JPH0342162B2 - - Google Patents

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JPH0342162B2
JPH0342162B2 JP19756381A JP19756381A JPH0342162B2 JP H0342162 B2 JPH0342162 B2 JP H0342162B2 JP 19756381 A JP19756381 A JP 19756381A JP 19756381 A JP19756381 A JP 19756381A JP H0342162 B2 JPH0342162 B2 JP H0342162B2
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plywood
veneer
veneers
adhesive
laminated
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JP19756381A
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合板の各層を構成するベニヤ単板体
(以下、ベニヤ単板を単板という)が特徴ある積
層態様を有する合板に係り、主として合板を構成
する全部の単板がその繊維方向を全て同じにして
積層接着されて成る平行合板など、従来各種の合
板を改良したものに関する。なお、本発明におい
て、単板体とは、一枚の単板あるいは繊維方向が
平行に配列された複数枚の単板群の総称である。
従来、本発明に係る合板に類似するものとして
特開昭51−104006号公報に開示された合板が公知
である。この合板は該合板を構成する全部の単板
を順次繊維方向に所定寸法づつずらして重ね合わ
せ、積層接着して成るもので、その長所は、繊維
方向が比較的短い単板を使用して長尺状に製造し
たものであつても、該合板の強度は著しく安定し
ている点にある。
ところが、合板厚さが比較的に厚い場合には、
単板が有する繊維方向は該合板に対して著しく傾
斜した状態で構成されることになり、逆に薄いも
のの場合には、表裏面をサンデイング、若しくは
切削することが困難であり、表裏面に補修し難い
鋸刃状形状が残存する欠点も併有していた。
本発明は、前記長所を継承するとともに、上記
欠点を軽減、乃至は払拭すべく改良を施した合板
を提供するもので、以下その詳細を図示した実施
例を通じて説明すれば、次の通りである。
まず本発明に係る合板の構成についてである
が、第1図示すように、該合板2の各層を構成す
る単板体は1枚状の単板1からなり、複数枚の単
板1が、該単板の繊維方向に所定寸法づつずれて
積層接着されており、しかも同方向に於て該ずれ
た寸法毎に段階的に前記合板の厚さ方向へ屈曲し
て前記合板の両面に対して平行に延在して成り、
前記屈曲した部分を含んで任意のサイズにカツト
された構成で成ることを特徴とするものである。
例えば、第1図の実施例合板は、夫々の単板1
の繊維方向端部1a,1bにスカーフカツトを施
してなる。
第2図は別の実施例を示し、合板2の各層を構
成する単板体は、複数枚の短尺単板21a,21
bを、夫々の繊維方向が一致(第2図においては
夫々の短尺単板20a,20bの繊維が図示左右
方向へ向かうように一致している)ように接合さ
れた単板群21からなり、5枚の単板群21を上
記した関係にて積層接着した後、任意のサイズに
カツトしたものである。そして第2図に示す合板
2を構成する単板群21の図示する左右端部21
a,21bには第1図に示す単板1と異なり、ス
カーフカツトが形成されていない。そして両例と
もに、合板2の一方の面に露出した端部1aと1
bとが対向して位置づけられ、特に第1図の合板
にあつては、該合板2のの平面性は両面とも極め
て優れている。一方、第2図の合板の場合は、両
面ともに一部凹部が残存しているものの、その平
面性は概ね良好で、必要に応じて施す目止〆等の
補修は容易である。
この平面性の改善は、単板1が合板2の両面に
対し平行に延在しては該単板1が繊維方向にずれ
ている寸法毎に合板2の厚さ方向に屈曲して、該
屈曲部の存在によつて、達成されている。
なお、第2図に示す符号21cは、単板群21
を構成する短尺単板20a,20bの突き合わせ
箇所を示す。この場合、2枚の短尺単板20a,
20bを、幾分かの間隔をおいて配置して一枚の
単板群21を構成するとか、短尺単板20a,2
0b相互をスカーフジヨイント接合あるいはその
他の接合方法により接合したものであつてもよ
い。
さて、第3図にその一部を例示した合板2は第
2図の実施例よりは単板1のずらし寸法を小さく
して、単板1の端部1aと1bとがオーバラツプ
ぎみにして対向するように積層接着し、それによ
り両面に前記した小凹部に代り、小凸部を有する
合板を図示したものである。該小凸部は、必要に
応じて二点鎖線で図示した様にサンデイング、切
削等の手段で削除し、第1図に於ける合板2の如
く両面の平面性を改善することが容易であるが、
該小凸部を削除した場合には、合板2の面に一部
ではあるが単板1の水口が露出する。斯様な合板
は、第1図の合板2に於いて該合板を構成する単
板1の表裏を反転し、単板1の端部1a,1bに
形成したスカーフカツトを外方に向けて積層接着
