JPS5850616B2 - 粗粒状オキシメチレン重合体の製造方法 - Google Patents

粗粒状オキシメチレン重合体の製造方法

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JPS5850616B2
JPS5850616B2 JP52050857A JP5085777A JPS5850616B2 JP S5850616 B2 JPS5850616 B2 JP S5850616B2 JP 52050857 A JP52050857 A JP 52050857A JP 5085777 A JP5085777 A JP 5085777A JP S5850616 B2 JPS5850616 B2 JP S5850616B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Description

【発明の詳細な説明】 ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒドの環状オリゴ
マー、特に1・3・5−トリオキサンと適当なコモノマ
ー、特に環状エーテルまたは環状アセタールとの共重合
によりオキシメチレン重合体(POM)を製造すること
は、公知となっている(例えば、米国特許第30273
52号および第3803094号明細書参照)。
更に、オキシメチレン重合体の焼結温度よりも僅かに低
い温度の沈殿剤中にオキシメチレン重合体の溶液を加え
るならば、粒状のオキシメチレン重合体が得られること
も知られている(米国特許第3371066号明細書参
照)。
更に、結晶質の粒状のPOM粉末は、POM溶液を極め
て緩やかに冷却し、そして結晶した重合体を定温条件下
に母液から戸別することによって製造されうろことも知
られており(ドイツ特許公告第2108747号参照)
、これによって低分子部分は母液と共に除去されて、2
ないし10μ丸の粒径を有する微細な粒末が得られる。
この公知の方法は、POM溶液の緩除な冷却および比較
的高い温度におけるPOM結晶のP別ならびに極めて微
細な、濾過し難い形態における生成物の出現は、この方
法を全体として費用のかかる不経済なものにするという
欠点を有する。
本発明の解決すべき課題は、低分子の部分のない粗粒状
のオキシメチレン重合体を製造することである。
本発明は、オキシメチレン重合体(POM)の溶液また
は微細な分散液の冷却および続いての沈殿したPOMの
分離によって、オキシメチレン単位と共に主鎖中に2な
いし8個の隣接した炭素原子を有するオキシアルキレン
単位0.1ないし20重量%を含有する粗粒状のPOM
を製造する方法において、POMの焼結温度(Ts)よ
り5ないし65℃高い温度のメタノール/水の混合物中
のPOMの溶液または分散液を、2段階における冷却に
よりまずTsよりOないし10℃高い温度まで、次いで
Tsより1ないし10℃低い温度まで冷却し、そして次
に上記の冷却によって得られた、100μ扉より大きな
粒径を有する固体のPOM粒子を分離しそして乾燥する
ことを特徴とする前記の粗粒状POMの製造方法に関す
る。
本発明は更に上記の方法によって製造された粒状オキシ
メチレン重合体に関する。
本発明におけるオキシメチレン重合体とは、主鎖におち
・てオキシメチレン単位と共に、2ないし8個、好まし
くは2.3または4個の炭素原子を有するオキシアルキ
レン単位をなお0.1ないし20重量%、好ましくは0
.5ないし10重量%含有するポリ(オキシメチレン)
を意味するものとする。
特に好適なものは、オキシアルキレン単位の割合が1な
いし5重量%を占めるオキシメチレン重合体である。
これらのオキシメチレン重合体は、好ましくは第一アル
コール末端基を含有する。
オキシメチレン重合体は、陽イオン的に作用する触媒の
存在下に、例えば0ないし100℃、好ましくは50な
いし90℃の温度にお(・て、単量体を塊状、懸濁また
は溶液重合によって公知の方法で製造される(例えば米
国特許第3027352号明細書参照)。
この際、陽イオン的に作用する触媒としては、(1)プ
ロトン酸、例えば過塩素酸、(2)プロトン酸のエステ
ル、特に過塩素酸と低級脂肪族アルコールとのエステル
、例えば過塩素酸第三ブチルエステル、(3)プロトン
酸の無水物、特に過塩素酸と低級脂肪族カルボン酸との
混合無水物、例えばアセチルペルクロラート、(4)ル
イス酸、特にホウ素、スズ、チタン、リン、ヒ素および
アンチモンのハロゲン化物、例えば三フッ化ホウ素、四
塩化スズ、四塩化チタン、五塩化リン、五フッ化リン、
五フッ化ヒ素および五フッ化アンチモン、および(5)
