JPH02158337A - オートベーカリーホッパー用弗素樹脂被覆アルミニウム板 - Google Patents

オートベーカリーホッパー用弗素樹脂被覆アルミニウム板

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JPH02158337A
JPH02158337A JP31241088A JP31241088A JPH02158337A JP H02158337 A JPH02158337 A JP H02158337A JP 31241088 A JP31241088 A JP 31241088A JP 31241088 A JP31241088 A JP 31241088A JP H02158337 A JPH02158337 A JP H02158337A
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JP
Japan
Prior art keywords
aluminum plate
hopper
fluororesin
resin
roughness
Prior art date
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Pending
Application number
JP31241088A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okazaki
博志 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、側面にパン材料こね用の張り出し部を持つオ
ートベーカリ−ホッパー用弗素樹脂被覆アルミニウム板
詳しくはその弗素樹脂の付着力を向上させたものに関す
るものである。
「従来の技術」 弗素樹脂例えば四弗化エチレン樹脂(以下PTFEと略
記)はすぐれた非粘着性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁
性等を持つプラスチックであり、この特徴を利用してP
TFEを被覆した金属成形加工物が家庭用厨房器あるい
は複写機用定着ローラ等工業用部品等に広く普及してき
ている。
ところでこのよう万邦素樹脂、例えばPTFE、四弗化
エチレン−六弗化プロピレン共重合樹脂は金属との接着
性が非常に悪い樹脂として知られており、金属等への接
着には独特の方法が採用されているが、基材金属への接
着方法は接着機構の逮いから化学的接着方法及び機械的
接着方法の二種に大別される。例えば前者としてプライ
マー法、後者としてエツチング法がある。即ち ■金属面をサンドブラスト等で粗面化した後金属面にプ
ライマーといわれる接着層を設け、さらにこの上に弗素
樹脂を被覆しプライマーを介して金属と樹脂を接着させ
る(プライマー法)。
■金属としてアルミニウムを用いる場合に表面を電気化
学的または化学的にエツチングしアルミニウム表面に微
細ガ凹凸を設け、この面に樹脂を被覆しいわゆるアンカ
ー効果によってアルミニウムと樹脂とを接着させる(エ
ツチング法)。
この両者を比較すれば後者のエツチング法の方が接着力
が大きくまた平板で加工した後、成形加工出来るという
特徴がある。
「発明が解決しようとする課題」 この様に従来の弗素樹脂の接着技術にはエツチング法が
あり、弗素樹脂被覆物の製品用途によりエツチングの度
合いを変え処理する事があるが、この時のアルミニウム
板の表面粗度は最大高さ5〜50μm、十点平均粗さ3
〜35μmである。
成形品は、アルミニウム板をエツチング処理し、弗素樹
脂を塗布・焼成し被覆板を得、これをプレス成形して得
ていたが、プレス成形品の形状あるいはプレス方法によ
り樹脂付着力が弱められ、例えばオートベーカリ−ホッ
パーの場合特にプレス成形で側面に張り出し部を設け、
この張り出し部によってパン材料をこねるタイプについ
ては張り出し部の弗素樹脂とアルミニウム板との付着力
が弱められ、長期の実使用において弗素樹脂が剥離する
という問題が発生した。
また、エツチング処理面の表面粗度が粗くなると極部的
に深いピットができ弗素樹脂被覆後この部分の樹脂厚が
他の部に比べ薄いためプレス成形後ピンホールが発生し
やすく、実使用の際その部分が腐食を受は樹脂のふくれ
(所謂グリスター)が発生し実用上問題となる。
