JPH0342165B2 - - Google Patents

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JPH0342165B2
JPH0342165B2 JP57051924A JP5192482A JPH0342165B2 JP H0342165 B2 JPH0342165 B2 JP H0342165B2 JP 57051924 A JP57051924 A JP 57051924A JP 5192482 A JP5192482 A JP 5192482A JP H0342165 B2 JPH0342165 B2 JP H0342165B2
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veneer
plywood
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bonded
adhesive
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は積層するベニヤ単板(以下、ベニヤ単
板を単板という。)を所定寸法づつずらして積層
接着した合板に係るものである。
本出願人は特開昭58−98202号において全部、
若しくは複数枚の単板をその繊維方向へ所定寸法
づつずらして積層接着してなる合板を、また特開
昭58−151201号において全部、若しくは複数枚の
単板を、その繊維直交方向へ所定寸法づつずらし
て積層接着してなる合板を夫々堤案した。
然し乍、上記何れの合板にあつても、大半の単
板はその繊維方向が同一方向へ配列されているた
め、繊維直交方向への強度を十分に得ることが出
来ず、また経時変化に伴なつて反りが発生し易い
傾向を有していた。
本発明の目的は本出願人が先に堤案し、出願し
た合板の改良に係り、繊維とその直交方向にバラ
ンスよく強度を向上すると共に、反りの発生を防
止しうる合板を堤供することにある。
以下、実施例に従つて本発明を説明する。
第1図は本発明に係る合板の各層を構成する単
板を例示した斜視図、 第2図は合板3を示す斜視図であり、 図中1は少なくとも3枚の単板2a〜2cを使
用し夫々の繊維方向を直交させ、両端に位置する
単板2a,2bの繊維直交方向幅を後述する所定
寸法l1より長く、望しくは単板厚さの5倍以
上、更には15、乃至150倍程度長くすると共に、
その繊維方向を互いに平行にして一致させて接合
してなる単板群としての接合単板である。
上記接合単板1の端部1a,1bには必要に応
じて適宜のスカーフカツト長からなるスカーフカ
ツト面が形成される。
合板3は前記した接合単板1を任意積層し、一
方の面に露出する端部1aと他方の面に露出する
端部1bとが略対向する様に位置付けられる様
に、両端に位置する単板2a,2cの繊維直交方
向へ所定寸法l1づつずらすと共に、夫々の面に
対し平行に延在しては上記所定寸法l1毎に合板
3の厚さ方向へ屈曲して積層接着される。図はそ
の5プライ合板を例示したものである。
上記所定寸法l1は接合単板1の図示左右方向
幅をLとし、またその積層数をNとする場合、略
l1=L/Nに設定される。
第3図に示す合板3は接合単板1の端部にスカ
ーフカツトを施すことなく、上記と同様に夫々の
接合単板1を積層接着してなるものであり、第2
図に示す合板3に較べ両面に一部凹部が存在して
いるが、その平面性は概ね良好で、そこに美観を
求めることも出来、実用上差支えないもので、ま
た必要に応じて該凹部に対し容易に目止〆、又は
任意形状の溝加工等を施すことも可能である。
第4図に例示した合板3は第2図、並びに第3
図に示す合板3に較べ夫々の面に露出する夫々の
接合単板1における端部1a,1bがオーバーラ
ツプする関係に積層接着し、両面に小凸部を有す
る様に構成した5プライ合板である。
上記小凸部は必要に応じて、そのままでそこに
美観を求めることも出来、或いは該小凸部を所望
形状の凸部に加工したり、更には図中二点鎖線で
示す様にサンデイング、切削等の処理を施すこと
により容易に除去することも可能であり、第2図
に示す合板と同様に、優れた平面性を得ることが
可能である。
更に第5図、乃至第8図は合板3に積層接着さ
れる前の積層状態を種々例示し、接合単板1にお
ける端部1a,1bの対向関係、並びに端部1
a,1b加工態様例を夫々示すものであり、何れ
の場合にあつても本発明に係る合板3として構成
しうるものである。
第9図は本発明に係る合板3の基本的な製造方
法を例示するものであり、 図中接着剤塗布工程Aに於いて、先行する接合
単板1の端部1aに、後行する接合単板1の端部
