JPS5848890B2 - リツタイシヤシンヨウカンコウソザイノ レンゾクセイゾウホウホウ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、立体写真に使用する感光素材の連続的製造力
法に関するもので、特にレンチキュラーフイルム層を具
備する値接撮り可能に感光材料の連続的製造力法である
。

従来、レンチキュラーフイルムを使用する立体写真像の
作戊は、レンチキュラーフイルムを通して撮像した画偉
を予め顕像した後、該レンチキュラーフイルムを再び、
軸縁力向と一致させるように、重ねたり、貼合せたりし
て固定させて、立体写真像として観察する力法が用いら
れている。

然し乍ら、上記の如き方法は、写真顕像後の画像とレン
チキュラーフイルムの貼合せに際して位置のずれが生じ
易く、出来上りの立体画像の品質が均一に保ち難く、工
程が複雑となることから、製品のコストの上昇を伴ない
、収率も悪く、実用面に於いても多くの問題点を有して
いる。

本発明は、かかる欠点を解決することを目的と、して作
られた立体写真用感光素材、即ち、予め透明フイルムに
写真感光層を塗布し、更にその最外層にハレーション防
止層を設けた後、その透明フイルム面にレンチキュラー
フイルムを貼合せした感光素材（第３図にその断面図を
示す）を連続的に作成する力法を提供するものである。

かかる感光素材によって立体写真を作戒するには、その
第１の問題点として、上記複層感光層を有する感光素材
の作成にあり、本発明の連続的感光素材の作或によって
立体写真の作戒が、容易で且つ量産化が可能となり、品
質の均一性及び収率の向上が到威し得る。

本発明は、熱で軟化した感可塑性樹脂膜状物を、ウエツ
ブ又はシートの状態で連続的に供給し、冷却下に回転す
る成型ロール又は断続的に上下圧力の加ゆる平台の凹凸
面に圧接し、後にこの膜状物を該凹凸面から剥離しない
で、接着剤を塗布し乾燥後、圧胴によって感光材料とレ
ンチキュラーフイルムを連続的に貼合し、後に断裁する
工程からなることを特徴とするものである。

以下、本発明を実施例に従って説明する 第１図は、単板のレンチキュラーシ一トを感光素材に貼
合する工程を示す。

供給箱１にはレンチキュラーフイルムの素材となる熱可
塑性樹脂フイルム２、例えばジアセテートフイルムシ一
ト、アクリルシ一ト等を吸引ノズル３で吸引し、ガイド
ロール４に押入し、両端くわえ送りベルト４によって加
熱部５へ移送する。

加熱部５は１．５ＫＷの棒状の赤外線ヒータ６を３本並
列に配設してなる熱源と熱の散失を防止する反射板６′
と遮熱板５ｌとからなり、上記熱可塑性樹脂フイルム２
にレンチキュラーレンズの凹凸を或型するに充分な熱、
例えば上記の例で、ジアセテ−１・フイルムを使用する
場合は１８００Ｃに加熱する。

この加熱部５によって軟化された上記熱可塑性脂肪フイ
ルム２は直ちに戒型部９に移送される。

」二記戒型部９はレンチキュラーレンズを或型する凹凸
の表面を有する型７を表面に有し、内部に冷却水を通す
通路８を設けられた固定型台の上部ｆこはプレス９′が
存する。

前記ジアセテートフイルムを使用する場合の或型押圧は
４０ｋｇ／ｃｙｉＹが適当である。

凹凸７を賦型した熱可塑性樹脂フイルム２は戒型固定型
台から剥離することなく、成型プレス９′を上部に移動
し、接着剤１５の薄層をその表面に有する塗布ロール１
０を固定型台に平行に移動することにより、熱可塑性樹
脂フイルム２の威型部裏面に均一に接着剤が塗布される
。

