JPS5849577B2 - 発ぽう硬化性ポリエステル組成物および発ぽう硬化ポリエステル樹脂の製造方法 - Google Patents

発ぽう硬化性ポリエステル組成物および発ぽう硬化ポリエステル樹脂の製造方法

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JPS5849577B2
JPS5849577B2 JP56207927A JP20792781A JPS5849577B2 JP S5849577 B2 JPS5849577 B2 JP S5849577B2 JP 56207927 A JP56207927 A JP 56207927A JP 20792781 A JP20792781 A JP 20792781A JP S5849577 B2 JPS5849577 B2 JP S5849577B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発ぼうおよび硬化ポリエステル生成物を提供し
得る組或物ならびにモノ置換スルホニルヒドラジド、有
機過酸化物およびある種の金属助触媒を用いてポリエス
テル樹脂を同時に発ぽうおよび硬化させる方法を提供す
る。
ポリエステルフォームの製造に対してある種のスルホニ
ルヒドラジドを用いることは問題の下記引例中に開示さ
れている。
1975年11月18田こ特許証の発行された米国特許
第3,9 2 0, 590号明細書( Jacobs
ら)は非常に高濃度の過酸化物触媒およびコバルト助触
媒においてスルホニルヒドラジドを使用することを教示
し、また1975年11月18[Eliこ特許証の発行
された米国特許第3,9 2 0,5 9 1号明細書
( Jacobsら)は脂肪族アミンレドックス化合物
と共にスルホニルヒドラジドを使用することを開示して
いる。
前記の引例の方法および既知の他の何れの方法の両者と
も、高コストおよび非実用性のために、商業的な関心を
ひいたりあるいは成功を収めるこ.とがなかった。
本発明は以前の方法よりも著しく改良され、しかも工業
に対して低コストで発ぼうおよび硬化したポリエステル
製品を製造する実行可能かつ実用的な方法を提供すると
考えられる。
ポリエステル樹脂(PER)は低濃度の過酸化物および
助触媒において、モノ置換スルホニルヒドラジド(MR
SH)、二次有機金属塩助触媒を用いるかまたは用いず
に一次有機金属塩助触媒、界面活性剤および有機過酸化
物またはヒドロペルオキシドを用いる場合に同時に発ぽ
うおよび硬化できることが今や分かった。
特に、本発明は、下記の表に略記されている各種の成分
をブレンドすることによって液体エチレン系不飽和ポリ
エステル樹脂から製造される低密度フォームを提供する
下記の指針は従業者にとって有用であろう。
若しも(d)が存在しないならば、(C)の量は少なく
とも0.01部、好ましくは少なくとも0.025部で
ある。
また、若しも(d)が存在せずしかも(c)の水準が少
なくとも0.01部であるならば、好ましくは(b)の
濃度は少なくとも約11ミリモルで、しかも(g)の濃
度は2部より犬でなければならない。
また、若しも(b)が5.5ミIJモルまたはそれ以上
の高水準で存在し、かつ(g)が1部またはそれ以上で
存在するならば、(c)の濃度は好ましくは(d)の存
在しない場合に少なくとも約0.5部でなければならな
い。
或分の適切な濃度を用いて、非発ぼうポリエステル樹脂
と比較した場合{こ少なくとも1o%、通常少なくとも
20%,最も好ましくは少なくとも30%またはそれ以
上の密度低下を示す発ぼうポリエステル構造を得ること
ができる。
組成物中の液体不飽和ポリエステル樹脂は線状またはわ
ずかに枝分れしたポリエステル樹脂およびエチレン系不
飽和単量体状化合物を含む。
この樹脂はそれ自体代表的には不飽和多塩基性および多
価化合物の縮合またはポリエステル化反応生戒物、例え
ばα,β一エチレン系不飽和の不飽和二塩基酸またはグ