1bを図の如く重ね合わせ、スプレツダー4によ
る接着剤の塗布を図る。
該接着剤の塗布は接合単板1の片面に接着剤未
塗布部を残して実施され、次の積層工程Bに於い
て、その接着剤未塗布部を露出した状態で接合単
板1を順次図の如くずれせつつ積層する。
積層した接合単板は間欠式、又は連続式のコー
ルドプレス(図示せず。)、あるいは接合単板相互
の関係位置を適宜手段によつて仮に固定する装置
を有する仮接着工程Cに搬入して仮接着し、次の
截断工程Dで所定の寸法に截断する。
そしてホツトプレス等の接着剤硬化装置(図示
せず。)を有する接着工程Eで接合単板相互を段
階的に合板の厚さ方向に屈曲し、かつ合板表裏面
に対して平行に延在した状態からなる屈曲した部
分を含んだ状態で接着し、前記した通りの積層態
様を有する合板を製造する。
尚、前記接着剤塗布工程Aについてであるが、
前記した工程例のように、接合単板の積層工程B
に於いて接合単板に塗布した接着剤が全く、乃至
ほとんど露出することなく接合単板を順次ずらせ
つつ積層することを前堤とする場合には当該接着
剤塗布工程Aでは適切な広さを有する接着剤未塗
布部を確保しつつ接着剤の塗布を図る必要があ
る。
因みに第10図に積層工程Bでの接合単板1の
積層状態を一部拡大図示したが、このように最上
層の接合単板の端部1aの端縁と最下層の接合単
板の端部1bの端縁とを図の如き対向関係(この
場合、対向寸法は0と称す。)にして積層する積
層工程Bでは、夫々の接合単板1が該端縁から順
次L/Nの寸法(L:接合単板の長さ、N:積層
数であり図示の場合は4である。)だけ露出する
ことになり、また使用する接合単板1の端部加工
の有無、程度、更にはその他の理由によつて同図
2点鎖線図示の如く、対向寸法S、又はS′(本発
明合板にあつては好しくは使用する接合単板厚さ
の15倍程度以下とする。)を設定して対向させる
場合には、それに伴い露出する寸法も増減し、こ
れら露出面への接着剤塗布を避けるために接着剤
未塗布部の確保が必要となるのである。
このような接着剤未塗布部の確保は、スプレツ
ダー、カーテンコーター、フイルム接着剤供給装
置(フイルム状の接着剤を使用する場合)等の接
着剤塗布装置の制御によつても達成され得るが、
第11図の如く接合単板1の端部1a,1bを重
ね合わせ状態にしておき通常の各種接着剤塗布装
置で接着剤の塗布を図るのが実用上極めて至便で
ある。
この場合、接合単板の重ね合わせ長さは前記し
た積層工程Bでの露出面寸法に基づき設定され、
図示したl1は、前記L/Nの露出がある場合の
重ね合わせ長さで、該l1はほぼL/Nとし、任
意の対向寸法S、並びにS′が設定される場合はそ
れに伴い2点鎖線図示したとおり重ね合わせ長さ
も増減して設定する。
勿論、接着剤未塗布部の寸法と前記露出面との
寸法との完全一致が基本ではあるが、実務上は前
者を幾分小、又は大にして夫々の工程、乃至両工
程間の誤差に対処する。
いずれにしても積層工程での積層作業も同様で
あるがこの種接合単板の重ね合わせ作業は第12
図、並びに第13図に例示したストツパー5を有
する搬送ベルト6の如く、位置決め部材付搬送体
上で自動、乃至半自動あるいは手動により行え
ば、極めて高い寸法精度下で各々工程での作業が
安定して実施できる。
更に第14図に例示した如く駆動源7から接着
剤塗布工程Aに備えた叙述の如き搬送体を駆動
し、更に同一の駆動源7から減速機構8を介して
積層工程Bに備えた叙述の如き搬送体を駆動する
構成にすれば、各々の工程間が減速機構8の画一
的な設定で極めて安定的に関係づけられ、両工程
間の誤差は定値化する。
この場合、駆動源7をON、OFFして、間歇駆
動しても特に支障はないので、第9図に於ける工
程では仮接着工程Cにおいて間歇式コールドプレ
スを具備することが容易になる。
また接合単板の積層工程Bに於いて接合単板に
塗布した接着剤か露呈しても許容される場合、あ
るいは積極的に露呈することを前堤にすれば、前
記接着剤塗布工程は特に叙述の接着剤未塗布部を
適切に確保することなく接着剤の塗布が行われ
る。
例えば第9図の例に於いて、接合単板1を重ね
合わせることなくスプレツダー4に順次供給して
片面全面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程を構
成する。
この場合、接合単板の積層工程Bに於いては一
方の側に露出した接合単板に接着剤がほぼ連続状
に露呈することになるが、製造せんとする合板に
於いてそれが許容されることもあるし、あるいは
該露呈した接着剤をして、他の単板、例えば合板
表面の凹凸を払拭すべく所謂原板、化粧紙、ボー
ド類等を積層接着することも可能である。