ルイス酸の錯化合物または塩様化合物、好ましくはエー
テラートまたはオニウム塩、例えば三フッ化ホウ素−ジ
エチルエーテラート、三フッ化ホウ素−ジーn−ブチル
エーテラート、トリエチルオキソニウムテトラフルオル
ボラート、トリメチルオキソニウムへキサフルオルホス
ファート、トリフェニルメチルヘキサフルオルアルセナ
ート、アセチルテトラフルオルボレート、アセチルへキ
サフルオルホスファートおよびアセチルへキサフルオル
アルセナートが使用される。
共重合の際に使用される触媒の量は、とりわけその活性
の強さに依存し、一般に触媒は重合されるべき化合物の
全量に関して0.1ないし2000ppm、好ましくは
0.2ないし500ppmの量で使用される。
三フッ化ホウ素のような活性の強い触媒は、合目的的に
は重合されるべき化合物の全量に関して10ないし15
0 ppm、好ましくは20ないし1100ppの量で
使用される。
上記の触媒の錯化合物または塩様化合物に対しては、相
応するモル量が当てはまる。
過塩素酸のような極めて活性の強い触媒は、0.2ない
し10ppm、好ましくは0.3ないし5 ppmの量
で使用される。
一般に、触媒を希釈された形で使用することが推奨され
る。
ガス状の触媒は、不活性ガス、例えば窒素およびアルゴ
ンのような希ガスで希釈され、一方液状または固体状の
触媒は、不活性の溶媒中に溶解される。
溶媒としては、特に脂肪族または環状脂肪族の、ならび
にハロゲン化またはニトロ化脂肪族あるいはニトロ化芳
香族の炭化水素が適当である。
その例としては、シクロヘキサン、塩化メチレン、塩化
エチレン、ニトロメタンおよびニトロベンゼンが挙げら
れる。
触媒対希釈剤の重量比は、通常1:5ないし1:100
001好ましくは1:10ないし1:100である。
非常に強く作用する触媒は、1 : 5000ないしl
:20000の比で希釈することが合目的である。
この重合法の実施は、不活性ガス雰囲気中で湿分の遮断
下に行なうことが好ましく、不活性ガスとしては、好ま
しくは希ガス、例えばアルゴン、および窒素が適してい
る。
トリオキサンと共重合されうる化合物としては、なかん
ず<(a)3.4または5員の環員を有する環状エーテ
ル、好ましくはエポキシド、(b)5ないし11個、好
ましくは5.6.7または8個の環員を有するホルマー
ルおよび(e)線状ポリアセタール、好ましくはポリホ
ルマールが適当である。
トリオキサンのためのコモノマーとしては、式(上式中
、(A) R’およびR2は同一または相異なるもので
あってそれぞれ水素原子、■ないし6個、好ましくは1
.2.3または4個の炭素原子を有する脂肪族アルキル
基またはフェニル基を意味し、そして(a) Xは1.
2または3にそしてyは零に等しいか、あるいは(b)
xは零に、yは1.2または3に等しくそして2は2に
等しいか、あるいは(e)Xは零に等しく、yは1に等
しくそして2は3.4.5または6に等しく、あるいは
CB)E’ は2ないし6個、好ましくは2.3または
4個の炭素原子を有するアルコキシメチル基またはフェ
ノキシメチル基を意味し、その際Xは1に等しくyは零
に等しく、そしてR2は上記の意味を有する)で表わさ
れる化合物が特に適している。
環状エーテルとしては、例えば、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、スチレンオキシド、シクロヘキセン
オキシド、オキシシクロブタンおよびフェニルグリシジ
ルエーテルが使用され、一方環状ホルマールとしては例
えば1・3−ジオキソラン、1・3−ジオキサン、■・
3−ジオキセバンおよび1−3・6−ドリオキンカンな
らびに4−メチル−1・3−ジオキソラン、4−フェニ
ルート3−ジオキソラン、1・3−ジオキソランおよび
1・3−ジオキサシクロへブテン−(5)が使用される
線状ポリホルマールとしては、なかんずくポリ(1・3
−ジオキソラン)およびポリ(1・3−ジオキセバン)
が好適である。
一定の分子量範囲を有するオキシメチレン重合体を製造
するためには、調節剤の存在下に重合を実施することが
合目的である。
このためには、とりわけ、3ないし9個、好ましくは3
.4または5個の炭素原子を有するホルムアルデヒドジ
アルキルアセタール、例えばホルムアルデヒド−ジメチ
ルアセタール、−ジエチルアセクール、−ジプロピルア
セタールおよび一ジブチルアセタール、ならびに低級脂
肪族アルコール、好ましくは1ないし4個の炭素原子を
有するアルカノール、例えばメタノール、エタノール、
グロパノールおよびブタノールが好適である。
調節剤は通常、重合されるべき化合物の全量に関して0
.5重量%まで、好ましくは0.005ないし0.1重
