JPS5849488A - 消臭・脱臭剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は消臭・脱臭剤組成物に関し、更に詳細にはケラ
チン物質の加水分解物を含有する消臭・脱臭剤組成物に
関する。

人間活動の場、例えば一般家庭、業務用施設、公共施設
等に附随するイミ箱、トイレ等から発生する悪臭、殊に
従来消臭が困難とされているメルカプタン、硫化水素等
の悪臭を有利に消臭、脱臭することが求められている０
また、パーマネントウェーブ法においては、その処理途
中において、薬剤中に配合されたチオグリコール、毛髪
中のケラチンの分解に起因するメルカプタン等の悪臭が
発生し、不快感を感じる場合も少なくない０従来、悪臭
を消臭する方法としては数多くの方法が提案されており
、例えばこれらは中和消臭法、吸着消臭法、マスキング
消臭法、生化学的消臭法に大別される。しかし、これら
は何れも次に示す欠点を有し、必ずしも満足し得るもの
ではない。

■　中和消臭法： 酸性または塩基性悪臭に対し塩基性または酸性消臭基剤
を施して中和する方法であり、この方法は局部的な消臭
は容易であるが、広域にわたるときは大量の消臭基剤を
必要とすると共に、過中和せしめないと効力を発現しな
い等の欠点を有し、現実的でない場合が多い。更にまた
、これの致命的欠点は、中性悪臭、例えばメルカプタン
に起因する腐敗臭を消去できないことである。

■　吸着消臭法： 活性炭等の多孔性物質に悪臭を吸着させる方法であるが
、吸着物質への悪臭の拡散が律速となり、広域の消臭に
は効力が及ばないこと、吸着平衡に至らしめるために長
時間を要し、しかも平衡系のために必ずしも悪臭の閾値
以下に濃度を低下させることが容易でないこと、力らび
に吸着剤はあらゆる種類の悪臭に対して活性でない等の
欠点がある。

■　マスキング消臭法： この方法は単に芳香で悪臭をマスクするのみであって、
本質的に悪臭種を除去するものでないから、本質的な消
臭とはいえない〇 ■　生化学的消臭法： 靜薗剤または殺菌剤によって一生物の活性を低下させる
ことによシ悪実の発生を防止する方法であるが、この方
法はあくまでも防止的であって、既に発生している悪臭
に対しては何ら効力を示さない。

以上の如く、現在使用されている消臭法は全ての悪臭種
、殊にメルカプタン、硫化水素に対して十分な効果が得
られない。しかし、最近メルカプタン、硫化水素に対し
て有効な消臭基剤が報告されたが、これらの殆んどは眼
、鼻、喉等の粘膜を強く刺激し、実際には使用できない
。

斯る実状において、本発明者は従来消臭、脱にも有効で
、かつ、粘膜刺激性がない消臭基剤を探索してい九とこ
ろ、ケラチン物質の加水分解物が当該条件を具備するこ
とを見出し、本発＃４を完成した。

すなわち、本発明はケラチン物質の加水分解物を有効成
分として含有する新規な消臭・脱臭剤組成物を提供する
ものでおる。

本発明で使用するケラチン物質の加水分解物（以下「ケ
ラチン加水分解物」と称する）は、ケラチン物質を加水
分解することによシ得られる０ 原料のケラチン物質としては、例えば獣毛、毛髪、羽毛
、爪、角、蹄、鱗等が挙けられるが、就中羊毛、毛髪及
び羽毛が特に好ましい。これらケラチン物質はそのまま
酸化又は還元反応に付すこともできるが、必要に応じて
、適当な大きさに切断又唸粉砕するとか、洗浄、脱脂等
の前処理を行ってもよい。

ケラチン物質の加水分解は特に制限されず常法によって
行なわれるが、この例を示せば次の通りである。

（１）　　酸による加水分解 酸としては、例えば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化水
素酸等の無機酸；酢酸、ギ酸、シェラ酸等の有機酸が挙
げられる。