従つて接着剤塗布工程Aをして、積層工程Bに
於いて斯様な接着剤の所望の通りの露呈を積極的
に実施し、該積層工程に於いて他の積層材を更に
積層して次位の工程に至らしめることも可能であ
る。
この様に本発明に係る合板の製造方法を具現化
する接着剤塗布工程は特に次位の積層工程との関
係に基づいてその具体的構成が決定されるもの
で、上記した例以外にも種々の形態で構成される
ものである。
また接着剤塗布工程と積層工程とは第9図に例
示の如く接続される以外に同一平面上にあつて、
搬送方向上手部位に接着剤塗布工程、下手部位に
積層工程を配設するという具合にして各々が接続
されることもあり、必要に応じて両工程は所望の
形態で接続される。
また第9図の例において、仮接着工程Cに代
え、連続ホツトプレスを有する接着工程Eを積層
工程Bに接続すれば、本発明に係る合板の製造は
連続して行えることになり、所望通りに長尺化し
たところで截断工程Dによる截断を実施する。
以上説明した様に本発明の合板は合板の中側に
位置する単板の繊維が表裏面のそれとは直交する
様に配列されて、両方向への強度をバランスよく
向上しうると共に、反りの発生を防止しうる合板
である。
尚、使用する単板、の樹種、及び厚さ、サイ
ズ、積層する単板に存在する裏割れの位置づけ、
プライ数、使用する接着剤、並びに単板含水率等
の合板に係る一般的事項に関しての変更について
は常道によることを基本とするが、特に何ら制限
するものではない。
また実施例においては合板を構成する各層の単
板について、接合単板1を例示してその製造工程
等について述べたが、予め接合された単板に限定
されるものではなく、3枚以上の単板を前記単板
の厚さ方向と直交する方向に非接合状態で1列状
に配列し、かつ前記各層で前記直交する方向の両
端に位置する単板の繊維方向を前記配列方向と直
交する方向へ向けるとともに両端以外に位置する
少なくとも1枚の単板の繊維方向を前記配列方向
と一致する方向へ配列して単板群を構成し、この
複数の単板群を積層して合板を製造する工程とす
ることも可能である。勿論、夫々の単板を配列す
る際に、所謂トンネルを発生させた状態にしても
差支えない。
更にこの種の合板表面はあたかも集成材表面と
同様の美観があり、該合板表面に所望の二次加工
を施すことによりその用途は著しく拡大される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る合板を構成する接合単
板・を示す斜視図、第2図は合板を示す斜視図、
第3図は本発明の変更実施例による合板を示す斜
視図、第4図、乃至第8図は接合単板積層状態を
示す説明図、第9図は合板の製造方法を示す説明
図、第10図は接合単板の積層状態を一部拡大し
て示す説明図、第11図は接着剤塗布状態を示す
説明図、第12図、第13図は接合単板相互の重
ね合せを図るための搬送ベルトを夫々示す斜視
図、第14図は同一の駆動源により接着剤塗布工
程と積層工程を駆動する状態を示す説明図であ
り、 図中1は単板群としての接合単板、1a,1b
は接合単板の端部、2a〜2cは単板、3は合板
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合板を構成する各層は、3枚以上のベニヤ単
    板を前記ベニヤ単板の厚さ方向と直交する方向に
    1列状に配列し、かつ前記各層で前記直交する方
    向の両端に位置するベニヤ単板の繊維方向を前記
    配列方向と直交する方向へ向けるとともに両端以
    外に位置する少なくとも1枚の単板の繊維方向を
    前記配列方向と一致する方向へ配列されたベニヤ
    単板群よりなり、 前記各層のベニヤ単板群は他の層ベニヤ単板群
    に対し、前記両端に位置するベニヤ単板の繊維方
    向へ所定寸法づつずれ、かつ前記繊維方向におい
    て前記所定寸法ごとに合板厚さ方向へ屈曲しては
    合板の両面に対しほぼ平行に延在するように積層
    接着されるとともに前記屈曲した部分を含んだ状
    態で任意サイズに截断されてなることを特徴とす
    る合板。
JP5192482A 1982-03-29 1982-03-29 合板 Granted JPS58167102A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735326A (en) * 1980-08-12 1982-02-25 Mitsubishi Electric Corp Manufacture of semiconductor device

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