上記に鑑み、本発明はこのような問題点を解決するため
開発されたものである。
「課題を解決するための手段」 即ち本発明は(第1.2図参照)、パンの材料をこねる
際に必要であり、その大きさが長さ(L)50〜100
 mm 、幅(W)か10−20 mm1深さ(D)が
2.0〜8.0mmの範囲にあり、この部分の板厚減少
率が15チ以上(板厚減少率とは次のように定義される
である張り出し部(2)をホッパー(1)側面に少々く
とも2つ以上持つオートベーカリ−ホッパー材に用いら
れる弗素樹脂被覆アルミニウム板において、弗素樹脂被
覆アルミニウム板の表面粗度が最大高さで15〜60μ
mで、十点平均粗さが10〜25μmである事を特徴と
するオートベーカリ−ホッパー用弗素樹脂被覆アルミニ
ウム板である。
々お第2図中(6)はアルミニウム、(4)は弗素樹脂
である。
上記に於いて、その実施態様として下記が含まれる。
■上記本発明に於いて、弗素樹脂の厚みが15μm〜3
5μmである事を特徴とするオートベーカリホッパー用
弗素樹脂被覆アルミニウム板。
■上記■に於いて、弗素樹脂が四弗化エチレン樹脂(P
TFE)である事を特徴とするオートベ力す−ホッパー
用弗素樹脂被覆アルミニクム板。
■上記■に於いて、弗素樹脂かテトラフルオロエチレン
パーフルオロアルキルビニルエーテルコボリマー(PF
A)である事を特徴とするオートベーカリ−ホッパー用
弗素樹脂被覆アルミニウム板。
以下に詳細に本発明を説明する。
本発明者は、アルミニウム板の前処理後の表面粗度(最
大高さ、十点平均粗さ)K着目、検討する事によって前
述の問題を解決しようと試みた。
従来技術のエツチング法でアルミニウム板を粗にした時
のアルミニウム板の表面粗度は最大高さで5〜50μm
1千点平均粗さで3〜35μmである。
この時、本明細書で示されている板厚減少率が15チ以
上の部分を有するプレス成形品の場合その部分の弗素樹
脂の付着力あるいは耐食性が板厚減少率15%未満のプ
レス成形品に比べて劣る事がある。
これを解決するために種々検討した結果最大高さで15
〜60μm1十点平均粗さで10〜25μmという範囲
に限定する事により板厚減少率が15チ以上の部分を有
するプレス成形品の弗素樹脂の付着力及び耐食性が実用
に耐える事を見い出した。
つまり従来のエツチング法でアルミニウム板を粗にした
時最大高さで5〜50μm1+点平均粗さで3〜65μ
mの表面粗度であるが、この時板厚減少率が15チ以上
である場合弗素樹脂の付着力が低下するものあるいは耐
食性が低下するものがあり、これを解決するため種々検
討した結果エツチングの表面粗度を調整する事により解
決出来る事を見い出した。
ガおこの種のオートベーカリ−ホッパーの張り出し5(
2)の大きさは長さ(L)−50−100mm、幅(W
) −10−20mm 1深さ(p) −2,0−8,
0mm。
又この部分の板厚減少率は15チ以上である(第1図参
照)。
「作用」 本発明者は、アルミニウム板の前処理後の表面粗度を最
適化すること罠より塗布・焼成した後のプレス成形で側
面に張り出し部を設けた場合に樹脂付着力が低下せず前
記問題を解決する事が出来た。
この効果が得られるのは、前処理後のアルミニウム板の
表面粗度が十点平均粗さで10μm以上の時である。前
処理後のアルミニウム板の表面粗度が十点平均粗さで2
5μmの範囲を越えるとプレス成形品の耐食性が十点平
均粗さが25μm以内のものに比べ低下するという問題
が発生する(ここでの耐食性は、実機にてパン焼きを3
00  回行なった後での弗素樹脂面の外観を目視で判
定した結果をいう)。
従って本発明が目的とする被覆板を得るには、前処理後
のアルミニウム板の表面粗度が、最大高さで15〜30
μm1十点平均粗さで10〜25μmの範囲忙限定する
事が必要である。ここでの表面粗度はJ I 5−B−
0601に定義されるものを示す。
「実施例」 以下に本発明の理解を助けるために実施例を示す(第1
図参照)。
サイズ1 、Omm t X 400 mm+1’の6
004系アルミニクム板(Mg −Mn合金)を用い次
のよう々試作を行にった。
まずこのアルミニウム板を塩化ナトリクム水溶液中で所
定の電気量(2Q、、2〜60 Q42)により表面処
理(電解エツチング)を行ないアルミニウム板表面に微
細々凹凸を形成させた。さらに5%硫酸中15Vで60
