JPS5849661Y2 - プリント基板用ホウロウ板 - Google Patents
プリント基板用ホウロウ板Info
- Publication number
- JPS5849661Y2 JPS5849661Y2 JP5206579U JP5206579U JPS5849661Y2 JP S5849661 Y2 JPS5849661 Y2 JP S5849661Y2 JP 5206579 U JP5206579 U JP 5206579U JP 5206579 U JP5206579 U JP 5206579U JP S5849661 Y2 JPS5849661 Y2 JP S5849661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- printed circuit
- enamel
- enameled
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、プリント基板用ホウロウ板に関するもので
ある。
ある。
今限ホウロウ板にプリント配線を施した基板が各種機器
に多用されるに至ってきているが、この種のホウロウ板
においては、素地材の両面に等しい厚さをもってホウロ
ウ掛けをしないと、ホウロウの焼付は過程等で、素地材
との間の膨張率の差により、そりが生ずるという欠点が
ある。
に多用されるに至ってきているが、この種のホウロウ板
においては、素地材の両面に等しい厚さをもってホウロ
ウ掛けをしないと、ホウロウの焼付は過程等で、素地材
との間の膨張率の差により、そりが生ずるという欠点が
ある。
このようにしてそりが生ずると、形状にバラ付きができ
て管理が難しいこと、プリント配線に際し、印刷機によ
る印刷精度が下がること、両面基板として用いにくいこ
と等種々の問題が起ってくる。
て管理が難しいこと、プリント配線に際し、印刷機によ
る印刷精度が下がること、両面基板として用いにくいこ
と等種々の問題が起ってくる。
本考案は、このような点に鑑み、素地材上の両面に等し
い厚さのホウロウ層を設けることによりそりの発生をな
くそうとするものである。
い厚さのホウロウ層を設けることによりそりの発生をな
くそうとするものである。
とは言っても、両面のホウロウ層を高精度で同一にする
ことは、コスト的にも無理であり、がつまた、そりの発
生自体が素地材厚との関係で異なるので、両面のホウロ
ウ層の差を許容できるそりが生ずる範囲に抑えればよい
ことにしである。
ことは、コスト的にも無理であり、がつまた、そりの発
生自体が素地材厚との関係で異なるので、両面のホウロ
ウ層の差を許容できるそりが生ずる範囲に抑えればよい
ことにしである。
この許容できるそりの一応の目安として、本考案者等は
、通常の厚膜印刷基板としてよく用いられるアルミナ基
板のそりが約0.4%未満であることを参考にし、これ
と同等の範囲に収まるように素地材厚に対する両面のホ
ウロウ層の差を求めたところ、第1表の結果を得た。
、通常の厚膜印刷基板としてよく用いられるアルミナ基
板のそりが約0.4%未満であることを参考にし、これ
と同等の範囲に収まるように素地材厚に対する両面のホ
ウロウ層の差を求めたところ、第1表の結果を得た。
尚、ここで、そりとは第4図に示すようにホウロウ板の
長さLに対するそりの深さDの比で表わされる(JIS
、 C−6481)。
長さLに対するそりの深さDの比で表わされる(JIS
、 C−6481)。
この表から素地材厚の約20分の1未満に両面のホウロ
ウ層の差を抑えれば、そのそりが約0.4%未満になる
ことがわかる。
ウ層の差を抑えれば、そのそりが約0.4%未満になる
ことがわかる。
この結果に着目し、本考案は、両面のホウロウ層の差を
素地材厚の約20分の1未満に抑えである。
素地材厚の約20分の1未満に抑えである。
以下、かかる本考案の一実施例を説明すると、第1図及
び第2図に示す如くであって、先ず、素地材10両面に
下釉薬を焼付けて下掛はホウロウ層2を形成する。
び第2図に示す如くであって、先ず、素地材10両面に
下釉薬を焼付けて下掛はホウロウ層2を形成する。
次に、このホウロウ層2上の両面に上釉薬を焼付けて上
掛はホウロウ層3を形成する。
掛はホウロウ層3を形成する。
この際、両ホウロウ層2,3の上下両面におけるホウロ
ウ層の差は上述したように素地材1の厚さの20分の1
未満であればよいので、素地材が薄いときには注意深く
、逆に厚いときにはおおまかでよく、一応の予測が立つ
ため製造工程の管理が容易な上に、迅速な処理も可能に
なる。
ウ層の差は上述したように素地材1の厚さの20分の1
未満であればよいので、素地材が薄いときには注意深く
、逆に厚いときにはおおまかでよく、一応の予測が立つ
