JPS5848821B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JPS5848821B2
JPS5848821B2 JP985877A JP985877A JPS5848821B2 JP S5848821 B2 JPS5848821 B2 JP S5848821B2 JP 985877 A JP985877 A JP 985877A JP 985877 A JP985877 A JP 985877A JP S5848821 B2 JPS5848821 B2 JP S5848821B2
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JP
Japan
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absorber
generator
path
refrigerant
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JP985877A
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JPS5395354A (en
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克己 鉾谷
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な回路構成になる吸収式冷凍機に係り、特
に吸収溶液中の冷媒を分離し得る逆浸透形分離器を溶液
系中に設けて発生器の溶液濃度を低下させることができ
、その結果発生器熱源に温度の低いものが適用可能で低
温排熱や太陽熱の利用を容易ならしめる如くした吸収式
冷凍機に関する。
廃熱をエネルギー源として冷熱を得ることができ、省エ
ネルギーをはかる上に極めて有効である観点から、吸収
式冷凍機の利用が近時益々推進される傾向にあるが、単
純効用の吸収式冷凍機を空気調和用に使用するとき[は
、一般に100℃以上の高温熱源しか利用出来ず、従っ
て低温廃熱や太陽熱等の利用が困難であることが問題と
されていた。
この100℃以上の高温熱源しか利用できない点につい
て第1図釦よび第3図により以下説明すれば、空気調和
用吸収式冷凍機は水を冷媒とし、jチウムブロマイド水
溶液を吸収液として、凝縮器1膨脹弁2釦よび蒸発器3
を冷媒系に発生器4、吸収器5釦よび熱交換器6を溶液
系に備えた基本構造であって、第1図々示の各ffA)
−{F5に釦ける溶液状態は第3図に示す溶液サイクル
線図上に示されるが、濃溶液の変化0→0に釦いてD点
が結晶線1よりも下に下がると熱交換器6の出口で結晶
を起す不都合が生じるために、吸収釦よび再生の正常な
作動を行わせるKは発生器4の熱源温度がC点の105
℃以上即ち110〜120℃程度必要とならざるを得な
いものである。
かかる問題があるために低温域廃熱や太陽熱の利用が省
エネルギーの観点から強く望寸れているにも拘わらず、
上述せる従来の吸収式冷凍機では100℃以下の低域を
なす前記各熱源の利用が困難であった。
本発明は太陽熱や低温域廃熱を熱源として利用すること
が可能であり、しかも空気調和用として十分な冷凍能力
を発揮し得る新規な吸収式冷凍機を提供すべく威された
ものであって、特に吸収器と発生器を連絡する溶液系に
逆浸透膜形分離器を介設することによって、吸収器に必
要な溶液よりも濃度の低い溶液を発生器に訃いて使用で
き、かくして発生器熱源温度を80℃〜90tJで低下
させて運転可能となした構成を特徴とする。
本発明を添付図面に示す具体的実施例を参照1,つつ以
下詳細に説明すれば、第2図に示す吸収式冷凍機は凝縮
器1、膨脹弁2釦よび蒸発器3を冷媒系に、かつ、発生
器4、吸収器5、熱交換器6釦よび分離器7を溶液系に
夫々備えて釦り、第2図は構造を原理的に示しているの
で具体的な装置形態は示していないが、例えば高圧側と
なる凝縮器1と発生器4とを単胴体内に上下の配置とな
してオとめる一方、低圧側となる吸収器5と蒸発器3と
を同様に単胴体内に上下の配置となして寸とめている。
凝縮器1は冷却水コイル9を内蔵して有しかつ、その内
底液相部は膨脹弁2と冷媒ポンプ23を直列に介した液
管によって、蒸発器3内上部に設けたスプレーノズルと
連絡させてかリ、凝縮器1内で液化した冷媒を減圧した
後、蒸発器3の底部に溜っている冷媒とともに、前記ス
プレーノズルから蒸発器3内の冷水管々束表面に散布さ
せるようになっている。
一方、凝縮器1の下部に配設した発生器4は高温水が循