量%の量で使用される。
オキシエチレン重合体は、不安定な部分を除去するため
に、合目的には第一アルコール末端基まで熱的な、調節
された部分的分解に賦される(米国特許第317494
8号、第3219623号および第3666714母台
明細書参照)。
熱処理は、130ないし200℃、好ましく140ない
し190℃の温度において、殊に非酸性条件下に水性/
メタノール性溶液中で、合目的には塩基性に反応する化
合物、例えばトリエチル−またはトリエタノールアミン
のような低級脂肪族第三アミンまたはリン酸水素二ナト
リウムのような第二アルカリリン酸塩の存在下に行なわ
れる。
150ないし180℃の温度が特に有利である。
熱処理の継続時間は、温度に応じて10秒ないし2時間
、好ましくは1分ないし60分である。
温度が高(なればなるほど、滞留時間は、短くすること
ができる。
180℃の場合には、約1ないし2分で充分であり、1
60℃では約5ないし10分で、150℃では約IOな
いし30分、そして140℃では約20ないし60分で
充分である。
処理は酸素の充分な排除のもとに行うことが好ましい。
本発明による方法のための出発物質としては、重合体の
割合が3ないし35重量%、好ましくは5ないし30重
量%を占めるオキシメチレン重合体の溶液または微細分
散液が使用される。
極めて良好な結果は、10ないし25重量%のオキシメ
チレン重合体を含有する重合体の溶液または分散液を用
いて得られる。
溶剤または分散剤としては、メタノール99.9ないし
40重量%および水0.1ないし60重量%からなる混
合物が使用される。
特に、メタノール95ないし70重量%、好ましくは9
2ないし80重量%および水5ないし30重量%、好ま
しくは8ないし20重量%からなる混合物が好適である
このメタノール/水の混合物は、塩基性に作用する化合
物を50ないし110000pp、好ましくは100な
いし1oooppm(メタノール/水の混合物を基準と
する)を含有することができる。
溶液または分散液の温度は、オキシメチレン重合体の焼
結温度よりも5ないし65℃、好ましくは10ないし6
0℃高く、その場合、焼結温度より25ないし55℃高
い温度が特に有利である。
焼結温度(Ts)とは、それぞれメタノール/水の混合
物中に懸濁された、固体の重合体粒子の表面が軟くなり
、完全に溶融することなく粘着するようになる温度をい
う。
焼結温度は、重合体の組成および分子量ならびにまた溶
剤または分散剤の種類にも依存する。
本発明に従って使用されるオキシメチレン重合体の焼結
温度は、100ないし140℃、好ましくは125ない
し135℃の範囲内である。
本発明の特徴は、POM−溶液または分散液の2段階に
おける冷却、(その場合、第1段階にお(・では焼結温
度またはそれより僅かに高い温度までの冷却が行なわれ
、そして第2段階においては焼結温度より僅かに低い温
度に冷却される)ならびに比較的低いR8V値を有する
微細粒子の部分を分離することによって粗粒状の生成物
の続いての単離にある。
冷却媒体としては液体の冷却剤または冷却装置が使用さ
れる。
液体の冷却剤および沈殿剤としては、その組成が前記の
溶剤または分散剤のそれと同じ範囲内にあるメタノール
/水の混合物か、あるいはすでに沈殿したオキシメチレ
ン重合体1ないし25重量%、好ましくは5ないし15
重量%およびその組成が前記の溶剤または分散剤のそれ
と同じ範囲内にあるメタノール/水の混合物99ないし
75重量%、好ましくは95ないし85重量%からなる
懸濁液が使用される。
この液体の冷却剤は、オキシメチレン重合体の焼結温度
よりたかだか2℃、好ましくは2ないし10 ’C低い
温度に保たれ、その際焼結温度より2ないし5℃低い温
度範囲が特に推奨される。
本発明の範囲におち・て使用されるメタノールは、オキ
シメチレン重合体の合成の際に通常副生酸物として生ず
るメタノールに可溶性の有機不純物、例えばホルムアル
デヒド、ホルムアルデヒドの環状オリゴマー、メチラー
ル、グリコール、グリコールホルマール、グリコールモ
ノメチルエーテル、グリコールジメチルエーテルならび
に低級脂肪族アルコール、低級脂肪族エステルおよびア
セトン、を30重量%まで、好ましくは10重量%まで
含有してもよい。
液体の冷却媒体を使用する場合には、オキシメチレン重
合体の溶液または微細分散液は、乱流で運動している冷
却剤または沈殿剤の一部の中に配量される。
得られた混合物の温度は、オキシメチレン重合体の焼結
温度より0ないし10℃、好ましくはOないし6℃高く
、焼結温度より1ないし4℃高い温度が特に有利である
0.5ないし5秒、好ましくは1ないし3秒の平均滞留