酸加水分解によって得られたものは、アルカリ加水分解
のものく比較し、ケラチンのポリペプチド鎖に加水分解
以外の変化を与えないので良好な結果が得られる０ （２）　　アルカリによる加水分解 アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、
置数カリウム、炭酸リチウム、ケイ酸ナトリウム、ホウ
砂等の無機アルカリが使用される０ （３）　　酵素による加水分解 酵素としては、ペゾシン、ゾ四テア−ゼム、７’ａテア
ーゼＢなどの酸性タンパク質分解酵素；パパイン、デロ
メライン、サーモライシン、トリプシン、ゾロナーゼ、
キモトリプシンなどの中性タン白質分解酵素が使用され
る０ これら加水分解反応によって得られる加水分解−の平均
分子量は、２００以上ｓ、ｏｏｏ以下であることが望ま
しい。また、ケラチン加水分解物中のジスルフィド結合
は、できるだけ残存していることが望ましく、このため
には純度の高いケラチン物質を使用すること及び加水分
解反応を温和な条件でおこなうことが必要である。

本発明の消臭・脱臭剤組成物は、消臭基剤であるケラチ
ン加水分解物を常法に従い通常消臭・脱臭剤として使用
されている形態、例えば、溶剤に溶解するか、まえは界
面活性剤を用い乳化させて使用する液体消臭剤：液体消
臭剤を噴射剤とともにスプレー容器に充填するエアゾー
ル消臭剤；寒天、力２ギナン、ぼりエチレングリコール
等の天然または合成高分子ゲル基剤に添加したｒル状固
体消臭剤；紙、多孔性物質に吸着させ、あるいはメリエ
チレン等合成樹脂に練り込んだ固体消臭剤；シリカ、パ
ーライト等粉末状無機物質と混合した粉末消臭剤とする
仁とＫよシ製造される。

更に必要であれば溶剤、界面活性剤、塩酸、リン酸、ク
エン酸、リンプ酸、酒石酸等の酸性物質；カセイソーダ
、トリエタノールアミン１塩基性アンノ酸等のアルカリ
性物質；殺菌剤、香料、色素等を添加することができる
。

消臭・脱臭剤の製造において、溶媒としてはエタノール
、インゾロパノール、ゾロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ジエチレンクリコール、トリエチレン
グリコール等のアルコールまたはグリコール類あるいは
脱イオン水が使用され、界面活性剤としては高級アルコ
ール硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、
脂肪酸または樹脂酸の石鹸、ポリオ中ジエチレンアルキ
ルまたはアルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ア
ルキルスルホこはく酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−
オレフィンスルホン酸塩等の陰イオン系界面活性剤；鑓
すオキシエチレンアルキルフエ二□ルエーテル、／リオ
キシエチレンアルキルエーテル、Ｉリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンステアレ
ート、グリセ四−ル脂肪酸エステル、とマシ油またはラ
ノリンの酸化エチレン付加物畔の非イオン性界面活性剤
；四級アンモニウム塩、高級アルキルベタイン郷の陰イ
オン、両性界面活性剤が、また殺菌剤（防腐剤）トして
は、バラハイドロキシアル中身ベンゾエート類（パラベ
ンａ）、ソルビン酸！！丸はそのカリウム塩、デヒドシ
酢酸またはそのナトリウム塩、プａｆオン酸ナトリウム
その他陰イオン、両性界面活性剤が使用される。

本発明の消臭・脱臭剤組成物を実際に使用する場合、そ
の使用量は悪臭の強さ及び種類によって異なシ、通常ケ
ラチン加水分解物の濃度が被処理系中０．０１重量−以
上（以下単にチで示す）、通常０．１５６以上となるよ
うＫするのが好ましい。したがって、消臭・脱臭剤組成
物中におけるケラチン加水分解物の配合量は、０６１〜
１０１特に０．５〜５１１６とするのが好ましい。

本発明の消臭・脱臭剤組成物性、酸性又はアルカリ性物
質を用い広い一領域、例えばＰＨ０，５〜１０、好まし
く線−１〜Ｂに調整し、使用することができる０したが
って、−を酸性領域、例えば−１〜３に調整するならば
メルカプタン、硫化水素等の悪臭と同時にアンモニア臭
を消臭することも可能である。

