JPS5838714A - オキシメチレンコポリマ−の安定化方法 - Google Patents
オキシメチレンコポリマ−の安定化方法Info
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- JPS5838714A JPS5838714A JP13795081A JP13795081A JPS5838714A JP S5838714 A JPS5838714 A JP S5838714A JP 13795081 A JP13795081 A JP 13795081A JP 13795081 A JP13795081 A JP 13795081A JP S5838714 A JPS5838714 A JP S5838714A
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- oxymethylene copolymer
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、オキシメチレンコポリマーの安定化方法に関
し、更に詳しくは、150℃以上の融点を有し、かつ主
鎖中に少な(とも2個の隣接する炭素原子を有するオキ
シアルキレン単位を含有し、加熱重量保持率98係以上
のオキシメチレンコポリマーを実用的に優れたものとす
る熱安定化方法に関するものである。
し、更に詳しくは、150℃以上の融点を有し、かつ主
鎖中に少な(とも2個の隣接する炭素原子を有するオキ
シアルキレン単位を含有し、加熱重量保持率98係以上
のオキシメチレンコポリマーを実用的に優れたものとす
る熱安定化方法に関するものである。
オキシメチレンコポリマーは、各種産業分野で利用され
ている有用なプラスチックスであって、通常トリオキサ
ンと環状エーテル又は環状ホルマールを共重合させて製
造され石。しかし、このようにして製造されたコポリマ
ーは、長鎖分子末端に熱的に不安定な+0CH2+nO
H基を有し、このような末端基は加熱成形などに際して
分解しやす(、そのままでは優れた成形品を提供しつる
実用的樹脂ではない。
ている有用なプラスチックスであって、通常トリオキサ
ンと環状エーテル又は環状ホルマールを共重合させて製
造され石。しかし、このようにして製造されたコポリマ
ーは、長鎖分子末端に熱的に不安定な+0CH2+nO
H基を有し、このような末端基は加熱成形などに際して
分解しやす(、そのままでは優れた成形品を提供しつる
実用的樹脂ではない。
このような工業的に製造されたオキシメチレンコポリマ
ーを安定化するには、上記の熱的に不安定な末端部を除
去することが必要であり、そのためにその不安定部を分
解して、分子鎖中の炭素−炭素結合を有するオキシアル
キレン単位が末端基となるように処理することが知られ
ている。
ーを安定化するには、上記の熱的に不安定な末端部を除
去することが必要であり、そのためにその不安定部を分
解して、分子鎖中の炭素−炭素結合を有するオキシアル
キレン単位が末端基となるように処理することが知られ
ている。
このような熱安定化法として、これまでコポリマーを溶
融させ、水又はアルコール及び塩基の存在下で、溶融加
水分解する方法(特公昭43−1875号公報)や溶融
加水分解後、揮発物質を減圧下で除去する方法(特公昭
44−11907号公報)が提案されている。しかし、
これらの溶融加水分解方法においては、コポリマーを2
00”C以上の高温に加熱する必要があるので、主鎖の
切断が生じやすく、その処理操作、特に温度条件は極め
て厳密な制御が必要である。さらに、温度制御条件下で
の溶融コポリマーは、例えld’2,000〜100.
000ポイズの高い粘度を有するので取り扱いが容易で
な(、通常その処理に用いられる押出機も特別な精度を
もったも、のが必要となり、工業的に有利な方法ではな
い。
融させ、水又はアルコール及び塩基の存在下で、溶融加
水分解する方法(特公昭43−1875号公報)や溶融
加水分解後、揮発物質を減圧下で除去する方法(特公昭
44−11907号公報)が提案されている。しかし、
これらの溶融加水分解方法においては、コポリマーを2
00”C以上の高温に加熱する必要があるので、主鎖の
切断が生じやすく、その処理操作、特に温度条件は極め
て厳密な制御が必要である。さらに、温度制御条件下で
の溶融コポリマーは、例えld’2,000〜100.
