JPS5848651A - フツ素樹脂被覆用アルミニウム合金板 - Google Patents
フツ素樹脂被覆用アルミニウム合金板Info
- Publication number
- JPS5848651A JPS5848651A JP15734282A JP15734282A JPS5848651A JP S5848651 A JPS5848651 A JP S5848651A JP 15734282 A JP15734282 A JP 15734282A JP 15734282 A JP15734282 A JP 15734282A JP S5848651 A JPS5848651 A JP S5848651A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy plate
- aluminum alloy
- fluororesin
- mechanical properties
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はフッ素樹脂を塗布して焼付けるためのフッ素樹
脂被覆用アルミニウム合金板に関する。
脂被覆用アルミニウム合金板に関する。
表面にフッ素樹脂を被覆した容器状物、例えば炊飯器の
内鍋は従来よル次のようにして形成していた。即ち、ア
ルミニウム合金板に化学エツチングを施して表面に微細
な凹凸を形成し、該エツチング面に酸化被膜を形成し、
その後フッ素樹脂を塗布して焼付け、然る後例えば絞シ
加工により所定の形状に仕上げるものである。
内鍋は従来よル次のようにして形成していた。即ち、ア
ルミニウム合金板に化学エツチングを施して表面に微細
な凹凸を形成し、該エツチング面に酸化被膜を形成し、
その後フッ素樹脂を塗布して焼付け、然る後例えば絞シ
加工により所定の形状に仕上げるものである。
しかしながら、従来のアルミニウム合金板では化学エツ
チングによシエッチング面に適正な粗さが得られ、ず、
フッ素樹脂被膜の密着性が悪いという問題があった。
チングによシエッチング面に適正な粗さが得られ、ず、
フッ素樹脂被膜の密着性が悪いという問題があった。
従って、本発明の目的は、化学エツチングによりエツチ
ング面に適正な粗さを得ることができてフッ素樹脂被膜
の密着性に優れたフッ素樹脂被覆用アルミニウム合金板
を提供するにある。
ング面に適正な粗さを得ることができてフッ素樹脂被膜
の密着性に優れたフッ素樹脂被覆用アルミニウム合金板
を提供するにある。
、本発明は、マンガン０．１〜０．１９−及びマグネシ
ウム１．２〜２．０９１を含有せしめることによってエ
ツチング性を改善するところに特徴を有する。
ウム１．２〜２．０９１を含有せしめることによってエ
ツチング性を改善するところに特徴を有する。
本発明者らは実験研究の結果、アルミニウム合金板のエ
ツチング性が添加合金元素のうちマンガン及びマグネシ
ウムの含有量によシ影響されることを究明した。即ち、
マンガンが０．１ｎ以下で且つマグネシウムが１．２−
以下である場合には、化学エツチングを施した後のアル
ミニウム合金板の表面にはエツチングによる凹凸の発生
源が少なくまた十分な粗さが得られず、従ってフッ素樹
脂被膜の密着性が不足するという問題を生ずるものであ
った。更に、本発明者らはマンガン及びマグネシウムの
含有量によシ、アルミニウム合金板の耐蝕性及び機械的
性質が影響を受けることも併せて究明した。即ち、マン
ガンが０．１９−以上で且つマグネシウムが２．０ｓ以
上である場合には、エツチング面の凹凸は十分な粗さに
なるものの、アルミニウム合金板としての耐蝕性が劣化
するため、万一酸化被膜に傷が付いてアルミニウム合金
板の地が露出した場合には腐蝕され易いという問題を生
じ、また機械的性質も劣化するため、特に絞り加工時に
亀裂やしわが生じ易くなるという問題を生ずるものであ
った。そこで、マンガン０．１〜へ１９−及びマグネシ
ウム１．２〜２．０−を含有せしめることによ如、表面
に適当な粗さの凹凸が得られるエツチング性と優れた耐
蝕性及び実用上問題のない程度の機械的性質とが併せて
得られることを究明した。
ツチング性が添加合金元素のうちマンガン及びマグネシ
ウムの含有量によシ影響されることを究明した。即ち、
マンガンが０．１ｎ以下で且つマグネシウムが１．２−
以下である場合には、化学エツチングを施した後のアル
ミニウム合金板の表面にはエツチングによる凹凸の発生
源が少なくまた十分な粗さが得られず、従ってフッ素樹
脂被膜の密着性が不足するという問題を生ずるものであ
った。更に、本発明者らはマンガン及びマグネシウムの
含有量によシ、アルミニウム合金板の耐蝕性及び機械的
性質が影響を受けることも併せて究明した。即ち、マン
ガンが０．１９−以上で且つマグネシウムが２．０ｓ以
上である場合には、エツチング面の凹凸は十分な粗さに