後、該熱町堅性樹脂フイルムは固定型台から剥離され、
圧着ロール１３に移送する。

ここで用いられる接着剤は一般的には感圧性接着剤が好
ましく、接着剤塗布後、乾燥装置１１によって加熱乾燥
しても良い。

一力、立体像を再現する写真感光材料を塗布したウエツ
ブの感光性フイルム１４をガイド４により圧着ロール１
３に移送する。

本発明により作成される立体写真用感光素材にあっては
特に写真感光材料が従来の感光材料とは異なるものであ
ることに特徴を有しているものである。

即ち、本発明により作成される立体写真用感光素材を使
用して立体写真画像を作成することは、立体写真画像の
形成後Ｉこ於いてレンチキュラーフイルムを貼合せする
のではなく、予め透明フイルムに写真感光層を塗布し、
更（こ最外層ｌこハレーション防止層を設けた後、その
透明フイルム面にレンチキュラーフイルムを貼合せ、レ
ンチキュラーフイルム面を通して多重像を焼付け現像処
理後、そのまま立体像を観察出来るものである。

従って、本発明の感光材料はレンチキュラーフイルム及
び写真支持体フイルムを通して露光されるものであり、
通常の感光材料の如き、感光層面（こ直接露光される場
合と異なり、感光層の構成は逆に作威されている。

前記ウエツブ状の感光性フイルム１４は感光層が内側に
巻かれている。

ウエツブ状の感光性フイルムは圧着ロール１３に於いて
、レンチキュラーフイルムとは、回転する圧着ロール間
に於いて貼合される。

ここで感光性フイルムは遮光して取扱うことが必要条件
となり、感光材料の保管部、ガイド部分、貼合せ部分及
び仕上り製品保管受皿部分は光を遮蔽し安全光のもとで
乃至は完全な暗室下において作業は進められる。

貼合された感光素材はガイドローラ４によって保管受皿
１７の力向ｌこ移送され、カッター１５Ｉこよって適当
な大きさに断裁され、保管受皿１７に保持される。

第３図ｆコは、本発明で作られた立体写真用感光素材１
６の構或が示され、最上層（こレンチキュラーフイルム
１８があり接着剤２２を介してフイルム支持体１９があ
り、更にその下には感光乳剤層２０があり、最下層は抗
ハレーション２１が設けられている。

第２図は、ウエツブ状のレンチキュラー用フイルムを使
用し戒型ロール８を使用し、押圧ロール９１ζよって摺
合回転圧着力法により、レンチキュラーフイルム面にレ
ンチキュラーレンズを戒型し、戊型ロール８の凹凸面に
接触状態を保って接着剤塗布ロール１０（こよりレンチ
キュラー裏面に接着斉１｝を均一に塗布し、加熱乾燥工
程を経て、ウエツブ状の感光性フイルム１４の感光層裏
面のフイルム支持体面に貼合せる。

戒型ロール８を用い且つウエツブ状のレンチキュラーフ
イルムを用いる力法は、本発明の立体写真用感光素材の
連続的製造法に於いて、特に工程の迅速化と処理機械の
コンパクト化がはかれる。

本発明ｐコより作威される立体写真用感光素材から作ら
れた立体写真は、画像の連続性に優れ、ドビ現象のない
極めて良質な画像の再現が可能である。

【図面の簡単な説明】 図面は、本発明の実施例を示すもので、第１図、第２図
はその説明図、第３図は本発明の立体写真用感光素材の
一部拡大断面図を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 予め透明フイルムに写真感光増を塗布し、更にその
   最外層にハレーション防止層を設けた後、その透明フイ
   ルム面にレンチキュラーフイルムを貼り付けた感光素材
   でレンチキュラーフイルム面を通して多重像を焼付け写
   真現像処理後、そのまま立体画像を形成する立体写真用
   感光素材に於いて、（１）熱で軟化した熱可塑性樹脂膜
   状物を連続的に供給して、冷却下に回転する成型ロール
   又は千台の凹凸面に圧接する工程 （２）この脂状物を成型ロール又は千台に剥離しないで
   その圧接裏面に接着剤を塗布する工程（３）ハレーショ
   ン防止層を上面に感光層を下層に有する立体写真用フイ
   ルムを貼り合せる工程から成ることを特徴とする立体写
   真用感光素材の連続製造力法。