000ポイズの高い粘度を有するので取り扱いが容易で
な(、通常その処理に用いられる押出機も特別な精度を
もったも、のが必要となり、工業的に有利な方法ではな
い。
このような高温処理に基づく欠点を克服するたメニ、よ
り低い温度条件でオキシメチレンコポリマーの不安定部
を除去する方法、例えばコポリマーを水、トリオキサン
、塩基を含む媒体中に高温で加熱溶解し、不安定部を加
水分解して除去する方法(特公昭43−18714号公
報)が提案されている。しかし、この方法において′は
、溶解したポリマーが沈殿物となる場合に、繊維状物質
を形成し、反応機の閉塞の原因となるので、その取り扱
いが甚だ厄介である。その外、5〜60係のトリオキサ
ン及び10憾以下の塩基を含む水又はアルコール媒体中
で、温度をコポリマーの膨潤温度範囲内に保って、末端
不安定部を加水分解させ除去する方法(特公昭43−7
553号公報)も提案されているが、この方法は、コポ
リマ=の膨潤状態での不均一系加水分解反応のために、
加水分解が不充分となり、不安定部が残留して最終加工
製品の品質に問題を生じ易い。さらに加水分解反応系に
多量のトリオキサンが使用されるので、その回収工程が
はん雑なことは、この方法の致命的欠陥である。
り低い温度条件でオキシメチレンコポリマーの不安定部
を除去する方法、例えばコポリマーを水、トリオキサン
、塩基を含む媒体中に高温で加熱溶解し、不安定部を加
水分解して除去する方法(特公昭43−18714号公
報)が提案されている。しかし、この方法において′は
、溶解したポリマーが沈殿物となる場合に、繊維状物質
を形成し、反応機の閉塞の原因となるので、その取り扱
いが甚だ厄介である。その外、5〜60係のトリオキサ
ン及び10憾以下の塩基を含む水又はアルコール媒体中
で、温度をコポリマーの膨潤温度範囲内に保って、末端
不安定部を加水分解させ除去する方法(特公昭43−7
553号公報)も提案されているが、この方法は、コポ
リマ=の膨潤状態での不均一系加水分解反応のために、
加水分解が不充分となり、不安定部が残留して最終加工
製品の品質に問題を生じ易い。さらに加水分解反応系に
多量のトリオキサンが使用されるので、その回収工程が
はん雑なことは、この方法の致命的欠陥である。
このように、従来提案されたオキシメチレンコポリマー
の安定化法は、いずれも実用的に満足しうるものではな
かった。
の安定化法は、いずれも実用的に満足しうるものではな
かった。
本発明者らは、このような実状に鑑み、オキシメチレン
コポリマーの安定化法について研究を進めていたところ
、オキシメチレンコポリマー中に不安定成分が4重量係
以上含まれたものは、満足しうる安定化が極めて得られ
難いことを知り、この知見に基づいて先に不安定成分の
少ないオキシメチレンコポリマーの製造についての改良
方法を提案した(特願昭56−25932号)。
コポリマーの安定化法について研究を進めていたところ
、オキシメチレンコポリマー中に不安定成分が4重量係
以上含まれたものは、満足しうる安定化が極めて得られ
難いことを知り、この知見に基づいて先に不安定成分の
少ないオキシメチレンコポリマーの製造についての改良
方法を提案した(特願昭56−25932号)。
この方法によれば、トリオキサンとエチレンオキシド又
は1,3−ジオキソランとを含む原料混合物を連続的に
共重合するに際し、重合反応装置として一対のシャフト
の外部境界に実質的にそった長いケースよりなり、上記
シャフトのおのおのが多数の互にかみ合う弧状辺からな
る擬三角形板をもち、互に相手の板の表面をなでる様か
み合う構造をもつものを用い、上記シャツトラ同方向に
回転し、生成重合体を微粉体に粉砕しながら、重合反応
域から転化率81〜94憾で取り出すとき、加熱重合保
持率が984以上の優れたオキシメチレン共重合体が容
易に得られる。
は1,3−ジオキソランとを含む原料混合物を連続的に
共重合するに際し、重合反応装置として一対のシャフト
の外部境界に実質的にそった長いケースよりなり、上記
シャフトのおのおのが多数の互にかみ合う弧状辺からな
る擬三角形板をもち、互に相手の板の表面をなでる様か
み合う構造をもつものを用い、上記シャツトラ同方向に
回転し、生成重合体を微粉体に粉砕しながら、重合反応
