JPS585069B2 - 弾球ゲ−ム機の球数整理器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コイン等の投入によって一ゲームに使用する
所定数の弾球を整理板上に並べて一個ずつを発射位置に
順次に供給するようにした弾球ゲーム機の球数整理器に
おいて、営業者が新しい弾球を交換するとき、又はゲー
ム者の投入したコインを確認したときに前記整理器に送
り出される弾球が所定数を超えていると、所定数を整理
板上に並べてセットしたあとで超過数を外部に排出する
構成とし、それにより所定数以上の弾球によって弾球ゲ
ームが行なわれ営業者に不測の損害を生じさせないよう
にした球数整理器に係るものである。

弾球が手に触れるのを嫌って、投入口からコイン等を投
入し又はそれに続いてゲームスタート釦を押したとき前
回のゲームに使用した所定数の弾球を回収部から球数整
理器の整理板上に送り出し、その整理板の先端部から、
打撃槌の打撃動作に関連させて一個宛をその打撃槌の前
に送給して、所定数の弾球の全部の打出しによって一ゲ
ームを完了するようにした縦形弾球ゲーム機は周知であ
って、概ね一般のパチンコ遊技機に近似した構造になる
。

然るに前記所定数の弾球はゲームの繰返しによって汚れ
るため営業者が表面を洗った新しい弾球と交換する必要
があるが、そのとき玉数を数えて補給するのは非能率で
ある。

又遊技者が不正に弾球を所定数の弾球に加えたときには
それ以後毎回増加した弾球数によって一ゲームが行なわ
れるから営業者の著しい損害になる。

本発明は新たに所定数以上の弾球を補給したとき、又は
ゲーム開始のときに、極く簡単に所定数に数揃してセッ
トできるようにすることを目的とするものであって、そ
の一実施例を添付図面について説明すれば次のとおりで
ある。

第１〜２図は縦形弾球ゲーム機の一例を示し、遊技板２
の前面に戻り球排出口４をもつ渦形の誘導レール３を敷
設し、誘導レール３によって囲まれた転球面６内に独立
したチャツカー７とそれらのチャツカー７に入り得なか
った弾球のすべてを捕捉する横長連設のチャツカー８と
を設け、それらのチャツカー７．８に入った弾球はその
通過を確認するスイッチ（図示せず）をオンに作動させ
てから磯臭の回収樋９に入る。

その回収樋９の下流端には球セットソレノイド１０の駆
動によって遊技板１に透設された送出口１２に球を送り
出す作動を行う可動ストッパ１１を設ける。

また前枠１にはコイン投入口１３、不正コインの排出口
１４等を設け、さらに適宜の位置に精算スイッチ釦Ｂｕ
を設ける。

５は誘導レール３の発射位置に対応して設けた発射部で
ある。

前記に概設した弾球ゲーム機は、誘導レール３の発射部
から打出され、転球面６内でチャツカー７．８を通過し
て回収樋９に入る打球によりオンに動作するスイッチに
より記憶装置を駆動してその記憶状態を転球面６内でラ
ンプにより表示し、精算スイッチ釦Ｂｕの押圧とともに
ランプ表示を消去し且つその表示に対応したコインを賞
品として前面の受皿１５に流出する。

精算スイッチ釦Ｂｕを押さないでコイン投入口１３から
正規のコインを投入すると、前回のゲームのランプ表示
を取消しかつ賞品になるコインを流出準備位置に送る。

また何れの場合にも球セットソレノイド１０を一定時間
駆動して回収樋９内の弾球を送出口１２に送り出す。

１６は本発明の実施例をなす球数整理器であって、開放
された裏面の遊技板２への接合により送出口１２の前端
と連通状になる流入面１７と、その流入面１７の少し下
方後部の受板１８と、その受板の左端方の一部を前傾し
た誘導部１９と、誘導部１９を含む受板１８の前側の落
日２０と、その落日２０の下部で後側を開放して設けた
排出樋２１と、落日２０の高さの中間からやや傾斜させ
て右方側部に突出した整理板２２と、該整理板２２の上
方前部を除いて囲む壁板２３とを合成樹脂によって一体
成形し、整理板２２の下流端に前記した発射樋５の発射
準備の揺動運動に連動し先頭の１個の弾球ａを後側の壁
板２３に設けた供給口２４に合致させる揺動を行う繰出
片２５を軸支する。