リコールのような2価または3価化合物の縮合生或物と
して製造される。
二塩基酸のような飽和多塩基酸または無水物を飽和酸ま
たは無水物と共に用いて不飽和樹脂の反応性を調節する
ことが多い。
飽和多塩基酸の例としては、イソフタル酸、オルトフタ
ル酸、テレフタル酸、テトラブロモフタル酸、テトラク
口ロフタル酸、テトラヒド口フタル酸、アジピン酸、コ
ハク酸、アゼライン酸、グルタル酸、ナド酸およびこれ
らから得られた各種の無水物があるが、しかしながらこ
れらに限定されない。
不飽和多塩基酸としては、マレイン酸、フマール酸、イ
タコン酸、シトラコン酸およびこれらから得られる無水
物があるが、しかしながら、これらに限定されない。
時には、不飽和酸または無水物置換橋かけ環状ポリエン
を用いて、樹脂の硬化特性を調節する。
代表的な多価アルコールとしては、エチレングリコール
、1.2−プロパンジオール、1,3フロパンジオール
、ジエチレングリコール、シフロピレングリコール、ト
リエチレングリコール、トリプロピレングリコール、1
.2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンシオール、ネオペンチルグリコール、2,2
.5−トリメチルペンタンジオール、シクロヘキサンジ
メチロール、ジブロモネオペンチルグリコール、ジブロ
モブタンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リトリトール、トリメチルペンタンジオール、ビスフェ
ノールAのジプロポキシ付加物および水素化ビスフェノ
ールAのジプロポキシ付加物があるが、しかしながらこ
れらに限定されない。
線状ポリエステルと共に用いられるエチレン系不飽和単
量体の例としてはスチレン、ビニルトルエン、アクリレ
ートおよびメタクリル酸メチルのようなメタクリレート
、α−メチルスチレン、クロロスチレンおよびジアリル
フタレートがあるが、しかしながらこれらに限定されな
い。
樹脂自体対不飽和単量体の比は重量で7 5/2 5か
ら50/50まで変化してもよい。
過酸化物〔またはヒドロペルオキシド〕触媒または重合
開始剤の存在下に固体状態に橋かけできる液体組或物を
提供する不飽和線状〔またはわずかに枝分れ〕ポリエス
テルおよびポリエステルの溶媒である共重合性エチレン
系単量体を含む適当なポリエステル組戊物のこれ以上の
詳細については、例えば1941年9月9田こ特許証の
発行された米国特許第 2,2 5 5,3 1 3号明細書、Ellis,
1 9 5 4年1月26田こ特許証の発行された米国
特許第2,6 6 7,4 3 0号明細書、Welt
s, 1 9 6 6年8月15F3Iと特許証の発行
された米国特許第3,2 6 7,0 5 5号明細書
、Amidon1を参照されたい。
特記しない限り、本明細書に用いる「ポリエステル」ま
たは「ポリエステル樹脂」の表現はこのような組成物に
関する。
また、早期反応を防止するために、液体不飽和ポリエス
テル樹脂は粘度指数向上剤、レオロジー剤、遅炎剤、熱
可塑性重合体、顔料、染料、安定剤、ガラス繊維、はく
離剤、増量剤、アルミナ、界面活性剤および他の添加剤
のような種々の他の添加剤の他にヒドロキノン、キノン
および第三級プチルカテコールのような少量の禁止剤を
も代表的に含有する。
また、中空ガラスまたはプラスチック微小球ビーズ、木
粉、シリカ、ケイソウ士、粉砕ガラスなどの充てん剤を
ポリエステル樹脂に含有してもよい。
充てん剤水準は70重量饅の高さであってもよく、通常
は0%から60φまでであってもよい。
ポリエステル樹脂の各種或分は、硬化された樹脂(こ望
まれる性質を与えるために、当業界に既知のように変え
てもよい。
たわみ性樹脂には一層大量のアジペートまたはアゼレー
トが用いられるが、一層硬質の樹脂には種々の異なった
グリコールと共にフタレートが用いられる。
本発明は構造型フォームとして適した硬質および半硬質