域から転化率81〜94憾で取り出すとき、加熱重合保
持率が984以上の優れたオキシメチレン共重合体が容
易に得られる。
本発明者らは、このような重合方法によって得られる不
安定成分含有量が比較的少ないオキシメチレンコポリマ
ーについて、特に貿用件の優れた樹脂を提供すべ(その
安定化方法を研究した結果、処理操作が容易で広範な用
途に適用できる安定化=rポリマーを製造する方法を見
出した。
安定成分含有量が比較的少ないオキシメチレンコポリマ
ーについて、特に貿用件の優れた樹脂を提供すべ(その
安定化方法を研究した結果、処理操作が容易で広範な用
途に適用できる安定化=rポリマーを製造する方法を見
出した。
すなわち、本発明は、150℃以上の融点を有し、主鎖
中に少な(とも2個の隣接する炭素原子を有するオキシ
アルキレン単位を含有し、かつ加熱重量保持率984以
上のオキシメチレンコポリマーを形成させ、次いでこれ
″f:10重量係以下の塩基性物質を含有する水、アル
コール又はその混合物を主成分とする媒体中に加えたス
ラ’J−’e、130〜155℃の温度範囲でかつ上記
オキシメチレンコポリマーの膨潤温度範囲内の加熱条件
下に処理し、もとの加熱重量保持率よりも高(かつ99
係以上にすることを特徴とするオキシメチレンコポリマ
ーの安定化方法を提供するものである。
中に少な(とも2個の隣接する炭素原子を有するオキシ
アルキレン単位を含有し、かつ加熱重量保持率984以
上のオキシメチレンコポリマーを形成させ、次いでこれ
″f:10重量係以下の塩基性物質を含有する水、アル
コール又はその混合物を主成分とする媒体中に加えたス
ラ’J−’e、130〜155℃の温度範囲でかつ上記
オキシメチレンコポリマーの膨潤温度範囲内の加熱条件
下に処理し、もとの加熱重量保持率よりも高(かつ99
係以上にすることを特徴とするオキシメチレンコポリマ
ーの安定化方法を提供するものである。
本発明の方法において、加熱重量保持率とは、オキシメ
チレンコポリマー’!&真空中で225℃の温度に50
分間加熱するときの重量残存率であって、安定性の目安
とされ5るものであり、本明細書において加熱重量保持
率とは上記測定条件に基づくもので(重量)係で表示さ
れる。この加熱重量保持率99係以上の上記コポリマー
は、加熱成形加工において、樹脂が劣化する程度が極め
て小さく実用上望ましい安定なものである。
チレンコポリマー’!&真空中で225℃の温度に50
分間加熱するときの重量残存率であって、安定性の目安
とされ5るものであり、本明細書において加熱重量保持
率とは上記測定条件に基づくもので(重量)係で表示さ
れる。この加熱重量保持率99係以上の上記コポリマー
は、加熱成形加工において、樹脂が劣化する程度が極め
て小さく実用上望ましい安定なものである。
本発明は、前記提案の方法に基いて製造された比較的安
定なオキシメチレンコポリマーの安定化処理において、
特に加熱重量保持率が98係以上のものは、極めて簡単
な処理により、容易に99係以上の優れた実用的コポリ
マーとすることができるとの知見に基づいてなされたも
のである。従って、本発明においては、実用的成形物の
諸物性を考慮し、処理すべきコボリマーヲ150°C以
上、好ましくは155℃以上の融点を有し、加熱重量保
持率98係以上のコポリマーとすることが必要であり、
このようなコポリマーを形成させて、従来知られた処理
方法よりも極めて簡易な方法により安定性を向上させ、
実用性の優れたコポリマーを製造するものである。また
、本発明に係るコポリマーは、−0H20一単位を主成
分とし、主鎖中に少なくとも2個の隣接する炭素原子を
有するオキシアルキレン単位(H0,5〜4モル係導入
されたものである。この種のコモノマーとしては、例え
ばエチレンオキシド、ジオキソラン、ジエチレング1]
コールホルマール、フタンジオールホルマール、ペンタ
ソジオールホルマールなどの環状エーテルやアセタール
類が挙げられる。これらのコモノマーには、通常微量の
不純物が混入してし・るが、共重合により得られるコモ
ノマーの末端に水酸基を形成する不純物は好ましくな(
、例えば水、アルコール及び有機酸などはその代表的な
もので、共重合に用いられるコモノマーはこれらの好ま
しくない不純物が総和量として10 ppm以下のもの
が望ましい。