環流通する加熱用裸管コイル11が内蔵され、上方部の
蒸気相は凝縮器1の上方蒸気相部と連通し−、かつ下方
部の濃溶液相を溶液ボンプ17が介された配管によって
熱交換器6の一方の通路と連絡し7ている。
この発生器4の作用については、前記熱交換器6の他方
の通路を通って暖められた稀溶液を裸管コイル11で加
熱して稀溶液中の冷媚*を蒸発させることにより溶液の
再生を行うと同時に、水蒸気を凝縮器1に送って冷却水
コイル9Kより凝縮させるようになってかり、さらに再
生された濃溶液を熱交換器6の一方の通路に送り、ここ
で前記した稀溶液と熱交換を行わせるようになっている
蒸発器3は冷房負荷側に連続供給するための冷水を流通
させる裸管によるコイル10を前記スプレーノズルの直
下部に内蔵して有すると共に、液相部を前記冷媒ポンプ
23の吸込側と連絡させ、かつ気相部を吸収器5の蒸気
相部と連通させている。
この蒸発器3は膨脹弁2を経た液化冷Mと底部にた1っ
ている液化冷媒(ホ)とを冷媒ポンプ23によって、上
部のスプレーノズルからコイル10の管束表面に散布す
ることにより、該コイル内の被冷却水から蒸発潜熱を奪
ってこれを冷却する一方、熱交換によって蒸発した冷媒
を吸収器5LIc送らせるようになっている。
蒸発器3の上部に配設した吸収器5ぱクーリングタワー
水等の冷却水を循環流通させる冷却水コイル12を内蔵
1〜でいて、さらに該コイルの上部にスプレーノズルを
横設して有している。
さらに吸収器5ぱ下部の溶液相部をエジエクター20の
吸上口ふ−よび吐出口を経て前記スプレーノズルと連絡
させている。
かかる構造と成した吸収器5は、蒸発器3から流入した
蒸発冷媒とスプレーノズルから噴霧された濃溶液とを混
和させて蒸発冷媒を濃溶液中に吸収させ、稀溶液として
下底部にためる一方、冷媒が液化するときに発生する凝
縮潜熱と濃溶液に吸収される際に発生する吸収熱は冷起
水コイル12内を流れている冷却水に与えられるように
なっている。
次に溶液系中に設けた分離器Tの構造について説明すれ
ば、容器13内を溶液中の吸収剤(リチウムプロマイド
)の透過可能な半透膜14を介在壁とした2経路15.
16に区切らせてなる基本構造を成し、高圧側経路15
を吸収器5の液相部と前記スプレーノズルとを連絡する
溶液管に対し並列回路となるように連絡して濃溶液送給
管に形成する一方、低圧側経路16を発生器4の液溶側
および熱交換器6の一方の経路とによって溶液循環経路
を形或している。
なふ−、前記高圧側経路15の流入口および流出口は、
タービンポンプ8のポンプ18釦よびタービン19を夫
々介して前記エジエクタ−20の吸上口側と圧入口側と
に連絡させて、高圧側経路15を低圧側経路16に比1
−て所定の差圧を保持するようにしている。
上述せる基本構造をなす分離器7の具体的構造例として
は、芳香族系樹脂を素材とした外径45μ、内径24μ
の中空状合成繊維糸の所定長からなる中空糸半透膜14
を、約100万本の単位で、各中空糸半透膜14が両糸
端を両側に揃わせるように引き揃えて集束すると共に、
この両糸端開口全部を片側毎に共通の各ヘツグーに対し
水密的に連通させ、さらに両ヘツダー間の中空糸半透膜
14の群を容器で水密的に囲繞させたものが挙げられる
そしてこの分離器Iは中空糸半透膜14の群の周囲に形
威された容器内空間を高圧側経路15に、−1た両ヘツ
ダーと中空糸半透膜14の群とによって形成された通路
を低圧側経路16K夫々利用するのである。
此の場合の両経路15.16間の圧力差は前記半透膜1
4の浸透圧以上の植例えば20〜30k〆dG程度が適
当とされる。
第2図中21は減圧作用を有する電磁弁であり、発生器
4内に設けた液位検知器22の指令によって発生器4内
液量が多くなると開かせて、発生器4内の濃溶液の量を
調節させるためのものである。
次に上記せる第2図々示装置の作動について説明する。
吸収器5内の稀溶液(リチウムブロマイド濃度61%)
はイに至って一部がエジエクタ−20の吸上口に至り、
残りはポンプ18で加圧された後、分離器7の高圧側経
路15vCで含有冷媒即ち水を半透膜14を介して低圧
側経路IE)VC分離することにより濃縮され、濃度6
3多の溶液となってタービン19で減圧され口に送出さ
れる。
この圧力低下した濃溶液口はエジエクタ−20を通って
、前述せる一部の稀溶液イと混合した後、吸収器5内で
スプレーノズルからスプレーされ、冷却水で冷却されな
がら沓蒸気(冷媒)を吸収して稀釈されてイに至り、以
下同様な流通を循環的に威すのである。
一方、発生器4からは高温(77℃程度)の濃溶液が溶
液ポンプ17を経て熱交換器6に送られ、ここで発生器
4K返される溶液と熱交換して冷却された後ハに至り、