した場合にも得ることができる。
次に、第4図、乃至第7図についてであるが、
図は合板を製造する工程中に於ける単板積層状態
を示し、主に単板1の繊維方向端部1a,1bの
加工態様例、並びに端部1aと1bとの対向関係
例を表示したものである。従つて、これらにより
製造される合板は、図示の状態から上下に圧締さ
れ、夫々の単板1が所定寸法毎に段階的に合板厚
さ方向に屈曲して合板の両面に対して平行に延在
する状態で接着・製造されることになる。
尚、図示した例の他に、任意の図に於ける単板
1の繊維方向端部1aとその他の図に於ける繊維
方向端部1bとの組み合わせ、あるいは端部1a
と1bとの任意の対向関係(本願においては端部
1aと1bとが第7図の如く、あるいはそれ以上
離隔している場合にあつても対向していると称
す。)をして製造される合板等、本発明による合
板の堤供は、所望の合板面に於ける平面性に基ず
いて、適宜選定、選択されるものである。
勿論、合板を構成する単板の厚さ、樹種、並び
にプライ数、使用する接着剤、またはカツトされ
る合板サイズ等の一般的事項についても、適宜常
道に基づき選定する。
そして所定寸法毎にずれた状態で、該所定寸法
毎に段階的に合板厚さ方向に屈曲して合板の両面
に対し平行に延在する状態で積層接着されてなる
複数の単板は前記屈曲する部分を含んだ状態で所
望の任意サイズにカツトされ合板に形成される。
また、図示した合板2、並びに上記した実施例
合板は本発明の基本的な実施例合板に関するもの
であるが、本発明の合板には、さらに別の構成を
付加することもでき、例えば第1図、又は第2図
の合板の片面に、あるいは両面に、該合板を構成
する単板と繊維方向を大じくする、又は直交する
等、任意の関係で他のの単板を任意枚数積層接着
した合板の如く、上記基本的な実施例合板を含む
形態の合板をも堤供することができる。この種合
板は、前記基本的な実施例合板2を、1又はそれ
以用いて台板、又は中板とし、その他の単板又は
合板を接着して製造される他、使用する総ての単
板を斯様な合板ができるように積層しておき、一
挙に総てを接着して製造される。さらには、第1
図または第2図の合板1に各種ボード類を接着し
てもよい。
さて、第8図に図示したものは、前記本発明に
係る合板の製造方法の基本例を例示したもので、
図に基づきその内容を述べれば次の通りである。
まず、接着剤塗布工程Aに於いて、先行する単
板1の繊維方向後端部1aに、後行する単板1の
繊維方向前端部1bを図の如く重ね合わせ、スプ
レツダー3による接着剤の塗布を図る。
該接着剤の塗布は、単板1の片面に接着剤未塗
布部を残して実施され、次の積層工程に於いて、
その接着剤未塗布部を露出した状態で単板1を順
次図の如くずらせつつ積層する。
積層した単板は間欠式、又は連続式のコールド
プレス(図示せず)を有する仮接着工程Cに搬入
して仮接着し、次の截断工程Dで所定の寸法に截
断する。そしてホツトプレス等の接着剤硬化装置
(図示せず)を有する接着工程Eで単板相互を段
階的に合板の厚さ方向に屈曲し、かつ合板表裏面
に対して平行に延在した状態からなる屈曲した部
分を含んだ状態で接着し、前記した通りの積層態
様を有する合板を製造する。
尚、前記接着剤塗布工程Aについてであるが、
前記した工程例のように、合板の積層工程Bに於
いて単板に塗布した接着剤が全く、乃至ほとんど
露呈することなく単板を順次ずらせつつ積層する
ことを前程とする場合には、当該接着剤塗布工程
Aでは適切な広さを有する接着剤未塗布部を確保
しつつ接着剤の塗布を図る必要がある。
因みに第10図に積層工程Bでの単板1の積層
状態を一部拡大図示したが、このように最上層の
単板の繊維方向端部1aの端縁と最下層の単板の
端部1bの端縁とを図の如き対向関係(この場
合、対向寸法は零と称す)にして積層する積層工
程Bでは、夫々の単板1が該端縁から順次L/N
の寸法(L:単板の繊維長さ、N:積層数であり
図示の場合は4)だけ露出することになり、また
使用する単板の端部加工の有無、程度、更にはそ
の他の理由によつて同図2点鎖線図示の如く、対
向寸法S、又はS′(本発明合板にあつては好しく
は使用する単板厚さの15倍程度以下とする)を設
定して対向させる場合には、それに伴い露出する
寸法を増減し、これら露出面への接着剤塗布を避
けるために接着剤未塗布部の確保が必要となるの
である。
このような接着剤未塗布部の確保は、スプレツ
ダー、カーテンコーター、フイルム接着剤供給装
置(フイルム状の接着剤を使用する場合)等の接
着剤塗布装置の制御によつても達成され得るが、
第9図の如く、単板1の端部1a,1bを重ね合
わせ状態にしておき通常の各種接着剤塗布装置で
接着剤の塗布を図るのが実用上極めて至便であ
る。
この場合、単板の重ね合わせ長さは、前記した
積層工程Bでの露出面寸法に基づき設定され、図
示したlは、前記L/Nの露出がある場合の重ね
合わせ長さで、該lはほぼL/Nとし、任意の対
向寸法S、並びにS′が設定される場合は、それに
伴い2点鎖線図示したとおり、重ね合わせ長さも
増減して設定する。
勿論、接着剤未塗布部の寸法と前記露出面との
寸法との完全一致が基本ではあるが、実務上は前
者を幾分小、又は大にして夫々の工程、乃至両工
程間の誤差に対処する。
いずれにしても積層工程での積層作業も同様で