時間の後に、得られた混合物は、乱流で流れている冷却
剤の残りの部分と混合され、その際その得られる混合物
は、オキシメチレン重合体の焼結温度より1ないし10
℃、好ましくは1ないし5℃低い温度を示し、焼結温度
より2ないし4℃低い温度範囲が特に有利である。
本発明による方法の連続的実施の場合には、例えばPO
M−溶液または一分散液は、管の中で冷却剤の一部と混
合され、そして得られた混合物はオートクレーブ中で冷
却剤の残りの部分と混合される。
この際、粒状のオキシメチレン重合体を含有する懸濁液
は、出発物質と冷却剤の最初の部分からなる混合物が添
加されるにつれて、オートクレーブから除去される。
場合によっては、オートクレーブから取出された懸濁液
の部分流は、再循環されて、冷却剤の第一の部分として
使用され、その際懸濁液の濃度は、場合によっては、本
発明の範囲のメタノール/水の混合物の添加によって調
節される。
冷却剤を循環させ1粒状のオキシメチレン重合体を含有
する懸濁液が、出発物質および場合によっては追加的な
メタノール/水の混合物が添加されるに従って循環から
取出される。
本発明による方法を不活性ガスの雰囲気下に、例えば希
ガスまたは窒素のもとに行なうことが推奨される。
その際、不活性ガスの分圧は、■ないし20バール、好
ましくは2ないし10バールである。
個々の場合に使用される温度にそれぞれ従って全圧は5
ないし40バール、好ましくは8ないし30バールであ
る。
液体の冷却剤および沈殿剤中のオキシメチレン重合体の
全平均滞留時間は、1分ないし12時間、好ましくは2
分ないし5時間である。
重合体−溶液または一分散液がまず加えられる量の冷却
剤に対する重合体−溶液まだは一分散液の容積比は、一
般に1:2ないし1:35、好ましくは1:10ないし
1:20である。
冷却剤の残りの量に対する冷却剤のこの第一の量の容積
比は、1:2ないし1:50、好ましくは1:3ないし
1:10の範囲内である。
オキシメチレン重合体の溶液または分散液の冷却は、冷
却装置を用L・でも実施されうる。
適当なものは、特に重合体−溶液または一分散液に乱流
で流れる運動を可能にするような装置、例えばその温度
を一定に保つことのできる管である。
冷却装置の使用は、本発明による方法の第2の冷却段階
にとって特に合目的である。
冷却されるべきオキシメチレン重合体の溶液または分散
液を、第一の冷却段階において冷却媒質を用L・てオキ
シメチレン重合体の焼結温度よりもOないし10℃高い
温度に保つ平均滞留時間は、0.5ないし5秒、好まし
くは1ないし3秒である。
POM−溶液または一分散液の冷却の際、沈殿または凝
集によって、種々の粒径を有する固体の重合体粒子が生
ずる。
得られたPOM粒子の大部分の量は、100μ抗以上の
粒径を有する粗粒状の粒子からなり、一方少量は好まし
くは50μ扉以下の粒径を有する微粒状の粒子からなる
(スクリーン分析)。
粗粒状の粒子は、好ましくは200ないし2000μ扉
、特に300ないし10001LrrLの粒径を有する
分離すべき微粒状の生成物の量は、一般に固体の重合体
粒子の全量に関して20重量%以下である。
微粒子の部分は、好ましくは2ないし15重量%、そし
て特に3ないし10重量%である。
冷却によって得られた懸濁液(これは場合によっては更
に100°C以下の温度、好ましくは20ないし60℃
に冷却される)から、通常の分離法により、例えば濾過
、遠心分離または傾瀉によって、粗粒状のPOM粒子が
分離される。
残りの混合物から、微粒状のPOM粒子が除去され、そ
して溶剤は液状の冷却剤として再使用される。
分離されたオキシメチレン重合体は、最後に、20ない
し135℃、好ましくは50ないし120℃の温度にお
℃・て乾燥される。
不活性ガスの雰囲気中で、例えば希ガスまたは窒素雰囲
気下で乾燥することが推奨される。
本発明に従って得られた粗粒状オキシメチレン重合体は
、巨大分子であり、その還元比粘度(R8V)の値は、
0.3ないし2.0dl/グ、好ましくは0.5ないし
1.5dll? (140℃の温度において、安定剤と
してジフェニルアミン2重量%を含有するγ−ブチロラ
クトン中の重合体の0.5重量%の溶液中で測定)であ
る。
本発明のオキシメチレン重合体の晶粒融点は、140℃
ないし180℃の範囲内にあり、そのメルトインデック
ス値(MFI I 90/2 )は、0.1ないし50
2/10分好ましくは1ないし30S’/10分(DI
N53735に従って190℃の温度および2.16−
の負荷において測定)である。
本発明の粗粒状オキシメチレン重合体の嵩密度は、一般
に300?/1以上、好ましくは350ないし550?