秒間陽極酸化処理を行ないエツチング面に硬質層を設け
た。
前処理後のアルミニウム板の表面粗度測定後この処理面
に四弗化エチレン樹脂水性分散液を約25μmの厚さに
々るよう塗布し200℃で10分間乾燥した後380℃
で20分間焼結し弗素樹脂被覆物を得た。
これらの弗素樹脂被覆アルミニウム板の樹脂付着力を基
盤目剥離試験で評価するとともに、パンこね用の張り出
し部(2)の形状が長さ(L)86ynm。
幅(W ) 20 m、m 1深さ(D)8mm であ
るオートヘーカリーホッパ−(1)(ホッパー寸法:x
=135mm、Y= 120mm1Z= 105mm 
)にプレス成形し、張り出し部の樹脂付着力を評価した
のち実根テストを行ガい張り出し部の樹脂の剥離性を調
査した。第1表に結果をまとめる。
(注) 1)基盤目剥離試験: 樹脂面にナイフで基盤目を100寸すけかきその上にセ
ロハンテープをはりつけ直ちにはがす。
この動作を20回繰り返しその時の樹脂残数で樹脂付着
力を評価する。
2)耐食性: 実機にてパン焼きを300回行なった時の樹脂面の外観
で判定する。
○・・・異常なし、 △・・・一部ふくれ発生、 ×・・・全面にふくれ発生 次に実根テストの結果を示す。
〔テスト方法〕
オートベーカリ−ホッパーを実機に取り付け、パン材料
(粉末)及び水180 ccを入れパン材料のこね試験
を行ない張り出し部の樹脂の剥離性を評価する。結果を
第2表に示す。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、前処理後のアルミニウム
板の表面粗度を最大高さて15〜30μm、十点平均粗
さで10〜25μmの範囲に調整する事により樹脂付着
力が改善され向上するので、パン材料をこねる為に側面
に張り出し部を持つオートベーカリ−ホッパー用アルミ
ニウム板に用いると非常に効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオートベーカリ−ホッパーの説明図で
、図(a)は平面図、図(b)は図(a)のA −A’
断面図、図(c)は図(a)のB −B’断面図、図(
d)は張り出し部の幅及び深さの寸法詳細図を、第2図
は本発明に用いる弗素樹脂被覆アルミニウム板の断面図
を大々例示している。 (1)・・・オートベーカリ−ホッパー、−(2)・・
・張り出し部、(3)・・・アルミニウム、(4)・・
・弗素樹脂入 m←

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パンの材料をこねる際に必要であり、その大きさ
    が長さ50〜100mm、幅が10〜20mm、深さが
    2.0〜8.0mmの範囲にあり、この部分の板厚減少
    率が15%以上(板厚減少率とは次のように定義される
    。 板厚減少率(%)=[(元板の厚み)−(この部分の板
    厚)/(元板の厚み)]×100) である張り出し部をホッパー側面に少なくとも2つ以上
    持つオートベーカリーホッパー材に用いられる弗素樹脂
    被覆アルミニウム板において、弗素樹脂被覆アルミニウ
    ム板の表面粗度が最大高さで15〜30μmで十点平均
    粗さが10〜25μmであることを特徴とするオートベ
    ーカリーホッパー用弗素樹脂被覆アルミニウム板。
JP31241088A 1988-12-11 1988-12-11 オートベーカリーホッパー用弗素樹脂被覆アルミニウム板 Pending JPH02158337A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100778184B1 (ko) * 2000-03-03 2007-11-22 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 가루약 포장장치의 가루약 접촉부재 및 그 제조방법
JP2021017517A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 スターライト工業株式会社 非粘着性表面を有する非粘着塗膜、該非粘着塗膜が形成された基材及び非粘着塗膜の製造方法

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