ag、Cr、Zn、Mo、W、Mn、Fe。
Co、Ni、Pd、Os、Pt、Rh、等の化合物と併
用して、又は本発明のリン酸アルミニウムと金属イオン
との反応生成物(水溶液反応)を使用することによって
チオフェン等のイオウ化合物等に対する吸着力を向上さ
せることも可能である。
用して、又は本発明のリン酸アルミニウムと金属イオン
との反応生成物(水溶液反応)を使用することによって
チオフェン等のイオウ化合物等に対する吸着力を向上さ
せることも可能である。
本発明の吸着剤は主に酸塩基反応を利用しているので、
他の塩基性を有しない物質が吸着することによって、そ
の吸着力が低下するという事は少ない。
他の塩基性を有しない物質が吸着することによって、そ
の吸着力が低下するという事は少ない。
それゆえ、一般家庭用悪臭の主原因であるアンモニア、
アミン類、メルカプタン等に対して特に有効な吸着剤で
ある。
アミン類、メルカプタン等に対して特に有効な吸着剤で
ある。
また、他の吸着剤例えば活性炭等と併用すると、アンモ
ニア、アミン類等のアルカリ性物質は主に本発明のリン
酸アルミニウムに吸着されるので、他の吸着剤は他のガ
スに有効に働くようになる等の利点もある。
ニア、アミン類等のアルカリ性物質は主に本発明のリン
酸アルミニウムに吸着されるので、他の吸着剤は他のガ
スに有効に働くようになる等の利点もある。
さらに、本発明のトリポリリン酸二水素アルミニウムは
酸塩基反応により吸着が起るので、物理的吸着を利用し
た活性炭等にくらべ、吸着保持力が大きいという特色を
持っている。
酸塩基反応により吸着が起るので、物理的吸着を利用し
た活性炭等にくらべ、吸着保持力が大きいという特色を
持っている。
この保持力が大きいということはガスマスク等に利用す
る上で重要な因子である。
る上で重要な因子である。
このトリポリリン酸アルミニウムの吸着力を利用して、
溶液中で、吸着剤として利用する事も可能である。
溶液中で、吸着剤として利用する事も可能である。
この場合においては、上記のアンモニア、アミン類、チ
オフェン等のイオウ化合物等の吸着剤として利用出来る
ことはもちろんであるが、金属イオン等の吸着剤として
利用することも可能である。
オフェン等のイオウ化合物等の吸着剤として利用出来る
ことはもちろんであるが、金属イオン等の吸着剤として
利用することも可能である。
また、この物質は水に不溶であるので、再生時には酸で
あらってやる事によって簡単に再生できる。
あらってやる事によって簡単に再生できる。
アンモニア等の吸着したものは、そのまま肥料としても
利用できる。
利用できる。
この物質中には有害金属は含まれないので、人体に害を
及ぼすという事はない。
及ぼすという事はない。
しかも、真比重が2.27g/cm3と活性炭にくらべ
て大きく、吸着容量、即ち吸着剤の一定体積当りに吸着
される物質の容量、が大きい等の利点をも有するもので
ある。
て大きく、吸着容量、即ち吸着剤の一定体積当りに吸着
される物質の容量、が大きい等の利点をも有するもので
ある。
以上説明したごとく本発明のトリポリリン酸二水素アル
ミニウムの■型は有用な吸着剤であるといえるが、本発
明をさらに一層間らかにするために、本発明におけるト
リポリリン酸二水素アルミニウムの製造例およびこれを
吸着剤として使用した実施例を説明すると以下の如くで
ある。
ミニウムの■型は有用な吸着剤であるといえるが、本発
明をさらに一層間らかにするために、本発明におけるト
リポリリン酸二水素アルミニウムの製造例およびこれを
吸着剤として使用した実施例を説明すると以下の如くで
ある。
製造例
85%リン酸1,000gに対し水酸化アルミニウム(
A12O3として59%含有)250gを磁製ルツボ中
に入れ、撹拌しながら加熱し、内容物の温度を徐々に上
昇せしめ、2時間後に230℃に達せしめた。
A12O3として59%含有)250gを磁製ルツボ中
に入れ、撹拌しながら加熱し、内容物の温度を徐々に上
昇せしめ、2時間後に230℃に達せしめた。
このようにして得られた不透明含水物質を更に300℃
に調節した電気炉内で5時間脱水加熱してトリポリリン
酸二水素アルミニウムの■型を得た。
に調節した電気炉内で5時間脱水加熱してトリポリリン
酸二水素アルミニウムの■型を得た。
この焼成物を水洗乾燥し、トリポリリン酸二水素アルミ
ニウム(H2AlP3O10・2H2O)を得た。
ニウム(H2AlP3O10・2H2O)を得た。
即ちこの物質がH2AlP3O10・2H2O)である
ことは、化学分析、X線回折により確認した。
ことは、化学分析、X線回折により確認した。
実施例 1
メチルアミンの飽和蒸気中に、トリポリリン酸二水素ア
ルミニウム■型(H2AlP3O10・2H2O)及び
活性炭を入れ、その時の吸着量の変化を図1に示した。
ルミニウム■型(H2AlP3O10・2H2O)及び
活性炭を入れ、その時の吸着量の変化を図1に示した。
また十分吸着したトリポリリン酸アルミニウム及び活性
炭を脱気して得た保持力の値も同時に示した。
炭を脱気して得た保持力の値も同時に示した。
実施例 2
実施例1と同様にして他の物質に対する吸着性について
求めた脱気後の保持力の値は次の第1表に示す通りであ
る。
求めた脱気後の保持力の値は次の第1表に示す通りであ
る。
図面は本発明の実施態様を示すものであって、本発明に
よる吸着剤と活性炭についてメチルアミン飽和蒸気中で
吸着処理した場合の吸着量の変化および脱気して得た保
持力の状態を示す図表である。
よる吸着剤と活性炭についてメチルアミン飽和蒸気中で
吸着処理した場合の吸着量の変化および脱気して得た保
持力の状態を示す図表である。
Claims (1)
- 1 トリポリリン酸二水素アルミニウム■型を単独で使
用又は他の吸着剤と併用したことを特徴とする吸着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54017295A JPS585097B2 (ja) | 1979-02-19 | 1979-02-19 | 吸着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54017295A JPS585097B2 (ja) | 1979-02-19 | 1979-02-19 | 吸着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55111840A JPS55111840A (en) | 1980-08-28 |
JPS585097B2 true JPS585097B2 (ja) | 1983-01-29 |
Family
ID=11939998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54017295A Expired JPS585097B2 (ja) | 1979-02-19 | 1979-02-19 | 吸着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585097B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58119340A (ja) * | 1982-01-06 | 1983-07-15 | Teikoku Kako Kk | 変色吸着剤 |
JPS58128617U (ja) * | 1982-02-22 | 1983-08-31 | 京セラ株式会社 | 脱臭用ハニカム装置 |
JPS59110040U (ja) * | 1983-01-11 | 1984-07-25 | ユニチカ株式会社 | 吸着材 |
JPH01297142A (ja) * | 1988-05-24 | 1989-11-30 | Teika Corp | 酸性および塩基性ガスに対する両用吸着剤およびその樹脂成型体 |
CN114192121A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-03-18 | 北京航天计量测试技术研究所 | 一种酸性固态除肼吸附剂及其造粒方法 |
-
1979
- 1979-02-19 JP JP54017295A patent/JPS585097B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55111840A (en) | 1980-08-28 |
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