JPS5849285Y2 - 目地材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート、モルタル等の壁面或は床面等の
造成に使用される目地材に関する。

従来のこの種目地材は、コンクリート研粋に予め突起金
具を釘等により適当間隔で１列に取付けておき、該突起
金具へ長尺の目地材に形成した凹溝を嵌合させて取付け
するを一般とする。

而して、多数の突起金具を型枠に１直線に取付けする作
業は多くの時間と労力を要し、能率的でない不都合があ
った。

本考案は前記不都合の解消を図るをその目的としたもの
で、胴壁部１と１体に対向１対の側壁部２．２を突設し
て全体略コ字状断面を有する長尺の目地材本体３を形成
し、該胴壁部１の中間部に、該目地材本体３を型枠４へ
係着する釘５の打込部６を形成して成る。

該本体３は主と（−て硬質の合成樹脂材１ｆ４７ａによ
り構成せられ、側壁部２，２間に形成される凹溝８の内
面及び該側壁部２，２の先端部外面を軟質合成樹脂７ｂ
で構成するようにした。

９は胴壁部１内にその長さ方向に亘って形成した浸水防
止のための空胴部、１０は本体３がコンク’Ｊ−Ｍ１等
に埋設されたのち該本体３を抜止めするアンカーで、本
体３がコンクリート１１内等を接する背面１２の適当個
所に突出形成される。

図示のものでは胴壁部１の背面１２の中間部に１対のア
ンカー１０ａ、１０ｂを形成し、これらアンカー１０ａ
、１０ｂ間の間隔溝１３を釘５の打込部６となさしめた
。

釘５は該打込部６から胴壁部１を挿通して予め適当な間
隔で取付けして釦くようにしてもよい。

本考案目地材は型枠４に側壁部２，２の下面を当接させ
、打込部６から胴壁部１を通して釘５を打込んで型枠４
に固定したのちコンクリート１１を流し込んで固化させ
、型枠４の取外しに際してはコンクリート１１内に埋設
したアンカー１０により目地材本体３が係留され、釘５
だけが型枠４と共に抜は出すもので、本考案によるとき
は胴壁部１の中間部に釘５の打込部６を形成したので目
地材固定のための釘の本数を少なく出来、作業能率を向
上させ得ると共に側壁部２，２のバランス良く固定する
ことが出来る等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案目地材の実施例の斜視図、第２図はその
取付状態の断面図である。 １・・・胴壁部、２，２・・・側壁部、３・・・目地材
本体、４・・・型枠、５・・・釘、６・・・打込部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 空胴部９を有する胴壁部１と一体に対向する一対の側壁
   部２，２を突設して全体略コ字状断面を有する長尺の目
   地材本体３を形成し、該胴壁部１の中間部に、該目地材
   本体３を型枠４へ係着する釘５０打込部６を形成して成
   る目地材。