定なオキシメチレンコポリマーの安定化処理において、
特に加熱重量保持率が98係以上のものは、極めて簡単
な処理により、容易に99係以上の優れた実用的コポリ
マーとすることができるとの知見に基づいてなされたも
のである。従って、本発明においては、実用的成形物の
諸物性を考慮し、処理すべきコボリマーヲ150°C以
上、好ましくは155℃以上の融点を有し、加熱重量保
持率98係以上のコポリマーとすることが必要であり、
このようなコポリマーを形成させて、従来知られた処理
方法よりも極めて簡易な方法により安定性を向上させ、
実用性の優れたコポリマーを製造するものである。また
、本発明に係るコポリマーは、−0H20一単位を主成
分とし、主鎖中に少なくとも2個の隣接する炭素原子を
有するオキシアルキレン単位(H0,5〜4モル係導入
されたものである。この種のコモノマーとしては、例え
ばエチレンオキシド、ジオキソラン、ジエチレング1]
コールホルマール、フタンジオールホルマール、ペンタ
ソジオールホルマールなどの環状エーテルやアセタール
類が挙げられる。これらのコモノマーには、通常微量の
不純物が混入してし・るが、共重合により得られるコモ
ノマーの末端に水酸基を形成する不純物は好ましくな(
、例えば水、アルコール及び有機酸などはその代表的な
もので、共重合に用いられるコモノマーはこれらの好ま
しくない不純物が総和量として10 ppm以下のもの
が望ましい。
また、共重合を開始する1こめの触媒としては、例えば
ルイス酸であるフッ化ホウ素及びそれとエーテル、フェ
ノール、アルコールなどとの錯化合物、あるいは第三級
ブチルバークロレートのような過塩素酸エステル型の化
合物、あるし・はテトラフルオロホウ酸、ヘキサフルオ
ロヒ素酸化合物、ヘキサフルオロアンチモン酸化合物な
どの)(−フルオロアニオンを含有する化合物などが挙
げられる。触媒は、公知の手段により単量体に対して1
0−6〜1重量係、好ましくは10 〜10 重量係
の濃度で使用される。共重合は、これらの重合開始触媒
の存在下に、トリオキサン及びコモノマーから成るモノ
マー類を、好ましくは塊状にヤ、すなわち本質的に溶剤
若しくは懸濁剤の不在下にて、かつトリオキサンの融点
と沸点との間すなわち60〜約120℃の温度で行なう
。この際コポリマー以外に、モノマー類の残部や触媒、
場合により触媒の希釈剤としての少量の溶剤が存在する
。重合後、触媒は公知の手段により失活化され、コポリ
マーは必要に応じて洗浄、乾燥、粉砕する。触媒の失活
化は、失活化剤として触媒と不活性な錯化合物全形成す
る化合物、例えばアルカリ金属フッ化物又は塩基性物質
、例えば炭酸アルカリ、アンモニア、アミン、アミノア
ミドなどが用いられ、その使用量は触媒の量に依存する
が、通常モノマー類の合計量に対して10 〜0.1重
量幅、好ましくは10 〜10 重量係用いて行う。
ルイス酸であるフッ化ホウ素及びそれとエーテル、フェ
ノール、アルコールなどとの錯化合物、あるいは第三級
ブチルバークロレートのような過塩素酸エステル型の化
合物、あるし・はテトラフルオロホウ酸、ヘキサフルオ
ロヒ素酸化合物、ヘキサフルオロアンチモン酸化合物な
どの)(−フルオロアニオンを含有する化合物などが挙
げられる。触媒は、公知の手段により単量体に対して1
0−6〜1重量係、好ましくは10 〜10 重量係
の濃度で使用される。共重合は、これらの重合開始触媒
の存在下に、トリオキサン及びコモノマーから成るモノ
マー類を、好ましくは塊状にヤ、すなわち本質的に溶剤
若しくは懸濁剤の不在下にて、かつトリオキサンの融点
と沸点との間すなわち60〜約120℃の温度で行なう
。この際コポリマー以外に、モノマー類の残部や触媒、
場合により触媒の希釈剤としての少量の溶剤が存在する
。重合後、触媒は公知の手段により失活化され、コポリ
マーは必要に応じて洗浄、乾燥、粉砕する。触媒の失活
化は、失活化剤として触媒と不活性な錯化合物全形成す
る化合物、例えばアルカリ金属フッ化物又は塩基性物質
、例えば炭酸アルカリ、アンモニア、アミン、アミノア
ミドなどが用いられ、その使用量は触媒の量に依存する
が、通常モノマー類の合計量に対して10 〜0.1重
量幅、好ましくは10 〜10 重量係用いて行う。
本発明に用いる222℃で50分間真空下に保持したと