ため製造工程の管理が容易な上に、迅速な処理も可能に
なる。
素地材としては特に限定されないが、鉄、銅、ステンレ
ス、アルミニューム、黄銅等の板又はそれらのメツシュ
板が好ましい。
ス、アルミニューム、黄銅等の板又はそれらのメツシュ
板が好ましい。
このようにしてなるホウロウ板Aと、そりを比較するた
め、第3図に示すように素地材1aの両面に下掛はホウ
ロウ層2aを形成し、上掛はホウロウ層3aを片面にの
み形成したホウロウ板Bをサンプルとして提供し、試験
したところ、第2表の如くであった。
め、第3図に示すように素地材1aの両面に下掛はホウ
ロウ層2aを形成し、上掛はホウロウ層3aを片面にの
み形成したホウロウ板Bをサンプルとして提供し、試験
したところ、第2表の如くであった。
この表から、両面のホウロウ層の差を大きくしたホウロ
ウ板Bがそりが0.6%となり、特に大型基板の場合、
印刷に際し問題が生ずるのに対し、本考案のホウロウ板
Aはそりが著しく小さくかつまた素地材厚の20分の1
未満を満たしていることがわかる。
ウ板Bがそりが0.6%となり、特に大型基板の場合、
印刷に際し問題が生ずるのに対し、本考案のホウロウ板
Aはそりが著しく小さくかつまた素地材厚の20分の1
未満を満たしていることがわかる。
以上から明らかなように本考案によれば、金属素地材の
両面にホウロウ層を設け、この両面のホウロウ層の差を
素地材厚の約20分の1未満に抑えであるため、そりが
許容できる範囲内にあって形状にバラ付きがなく管理が
容易で、かつ印刷精度が高くさらに必要に応じて両面基
板として十分使用に耐え得る優れたプリント基板用ホウ
ロウ板を提供することができる。
両面にホウロウ層を設け、この両面のホウロウ層の差を
素地材厚の約20分の1未満に抑えであるため、そりが
許容できる範囲内にあって形状にバラ付きがなく管理が
容易で、かつ印刷精度が高くさらに必要に応じて両面基
板として十分使用に耐え得る優れたプリント基板用ホウ
ロウ板を提供することができる。
第1図は本考案に係るプリント基板用ホウロウ板の一部
を剥離した状態を示す斜視図、第2図は第1図II −
II線縦断面図、第3図は本考案に対する比較例として
のホウロウ板の一例を示す縦断面図、第4図はそりを示
す概略説明図である。 1・・・・・・金属素地材、2,3・・・・・・ホウロ
ウ層。
を剥離した状態を示す斜視図、第2図は第1図II −
II線縦断面図、第3図は本考案に対する比較例として
のホウロウ板の一例を示す縦断面図、第4図はそりを示
す概略説明図である。 1・・・・・・金属素地材、2,3・・・・・・ホウロ
ウ層。
Claims (1)
- 金属素地材の両面にホウロウ層を設け、この両面のホウ
ロウ層の差を素地材厚の約20分の1未満の範囲に抑え
たことを特徴とするプリント基板用ホウロウ板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206579U JPS5849661Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | プリント基板用ホウロウ板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5206579U JPS5849661Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | プリント基板用ホウロウ板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55154574U JPS55154574U (ja) | 1980-11-07 |
JPS5849661Y2 true JPS5849661Y2 (ja) | 1983-11-12 |
Family
ID=28942570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5206579U Expired JPS5849661Y2 (ja) | 1979-04-20 | 1979-04-20 | プリント基板用ホウロウ板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849661Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-20 JP JP5206579U patent/JPS5849661Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55154574U (ja) | 1980-11-07 |
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