ポリエステルフォームの製造に有用である。
このような樹脂は、例えば約3モルから5モルまでのグ
リコール、1.5モルから3.0モルまでのアジピン酸
、およびOモルから1.5モルまでの無水フタル酸の、
1.0モルから2.5モルまでのスチレンまたはビニル
トルエンと一緒の配合を有する。
一層大量、例えば70幅より多い線状二価グリコールお
よび線状二塩基酸を、含み、一方少量の芳香族二価酸お
よび無水物、不飽和酸、および単量体を維持する樹脂は
一層高度の弾性を示す。
これらの性質のための配合は仕上げフォーム製品の望ま
れる剛さおよび耐熱性によって制限されるようになる。
液体不飽和ポリエステル樹脂は遊離基硬化性化合物また
は遊離基を形成し得る化合物と共に用いられる。
橋かけされた開始性化合物は通常有機過酸化物またはヒ
ドロペルオキシドである。
このような過酸化物は促進剤または助触媒として既知の
一般的種類の薬剤である金属塩または金属石けんと反応
する特徴がある。
適当な過酸化物としては、飽和脂肪族ヒドロペルオキシ
ド、オレフイン系ヒドロペルオキシド、アラルキルヒド
ロペルオキシド、脂環式および複素環式有機分子のヒド
ロペルオキシド、過酸化ジアルキル、渡環過酸化物、ペ
ルオキシエステル、アルデヒドおよびケトンのペルオキ
シ誘導体、ヒドロキシアルキルヒドロペルオキシド、過
酸化ビス(ヒドロキシアルキル)、過酸化ポリアルキリ
デン、ベルオキシアセクール、メチルヒドロペルオキシ
ド、エチルヒドロペルオキシド、tert−プチルヒド
ロペルオキシド、2量体過酸化ベンズアルデヒド、2量
体過酸化ペンゾフエノン、2量体過酸化アセトン、メチ
ルエチルケトンヒドロペルオキシドなどがあるが、しか
しながらこれらに限定されない。
これらの有機過酸化物またはヒドロペルオキシドは商業
上、100%の濃度では入手できない。
むしろ、これらは有機溶媒のような適当な担体中に希釈
して用いられる。
さらに、このような市販の過酸化物のいわゆる活性酸素
含量は貯蔵条件および期間のみならず過酸化物の型によ
って変化する。
しかしながら、前記の過酸化物の量は通常約50φの過
酸化物化合物を含有する全過酸化物組成物を示す。
ポリエステル樹脂中の過酸化物濃度は、実質的に一層低
水準の活性過酸化物を含有する過酸化物の組成物を用い
る場合に適切に調節されなければならないであろう。
〔さらにこれ以上の資料については1977年プラスチ
ックス工業協会( Society of the P
lastics Industry )の第32回技術
年次会議( Annual TechnicalCon
ference )において発表されたJaeyzyn
らの論文の「メチルエチルケトンペルオキシド、反応性
の化学構造との関係」を参照されたい。
〕好ましい過酸化物は比較的低温または環境温度、すな
わち15℃の低温、通常は約20℃から50゜Cまでに
おいて活性化される過酸化アルコキシである。
最も好ましい過酸化物はメチルエチルケトンペルオキシ
ドである。
本発明を実施するために、一次助触媒の添加は本質的で
ある。
一次助触媒の下ではポリエステル樹脂組或物の硬化およ
び発ぼうに関与し、しかも唯一の助触媒として用いた場
合にわずかに10分でこのような組戊物のゲル化を起こ
す有機金属塩と理解される。
このような一次助触媒は銅およびバナジウムから選ばれ
る金属をベースとしている。
このような塩の有機陰イオンは2個から20個ま?の炭
素原子を有する種々の有機酸から誘導でき、しかも酢酸
、プロピオン酸、酪酸、2−エチルヘキサン酸、ヘキサ
ン酸、オクタン酸、オレイン酸、リノール酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、ナフテン酸、またこのような金属
のアセチルアセトンとの錯体がある。
好ましい一次助触媒は銅をベースとする塩、特に2−エ
チルヘキサノエート、オクトエート、およびナフテネー
トである。
二次助触媒としては、コバルト、カドミウム、マンガン