なるものの、アルミニウム合金板としての耐蝕性が劣化
するため、万一酸化被膜に傷が付いてアルミニウム合金
板の地が露出した場合には腐蝕され易いという問題を生
じ、また機械的性質も劣化するため、特に絞り加工時に
亀裂やしわが生じ易くなるという問題を生ずるものであ
った。そこで、マンガン０．１〜へ１９−及びマグネシ
ウム１．２〜２．０−を含有せしめることによ如、表面
に適当な粗さの凹凸が得られるエツチング性と優れた耐
蝕性及び実用上問題のない程度の機械的性質とが併せて
得られることを究明した。
以下本発明の一実施例を具体的に説明する。ｔず、本実
施例に係るアルミニウム合金板の成分は次表の通りであ
る。
施例に係るアルミニウム合金板の成分は次表の通りであ
る。
而して、上記成分のアルミニウム合金板を例えば５〜１
０−の塩酸中に！潰して化学エツチングを施したところ
、表面に均一な凹凸を有するエツチング面が形成され、
エツチングピットの曲率最大ｌｌＲｍ ＩＬ Ｘは２５
〜５０μで適正な粗さが得られ、またエツチングの際に
生じ易いスマット（酸化物）の発生も少なかった。これ
によシ、該エツチング面へのフッ素樹脂被膜の密着性が
良好となつ九。
０−の塩酸中に！潰して化学エツチングを施したところ
、表面に均一な凹凸を有するエツチング面が形成され、
エツチングピットの曲率最大ｌｌＲｍ ＩＬ Ｘは２５
〜５０μで適正な粗さが得られ、またエツチングの際に
生じ易いスマット（酸化物）の発生も少なかった。これ
によシ、該エツチング面へのフッ素樹脂被膜の密着性が
良好となつ九。
また、アルミニウム合金板を５−食塩水に浸漬して腐蝕
電位を測定したところ、従来のものが−７５０〜−７６
Ｑ ｍｖであるのに対し、本実施例のものは−７４０〜
−７４５ｍ？であって耐蝕性に優れていることが確認さ
れた。更には、この種のアルミニウム合金板はフッ素樹
脂加工後にブレス成彩をすることが多い関係上、その機
械的性質が重要であり、特に深絞シ加工によっても亀裂
等が生じないことが望まれる。そこで、本実施例に係る
アルミニウム合金板の機械的性質ｔ−測測定た。
電位を測定したところ、従来のものが−７５０〜−７６
Ｑ ｍｖであるのに対し、本実施例のものは−７４０〜
−７４５ｍ？であって耐蝕性に優れていることが確認さ
れた。更には、この種のアルミニウム合金板はフッ素樹
脂加工後にブレス成彩をすることが多い関係上、その機
械的性質が重要であり、特に深絞シ加工によっても亀裂
等が生じないことが望まれる。そこで、本実施例に係る
アルミニウム合金板の機械的性質ｔ−測測定た。
その結果、引張強さ：１５．５〜１８．５峻４−以上−
耐カニ５．５ＡＶ−以上、伸び：２０−以上及びエリク
セン（ｉ！ ： ？、 Ｏ■以上であった。これらは、
このアルミニウム合金板の機械的性質が集用１全く問題
のないことを示しておυ、例えば炊飯器の内鍋等の絞り
率の高い形状の容器状物を製作する場合でも亀裂やしわ
が生ずることなく加工し得るものである。
耐カニ５．５ＡＶ−以上、伸び：２０−以上及びエリク
セン（ｉ！ ： ？、 Ｏ■以上であった。これらは、
このアルミニウム合金板の機械的性質が集用１全く問題
のないことを示しておυ、例えば炊飯器の内鍋等の絞り
率の高い形状の容器状物を製作する場合でも亀裂やしわ
が生ずることなく加工し得るものである。
本発明は以上述べたように、マンガン０．１〜０゜１９
−及びマグネシウム１．２〜２．０−を含有せしめたと
ころに特徴を有し、この結果、化学エツチングによシ適
正な粗さのエツチング面が得られてフッ累樹脂の密着性
に優れ、しかも耐蝕性に優れるから万一酸化被膜に傷が
付いて地が露出するようになっても腐蝕を極力防止でき
、更には実用上十分な機械的性質を備えているから、例
えば深絞り加工により容器状に形成する場合でも亀裂や
しわが発生することを極力防止できるという効果を奏す
るフッ素樹脂被覆層アルミニウム合金板を提供できる。
−及びマグネシウム１．２〜２．０−を含有せしめたと
ころに特徴を有し、この結果、化学エツチングによシ適
正な粗さのエツチング面が得られてフッ累樹脂の密着性
に優れ、しかも耐蝕性に優れるから万一酸化被膜に傷が
付いて地が露出するようになっても腐蝕を極力防止でき
、更には実用上十分な機械的性質を備えているから、例
えば深絞り加工により容器状に形成する場合でも亀裂や
しわが発生することを極力防止できるという効果を奏す
るフッ素樹脂被覆層アルミニウム合金板を提供できる。
Claims (1)
- １、表面に化学エツチングｔ−施した後、該エツチング
面に酸化被膜を形成し、その後フッ素靭脂を塗布して焼
付けるものであって、マンガン０．１〜０．１９−及び
マグネシウム１．２〜２．０チを含有せしめたことを特