きの重量保持率が98係以上であるオキシメチレンコポ
リマーは、例えば次に示す重合反応機を用いて得ること
ができる。すなわち、重合反応機として、一対のシャフ
トの外部境界に実質的にそった長いケースより成り、上
記シャフトのおのおのが弧状辺をもつ擬三角形断面のパ
ドルをもち、互に相方の表面をなでるようかみ合う構造
を有し、シャフトは同方向に回転する、いわゆるセルフ
クリーニング型反応機を用い、重合反応の転化率が81
〜94憾の範囲になるように前記モノマー類を共重合さ
せることにより、222℃で50分間真空下に保持した
ときの重量保持率が98重量係以上であるオキシメチレ
ンコポリマーを、微粉砕された形で得ることができる。
きの重量保持率が98係以上であるオキシメチレンコポ
リマーは、例えば次に示す重合反応機を用いて得ること
ができる。すなわち、重合反応機として、一対のシャフ
トの外部境界に実質的にそった長いケースより成り、上
記シャフトのおのおのが弧状辺をもつ擬三角形断面のパ
ドルをもち、互に相方の表面をなでるようかみ合う構造
を有し、シャフトは同方向に回転する、いわゆるセルフ
クリーニング型反応機を用い、重合反応の転化率が81
〜94憾の範囲になるように前記モノマー類を共重合さ
せることにより、222℃で50分間真空下に保持した
ときの重量保持率が98重量係以上であるオキシメチレ
ンコポリマーを、微粉砕された形で得ることができる。
本発明は、このようにして得られた加熱重量保持率98
係以上で、かつ150℃以上の融点含有するオキシメチ
レンコポリマーから、安定化されたしかも物性の優れた
成形加工品を提供しうる極めて実用的オキシメチレンコ
ポリマーを得る方法である。
係以上で、かつ150℃以上の融点含有するオキシメチ
レンコポリマーから、安定化されたしかも物性の優れた
成形加工品を提供しうる極めて実用的オキシメチレンコ
ポリマーを得る方法である。
本発明の方法によれば、共重合して得られた加熱重量保
持率が98係以上で融点150℃以上を有するコポリマ
ーを、例えばア57類、アンモニア、アルカリ金属の水
酸化物や弱酸塩のような塩基性物質を10重量幅以下含
有する水、アルコール又はそれらの混合物を主成分とす
る媒体中で加熱下に加水分解処理される。その場合の加
熱温度は130〜155℃でかつオキシメチレンコポリ
マーが膨潤状態を形成する温度範囲内に保たれ、コポリ
マーは上記媒体中スラリー状態で分解処理される。
持率が98係以上で融点150℃以上を有するコポリマ
ーを、例えばア57類、アンモニア、アルカリ金属の水
酸化物や弱酸塩のような塩基性物質を10重量幅以下含
有する水、アルコール又はそれらの混合物を主成分とす
る媒体中で加熱下に加水分解処理される。その場合の加
熱温度は130〜155℃でかつオキシメチレンコポリ
マーが膨潤状態を形成する温度範囲内に保たれ、コポリ
マーは上記媒体中スラリー状態で分解処理される。
この処理温度が130℃未満では分解反応の速度がおそ
(、また反応が不充分となり易<、155℃を超えると
コポリマー主鎖が切れたり安定化効果が低減して好まし
くない。ここで、コポリマーの媒体中の膨潤温度は、コ
ポリマーと媒体との混合物をガラスアンプル中に封入し
て、例えばオイルバス中で徐々に昇温させ、コポリマー
の粒子が膨潤し太き(なる状態を観察することにより、
あらかじめ容易に確認することができる。
(、また反応が不充分となり易<、155℃を超えると
コポリマー主鎖が切れたり安定化効果が低減して好まし
くない。ここで、コポリマーの媒体中の膨潤温度は、コ
ポリマーと媒体との混合物をガラスアンプル中に封入し
て、例えばオイルバス中で徐々に昇温させ、コポリマー
の粒子が膨潤し太き(なる状態を観察することにより、
あらかじめ容易に確認することができる。
本発明の方法は、共重合したコポリマーを溶融加水分解
法に比して、遥かに低い温度領域で処理するので、コポ
リマーの劣化の危険もな(、さらに特別な押出機を使用
しなければならないなどの工業的に不利な制約もな(、
通常の反応槽あるいはスクリューコンベイヤ−の如き簡
単な装置で実施することができるので極めて有利である
。また、本発明では、反応媒体として水とアルコール以
外の例えばトリオキサンなどの環状エーテル類を使用す