、スズ、鉛、ジルコニウム、クロム、リチウム、カルシ
ウム、ニッケル、鉄およびカリウムおよび前記に略述し
た有機酸から得られる適当な有機塩がある。
好ましい二次助触媒はオクタン酸コバルトおよびナフテ
ン酸コバルトである。
市販の助触媒の金属濃度は通常8重量φから12重量饅
までの範囲にある。
このような濃度が実質的にこの範囲の外にあるならば必
要な水準の調節は必要であろつ。
発ぼうおよび硬化ポリエステルを製造するに適当な化学
発ぼう剤は構造式RSO2NHNH2(式中RはC1〜
C1アルキル、C,〜C6シクロアルキル、C7〜CI
Oアラルキル、フエニル、ナフチル、またはハロゲン、
C1〜CI2アルキルまたC1〜C1アルコキシをもっ
て置換されたフエニルから選ばれるヒドロカルビル基) を有するモノ置換スルホニルヒドラジドである。
特に適当なものはRがC2〜C4アルキル、ベンジル、
塩素またはC1〜C12アルキルをもって置換されたフ
エニルであるこのようなスルホニルヒドラジドである。
適当なスルホニルヒドラジドの例はメタンスルホニルヒ
ドラジド、エタンスルホニルヒドラジド、1−または2
−プロパンスルホニルヒドラジド、n−ブタンスルホニ
ルヒドラジド、sec−ブタンスルホニルヒドラジド、
tert−ブタンスルホニルヒドラジド、イソブタンス
ルホニルヒドラジド、ペンタンスルホニルヒドラジド、
ヘキサンスルホニルヒドラジド、ヘプタンスルホニルヒ
ドラジド、オクタンスルホニルヒドラジド、ノナンスル
ホニルヒドラジド、デカンスルホニルヒドラジド、ドデ
カンスルホニルヒドラジド、シクロペンタンスルホニル
ヒドラジド、シクロヘキサンスルホニルヒドラジド、ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、ナフタリンスルホニルヒ
ドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド、エチルベン
ゼンスルホニルヒドラジド、ジメチルベンゼンスルホニ
ルヒドラジド、ブチルベンゼンスルホニルヒドラジド、
ヘキシルベンゼンスルホニルヒドラジド、オクチルベン
ゼンスルホニルヒドラジド、デシルベンゼンスルホニル
ヒドラジド、ドデシルベンゼンスルホニルヒドラジド、
メトキシベンゼンスルホニルヒドラジド、エトキシベン
ゼンスルホニルヒドラジド、ブトキシベンゼンスルホニ
ルヒドラジド、ヘキソキシベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、デシルオキシベンゼンスルホニルヒドラジド、ドデ
シルオキシベンゼンスルホニルヒドラジド、クロロベン
ゼンスルホニルヒドラジド、フルオロベンゼンスルホニ
ルヒドラジド、ブロモベンゼンスルホニルヒドラジド、
ヨードベンゼンスルホニルヒドラジド、ペンジルスルホ
ニルヒドラジド、フエニルエタンスルホニルヒドラジド
、フエニルプロパンスルホニルヒドラジド、フエニルブ
タンスルホニルヒドラジド、フエニルヘキサンスルホニ
ルヒドラジドである。
ポリエステルフォームを製造するに適した界面活性剤は
当業界に既知である。
エトキシル化アルキルフェノールおよびフルオロ炭化水
素のような他のものも適用できるが、シリコーンアルキ
レングリコール共重合体およびブロック共重合体が好ま
しい。
代表的な例はノニルフエニルポリエチレングリコールエ
ーテル、ノニルフエノキシホリ(エチレンオキシ)エタ
ノール、コハク酸ジートリデシルナトリウム、塩化ステ
アリルジメチルベンジルアンモニウム、ジメチルポリシ
ロキサンとポリエチレンオキシドまたはポリ(プロピレ
ンオキシド)のブロック共重合体などである。
界面活性剤の作用は気はう安定化に有利であるが、本発
明の実施に本質的ではない。
ビスヒドラジドのようなポリヒドラジドは本発明の目的
に適していないことが分かった。
このようなビスヒドラジドの代表例はオキシビス(ベン
ゼンスルホニルヒドラジド)およびビフエニレンビス(
