JPS5849478B2 - バケットクレ−ンの自動運転制御方法 - Google Patents

バケットクレ−ンの自動運転制御方法

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JPS5849478B2
JPS5849478B2 JP9155577A JP9155577A JPS5849478B2 JP S5849478 B2 JPS5849478 B2 JP S5849478B2 JP 9155577 A JP9155577 A JP 9155577A JP 9155577 A JP9155577 A JP 9155577A JP S5849478 B2 JPS5849478 B2 JP S5849478B2
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JP
Japan
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packet
height
control method
lowering
speed
Prior art date
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Expired
Application number
JP9155577A
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English (en)
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JPS5427156A (en
Inventor
哲郎 長谷川
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はパケットクレーンの自動運転制御方法に関す
る。
貯留ピット内に積載されている固形廃棄物、または堆積
されている土砂、砂礫などの物体を、パケットクレーン
によって所定箇所に運ぶ荷役作業において、物体を掴み
上げるためにパケットを巻下げる場合、従来は高速で巻
下げ、物体上に到着したことを吊り荷重の減少により検
出し、この検出にもとずきパケットの巻下げ動作を停止
させていた。
このため、パケットに大きな衝撃を与えることになりパ
ケットが損傷するおそれがあるし、また上記の検出から
完全停止までにある程度の時間がかかり、吊索の弛みが
大きくなるという問題があった。
そこで、パケットを低速で巻下げるということが考えら
れるが、それでは巻下げ時間が長くなり非能率となる。
このことは、パケットクレーンの自動運転において特に
重要である。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
パケット巻下げの初期においては高速運転し、物体に所
要距離近づいたときに巻下げ速度を減速し、もって合理
的にパケットの巻下げが行なえる制御方法を提供するも
のである。
第1図はこの発明の制御原理を示すものである。
この図において、堆積されている物体Sに対してある水
平方向Xを定め、この方向Xにそって間隔Lで区切り、
位置Xn,Xn+1,Xn千2等を決める。
そして、吊索2に吊下げられているパケット1によって
物体Sをまず位置X。
で掴み、これを所定箇所に運んだのち、次に位置xn+
1で掴むというように、パケット1による物体Sの掴み
順序を定める。
各位置xx,x は掴み位nj n+1 n+
2 置を、その添字n ,n+1 .n+2は掴み順序を、
間隔Lは掴み位置間の水平方向Xにそう間隔を表わして
いる。
いま、掴み位置xnにおける物体S上面のある基準に対
する高さをh。
とすれば、掴み位置Xn+1における物体S上面の上記
基準に対する高さhn+16よ)h −L゜tanα
〜hn+L−tanαn の範囲内にある。
ここで、αは物体Sの最大安息角である。
バケ゜ット1を各掴み位置まで巻下げるにさいし、パケ
ット1の巻下げ速度は、最初は高速とし、物体Sに上方
から所要距離まで近づいたときに低速とするようこれを
制御する。
この巻下げ速度の減速開始高さHは、掴み位置xn+1
の場合次式によって求められる。
H=hn+L−tanα+nb−(1) ここで−Hbは減速余裕距離であって、巻下げ速度が高
速から低速に移る過渡期間の巻下げ量を表わしており、
パケット1が減速開始高さHから距離Hbだけ下降した
ときには、パケット1の巻下げ速度はすでに低速になっ
ている。
第(1)式は、前回の掴み位置Xnにおける物体Sの高
さhnからから予測される掴み位置Xn+1における物
体Sの最犬の高さhn+L−tanαに、減速余裕距離
Hbを加えた高さHからパケット1の巻下げ速度を減速
させればよいことを意味している。
これにより、パケット1がhn+L−tanαの高さま
で下降したときには、パケット1の巻下げ速度はすでに
低速になっていることになる。
掴み位置xn+2における減速開始高さHもまた、掴み
位置Xn+1における物体Sの高さhn+1にもとすい
て求めることができる。
ここで、各位置Xn,Xo+1における物体Sの高さh
o,hn+1は、パケット1が物体S上面に現実に到着
した時点における吊索2の巻下げ量から公知の手段を用
いて検出することができる。
上記の方法によれば、必ず前回の掴み位置における物体
Sの現実の高さをもとにしているから、上記第(1)式
の演算を順次に行なっていっても、誤差が積算されてい
くことは全くない。
なお、第1図においては、物体Sの上面は位置x,から
位置Xn+2にいくほど高くなっているが、逆の場合で
あっても、低速巻下げ時間が若干長くなるだけであるか
ら支障はない。
以上のように、パケット1の巻下げ速度を高速から低速
に減速運転するにさいし、減速開始高さHは、前回の掴
み位置における物体Sの高さをもとにして第(1)式か
ら求めることができるから、初回の掴み位置における物
体Sの高ささえ予め測定しておけば、順次減速高さ位置
Hを算出して、パケット1の巻上電動機に減速指令を送
ることができる。
次に、第2図および第3図を参照して 計算機を用いて
パケットの巻下げ速度を自動制御する場合について説明
する。
第2図において、3は物体Sの貯留ピット、4はホッパ
であって、パケット1によって掴まれた物体Sはこのホ
ツパ4に投入される。
5はクレーン、6はクレーンに装備された横行装置で、
パケット1を吊索2により巻上げ、巻下げする奏上電動
機等を備えている。
7はクレーン制御装置、8は計算機で制御装置7を通し
てクレーンの自動運転を行なう。