る必要は全(なく、取り扱いの面からも処理費用に関し
ても工業的に甚だ有利である。さらに、本発明の方法に
おいては、分解処理反応は不均一系で進行するが、コキ
リマーの不安定成分の分解除去効果は、従来知られた不
均一系の加水分解反応で得られる除去効果に比べて遥か
に高く、処理によって得られたコポリマーの熱安定性が
極めて高いことは全(予想外であった。
法に比して、遥かに低い温度領域で処理するので、コポ
リマーの劣化の危険もな(、さらに特別な押出機を使用
しなければならないなどの工業的に不利な制約もな(、
通常の反応槽あるいはスクリューコンベイヤ−の如き簡
単な装置で実施することができるので極めて有利である
。また、本発明では、反応媒体として水とアルコール以
外の例えばトリオキサンなどの環状エーテル類を使用す
る必要は全(なく、取り扱いの面からも処理費用に関し
ても工業的に甚だ有利である。さらに、本発明の方法に
おいては、分解処理反応は不均一系で進行するが、コキ
リマーの不安定成分の分解除去効果は、従来知られた不
均一系の加水分解反応で得られる除去効果に比べて遥か
に高く、処理によって得られたコポリマーの熱安定性が
極めて高いことは全(予想外であった。
次に、実施例、参考例によって本発明をさらに詳細に説
明する。
明する。
参考例
共重合体の製造
トリオキサン100重量部、エチレンオキシド2.44
重量部、分子量調節剤としてのメチラール0.084重
量部、触媒としてのBP、−ジブチルニーテラー) 0
.022重量部を、内径50mの2軸の同方向回転のニ
ーダ−の供給部に連続的に供給する。
重量部、分子量調節剤としてのメチラール0.084重
量部、触媒としてのBP、−ジブチルニーテラー) 0
.022重量部を、内径50mの2軸の同方向回転のニ
ーダ−の供給部に連続的に供給する。
パドルは多数の互にかみ合う弧状辺をもつ擬三角形断面
であり、互に相方の表面及びケーシング表面をなでて回
転する。ケーシングのジャケット部は80℃に保つ。排
出部より転化率90%のコポリマー粉末が連続的に取り
出される。取り出されたコポリマー粉末をトリエチルア
ミンで中和し、水で洗浄する。
であり、互に相方の表面及びケーシング表面をなでて回
転する。ケーシングのジャケット部は80℃に保つ。排
出部より転化率90%のコポリマー粉末が連続的に取り
出される。取り出されたコポリマー粉末をトリエチルア
ミンで中和し、水で洗浄する。
得られたヲボリマーの重量保存率ハタ8.フ係で、融点
は164℃であった。また、劣ロルフェノールとテトラ
クロルエタンの1=1混合溶媒(α−ピネン2壬、ヨシ
ノックスBB0.5係含有)中、帆5係の濃度で60”
Cにおいて測定した還元粘度は1.80であった(コポ
リマー■)。また、このコポリマーの製造において、分
子量調節剤として用いたメチラールに代えて水を用い、
同様に操作して、重量保持率95.04のコポリマー(
コポリマーn)を得た。
は164℃であった。また、劣ロルフェノールとテトラ
クロルエタンの1=1混合溶媒(α−ピネン2壬、ヨシ
ノックスBB0.5係含有)中、帆5係の濃度で60”
Cにおいて測定した還元粘度は1.80であった(コポ
リマー■)。また、このコポリマーの製造において、分
子量調節剤として用いたメチラールに代えて水を用い、
同様に操作して、重量保持率95.04のコポリマー(
コポリマーn)を得た。
実施例1
参考例で得たコポリマー11重量部、水4重量部及びト
リエチルアミン帆02重量部’tN2雰囲気下にオート
クレーブに仕込み、かきまぜながら、コポリマーの膨潤
温度範囲内の】44〜147℃の温度に急速に加熱し、
1o分間保った。ついで反応器内を急速に冷却し、得ら
れたコポリマーのスラIJ i口過し、水で洗浄した
のち、100℃の温度で真空乾燥した。乾燥コポリマー
の加熱重量保持率は99.7係に向上した。
リエチルアミン帆02重量部’tN2雰囲気下にオート
クレーブに仕込み、かきまぜながら、コポリマーの膨潤
温度範囲内の】44〜147℃の温度に急速に加熱し、
1o分間保った。ついで反応器内を急速に冷却し、得ら
れたコポリマーのスラIJ i口過し、水で洗浄した
のち、100℃の温度で真空乾燥した。乾燥コポリマー
の加熱重量保持率は99.7係に向上した。
比較例1
参考例で得られたコポリマー■をコポリマーlに代えて