次に参考例及び実施例をあけて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例等に制約されるものではない０ 参考例　ケラチン物質の加水分解物合成例（イ）　羊毛
繊維１０．９を７５−リン酸水溶液３００ｇに浸漬し、
１２０〜１３０℃で５時間加水分解反応を行った０これ
を冷却し一過により不溶部を除去した後、４〜５倍量の
水を加え６．７に調整した後、沈殿物を炉取し、これを
乾燥することＫより分子量・１”　５　ｔ）Ｏの加水分
解＊ｆ３．ｏｙを得九〇 （ロ）　羽毛１００Ｉを高圧容器中で６−／−１２４０
℃の過熱水蒸気で６分間加圧加熱し先後大気中に急激に
放出し多孔質の膨化物を得た。この膨化物を粉砕した後
、α３Ｍ苛性ソーダ３ｔを加え、６０℃で１８時間加水
分解反応を行った後、１Ｎ塩酸で中和し反応液を一過し
た。得られたＰ液中の食塩を分画分子量５００の膜を用
いて限外−適法により除去すると共に、ケラチン加水分
解物水溶液を濃縮し、これを凍結乾燥することによりケ
ラチン加水分解物７．２．９を得た０このものの分子量
をｒルー適法により測定したとζろ１．８００でありた
。

実施例１ 次に示す組成の消臭・脱臭剤組成物を調製し、その消臭
効果を検討した０ 消臭効果は、次−の如くして判定した０すなわ、１０〇
−容の三角フラスコにメチルメルカゾタン標準液＊Ｑ、
０５−を悪臭源として滴下し％この７ツスコ中に直ちに
消臭・脱臭剤組成物α５−を滴下して密封し、５分間２
０℃に保った。次いで、北用式検知管にてメチルメルカ
ゾタン濃度を測定し、更に５分間静置し死後フラスコ中
の臭気を専門パネル５名によシ評価した。

この結果を第１表に示す。

組成： グリオ中ゾール　　　　　　　　１．０水　　　　　　
　バランス　　　バランス結果： 第１表 ＊メチルメルカゾタｙ標準液： 悪臭物質試験用メテルメルカゾタン標準液〔和光純薬工
業株式会社製；含量１μｍ／／１μｔ（ベンゼン溶液）
〕 第２表に示す組成の消臭・脱臭剤組成物を調製し、これ
を悪臭源としてのメルカプトエタノール１ｗｄ及び精製
水９６ｓｌを入れた１を容ビーカー中に５秒間ａＸ鏝し
、その消臭効果を検討した０消臭効果は、Ｉ＊ｓ１６分
後に専門パネル５名がビーカー中の臭気を官能評価する
ことにより判定し九。

第　　２　　表 実施例６ 第５嵌に示す組成のパーｉネントウエーデ処理用消臭Φ
脱臭剤組成物を調製し、その消臭効果を検討し九。この
結果を第４表に示す０ 組成： 第　　３　　表 試験方法： 重さ１０ｇ、長さ２０ｃｍの人毛毛束４束を用い、これ
を下記パーマネントウェーブ第１剤１００５ｇ中に１５
分間浸透しパーマネント処理を施した。

次いで毛束４束をとりだし、軽くしぼった後消臭・脱臭
剤組成物を５１１ｔ塗布し、その消臭効果を１０名の専
門パネルが官能評価した。

なお、対照として、消臭・脱臭剤組成物を使用せず、流
水で１０秒間水洗した毛束もその消臭効果を判定した０ （パー賃ネントウエープ第１剤処方） 成　　分　　　　　　　　　　　重量％ｆ＃”）コール
酸アンモニウム　　　　　　７．０ｍｎｒム−２Ｎａ塩
　　　　　　　　０．５２８−　アンモニア水　　　　
　　　　　ｐ）１９．０に調整香　　料　　　　　　　
　　　　　　　　　微　量水　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　残　部結果： 実施例４ 第５ＩＮに示す組成のパーマネントウェーブ処理用消臭
・脱臭剤組成物を調製し、髪の長さ約２０備の女性３名
を被検者として実際にパーマネントウェ−デ処理をおこ
ない、発生する悪臭の消臭の脱臭効果について検討した
。

この結果を第６衣に示す。

組成： 試験方法： ロッドに巻かれた毛髪にチオグリコール酸アンモニウム
塩が主剤の市販パーマネントウェーブ第−剤８０−を塗
布し１５分間放置する〇次いで、 ■被検者ムは流水で１分間水洗、 ■　ｙ　　Ｂ　第５表の本発明品を３０ＩＩ塗布、■　
ｔｏ　　第５表の比較品を３０．ｆｌｉｌｌ布し、毛髪
のにお込を専門パネル５名にょシ評価し九〇 更に、パーｉネ／トウェーデ第二剤を１００ｍ塗布し、
１５分間放置後２分間水洗して毛髪のにおいを専門パネ
ルによシ評価した。

結果： 第　　６　　表

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　ケラチン物質の加水分解物を含有する消臭・脱臭
   剤組成物０