スルホニルヒドラジド)である。
本発明による発ぼうおよび硬化ポリエステルは種々の方
法で得ることができる。
すなわち有機過酸化物またはヒドロペルオキシド以外の
全戒分はプレミックスされ、次いで発ぼう製品の製造の
直前にブレンドしてもよい。
あるいは、過酸化物触媒以外の全戒分を全ポリエステル
樹脂の1部(全ポリエステルの10重量φから90重量
咎まで)に加えてもよく、過酸化物触媒は樹脂の残りの
90咎から10%まで(のポリエステル)の第2の部分
とブレンドされ、次いで両或分を混ぜ合わせる。
前記の略述された限界内にある最終の組或物は望まれる
発ぼう硬化製品を提供する。
前記の変化は特定の必要性および状況により採用しても
よい。
すなわち、本発明のl実施態様には、まずポリエステル
の若干あるいは全部(すなわち10部から100部まで
のポリエステル)を或分(b)、(c)、(d)、(e
)および(f)、すなわち有機過酸化物またはヒドロベ
ルオキシド硬化剤以外のすべてと混合することが含まれ
る。
この混合物は次いで硬化剤および(100部より少ない
ポリエステルを最初に用いたならば)さらにポリエステ
ル(90部まで)と混合してポリエステルの全量を10
0部にするに有用である。
本発明の組戒物はシャワー室、浴そう、家具、自動車車
体部品、パネル、包装、浮遊物品、空気調和装置および
増湿装置ハウジング、雪上車前端、芝刈機ハウジング、
バス、トラックおよびトラクタ部品、層状構造物、ボー
トなどの製品を製造する場合に流し込みおよび噴霧用途
に適している。
噴霧用途においては、前記と同じ一般的な方法を用いる
ことができる。
一般的に、噴霧用途には短いゲル化時間が要求され、し
かも最終組戒物は通常当業界に既知の内部または外部混
合スプレーガンを用いて得られる。
本発明を実施するために、従業者は過酸化物および一次
および任意に二次助触媒は、薄いシート状製品を製造す
る場合に前記の限界の上限における水準において添加す
るべきであるが、これに対してこのような一層低水準は
不必要な高発熱を避けるために比較的厚い部品を製造す
る場合に好ましいことを理解するであろう。
ポリエステル樹脂組成物の発ぼうおよび硬化は、単に前
記混合物を発ぼうおよび硬化条件にさらすことによって
行われる。
この目的のためには。反応が戒分を混合した後に自発的
に進行するので、通常の環境条件が適している。
加熱の必要はなく、反応自体は発熱性である。
望むならば、特に後硬化段階においては加熱してもよい
下記の例は本発明を一層詳しく示す。
用いる戒分の定義: PER−1=65重量部の無水フタル酸(41重量φ)
、無水マレイン酸(20重量%)、プロピレングリコー
ル(28重量%)およびジエチレングリコール(11重
量φ)の反応生或物を35重量部のスチレンと混合した
ポリエステル樹脂。
PER−2 : 40部のスチレンと60部の、無水イ
ンフタル酸(1モル)、無水マレイン酸′(1モル)オ
よびプロピレングリコール(2モル)の反応生威物のポ
リエステル樹脂ブレンド。
PER−3:60部の、無水フタル酸(22係)、無水
マレイン酸(30φ)およびジエチレングリコール(4
8%)の反応生威物と40部のスチレンのポリエステル
樹脂ブレンド。
MEKP :メチルエチルケトンペルオキシド(可塑剤
中50係)。
Cu−8 :ナフテン酸銅(8%Cu)。
Co−6:ナフテン酸コバルト(6φCo)。
Co− 1 2 :オクタン酸コバルト(12%Co)
Ni−10:2−エチルヘキサン酸ニッケル(10%N
i )。
■−4:デカン酸バナジウム(4%V)。
Fe−6:ナフテン酸鉄(6%Fe)。
MSH:メタンスルホニルヒドラジド(分子量110)
ESH:エタンスルホニルヒドラジド(124)。
BSH:n−7’タンスルホニルヒドラジド(152)
PSH:ベンゼンスルホニルヒドラジド (172)。
TSH:p−}ルエンスルホニルヒドラジド(186)
BBSH : p − tert−ブチルベンゼンスル
