JPS5850842B2 - 簡易施工用化粧薄板の湾曲成形法 - Google Patents

簡易施工用化粧薄板の湾曲成形法

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Publication number
JPS5850842B2
JPS5850842B2 JP19602881A JP19602881A JPS5850842B2 JP S5850842 B2 JPS5850842 B2 JP S5850842B2 JP 19602881 A JP19602881 A JP 19602881A JP 19602881 A JP19602881 A JP 19602881A JP S5850842 B2 JPS5850842 B2 JP S5850842B2
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JP
Japan
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decorative thin
decorative
plywood
simple construction
thin board
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JP19602881A
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JPS5896501A (ja
Inventor
二郎 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IKUTA MOKUZAI KOGYO KK
Original Assignee
IKUTA MOKUZAI KOGYO KK
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Publication date
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、床面等に貼設施工する化粧薄板を表面側が盛
り上がった湾曲形状に成形する簡易施工用化粧薄板の湾
曲成形法に関する。
前記化粧薄板は、簡易施工用として既存の床面等に補修
、模様替え等のため両百テープ等によって貼着して使用
されるものであり、このため床面の嵩上げを可及的に小
さくする必要があって、その厚さは2.7 rran程
度が最適である。
しかし、かかる薄さだと、床后貼着後に気中の水分を吸
収して表面が湿潤する等の理由で容易に周辺が上方へ反
って床面から剥離することとなる。
ところで、化粧薄板を予じめ表面側が盛り上がった湾曲
形状にすれば、床面等へ貼着すると、その自重によって
薄板は水平状態に延展する方向へ力が加わっているから
、両面テープ等によっても充分にその復元膨隆を阻止で
きるとともに、周部が上方へ湾曲しようとしてもその逆
方向の塑性変形によってその力が相殺されるから上方へ
の反りが防止でき得ることが数置の試験によって本発明
者は確認し得た。
本発明はかかる知見に基づいて化粧薄板に表面側に盛り
上がった湾曲形状に塑性変形させるものであって、その
構成は逆目合せ状に奇数枚の板材を順次接合してその表
裏面に横方向に木理が走る板材を配置し、かつ前記裏面
に縦方向への複数の条溝を穿設することにより柔軟な基
部合板を形成し、さらに前記合板の裏面には緊張用薄紙
を貼着し、表面には銘木単板を接合して化粧薄板を構成
するとともに、前記化粧薄板を高温状態で形成用枠体に
収納して表面側が盛り上がった湾曲形状を保持しながら
冷却してなるものであり、合板の表裏面を横方向に木理
が走る板材を配置することによって化粧薄板の縦方向へ
の屈撓を容易とし、さらに合板の裏面に条溝を設けるこ
とにより横方向への屈撓を容易とすることによって化粧
薄板の縦横の撓みを容易としてから裏面に緊張用薄紙を
貼着してその収縮作用で裏面を内方へ引張って表面側が
盛り上がった湾曲状態に付勢し、さらに高温状態にした
化粧薄板をその湾曲状態を保持しながら冷却することに
よって塑性変形を施したものである。
本発明の一実施例を添付図面について説明する。
1は中央を木理が縦方向に走る板材3の上下を木理が横
方向に走る板材2,2とした逆目合せ(木理の走る方向
が異なる板材を交互に接合したもの)の三枚重ねの基部
合板であって(第1図参照)、その厚みを2.7H程度
とし、縦を180crrI、横30CW1の矩形状に整
形する。
前記合板は三枚重ね等、奇数枚数であればよいが、あま
り厚めを増してはならない。
通常の合板はその表裏面に木理が縦方向に走る板材が配
置するように奇数枚の板材を逆目合せ状に順次接合し、
縦方向の撓みを可及的に減少するように形成されるが、
前記基部合板1は、その積層順序を逆とし、表裏面を木
理が横方向に走る板材2,2としたから縦方向に撓み易
い。
前記合板1の裏面4には@2図に示すように縦方向への