あるがこの種単板の重ね合わせ作業は第12図、
並びに第13図に例示したストツパー4を有する
搬送ベルト5の如く、位置決め部材付搬送体上で
自動、乃至半自動、あるいは手動により行えば、
極めて高い寸法精度下で各々工程での作業が安定
して特に実施できる。
更に、第11図に例示した如く駆動源7から接
着剤塗布工程Aに備えた叙述の如き搬送体を駆動
し、更に同一の駆動源7から減速機構8を介して
積層工程Bに備えた叙述の如き搬送体を駆動する
構成にすれば、各々の工程間が減速機構8の確一
的な設定で極めて安定的に関係づけられ、両工程
間の誤差は定値化する。
この場合、駆動源7をON、OFFして、間欠駆
動しても特に支障はないので、第8図に於ける工
程では、仮接着工程において間欠式コールドプレ
スを具備することが容易になる。
また、単板の積層工程に於いて単板に塗布した
接着剤が露呈しても許容される場合、あるいは積
極的に露呈することを前提にすれば、前記接着剤
塗布工程は特に叙述の接着剤未塗布部を適切に確
保することなく接着剤の塗布が行われる。
例えば、第8図の例に於いて、単板1を重ね合
わせることなくスプレツダー3に順次供給して片
面全面に接着剤を塗布する接着剤塗布工程を構成
するのである。
この場合、単板の積層工程Bに於いては、一方
の側に露出した単板に接着剤がほぼ連続状に露呈
することになるが、製造せんとする合板に於いて
それが許容されることもあるし、あるいは該露呈
した接着剤をして、他の単板、化粧紙、ボート類
等を積層接着することも可能である。従つて、接
着剤塗布工程Aをして、積層工程Bに於いて斯様
な接着剤の所望通りの露呈を積極的に実施し、該
積層工程に於いて他の積層材を更に積層して次位
の工程に至らしめることも可能である。
この様に本発明に係る合板の製造方法を具現化
する接着剤塗布工程は、特に次位の積層工程との
関係に基づいてその具体化構成が決定されるもの
で、上記した例以外にも種々の形態で構成される
ものである。
また接着剤塗布工程と積層工程とは第8図に例
示の如く接続される以外に同一平面上にあつて、
搬送方向上手部位に接着剤塗布工程、下手部位に
積層工程を配設するという具合にして各々が接続
されることもあり、必要に応じて両工程は所望の
形態で接続される。
また第8図の例において、仮接着工程Cに代
え、連続ホツトプレスを有する接着工程Eを積層
工程Bに接続すれば、本発明に係る合板の製造は
連続して行えることになり、所望通りに長尺化し
たところで、截断工程Dによる截断を実施する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明に係る合板を夫々示す
斜視図、第3図、乃至第7図は単板積層状態を示
す説明図、第8図は合板の製造方法を示す説明
図、第9図は接着剤塗布状態を示す説明図、第1
0図は単板の積層状態を一部拡大して示す説明
図、第11図は同一の駆動源により接着剤塗布工
程と積層工程を駆動する状態を示す説明図、第1
2図、第13図は単板相互の重ね合わせを図るた
めの搬送ベルトを夫々示す斜視図であり、 図中1は単板体を構成する一枚状の単板、1
a,1bは単板の端部、2は合板である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 合板の各層を構成するベニヤ単板体は、一枚
    のベニヤ単板あるいは繊維方向が平行に配列され
    た複数枚のベニヤ単板群からなり、前記各層のベ
    ニヤ単板体は他の層のベニヤ単板体に対して繊維
    方向へ所定寸法づつずれて積層接着され、かつ同
    方向において該ずれた寸法ごとに段階的に前記合
    板の厚さ方向へ屈曲しては前記合板の両面に対し
    て平行に延在して成り、前記屈曲した部分を含ん
    で任意サイズにカツトされた構成でなることを特
    徴とする合板。
JP19756381A 1981-12-07 1981-12-07 合板 Granted JPS5898202A (ja)

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JP19756381A JPS5898202A (ja) 1981-12-07 1981-12-07 合板

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JP19756381A JPS5898202A (ja) 1981-12-07 1981-12-07 合板

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JPS5898202A JPS5898202A (ja) 1983-06-11
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JPS62132541A (ja) * 1985-12-02 1987-06-15 Idemitsu Petrochem Co Ltd 反応器の内部温度制御方法

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JPS5898202A (ja) 1983-06-11

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