JPS5847874A - リブ付薄肉中型パネル造タレ壁及び腰壁の改良構法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リプ付薄肉中型パネル造タレ壁及び腰壁の改
良構法に関するも、のである。　“従来のリプ付薄肉中
型パネル造の量産住宅においては、耐ガ壁と耐力壁の間
を、リプ付薄肉中型パネル造のタレ壁及び腰壁によって
連結している。

、従来のタレ壁及び腰壁の構造を説明 するものである。同図において、符号１，２で示すもの
は左右の耐力壁である。これら耐力壁１，２０間の上方
はタレ壁乙によって直結され、また下方は腰壁４によっ
て直結されている。

示すように長方形に形成 されており、左右の両端部にはボルト穴３ａが２個ずつ
開けられている。腰壁４も、はぼ同様の構造をなしてい
るので２図示は省略する。

このような構造を有するタレ壁６及び腰壁４は。

その左右の両端を耐力壁１，２に密接させた状態で配置
し、°ボルト穴３ａを利用して接合ボルト（図示してな
い）を貫通させ、左右の耐力壁１，２との間の接合を行
なっている゛。　　　　　　　　　・ところが、このよ
うな構造を採用すると、タレ壁及び腰壁に接する耐力壁
が外力を受けた場合。

破壊性状が曲げ降伏−でなく、せんグん破壊型となる。

例えば、地震時など、においては、有害な亀裂を発生し
９局部的な耐力壁の破壊を招き、しいては建物全体の耐
震性能を著しく損なう結果になる。

すなわち、第１図において、符号９及び１０で示すよう
に、タレ壁己及び耐力壁２の上方に引張割裂亀裂が発生
し、また耐力壁側にはタレ壁３の曲げ戻し亀裂７やせん
だん亀裂８が発生する。

本発明は９以上のような従来の欠点を改良するためにな
されたものである。タレ壁及び腰壁付き耐力壁の壁面が
地震力などの水平力を受けた場合に、耐力壁及びタレ壁
ならびに腰壁に有害な亀裂が発生しないｉうに′した。

ロフプ付薄肉中型パネル造タレ壁及び腰壁の改良構法を
提供することを目□　　的としている。　　　　　　　
　　　　　　。

本発明においては、上記の目的を達成するために、タレ
壁及び腰壁と耐力壁との接合部に所定の幅のすき間を設
けて相互に連結する構法を採用した。

以下２図面に示す実施例にもとづいて９本発明の構法を
詳細に説明する。

第６図は２本発明構法の一実施例を説明するものである
。図中第１図及び第２図と同一部分には同一符号を付し
である。

力壁１，２との間に所定のすき間１１を設け、ボルト１
２によって連結している。このすき間１１の幅ａは、タ
レ壁３の高さを１とすると、　　ａ　）　１／１００と
なるように保たれている。

このように、タレ壁３及び腰壁２と耐力壁１，２との間
にそれぞれの部材の高さ０．１／１ｏｏ以上の幅のすき
間を設けて接合する構法を採用しているため、各部材は
、水平力を受けて変型する場合。

引張りや圧縮の作用する部分がボルト１２の部分　゛の
みであり、タレ壁や腰壁と耐力壁の間の直接接触する部
分はなく、また本発明者の実験によれば。

部材の限界変型角である１／１００程度まで耐力壁１，
２には有害な亀裂が生じる゛ことはなく、優れた耐震性
能を発−することができた・ 第４図は９本発明の他の実施例を説明するもの樹脂発泡
体、あるいはボルト１２の部分にスプリ、ングワッシャ
ーｉを挿入した構成が示されている。

このように、すき間１１内にクッション材を充填すると
、第３図に示した実施例と同様な効果が期待できる他に
、空間を埋めるーことによって外部からの雨水や音を遮
断することができ、裏詰めすることによって外部防水処
理を楽にすることができる。　　・ 第５図は９本発明構法のもう１つの実施例を説明するも
のである。本実施例では、タレ壁３及び腰壁４０両側縁
部の適尚な位置において、左右の両側に耐力壁１．２に
接触する接触部１６を形成し。

この部分に接合ボトル１２が貫通するボルト穴３ａがあ
けられている◇そして、この接触部１３の上下には、タ
レ壁３及び腰壁４０両端の幅を狭くすることにより、す
き間１１が形成されている。このすき間１１の幅ａは前
述した実施例と同様に：タレ壁３及び腰壁４の高さの１
／１ｏｏ以上である。　　　　　　　　　　　　− 第６図ないし第８図は２本発明の他の実施例を説明する
もやである。本実施例では、タレ壁３及け、この接触部
１４をはさんで上下に凹部１５を上下端に至るまで連続
して形成しである。そして。