整理板２２は所定の数の弾球（例えば１６個）を落日２
０に接続した始端から繰出片２５の球受部までの間に一
列に接続させてセットするようにしたものであって、落
日２０には整理板２２の板面に接続した緩傾斜をもつ開
閉板２６を抽出状に嵌装し、その左端のつまみ２７を外
部に突出する。

この球数整理器１６は、前記のように流入面１７を送出
口１２に連通させるの他、第１図に示すように該流入面
１７の上口を誘導レール３の戻り球排出口４を受ける位
置とし、さらに供給口２４を誘導レール３の発射位置の
前側に臨ませて遊技板２に取付け、排出樋２１は遊技板
２に設け。

た連通口の裏部から受皿１５の後側上に臨ませる。

またつまみ２７には球セットソレノイド１０の駆動完了
に僅かに遅れて少時開駆動される排出用ソレノイド２８
を連結する。

前記実施例の作用を説明するに、経営者が弾球を交換す
るときは開閉板２６及び可動ストッパ１１を手で開き、
回収樋９内の古い弾球を送出口１２から流入面１７に流
入し、落日２０より排出樋２１を経て受皿１５に流出さ
せてから可動ストッパ、開閉板２６を閉じ、規定数より
少し多い数の弾球を流入面１７の上口から供給する。

然るとき核球は受板１８に当って誘導部１９から落日２
０に入り、開閉板２６の上面を経て所定数が整理板２２
上に並び整理板２２の定数を超えた過剰法が開閉板２６
によって受けられる。

依って再び開閉板２６を開くとそのことごとくが落日２
０から排出樋２１内に排出されて受皿１５に入る。

遊技者がコイン投入口１３から正規のコインを投入する
と、その投入を感知するスイッチによって球セットソレ
ノイド１０が駆動し、可動ストッパ１１を作動させて送
出口１２から弾球を流入面１７に送り出し、前記のとお
りに開閉板２６上から整理板２２上に並べる。

そして、並び終ったこる排出用ソレノイド２８が駆動さ
れて開閉板２６をしばらく開く。

このため弾球が何等かの不正手段で増加されていても、
所定数以上が整理板２２上に並んでゲームに使用する弾
球の増加のため経営者に不利を与えるのを未然に防ぐ。

尤も不正弾球の増加はゲーム中になされることがあるが
、その場合には次回のゲーム開始に先立って既述のよう
に排出されるから、弾球数増加が継続するおそれはない
。

本発明は前記実施例に例示したように流入面に設けられ
た落日に、その流入面に入った弾球の所定数を流動して
発射槌の前に供給できるようにセットする側方突出の整
理板と、その整理板上への弾球移動を誘導し、かつ該整
理板の定数を超えた過剰法を支持する開閉板とを設け、
前記開閉板の適時作動で落日を開いて前記過剰法を排出
する構成にしたものであって、経営者が行う弾球交換の
ための補給のあとで開閉板の開閉を操作して一ゲームに
使用する所定数の弾球をセットできる簡便性をもつ。

また遊技者がコイン等を投入してゲームを開始するに先
立って回収樋から弾球を流出し整理板上にセットすると
き、前記流出におくれてソレノイド等を駆動して開閉板
を開閉させるようにすることで、不正に加えられている
弾球を定数外として排除するようにもできる等の諸効果
をもつ。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の一実施例を示し、第１図は弾球ゲー
ム機の一例を示した概要正面図であって、前枠１に軸支
されるガラス枠、そのガラス枠の下部の飾版を除いて示
す。 第２図は第１図Ａ−Ａ線切断側面図、第３図は球数整理
器の一例を示した正面図、第４図は第５図Ｃ−Ｃ線の部
分で縦断した正面図、第５図は第３図Ｂ−Ｂ線切断側面
図である。 １６・・・球数整理器、１７・・・流入面、２０・・・
落ｐ、２１・・・排出樋、２２・・・整理板、２４・・
・供給口、２６・・・開閉板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 流入面に設けられた落日に、その流入面に入った弾
   球の所定数を流動して発射部の前に供給できるようにセ
   ットする側方突出の整理板と、その整理板上への弾球移
   動を誘導し、かつ該整理板の定数を超えた過剰法を支持
   する開閉板とを設け、前記開閉板の適時作動で落日を開
   いて前記過剰法を排出する構成にしたことを特徴とする
   弾球ゲーム機の玉数整理器。