分離器7の低圧側経路16に釦いて分離された水と混合
し稀釈されて、濃度が55〜53%程度の稀溶液となり
、分離器7を出て二を通過後、熱交換器6V?c至って
加熱された後ホに至り、発生器4に戻って加熱されるこ
とにより冷媒蒸気即ち水蒸気を発生して濃縮されへに至
る。
この濃縮された溶液は溶液ポンプ17によって熱交換器
6に至り、以下サイクルを繰り返すのである。
以上説明した溶液サイクルに対して、冷媒側について説
明すれば、発生器4で生じた水蒸気は凝縮器1I/2:
至りクーリングタワー水等の冷却水と熱交換を行って冷
却され凝縮した後、膨脹弁2を経て蒸発器3K至り、負
荷側と熱交換させる冷水を5〜10℃程度に冷却すると
共に蒸発して吸収器5K送られる。
この水蒸気は吸収器5内で前記スプレーノズルからスプ
レーされた濃溶液に吸収される。
かぐして冷水コイル10からは5〜10℃の冷水が連続
的に得られて、空調負荷を適温に冷却することができる
上述せる冷凍運転VC釦いて溶液系VC釦ける各部イ〜
への溶液状態は第3図の実線サイクル線図に示した通り
であって、発生器4のコイル11内に送らせる高温水は
80〜90℃程度の温度を有していれば十分加熱の用に
供し得るものであり、しかも溶液濃度が55〜53%と
低いために溶液結晶が生ずる訃それは全くない。
な釦、第2図に例示した装置は分離器7を熱交換器6と
吸収器5との間の溶液系に介設させているが、本発明は
この例に限定されるものではなく分離器7を発生器4と
熱交換器6との間の溶液系に介設させるようにしても同
様な効果が得られるのであって、かかる変型も捷た本発
明に包含される。
叙上の説明から明らかなように、本発明は吸収式冷凍機
に釦いて、容器13内が溶液中の吸収剤の透過可能な半
透膜14を介在壁とした2経路15.16に区切られて
なる分離器7を前記溶液系に付設して、一方の経路15
を、吸収器5の稀溶液を再び吸収器5VC送らせるため
の溶液管に形或し、かつ、他方の経路16を、発生器4
とで循環回路に形成せしめると共に、前者の一方の経路
15を後者の他方の経路16に比して前記半透膜の浸透
圧以上の圧力差に常時保持させ、かつ減圧部を介して吸
収器5に連絡させた構或としたから、吸収器5内の稀溶
液を分離器7によって濃縮!7た後吸収器5K送らせ、
一方分離器7に釦いて分離した冷媒を発生器4から出た
溶液と混合させて再び発生器4に戻すことができ、従っ
て、吸収器5[i−ける吸収溶液の濃度を下げることな
く、発生器4の溶液濃度を吸収器5の溶液濃度よりも低
く保持し得るので、発生器4の熱源温度を従来の吸収式
冷凍機に比して低温(100℃以下)としても冷媒蒸気
を効率的に発生させ得る効果を奏する。
かくして従来のこの種冷凍機では使用が困難とされてい
た低温廃熱や太陽熱を冷凍機用熱源として有効に利用す
ることが可能となり、省エネルギーを果す上に極めて有
用な吸収式冷凍機を提供し得るものであって斯界に益す
る処多犬な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吸収式冷凍機の装置回路図、第2図は本
発明吸収式冷凍機の1例の装置回路図、第3図は前記両
図に示す各冷凍機の特性比較線図である。 1・・・・・・凝縮器、2・・・・・・膨脹弁、3・・
・・・・蒸発器、4・・・・・・発生器、5・・・・・
・吸収器、7・・・・・・分離器、14・・・・・・半
透膜、15・・・・・・一方の高圧側経路、16・・・
・・・他方の低圧側経路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 凝縮器1、膨脹弁2釦よび蒸発器3を冷媒系に、発
    生器4釦よび吸収器5を溶液系に夫々備えた吸収式冷凍
    機に釦いて、容器13内が溶液中の吸収剤の透過可能な
    半透膜14を介在壁とした2経路15.16に区切られ
    てなる分離器7を前記溶液系に付設して、一方の経路1
    5を、吸収器5の稀溶液を再び吸収器5に送らせるため
    の溶液管に形成し、かつ、他方の経路16を、発生器4
    とで循環回路に形成せしめると共に、前者の一方の経路
    15を後者の他方の経路16K比して前記半透膜の浸透
    圧以上の圧力差に常時保持させ、かつ減圧部を介して吸
    収器5に連絡させたことを特徴とする吸収式冷凍機。
JP985877A 1977-01-31 1977-01-31 吸収式冷凍機 Expired JPS5848821B2 (ja)

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