/e (300Orpmの回転数のレバー−フルイドミ
ル(L abor −F lu idm i 5che
r ) 中で2分間均一に混合した後に、窒素下に7
0℃の温度において乾燥された重合体について測定)で
ある。
微粒状の生成物のR8V値は、o、3dll?以下であ
り、好ましくは0.05ないし0.25dl/f、そし
て特にo、iないし0.2dl/fである。
本発明に従って得られるオキシメチレン共重合体は、熱
、酸素および/または光の影響に対して安定剤と均一に
混合することによって、更に安定化されうる。
均一化は通常、市販の混合装置、例えば押出機中で、重
合体の融点以上250℃までの温度において、好ましく
は180ないし210℃の温度において行なわれる。
添加される安定剤の量は、全混合物に関して全部で0.
1ないし10重量%、好ましくは0.5ないし5重量%
である。
安定剤としては、なかんずくビスフェノール化合物、カ
ルボン酸のアルカリ土類塩ならびにグアニジン化合物が
適当である。
ビスフェノール化合物としては、主として、■ないし4
個の炭素原子を含有するアルキル基で1回または2回核
置換された一塩基性4−ヒドロキシフェニルアルカン酸
(これらは7ないし13個、好ましくは7.8または9
個の炭素原子を含有する)と、二価、三価または四価の
脂肪族アルコール(これらは2ないし6個、好ましくは
2,3または4個の炭素原子を含有する)とのエステル
、例えばω−(3−第三−7’チル−4−ヒドロキシ−
フェニル)−ペンタン酸、β−(3−メチル−5−第三
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロピオン酸、
(3・5−シー第三−ブチル−4−ヒドロキシフェニル
)−酢酸、β−(3・5−ジー第三−ブチル−4ヒドロ
キシフエニル)−プロピオン酸または(3・5−ジ−イ
ソ−プロピル−4−ヒドロキシフェニル) 4E酸とエ
チレングリコール、プロパンジオール−(1・2)、プ
ロパンジオール−(1・3)、ブタンジオール−(1・
4)、ヘキサンジオール(1・6)、■・1・1−)リ
メチロールエタンまたはペンタエリトリットとのエステ
ルが使用される。
カルボン酸のアルカリ土類塩としては、特に脂肪族の、
好ましくはヒドロキシル基を含有する、−1二または三
塩基性の、2ないし20個、好ましくは3ないし9個の
炭素原子を有するカルボン酸のアルカリ土類塩、例えば
ステアリン酸、リシノール酸、乳酸、マンデル酸、リン
ゴ酸またはクエン酸のカルシウム塩またはマグネシウム
塩が使用される。
グアニジン化合物としては、式 (上式中、Rは水素原子、シアノ基または1ないし6個
の炭素原子を有するアルキル基を意味する)で示される
化合物、例えばシアノグアニジン、N−シアノ−N′−
メチル−グアニジン、N−シアノN/−エチルーグアニ
ジン、N−シアノ−N′−イングロビルグアニジン、N
−シアノ−N/ 、l(三ブチルーグアニジンまたは
N−N’−ジシアノグアニジンが使用される。
これらのグアニジン化合物は、場合によっては、全混合
物に関してo、oiないし1重量%、好ましくは0.工
ないし0.5重量%の量で使用される。
更に、本発明に従って製造されたオキシメチレン重合体
に、なおベンゾフェノン−、アセトフェノン−またはト
リアジン誘導体のような公知の光安定剤を添加すること
ができる。
その他の通常の染料、顔料、補強剤および充填剤のよう
な添加剤もまた同様に添加することができる。
本発明によるオキシメチレン重合体は、改善された機械
的性質を示し、そして熱可塑性合成樹脂にとって通例の
方法、例えば射出成形、押出し成形、吹込み成形、溶融
紡糸および深絞りによって加工される。
それらは成形体、例えば棒、桿、板、帯状物、剛毛、糸
、繊維、フィルム、箔、管およびホース状物のような半
製品および完成部品ならびに家庭用物品、例えば皿およ
びコツプ類、および機械部品、例えばケーシングおよび
歯車類の製造用の材料として適している。
それらはなかんずく寸法安定性のあるしかも精度の高い
成形部材の製造用の工業用工作材料として使用すること
ができる。
例1〜12 トリオキサン98重量%およびエチレンオキシド重量%
よりなり、0.65 di/ S’のR8v値および1
2=25?710分のメルトインデックスを有する共重
合体の種々の重量部を、トリエチルアミン11000p
pを含有するメタノール/水の混合物100重量部と混
合する。
得られた混合物を160℃の温度に5分間加熱すると、
重合体は溶解する。
この溶液を毎分1eの割合で、前記のメタノール/水の
混合物90重量部(例1においては97;例2において
は95;例3におL・ては92.5)中の、すでに沈殿
したオキシメチレン重合体10重量部(例1においては
3:例2においては5:例3においては7.5)の懸濁
液10eと連続的に混合する。
この懸濁液は、2m、s’の速度で管内を乱流運動をし