凹部１５の両側にも平担部１４に連続す仝幅の狭い、平
担部１４ａが形成・されている二そして、この平担部１
４にボルト穴３ａ（または５ａ）が形成　　。

されている。さらに２幅の狭い平担部１４ａの外側には
、一段低くなった段部１６，１６が形成されている。

本実施例は２以上のように構成されているため。

左右の耐力壁１．２と接触する部分は平担部１４と幅の
狭い平担部１４ａのみであり、水平方向の力を受けた時
、最も大きく加重の加わるタレ壁３及び腰壁４の上下近
傍の側線は、狭い平担部１４ａのみで接している。従っ
て、大きな外力が加わった場合に、まず幅の狭い平担部
１４ａの部分が破壊゛される。その破壊によって゛外力
を吸収することができ、タレ壁３による耐力壁１．およ
び２に局部応力が加わるのを防止できる。

なお、耐力壁と接触する平担部１４．１４ａをタレ壁３
、及び腰壁４自身の材質とは異なった弱い材質を使用す
れば、平年部の破壊はさらに早く生じ、その破壊によっ
て耐力壁１，２の破壊を防止することができる。

第９図は９本発明のさらに他の実施例を説明するもので
ある。本実施例では、タレ壁３及び腰壁４０両側縁の中
央部の上下方向に連通した状態で凹部１７を形成し、こ
の部分にボルト穴６ａを形成しである。そして、耐力壁
１，２側の端縁にボルトによって接合した後、その上下
をウレタン系等のシーリング剤１８を用いて封止する構
造を採用してもよい。

第１０図は２本発明の他の実施例を説明するものである
。タレ壁３と腰壁４と耐力壁１および２との接合状態の
組合せを各種示している。

すなわち、第１０図（Ａ）〜（Ｄ）に示すように、タレ
壁６と腰壁４と耐力壁１，２との接合部をすき間だけに
するものと、平担部同士にするものと、いずれか一方が
すき間で、他方が平担部とする場合の４組の組合せが考
えられる。このような組合せは、目的に応じて任意に行
なうことができ。

タレ壁及び腰壁、さらには耐力壁をも外力から守ること
ができる。

以上の説明から明゛らかなように２本胤明構法によれば
９、耐力壁間を連結するタレ壁及び腰壁と耐力壁の間に
すき間を設けるか、あるいは直結部の゛みを残してすき
間を設け、ポにトによって接合する構成を採用している
ため１．耐力壁とタレ壁及び゛腰壁が水平力を受けて変
型する場合、タレ壁及び腰壁の端部が耐力壁と接触する
ことを最小限にすることができ、この結果、耐力壁には
有害な亀裂を生ずることはなく２部材の限界変型角であ
る。

１／１００程度まで優れた耐震性能を発揮することが可
能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の構法を実施した場合の亀裂の発生状態
を示す正面図、第２図は、従来のタレ壁の正面図、第６
図は本発明の構法の一実施例を示す概略図、第４図は第
６図の一部拡大図、第５図は９本発明の他の実施例を示
す正面図、第６図は。 本発明のさらに他の実施例を示す側面図、第７図は、第
６図のＡ−Ａ線断面図、第８図は第７図のＢ−Ｂ線断面
拡大図、第９図は９本発明のさらに他の実施例を示す斜
視図及び縦断正面図、第１０図（Ａ）〜（Ｄ）は、それ
ぞれタレ壁及び腰壁の接合状態の組合せを示す説明図で
ある。 １．２・・・耐力壁、３・・・タレ壁、４・・・腰壁。 １１・・・すき間、１２・・・接合ボルト、１３・・・
接触部、１４．１４ａ・・・平担部、１５・・・凹部。 １８・・・シーリング材。 特許出願人　宇部興産株式会社 第１図 第２図 第３図 第５図 ａ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｄ第６図 第８図 第７図 第９図 第１０図 ＣＤ） 　　　４ ３６９−

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）耐力壁間１を直１結するタレ壁及び腰壁と耐力壁
   との間にすき間、を設けて接合ボルトによって接合した
   ことを特徴とするリプ付薄肉中型パネル造タレ壁及び腰
   壁の改良構法。
2. （２）すき間には９弾性部材を充填したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第（１）項記載のリブ付薄肉中型パネ
   ル造タレ壁及び腰壁の改良構法。
3. （３）タレ壁及び腰壁と耐力壁との直結部を残して上下
   にすき間を設け、この直結部を介して接合ボトルを設け
   たことを特徴とする特許請求の範囲　′第（１）項記載
   のリプ付薄肉中型パネル造タレ壁及び腰壁の改良構法。
4. （４）　　タレ壁及び腰壁と耐力壁との直結部に、外力
   によって破壊されやすい突起物を設けたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第（１）項記載のリブ付薄肉中型パネ
   ル造タレ壁及び腰壁の改良構法。