徴とするフッ素樹脂被覆用アルミニウム合金板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15734282A JPS5848651A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | フツ素樹脂被覆用アルミニウム合金板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15734282A JPS5848651A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | フツ素樹脂被覆用アルミニウム合金板 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2549880A Division JPS56121668A (en) | 1980-02-29 | 1980-02-29 | Formation of fluorine resin film |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5848651A true JPS5848651A (ja) | 1983-03-22 |
Family
ID=15647584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15734282A Pending JPS5848651A (ja) | 1982-09-09 | 1982-09-09 | フツ素樹脂被覆用アルミニウム合金板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5848651A (ja) |
-
1982
- 1982-09-09 JP JP15734282A patent/JPS5848651A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5773087A (en) | Coated article and method for producing same | |
| US2337424A (en) | Coating composition for metals | |
| JPS6013061A (ja) | クロム含有合金 | |
| US3773544A (en) | Fluorocarbon polymer coated substrate | |
| JPS586965A (ja) | 亜鉛−アルミニウム合金被覆鉄鋼製品 | |
| JPS60215792A (ja) | 高度に反射性のアルミニウム材料を製造するための陽極処理方法 | |
| JPS5848651A (ja) | フツ素樹脂被覆用アルミニウム合金板 | |
| KR930006297B1 (ko) | 불소수지 도장용 알루미늄 합금 | |
| JPS6360247A (ja) | 成形用チタン材 | |
| US1965683A (en) | Coating aluminum | |
| US4448475A (en) | Method and apparatus for treatment of tinned metal surfaces and treated tinned metal surface | |
| JPS6123793A (ja) | アルミニウムの表面処理方法 | |
| JPS60110879A (ja) | 缶蓋用アルミニウム合金板の表面処理法 | |
| JPS63169352A (ja) | 摩擦係数の高いＡｌ合金材 | |
| JP3369997B2 (ja) | 表面処理アルミニウム材、塗装アルミニウム材及びこれらの製造方法 | |
| US3211576A (en) | Process for coating ferrous material and material coated by such process | |
| JP2695259B2 (ja) | プレス成形性に優れた合金化溶融Ｚｎめっき鋼板 | |
| JPH03197693A (ja) | 缶用極薄Ｓｎめっき鋼板及びその製造方法 | |
| JPS61231177A (ja) | 潤滑性に優れた高耐食性着色表面処理鋼板 | |
| SU737098A1 (ru) | Паста дл литейных форм | |
| JPS6356062B2 (ja) | ||
| JP2919535B2 (ja) | フェザーリング性に優れた缶蓋用アルミニウム合金表面処理板 | |
| JPH0820888A (ja) | 光沢性と加工耐食性に優れた透明樹脂フイルム被覆め っき鋼板 | |
| JP2004154783A (ja) | 成形性に優れた塗装缶用金属帯の加工方法 | |
| JPH02158337A (ja) | オートベーカリーホッパー用弗素樹脂被覆アルミニウム板 |