複数の条溝5を穿設する。
この条溝5は裏面4に配置した板材2の横方向の繊維を
切断することになるから合板1の横方向への柔軟な屈撓
が可能となる。
而して、基部合板1は縦及び横方向へ柔軟に屈撓し得る
こととなる。
さらに裏面4には緊張用薄紙6を接着剤Iで貼着し、加
熱板で圧着して接着剤中の溶剤を揮発して接着剤を固化
し、その接着を確保する。
前記薄紙6はその収縮作用によって裏面4を内方へ緊張
させるものであり、このため合板1は柔軟であるから表
面側が盛り上がった湾曲形状となる。
かかる後に、その表佃にスギ、ヒノキ、ヤニマツ等から
なる銘木単板8を接着剤9で貼着し、再び加熱板で圧着
して、その接合を確保して化粧薄板10を形成するこの
接合によって前記湾曲と逆方向への屈撓作用が生じるが
、接着剤9の硬化度や前記緊張用薄紙6の厚さを調整す
ることによって表面側への盛り上がり形状を失なわない
ようにする。
前記加熱板によって化粧薄板100表面は高温となるが
、かかる高温を保持する間に、該薄板10を形成用枠体
11に収納する。
その収納の前に化粧薄板10の両端部周辺に霧吹きを施
して湿潤軟化すると後記する枠体11による湾曲形成が
より効果的となる。
第4図は形成用枠体11の−fIIを示しその縦横の巾
を化粧薄板10よりも狭くした矩形筐体によってなり、
その周壁12を内方へ少し傾斜する。
前記枠体11には表面側を下方にして多数枚の化粧薄板
10を積み重ねる。
前記化粧薄板10は傾斜した周壁12によって脱出不能
に挟持されて表面側に盛り上がった湾曲形状に保持され
る。
薄板10は枠体11内で序々に自然冷却され、前記湾曲
形の塑性変形が与えられる。
前記枠体11内にヒータを設げ、該ヒータで薄板を加熱
してから、自然冷却又は強制冷却するようにしてもよい
枠体11から取出された化粧薄板10は切断されて縦9
0cm、巾30Crnの規格寸法に整形される。
(第5図参照) 本発明は、前記した様に化粧薄板10に表口側へ盛り上
がった塑性変形を与えるものであるから、前記化粧薄板
10を両面テープ等で床面に貼着すると、その自重によ
ってテープ等でも充分に水平状態に保持することができ
、かつ薄板100周面に反り方向の力が作用しても前記
塑性変形と緊張用薄紙6の張力とによって相殺し、その
剥離を防止できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の一実施例を示し、第1図は基部合板
1の分離斜視図、第2図ね同裏面からみた斜視図、第3
図は化粧薄板10の断面図、第4図は形成用枠体11へ
の収納状態を示す縦断面図、第5図は完成品の斜視図で
ある。 1;基部合板、5;条溝、6;緊張用薄紙、8:銘木単
板、10;化粧薄板、11;形成用枠体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 逆目合せ状に奇数枚の板材を順次接合してその表裏
    面に横方向に木理が走る板材を配置し、かつ前記裏面に
    縦方向への複数の条溝を穿設することにより柔軟な基部
    合板を形成し、さらに前記合板の裏面には緊張用薄紙を
    貼着し、表面には銘木単板を接合して化粧薄板を構成す
    るとともに、前記化粧薄板を高温状態で形成用枠体に収
    納して表面側が盛り上−1)”zた湾曲形状を保持しな
    がら冷却することにより、化粧薄板を前記湾曲形状に塑
    性変形させるようにした簡易施工用化粧薄板の湾曲成形
    法。
JP19602881A 1981-12-04 1981-12-04 簡易施工用化粧薄板の湾曲成形法 Expired JPS5850842B2 (ja)

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JPS5896501A JPS5896501A (ja) 1983-06-08
JPS5850842B2 true JPS5850842B2 (ja) 1983-11-12

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JPH0373466B2 (ja) * 1983-10-25 1991-11-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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JPH0373466B2 (ja) * 1983-10-25 1991-11-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd

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JPS5896501A (ja) 1983-06-08

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