ながら流れ、125℃の温度を示す(重合体の焼結温度
127℃にお(・て、この冷却剤の温度は、従ってこの
焼結温度よりも2℃低い)。
得られた混合物(その温度は *;128ないし130
℃である)は、2秒後に浸漬管を経て、前記の組成を有
する懸濁液(このものはオートクレーブ内で乱流運動を
しつつ流れ、125℃の温度に保たれている)13eと
混合せしめられる。
ポリオキシメチレンは、これらの条件下で完全に沈殿す
る。
このものから生じた懸濁液は、導管を経て毎分10e宛
連続的にオートクレーブから取出されて、溶液との新た
な混合に付される(前記参照)。
懸濁液中の重合体の濃度は、例5〜8においては、前記
の組成を有するメタノール/水の混合物の適当量の配量
によって10重量%に調節される。
オートクレーブ内の液面は、重合体溶液および場合によ
ってはメタノール/水の混合物が添加されるに従って、
懸濁液を連続的に取出すことによって一定に保たれる。
この取出しは、室温への同時的冷却および続いての篩遠
心分離機(メツシュ100μrn、)を用いる遠心分離
による、粗粒状重合体の沈殿剤および微細な重合体から
の分離と共に行なわれる。
遠心分離にかげられたものから、次いで分離器を用いて
微細な重合体が除去され、そしてこの重合体の量および
R3V値が確認される。
その後で、粗粒状生成物の乾燥物質含量が測定され、と
の生成物は70℃の温度において窒素下に乾燥される。
次いでこの乾桑生成物について嵩密度が測定される。
その他の詳細および試験の結果は、第1表から明らかで
ある。
例13 トリオキサン98重量%およびエチレンオキシ12重量
%カラナリ、0.76dllfOR8V値およびT2
=9Y/10分のメルトインデックスを有する共重合体
を用いて例4を繰返す。
以下の結果が得られる。
粗粒状生成物の乾燥物質含量:46重量%粗粒状生成物
の嵩密度: 340 ?/l。
<100μ肌の粒径を有する粒子の量:5重量%微細生
成物のR,SV−値:0.17dl/′?例14 トリオキサン98重量%およびエチレンオキシド2重量
%カラなり、0.65dl/lのR8v値、165℃の
晶粒融点および12=25P/10分のタルトインデッ
クスを有する共重合体25kgを、メタノール95.5
重量%、水4.4重量%およびトリエチルアミン0.1
重量%からなる混合物75kgと混合する。
得られた混合物を窒素下に185℃の温度に5分間加熱
すると、重合体は溶解する。
この溶液を毎分11宛連続的に、前記の組成を有するメ
タノール/水/トリエチルアミン混合物90kg中の、
すでに沈殿したオキシメチレン重合体10kgの懸濁液
101と混合する。
上記の懸濁液は、2m、s−1の速度で管内を乱流運動
しつつ流れ、そして131℃の温度(T1)を示す(重
合体の焼結温度133℃におち・て、この冷却剤の温度
は、従って焼結温度よりも2℃低い)。
得られた混合物(その温度(T2)は136°Cである
)は、浸漬管を経て2秒後に上記の組成を有する懸濁液
(このものはオートクレーブ内で乱流運動しつつ流れ、
13Pcの温度(T3)に保たれている)1001と混
合せしめられる。
得られた懸濁液から毎分101が連続的に導管を経てオ
ートクレーブから取出され、そして上記の重合体溶液と
混合される。
オートクレーブ内に存在する懸濁液の重合体濃度は、前
記の組成を有するメタノール/水/トリエチルアミン混
合物の毎分1.91の添加により、はぼ一定に保たれる
オートクレーブの充填量は1、重合体溶液とメタノール
/水/トリエチルアミン混合物からなる混合物が添加さ
れるに従って懸濁液を連続的に取出すことにより、はぼ
一定に保たれる。
取出された懸濁液(これは室温まで冷却される)から、
篩遠心分離機(篩のメツシュ100μrrL)を用いて
遠心分離することによって、得られた粗粒状の重合体が
分離される。
重合体粒子の77重量%は、400μ肌以上の粒径を示
し、2重量%は100μ扉以下の粒径を有する。
分離された生成物は、窒素下に70℃の温度において乾
燥され、粗粒状生成物の乾燥物質含量は、48重量%で
ある。
乾燥された重合体の嵩密度は、400 f/’/l!で
ある。
粗粒状生成物のR8V値は、0.67dl/zであり、
微細粒子のそレバ0.12dl/ft テある。
例15 下記の変更を除(・て例14を繰返す:溶剤および冷却
剤として、メタノール97.5重量%、水2.4重量%
およびトリエチルア□ン0.1重量%からなる混合物が
使用される。
温度T1、T2およびT3はそれぞれ132℃、137
℃および132℃であり、一方重合体の焼結温度は13
4℃である。
沈殿した重合体粒子は、84重量%までが400μ肌以
上の直径を有し、1重量%までが100μ扉以下の直径
を有する。
粗粒状生成物の乾燥物質含量は、54重量%まで測定さ
れ、そして500 f/lまでの嵩密度が測定された。
粗粒状生成物のR8V−値は、0.66dll?であり