実施例1と同様の操作により安定化処理した。
実施例1と同様の操作により安定化処理した。
処理後のコポリマー■の加熱重量保持率は97.3係で
あり、実用に供するには満足する熱安定性を有するもの
ではなかった。
あり、実用に供するには満足する熱安定性を有するもの
ではなかった。
比較例2
参考例で得られたコポリマーIII重量部、トリオキサ
ン0.4重量部、水3.6重量部及びトリ5工チルアミ
ン帆02重量部を、それぞれN2雰囲気下にオートクレ
ーブに仕込み、°かきまぜながら、コポリマ:の膨潤温
度範囲内の140〜142℃に急速に加熱し、10分間
保って分解処理した。ついで容器を急速に冷却させ、ポ
リマースラIJ i日別し七水洗後、100℃の温度
で充分真空乾燥した。乾燥後のコポリマーの加熱重量保
持率は98.5%であつ1こ。しかし実用的にはまだ不
充分なものであり、またトリオキサンの回収は大変で、
回収率も低いものであった。
ン0.4重量部、水3.6重量部及びトリ5工チルアミ
ン帆02重量部を、それぞれN2雰囲気下にオートクレ
ーブに仕込み、°かきまぜながら、コポリマ:の膨潤温
度範囲内の140〜142℃に急速に加熱し、10分間
保って分解処理した。ついで容器を急速に冷却させ、ポ
リマースラIJ i日別し七水洗後、100℃の温度
で充分真空乾燥した。乾燥後のコポリマーの加熱重量保
持率は98.5%であつ1こ。しかし実用的にはまだ不
充分なものであり、またトリオキサンの回収は大変で、
回収率も低いものであった。
実施例2
実施例1において、水4部の代りにメタノール0.4部
及び水3.6部の混合媒体を用い処理温度を142〜1
45℃とした以外は同様に操作を行ない加熱重量保持率
99.54の安定なコポリマーを得た。
及び水3.6部の混合媒体を用い処理温度を142〜1
45℃とした以外は同様に操作を行ない加熱重量保持率
99.54の安定なコポリマーを得た。
113−
Claims (1)
- 1150℃以上の融点を有し、主鎖中に少なくとも2個
の隣接する炭素原子を有するオキシアルキレン単位を含
有し、かつ加熱重量保持率98係以上のオキシメチレン
コポリマーを形成させ、次いでこれを10重量係以下の
塩基性物質を含有する水、アルコール又はその混合物を
主成分とする媒体中に加えたスラリーを、130〜15
5℃の温度範囲でかつ上記オキシメチレンコポリマーの
膨潤温度範囲内の加熱条件下に処理し、もとの加熱重量
保持率よりも高くかつ99係以上にすることを特徴トス
るオキシメチレンコポリマーの安定化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13795081A JPS5838714A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | オキシメチレンコポリマ−の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13795081A JPS5838714A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | オキシメチレンコポリマ−の安定化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5838714A true JPS5838714A (ja) | 1983-03-07 |
Family
ID=15210496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13795081A Pending JPS5838714A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | オキシメチレンコポリマ−の安定化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838714A (ja) |
-
1981
- 1981-09-02 JP JP13795081A patent/JPS5838714A/ja active Pending
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