計算機8から制御装置7にクレーン制御信号Aが送られ
る。
マタ横行装置6から計算機8へは、巻下げ量信号Bおよ
び吊り荷重信号Cが送られる。
計算機8には、予め掴み位置および順序、ならびに減速
開始高さの演算式(1)が記憶されている。
掴み位置はX1〜X5であり、X1からX5に向って順
次掴み動作が行なわれる。
また、初回の掴み位置における物体Sの高さは、ピット
3の壁に予め目盛を描いておき、これをオペレータが読
みとることなどの方法により知ることができる。
第3図を参照して、計算機8による自動運転は次の手順
で行なわれる。
(1)物体の高さhの初期値を記憶する。
オペレータによって入力された初回の掴み位置X1の物
体Sの高さを所定のエリアに記憶する。
(2)予め定められた掴み位置と順序とにしたがって掴
み位置を決定する。
これにもとすき、制御装置7を通して、横行装置6の移
動を開始させる。
(3)掴み位置へ停止させる。
横行装置6からは位置信号が計算機8に送られており、
横行装置6が上記(2)で決定された掴み位置に到達し
たとき、横行装置6を停止させる。
(4)初回か否かを判断する。
初回の場合には、物体の高さhの初期値と減速余裕距離
Hbとを加算する。
H−h+Hb 初回でない場合には、前回の掴み位置でのパケットの高
さhを用いて第(1)式の演算を行なう。
H=h+L−tanα+Hb (5)高速巻下げ指令を出す。
これにより、パケット1は高速で下降される。
(6)現在のパケットの高さが、減速開始高さHに等し
いか否かを判断する。
パケット1の高さは巻下げ量信号Bにもとすいて求めら
れる。
(7)低速巻下げ指令を出す。
パケット1の高さが減速開始高さHに等しくなったとき
には、巻下げ速度を減速させる。
(8)現在の吊り荷重が零となっているか否かを判断す
る。
パケット1が物体S上に到着するとバケット1の吊り荷
重が零となる。
吊り荷重は吊り荷重信号Cから求められる。
(9)パケットの高さを記憶する。
パケット1の吊り荷重が零となった場合のパケットの高
さは、その掴み位置における物体Sの高さhを示してい
るから、次回の減速開始高さHの算出のために、これを
記憶する。
パケット1の高さは、巻下げ量信号Bにより求められる
00)巻下げ停止指令を出す。
01)物体を掴みパケットを目的位置へ移動させる。
パケット1が物体1上に到着すると、制御装置7を通し
てパケット1の巻下げを停止させ、次にパケット1を作
動させて物体Sを掴み、こののち、パケット1を巻上げ
るとともに横行装置6を移動させて物体Sをホツパ4内
に投入させる。
(12)終りか否かを判断する。
動作終了でない場合には、上記(2)に戻る。
動作終了か否かの判断は、たとえは予め定められた所要
回数の掴み動作を行なったか否か、最終掴み位置X,で
掴み動作を行なったか否か、あるいは物体Sの高さ位置
が所要レベルまで下ったか否か等により判断される。
なお、掴み位置はX方尚のみならず、これに直交するY
方向も含めて定めることができるのは言うt!もない。
この場合にはクレーン5も移動させるようにすればよい
以上のように、この発明によれば、堆積されている物体
をパケットクレーンで掴み上げ所定箇所に運ぶ荷役作業
において、パケットを所要の掴み位置に巻下げるにさい
して、その巻下げ速度を最初は高速で、パケットが物体
に所要距離まで近づいたときには低速にするよう減速さ
せることができるから、従来のように高速のままパケッ
トを物体に衝突させてパケットの損傷を招いたり、ある
いはパケットの吊索の弛み量を大きくしたりすることな
く、さらに低速のみで運転する場合のように非能率とな
ることなく、きわめて合理的な運転制御が行なえる。
そして、減速開始高さは必ず前回の掴み位置の物体の高
さをもとにして算出するようにしているから、掴み動作
が順次行なわれていくにつれて{の誤差が大きくなるよ
うなことは全くなく、常に正確に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理を説明するための構成図、第2
図および第3図はこの発明を計算機を用いて実施した場
合を示し、第2図は構戒図、第3図は計算機の手順を示
す概略的なフローチャートである。 1・・・・・・パケット、S・・・・・・物体、X1・
・・X5yX,・・・X,−4−2・・・・・・掴み位
置、h ,ho, hn+1・・・・・・物体の高さ、
α・・・・・・最大安息角、Hb・・・・・・減速余裕
距離、−H・・・・・・減速開始高さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水平方向に移動自在でかつ昇降自在のパケットによ
    って、堆積されている物体を掴み上げ所定箇所に運ぶ荷
    役作業において、上記パケットを所要位置に巻下げるに
    さいしてその巻下げ速度を、上記パケットが上方から物
    体に所要距離まで近づいたときに減速させるよう制御す
    る方法であって、あらかじめパケットの水平方向の掴み
    位置と順序とを定めておき、前回の掴み高さに、物体の
    最大安息角により定まる前回の掴み高さとの最大レベル
    差と減速余裕距離とを加えた高さから、上記パケットを
    減速させることを特徴とするパケットクレーンの自動運
    転制御方法。
JP9155577A 1977-07-29 1977-07-29 バケットクレ−ンの自動運転制御方法 Expired JPS5849478B2 (ja)

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JPS5427156A JPS5427156A (en) 1979-03-01
JPS5849478B2 true JPS5849478B2 (ja) 1983-11-04

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JPS56139596U (ja) * 1980-03-21 1981-10-22
JPS57184091A (en) * 1981-05-06 1982-11-12 Tokyo Shibaura Electric Co Method of automatically operating crane
JP5978525B2 (ja) * 2012-12-12 2016-08-24 住友重機械搬送システム株式会社 グラブバケットの昇降制御装置、これを備えるアンローダ、及びグラブバケットの昇降制御方法

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