、微細粒子のそれは0.07dll?である。
例16 トリオキサン98重量%およびエチレンオキシド2重量
%からなり、0.65dl、#0R8V値、165℃の
晶粒融点および12=25?710分のメルトインデッ
クスを有する共重合体25重量部を、メタノール85重
量%、水14.9重量%およびトリエチルアミン0.1
重量%からなる混合物75重量部と混合する。
得られた混合物を160℃の温度に5分間加熱すると重
合体は溶解する。
この溶液を毎分ll宛連続的に、前記の組成を有するメ
タノール/水の混合物からなる冷却剤(I)31と混合
する。
この冷却剤は、2m、s ’の速度で管内を乱流運動
しつつ流れ、そして120℃の温度を示す(重合体の焼
結温度127℃において、この冷却剤の温度は、従って
この焼結温度よりも7℃低い)。
得られた混合物(その温度は130ないし132℃であ
る)は、浸漬管を経て2秒後に、すでに沈殿したオキシ
メチレン重合体5重量%および前記の組成を有するメタ
ノール/水の混合物95重量%からなる懸濁液からなる
冷却剤(n)607中に導入される。
この冷却剤はオートクレーブ中で乱流運動をしており、
125℃の温度に保たれている。
オートクレーブの充填量は、溶液および冷却剤からなる
混合物が添加されるに従って懸濁液を連続的に取出すこ
とによってブ定に保たれる。
取出された懸濁液から、沈殿した粗粒状の重合体が次い
で例1と同様にして遠心分離により、冷却剤および微細
粒子状の生成物と分離される。
重合体粒子の74重量%は、400μ机以上の直径を有
し、4重量%は100μ乱以下の直径を有する。
粗粒状の生成物は、窒素下に70℃の温度において乾燥
される。
粗粒状生成物の乾燥物質含量は、40重量%であり、嵩
密度は310 t/lである。
粗粒状生成物のR8V値は、o、67dllYであり、
微細粒子状の生成物のそれは、0.14dll?である
例17〜21 トリオキサン98重量%およびエチレンオキシド2重量
%からなり、0.65dll?0R8V値、165℃の
晶粒融点および12=25P710分のメルトインデッ
クスを有する共重合体の種々の重量部宛を、トリエチル
アミン11000ppを含有するメタノール/水の混合
物100重量部と混合する。
得られた混合物を160℃の温度に5分間加熱すると、
重合体は溶解する。
この溶液を毎分ll宛連続的に、メタノール/水の混合
物中のすでに沈殿したオキシメチレン重合体の懸濁液1
01と混合する。
この懸濁液は、管中を3m、s’の速度−Cfl、筬運
動をしながら流れており、125℃の温度を有する(重
合体の焼結温度127℃にお〜・て、この液状冷却剤の
温度は、従ってこの焼結温度よりも2℃低い)。
得られた混合物(その温度は最初128℃ないし130
’cである)は、2秒後にサーモスタット付きジャフ
ットを備えた管の部分に達し、その中で乱流で流れてい
る混合物は、3秒間のうちに125℃の温度まで冷却さ
れる。
次いで混合物は、オートクレーブ内を乱流運動しながら
流れかつ125℃の温度に保たれた前記の組成の懸濁液
1001と混合される。
このようにして生じたこの懸濁液から毎分JOl宛をオ
ートクレーブから導管を経て連続的に取出し、溶液と新
たに混合するために導かれる(前記参照)。
懸濁液中の重合体の濃度は、例18.19および21に
おいては、前記の組成を有するメタノール/水の混合物
の適当な量を配量することによって10重量%に調節さ
れる。
オートクレーブ内の液面は、重合体溶液および場合によ
ってはメタノール/水の混合物が添加されるに従い、懸
濁液を連続的に取出すことによって一定に保たれる。
この取出しは同時に室温まで冷却し、次いで例1と同様
な方法で遠心分離することによって、粗粒状重合体を沈
殿剤および微細粒子状の生成物から分離しながら行なわ
れる。
次にこの微細粒子状重合体は、遠心分離物から分離され
、この重合体の量が測定される。
次に粗粒状生成物の乾燥物質含量が測定され、この生成
物は窒素下に70℃の温度において乾燥される。
この乾燥された生成物の嵩密度が次に測定される。
その他の細目および試験の結果を第2表に示す。
本発明による粗粒状生成物から射出成形によつて製造さ
れた成形物試料の衝撃下における挙動をDIN5344
3に従って落下ボルト試験において試験する。
この目的で、辺の長さ60關、厚さ2mmの正方形の板
および重量1002の落下ポル**トを使用した。
荷重面の環状開口部は、規格から外れて25mmである
落下の高さは、材料の強靭さの尺度である。
比較例 トリオキサン98重量%およびエチレンオキシド2重量
%からなり、0.65dllf?(f)RSV値、16
5℃の晶粒融点および12=25s’710分のメルト
インデックスを有する共重合体10重量部を、メタノー
ル60重量%、水39.9重量%およびトリエチルアミ
ン0.1重量%からなる混合物ioo重量部と混合する
得られた懸濁液を165℃に5分間加温すると、重合体