ホニルヒドラジド(228)。
DBSH:ドデシルベンゼンスルホニルヒドラジド(3
40)。
CBSH:p−クロロベンゼンスルホニルヒドラジド(
206)。
BLSH:ベンジルスルホニルヒドラジド(186)。
OBSH::tキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド)(358)。
BPSH:ビフエニレンビス(スルホニルヒドラジド)
(342)。
SAA:界面活性剤、ポリ(ジメチルシロキサンーエチ
レンオキシド)ブ冶ツク共重合体。
例1 2151rLlのワックス被覆紙コップに、100gの
PER−1、2gのトルエンスルホニルヒドラジド、0
.01gのナフテン酸銅(8%Cu)および1gの界面
活性剤〔シリコーンーグリコール液体共重合体、ダウコ
ーニング社(商標)193)、を入れた。
この混合物を、全或分が溶解するまで電動ミキサーを用
いて十分に撹拌した。
この反応混合物を21のMEKPを導入しながらゆっく
り撹拌を続けた。
ゲルの発生を、いわゆるスナップバック法によって観察
した。
すなわち約10秒ごとに小さいガラス棒を樹脂の表面(
約5關)に入れて、速かに取り除いた。
ポリエステル樹脂が棒から流れるよりもむしろもどる傾
向のあった場合に、過酸化物の導入の開始からスナップ
バック点までの経過時間をゲル化時間として記録した。
反応の発熱が放散した後に、生或物の密度を水浸漬によ
って測定した。
本実験の結果を第1表{こ記録する。
例2〜例9 本質的に例1に記載の操作に従い、第1表に示した種々
の戒分を用いて、さらに実験を行った。
例7、例8および例9は本発明の範囲外である。
第1表の結果から、一次(銅)助触媒はモノ置換スルホ
ニルヒドラジドと共に非常に低濃度においても単独で使
用できることが分かる。
低水準においては、発ぼう率は低いけれども、一層高い
一次助触媒水準においては著しい密度の低下が得られる
モノ置換スルホニルヒドラジドを用いて行われた実験に
反して、多官能性スルホニルヒドラジド(例7および例
8)を用いる場合にフォームは発生せず、一般配合表を
用いた場合に最良の結果が得られた(例4)。
例9から、低(100ppm )銅助触媒濃度における
過酸化物および発ぼう剤水準の限界が分かる。
例10〜例15 例lの一般操作に従って実験を行い、一次助触媒(ナフ
テン酸銅)と組み合わせて二次助触媒(すなわちオクタ
ン酸コバルト)の効果を求めた。
或分および結果を第2表にまとめる。
例15は本発明の範囲外である。
閾この結果から、本発明の
発ぼう剤および二次助触媒を含有する系は二次助触媒の
濃度が1 0 ppmの低さにおいても一次助触媒の存
在に非常に敏感であり、適度のゲル化時間において良好
な密度低下が得られることが分かる。
一次助触媒のない場合、満足な結果は得られなかった。
(例15)。例16〜例24 例1の一般操作を本質的に採用して、本発明の目的のそ
の他のモノ置換スルホニルヒドラジドを評価した。
すべての発ぼう剤の濃度は、27ミリモルのMSHを添
加した例16の他は100部のPERについて約220
ミリモルに保った。
第3表のデータから、用いた条件の下ですべてのモノ置
換スルホニルヒドラジドは本質的に同様の結果を与える
ことが分かる。
発ぼう/硬化段階の間に、例17、例18および例24
により若干ドメルカブタン様の臭気の発生を認めたこと
は注目すべきであろう。
この混合物は16秒内でゲル化して0.63g/Hの密
度を有するすぐれた硬化発ぼう生成物が得られた。
例26および例27 他の一次助触媒を評価するために例1の一般操作を用い
た。
配合表および結果を第4表に示す。このデータが示すよ
うに、有機バナジウム塩助触媒を用いて有用な硬化発ぼ
うポリエステル製品を得ることができる。
例28および例29 例1の一般的操作を用いて、一次バナジウム助触媒およ
び二次ニッケル助触媒の組み合せを評価した。
用いた配合表および得られた結果を第5表に示す。