は溶解する。
この溶液を135℃の温度に冷却し、オートクレーブ中
でメタノール60重量%および水40重量%からなる混
合物(これは乱流的に攪拌され、その温度は125℃で
ある)30重量部と混合する。
(重合体の焼結温度127℃におち・て、この沈殿剤の
温度は、従ってこの焼結温度よりも2℃低い)。
15分間のオートクレーブ中における平均滞留時間の後
に、得られた重合体懸濁液は、オートクレーブの底部か
ら排出される。
篩遠心分離機(メツシュ100μrrL)を用(・て、
上記の懸濁液を遠心分離することにより、固体状の生成
物の粗粒状部分を分離する。
この粗粒状生成物は、45重量%(固体状生成物の全量
を基準とする)の量で得られ、その乾燥物質含量は、約
31重量%であり、その嵩密度は260 t/lである
この粗粒状生成物のR8V値は0.69 dll ?で
あり、微細粒子部分のそれは0.60dl/Pである。
粗粒状生成物および微細粒子状生成物からなる最初に得
られた混合物を成形物試料に加工して、例17ないし2
1と同様にして落下ボルト試験に付する。
測定された落下の高さは90(1771である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オキシメチレン重合体(POM)の溶液または微細
    な分散液の冷却および続いての沈殿したPOMの分離に
    よって、オキシメチレン単位と共に主鎖中に2ないし8
    個の隣接した炭素原子を有するオキシアルキレン単位O
    1■ないし20重量%を含有する粒状のPOMを製造す
    る方法において、POMの焼結温度(Ts)よりも5な
    いし65℃高い温度のメタノール/水の混合物中のPO
    Mの溶液または分散液を、2段階における冷却によりま
    ずTsより0ないし10℃高い温度まで、次いでTsよ
    り1ないし10℃低い温度まで冷却し、そして次に上記
    の冷却によって得られた、100μ扉より大きな粒径を
    有する固体のPOM粒子を分離し、そして乾燥すること
    を特徴とする、前記の粒状オキシメチレン重合体の製造
    方法。 2 出発物質としてPOMの3ないし35重量%の溶液
    または分散液を使用する特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 溶剤または分散剤としてメタノール99.9ないし
    40重量%および、場合によっては、塩基性に作用する
    化合物を含有する、水o、iないし60重量%からなる
    混合物を使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 POMの溶液または分散液の2段階冷却を、乱流
    で流れている液体冷却剤を用L・て実施する特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 5 POMの溶液または分散液の2段階冷却を冷却装
    置を用いて実施する特許請求の範囲第1項記載の方法っ 6 POMの溶液または分散液の2段階冷却を、まず
    乱流で流れている液体冷却剤と混合し、次いで冷却装置
    を用も・て実施する特許請求の範囲第1項記載の方法。 7 液体の冷却剤としてPOMIないし25重量%およ
    びメタノール/水の混合物99ないし75重量%からな
    る懸濁液を使用する特許請求の範囲第4項記載の方法。 8 懸濁剤としてメタノール99.9ないし40重量%
    および水0.1ないし60重量%からなる混合物を使用
    する特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 液体の冷却剤としてメタノールと水との混合物を使
    用する特許請求の範囲第4項記載の方法。 10 液体の冷却剤としてメタノール99.9ないし
    40重量%および水0.1ないし60重量%からなる混
    合物を使用する特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 液体の冷却剤がTsよりせいぜL・2℃低い温
    度を示す特許請求の範囲第4項記載の方法。 12 POMの溶液または分散液が、第1の冷却段階
    の間、Tsより0ないし10℃高い温度に0.5ないし
    5秒間保たれる特許請求の範囲第1項記載の方法。 13 最初に添加される冷却剤の部分量に対するPO
    M溶液または分散液の容積比が1:2ないし1:35で
    ある特許請求の範囲第4項記載の方法。 14100μ屏より大きな粒径を有するPOM粒子が、
    冷却後に得られる懸濁液の濾過または遠心分離によって
    分離される特許請求の範囲第1項記載の方法。
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