この結果は、この硬化剤と助触媒の組み合せを用いて発
ぼう硬化ポリエステル樹脂がうまく製造できることを示
している。
例30および例31 これらの例において、硬化剤としてクメンヒドロペルオ
キシド(CHP)を用いた。
操作は下記の或分を用いて、本質的に例1の操作に従っ
た。
この結果からヒドロペルオキシドを過酸化物の代りに使
用できることが分かる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発ぼう硬化性ポリエステル組戒物において、(a)
    100重量部の液体不飽和ポリエステル樹脂、(b)
    5.4 ミIJモルから32ミリモルまでの、構造式
    RSO2NHNH2(式中、RはC1〜C1アルキル、
    C5〜C6シクロアルキル、C7〜C1oアラルキル、
    フエニル、ナフチルまたはハロゲン、C1〜C1アルキ
    ルまたはC1〜C12アルコキシをもって置換されたフ
    エニル) を有する、樹脂用モノ置換スルホニルヒドラジド発ぼう
    剤、 (c)0.001重量部から2重量部までの、金属が銅
    およびバナジウムから選ばれる、樹脂の有機過酸化物ま
    たは有機ヒドロペルオキシド硬化用有機金属塩一次助触
    媒、 (d)0重量部から0.4重量部までの、金属がカドミ
    ウム、カルシウム、クロム、コバルト、鉄、鉛、リチウ
    ム、マンガン、ニッケル、スズおよびジルコニウムから
    選ばれる、樹脂の有機過酸化物または有機ヒドロペルオ
    キシド硬化用有機金属塩二次助触媒、 (e)0重量部から2重量部までの界面活性剤、(f)
    0重量部から250重量部までの充てん剤、(g)
    (a)プラス(f) 1 0 0重量部について0.5
    重量部から2.5重量部までの有機過酸化物または有機
    ヒドロペルオキシドを含み、但し(d)の量がOである
    ならば(e)の量は少なくとも0.01重量部であるこ
    とを特徴とする、発ぼう硬化性ポリエステル組或物。 2(b)の濃度が5.4ミIJモルから27ミリモルま
    で、(c)の濃度は0.001重量部から1、5重量部
    まで、(d)の濃度は0重量部から0,25重量部まで
    、(e)の濃度は0.5重量部から1.5重量部まで、
    (f)の濃度はO重量部から150重量部まで、しかも
    (g)の濃度は1重量部から2重量部までである、特許
    請求の範囲第1項の組戒物。 3(b)の濃度が11ミリモルから22ミリモルまで、
    (C)の濃度は0.Ol重量部から1.0重量部まで、
    (d)の濃度は0.01重量部から0.2重量部まで、
    (e)の濃度は0.75重量部から1.25重量部まで
    、(f)の濃度はO重量部から100重量部まで、しか
    も(g)の濃度は1重量部から2重量部までである、特
    許請求の範囲第1項の組戊物。 4(d)の濃度がO重量部、(C)の濃度は少なくとも
    0.01重量部、(b)の濃度は少なくとも11ミリモ
    ル、しかも(g)の濃度は2重量部より大きい、特許請
    求の範囲第1項の組戒物。 5(d)の濃度がO重量部、(b)の濃度は少なくとも
    ?.5ミIJモル、(g)の濃度は少なくとも1重量部
    、しかも(c)の濃度は少なくとも0.5重量部である
    、特許請求の範囲第1項の組戊物。 6(b)がRSO2NHNH2(式中、RはC2〜C4
    アルキル、ベンジル、およびC1〜C1アルキルまたは
    塩素をもって置換されたフエニルから選ばれる)である
    、特許請求の範囲第1項の組成物。 7(b)がトルエンスルホニルヒドラジドである、特許
    請求の範囲第1項の組或物。 8(c)がオクタン酸銅、ナフテン酸銅およびデカン酸
    バナジウムから選ばれる、特許請求の範囲第1項の組戒
    物。 9 有機金属塩(d)の金属がコバルト、ニッケルおよ
    び鉄から選ばれる、特許請求の範囲第1項の組或物。 10前記金属がコバルトである、特許請求の範囲第9項
    の組或物。 11 前記有機金属塩(d)がナフテン酸コバルトお
    よびオクタン酸コバルトから選ばれる、特許請求の範囲
    第9項の組成物。 12 (e)がシリコーンーアルキレンクリコール共重
    合体である、特許請求の範囲第1項の組戒物。 13 (f)がアルミニウム三水和物および炭酸カルシ
    ウムから選ばれる、特許請求の範囲第1項の組成物。 14 (g)がメチルエチルケトンペルオキシドである
    、特許請求の範囲第1項の組或物。 15(a)100重量部の液体不飽和ポリエステル樹脂
    、 (b) 5.4〜32ミリモルの式RSO2NHNH
    2(式中のRはC1〜C12アルヰル、C5〜C6シク
    ロアルキル、C7〜CIOアラルキル、フエニル、ナフ
    チルまたはハロゲン、C1〜C12アルキルまたはC1
    〜C12アルコキシで置換されたフエニルである)を有
    する樹脂用モノ置換スルホニルヒドラジド発ぼう剤、 (c)0.001〜2重量部の、金属が銅またはバナジ
    ウムから選ばれる、樹脂の有機過酸化物または有機ヒド
    ロペルオキシド硬化用有機金属塩一次助触媒、 (d) O〜0.4重量部の、金属がカドミウム、カ
    ルシウム、クロム、コバルト、鉄、鉛、リチウム、マン
    ガン、ニッケル、スズおよびジルコニウムから選ばれる
    、樹脂の有機過酸化物または有機?ドロペルオキシド硬
    化用有機金属二次助触媒、(e)0〜2重量部の界面活
    性剤、 (f) O〜250重量部の充填剤、 (g) (a)プラス(f)100重量部(こついて
    0. 5 〜2. 5重量部の有機過酸化物または有機
    ヒドロペルオキシドを含み、但し、(d)の量が0であ
    るならば(c)の量は少くとも001重量部である発ぼ
    う硬化性ポリエステル組或物を調製し、該組或物を発ぼ
    うおよび硬化条件1こさらすことを特徴とする発ぽう硬
    化ポリエステル樹脂の製造方法。 16前記発ぽう硬化性ポリエステル組或物の調製を、(
    A)(a)戒分と、(b)、(c)、(d)および(f
    )戊分との混合物10〜90重量係と相対的に(BXa
    )戒分と(g)戒分の混合物90〜10重量饅との混合
    によって行なう特許請求の範囲第15項記載の方法。 17(a)10重量部から100重量部までのポリエス
    テル樹脂、 (b) 5.4 ミIJモルから32ミリモルまでの
    、構造式RSO2NHNH2(式中、RがC1〜C1ア
    ルキル、C5〜C6シクロアルキル、C7〜C1oアラ
    ルキル、フエニル、ナフチル、またはハロゲン、C1〜
    C12アルキルまたはC1〜C12アルコキシをもって
    置換されたフエニル) を有するモノ置換スルホニルヒドラジド、(c)0.0
    1重量部から1重量部までの、金属が銅およびバナジウ
    ムから選ばれる有機金属塩、(d)0重量部から0.4
    重量部までの、金属がカドミウム、カルシウム、クロム
    、コバルト、鉄、鉛、リチウム、マンガン、ニッケル、
    スズおよびジルコニウムから選ばれる、有機金属塩、(
    e)0重量部から2重量部までの界面活性剤、および (f)0重量部から250重量部までの充てん剤を含む
    ことを特徴とする、発ぼう硬化ポリエステル樹脂の製造
    に有用な組戒物。 18 (d)の量がO重量部から0.25重量部までで
    ある、特許請求の範囲第17項の組成物。 19 (d)の量が、0.01重量部から0.2重量部
    までである、特許請求の範囲第17項の組成物。
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